桐生一馬(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

桐生一馬(きりゅうかずま)とは、アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』シリーズに登場する主人公キャラクターの1人。関東最大極道組織、東城会の元組員にして東城会元四代目会長。別名「堂島の龍」と呼ばれ、その名は裏社会ではかなり知れ渡っており、生ける伝説として後世に語り継がれているほど。義理と人情に厚く、喧嘩の実力も作中最強格とされる。

2012年4月に遥がアイドルを目指すことを決意。しかし元東城会の極道という自身の経歴が遥のアイドルとしての道に支障をきたす可能性があるため、アサガオを離れた。その後は移住先である福岡の永洲街で荒れていたところで永洲タクシーの社長「中嶋洋太郎」に目をかけられて、タクシー運転手として働くことになるが自身の存在を隠すために「鈴木太一」という偽名を使うようになった。その後、12月に客として乗せた大吾が失踪したことを大吾の護衛である「森永悠」と「相沢聖人」から聞かされる。失踪した大吾を追ううちに山笠組組長の「斑目忠」から大吾自身が東城会と山笠組の戦争を回避するために五分の盃を提案したこと、己の意志で失踪したこと、そして会長代行の青山が東城会の裏切り者であることを知る。
真相を探っていくと、ある一派が東城会の幹部達を殺害することで名実ともに東城会を手に入れて近江連合に売る計画を立てていることが発覚。そこで桐生は神室町ヒルズにて近江連合の「勝矢直樹」が提案した黒幕を誘き寄せる策に乗り、冴島や近江連合の「渡瀬勝」らとともに潰し合いを演じる。その後は黒幕である近江連合七代目会長「黒澤翼」を誘き出すことに成功するも黒澤に脇腹を撃たれてしまい、助けに現れた大吾も黒澤の手下に撃たれてしまう。その後、秋山や元野球選手の「品田辰雄」との出会いや冴島の言葉に動かされて遥を守り、黒澤の野望を打ち砕くことを決意。決着後に遥の元に急ぐも激しい戦いのせいで傷が開いてしまい雪降るその道中で倒れてしまうが、駆け付けた遥の声を聴いて目を覚ましたところで物語の幕は閉じる。

『龍が如く6 命の詩。』

東城会と近江連合という全国の極道組織を巻き込んだ一大抗争で多大な重傷を負うが、遥に発見されたことで病院に搬送され一命を取り留める。その後は入院中にかつての経歴から東城会側の代表として警察に暴行障害及び器物損壊罪で逮捕されることとなってしまう。それでも子供達と幸せな暮らしを迎えるために2013年6月にそれまでの清算として自ら刑務所に収容される。3年半後の2016年12月に出所、アサガオに戻るがそこで子供達から遥の失踪を聞かされる。自身は遥を探して神室町まで赴き、そこで遥が事故にあったことや遥に「澤村ハルト」という息子がいることを知り、その謎を追うためハルトを連れて遥が失踪中したことされること広島の尾道仁涯町へと向かう。
桐生は広瀬一家の協力を得て遥のことを探しているうちに尾道の秘密を守ろうとする大道寺稔とその一派と敵対することになってしまう。桐生は遥たちを守るため、自身の死を偽装して一派のエージェントになった。

『龍が如く7 光と闇の行方』

2019年に東城会六代目会長の堂島大吾と八代目近江連合若頭の渡瀬勝による二大極道組織の解散作戦に助力する形で参加。組織解散に反対した者による暴動を抑止するために渡瀬によって雇われた。渡瀬の出所祝いの席での同時解散宣言による反乱騒ぎの中で、渡瀬に襲い掛かった反対派を殴り飛ばす形で姿を現した。この時同じく反対派鎮圧のために現場に呼ばれていた元荒川組組員の「春日一番」に対して活を入れ、反乱を鎮圧させた後に渡瀬たちとともに部屋から去っていった。

