キリト（ソードアート・オンライン）とは【徹底解説・考察まとめ】

デス・ガン事件解決後、シノンの過去を知ったキリトはトラウマを少しでも払拭しようとトラウマとなった事件の当事者の親子をエギルの喫茶店に招きシノンと対面させた。親子と対面させる前にシノンに対して自分の罪に対して向き合えるきっかけとして「シノン、君はずっと自分を責め続けてきた、自分を罰しようとしてきたそれが間違いだとは言わない。でも君には同時に自分が救った人のことを考える権利があるんだ、そう考えて自分