『龍が如く7外伝 名を消した男』

『龍が如く7 光と闇の行方』と同じ2019年、表向きには陽銘連合会による襲撃で死んだことになっているが、大道寺一派に属し、コードネーム「浄龍」として一派のエージェントになり活動していた。
ある任務で密輸した金塊を護衛する任務に就いていたが、金塊を乗せたトレーラーに随伴していたバンの襲撃に遭う。トレーラー内に金塊はなく、目出し帽で顔を隠した一派に襲われ、護衛に同行していた桐生の上司「花輪」と他エージェント達とともに撃退していったが、その戦闘で自身の素性がバレた可能性が高まる。日を改めてその襲撃犯特定のために異人町で調査を開始するが、襲撃犯の正体が八代目近江連合直参渡瀬組若頭「鶴野裕樹」の仕業であることを突き止める。
鶴野の狙いは、大解散に向けて桐生を仲間に引き入れることだった。鶴野は大道寺一派と取引して桐生の助力を得ることに成功。桐生は三代目「西谷誉」や獅子堂といった大解散に反対する者たちを倒して解散を手助けした。
騒動終結したあと寺に戻った桐生は報酬としてタブレット越しに沖縄にいるアサガオの子供たちが自身の墓参りに来ていることを知る。遥と4歳に成長したハルト、アサガオの子どもたちの近況を確認して涙を流した。

『龍が如く8』

『龍が如く7外伝』と『龍が如く8』の間に放射性廃棄物を管理する貯蔵庫で働いていた時に心筋梗塞を起こした同僚を助けるためにガスマスクが破損して放射能を浴びる事故にあう。しかしこれが癌に侵された直接的な原因かどうか不明。抗ガン治療を続けているものの、延命治療は拒否してエージェント活動を続けている。

『龍が如く7外伝』の事件の後、ハワイで指輪を置いて協会から去ろうとしたときに大道寺一派からの指令を受けて荒川真澄の妻である「茜」という人物を捜索する任務に戻ったところで、全裸姿で背中に龍魚の入れ墨が入った日本人がビーチに放り出され警察に捕まった後脱走したという情報をつかむ。それを追った先にいたのは二大極道組織解散にも加勢した春日一番だった。春日の話しを聞いて自身の探している人物が同じであると悟ると行動を共にするが、ハワイでの激戦続きで症状が悪化したためにハワイでの捜索は断念することになる。春日にこの件を強い思いで託し春日の仲間の一人で元看護士の「難波悠」の付き添いの元日本に帰国した。その後は難波の提案でエンディングノートを作成。
ハワイでの件で春日から連絡を貰い、桐生は日本の極道組織である横浜星龍会の若頭「海老名正孝」もこの件に関わっていると知る。

春日から事のすべてを聞いた桐生は、星龍会に話を聞くために現在星龍会の一員となっている元荒川組の若頭「沢城丈」に話を聞くために星龍会を訪れる。そこで沢城の提案で芝居に付き合い、星龍会の息がかかっていない春日のアパートで落ち合って海老名の素性と自身の目的について明かす。桐生は真相を確かめ、沢城の目的である第二次極道大解散達成のための加勢を頼むべく大吾達がひっそりと暮らしている漁村に訪れた。そこで真島、冴島、大吾と再会したが、協力を得ることはできなかった。
その後異人町に帰り、自身の身を犠牲に第二次大解散に助力することを決意。そこからしばらくして異人町のホームレスのたまり場で身を隠して茜と事件の中心にいるラニと言う少女を連れて日本に帰ってきた春日達と合流。星龍会を取り仕切る海老名から春日に連絡が来て、後日ミレニアムタワーで待っていると告げられる。仲間たちとひと時の安らかな時間を過ごした後、最後の戦いに向かう覚悟を決めると前髪を上げてオールバックにし、これまで常に身に着けていたグレースーツに身を包む。問題解決のためハワイに飛び立つ春日達を見送った後、自身も仲間たちと共にミレニアムタワーに向かう。道中、応援に駆け付けた真島、冴島、大吾の助けを借りて遂に極道を憎む海老名との最終決戦が勃発。激闘の末勝利を収めるが、全て終わらせるためには殺すしかないと発破をかけてくる海老名に極道達に罪滅ぼしのチャンスを与えてやってほしいと涙の訴えかけをし、体が限界を迎えた桐生は最後に全ての極道達の代わりに海老名に謝罪の言葉を伝え、意識を失う。

全ての騒動が終わった後、桐生は癌を治療するために放射線治療を始めており、そこで放射線技師に名前を聞かれた際にようやく「桐生一馬」と名乗り遂に長い堂島の龍の物語に終わりを迎える。

『龍が如く OF THE END』

2011年4月に謎の男から自身も幼少時代世話になった養護施設ヒマワリからの招待で沖縄を離れていた遥を誘拐したと脅迫の電話を受け、再び神室町に舞い戻る。神室町ではゾンビが大量発生しており、自衛隊が壁を設置して隔離作戦が実行されていると知らず、遥を誘拐された怒りで壁を東城会系の組員に頼んで破壊してもらい強引に隔離エリアに入る。その後は神室町に徘徊するゾンビ達を見て惨状を理解する。ゾンビは拳では倒せないと悟り、銃を手に化け物に代わってしまった神室町の住人達と戦うことを決意。かつて共に死線を潜り抜けた仲間達と再会していき、遥の所在地と誘拐した犯人である三代目郷龍会会長「二階堂哲雄」とその協力者であるDDがミレニアムタワー最上階にいると聞いてすべてのケジメを付けるべく、東城会と近江連合の大戦争で壮絶な戦いを繰り広げた龍司とともにミレニアムタワーに向かう。最後はDDによって巨大な化け物に変貌した二階堂と戦闘。死闘の末これを撃破する。事件終結後は遥と共に平和な日常に戻っていった。

桐生一馬の関連人物・キャラクター

錦山 彰(にしきやま あきら)

CV:中谷一博
東城会直系堂島組、風間組の元若衆。東城会直系錦山組組長。養護施設ヒマワリにいたころからの桐生の唯一無二の親友。一匹狼気質の桐生とは違い、出世術に長けて交友関係が広い。しかし桐生のような極道としての器やカリスマ性などがなく、周囲からは媚びへつらうだけの半端者としか見られていなかった。そんな桐生にはコンプレックスがあるが、堂島組長を射殺するまでは表立ってそれを見せることはなかった。桐生との絆は非常に強く、桐生が堂島組総動員で狙われている中でも決して見捨てようとはしなかった。桐生とは仲が良く、夜通しで街を遊び歩いたり服に無頓着な桐生にファッションのアドバイスをしたこともある。『0』では終盤、黒幕の渋沢を殺して一線を越えそうになっている桐生を既の所で止めに入り、もしものときは俺も一緒に超えてやると言って桐生を我に返らせた。『龍が如く』においては桐生が服役中に凄まじい出来事の数々で大きく変貌してかつての人情に篤い性格は消え去ってしまい、近寄りがたい不雰囲気を醸しだすようになっていた。それでも桐生や由美に対する思いは変わっておらず、最後には二人を庇って神宮の野望を阻止するために100億とともに爆発の中に消え去った。公式人気投票で7位。

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澤村 由美(さわむら ゆみ) / 澤村 美月(さわむら みつき)

CV:上坂都子(『1』)、坂本真綾(『極』)
養護施設ヒマワリで桐生と錦とともに育った女性、桐生達が東城会に入った後短大を卒業した後に独立して、神室町のセレナのホステスとして働く。ある日東城会の大幹部である堂島宗兵に目を付けられた彼女は拉致されて手籠めにされそうになっているところで錦が堂島組長を射殺したことで事なきを得たが、その時のショックで記憶を失って入院することになる。その後に失踪して風間の手引きで神宮京平と出会い、彼との間に遥を授かる。神宮には総理の娘との縁談があり、そのことを気にして籍を入れずにいたものの、この事実発覚を恐れた神宮から命を狙われることになる。そこで風間の手配で整形して美月という戸籍もらい、身を潜める。最終的に遥や桐生と再会して、神室町中の極道を惑わせた100億を爆破しようとするも神宮に見つかり、桐生と遥を庇って凶弾に倒れる。最後は長年伏せていた桐生に思いを伝えて息を引き取った。

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澤村 遥(さわむら はるか)

CV:釘宮理恵
『龍が如く』から登場している由美の娘であり桐生が自身の命より大切にしている存在。由美や桐生譲りの胆の据わった性格をしており、ヤクザの脅しにも屈しない性格をしている。基本的に白と赤の組み合わせの服装を好む。長年時間を共にしてきたことで桐生との信頼関係は篤く、桐生に臆せずおねだりしたり、目を合わせただけで意思疎通できるほどになっている。幼いころから神室町を出歩いているためソープランドやカジノに詳しい。『5』では主人公の一人となり、他のキャラと違ってチンピラやヤクザに絡まれることはない。その代わりに踊って得点を競うダンスバトルが用意されていたり、未成年のため飲酒はできないなど他のキャラとは違う特色になっている。公式人気投票17位。

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澤村由美(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

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澤村由美(さわむらゆみ)とは、『龍が如く』シリーズに登場するキャラクターで、主人公である桐生一馬や、錦山彰の幼馴染み。児童養護施設「ヒマワリ」で幼少期を過ごし、2人の妹的存在だった。神室町のバーで働いていた時に東城会の大幹部に拉致され、何とか救出されるもショックで記憶喪失となる。その後は自身の身を守るために整形し、「美月(みづき)」という名の戸籍を与えられた。 作中のメインヒロインの1人である澤村遥の実母でもある。

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趙天佑(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

趙天佑(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

趙天佑(ちょうてんゆう)とは『龍が如くシリーズ』の武闘派中国マフィア横浜流氓(ハンピンリューマン)の総帥である。常にへらへらした陽気で気さくな人物だが、伊勢佐木異人町を支配する「異人三」の一角・横浜流氓(ハンピンリューマン)の総帥に相応しい威圧感を持ち合わせる。一方で総帥就任には消極的だったようで、『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公の春日一番からは「部下の手前ボスらしく振舞っていただけに見える」と評される。

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ソンヒ(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ソンヒ(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ソンヒとは『龍が如くシリーズ』に登場する韓国系マフィア「コミジュル」の女総帥である。コミジュルは伊勢佐木異人町に流れ着いたジングォン派の残党であり、ソンヒはその「はぐれジングォン派」の母親に連れられて異人町にやってきた。そのような経歴を持つため、自分たちのようなはぐれ者に異人町という居場所をくれた民自党の幹事長・荻久保豊には強い忠誠を尽くしている。一方で異人町を守るためなら殺人すら辞さない冷酷さも持ち合わせる。

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ナンバ/難波悠(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ナンバ/難波悠(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ナンバ/難波悠(なんばゆう)とは『龍が如くシリーズ』に登場する元看護師のホームレスである。表向きはリアリストで、全てを諦めているかのようなセリフを吐くこともあるが、新人ホームレスの春日一番に路上生活のイロハを教えるなど、情に厚い人物。また頭が切れる人間でもあり、推理で一番をサポートすることもある。 実弟の秋葉正一が異人町の偽札作りを調査しているうちに音信不通になったことで、ナンバは異人町の公園に住み着いた。そして偽札を持っていた一番に同行して、弟の行方を探っていく。

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足立宏一(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

足立宏一(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

足立宏一(あだちこういち)は『龍が如くシリーズ』に登場する元神奈川県警刑事。上司にたてついたことで免許センター職員に左遷された過去を持ち、その復讐のため春日一番に協力を持ち掛ける。 警察官だけあって不正や罪を許さない正義感に溢れた人物であるが、酒や女に弱く、収入のほとんどを遊びに費やすなど、だらしない一面も存在する。初代主人公の桐生一馬の友人、伊達真は刑事時代の後輩で「まこっちゃん」と愛称で呼ぶ仲である。

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ハルト/澤村遥勇(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ハルト/澤村遥勇(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ

ハルト/澤村遥勇(さわむらはると)は『龍が如くシリーズ』に登場する澤村遥と宇佐美勇太の息子。遥が広島で出会った勇太と一夜を共にした際に身ごもった子どもであり、陽銘連合会直系舛添組系広瀬一家総長の広瀬徹に匿われる中で産まれた。ハルトは香港マフィア「祭汪会」のボスのビッグ・ロウの血を引いており、『龍が如く6 命の詩。』ではこの血筋が原因で命を狙われる。『6』の時点では赤ん坊だったが、以降のシリーズ作品では成長した姿を見せている。

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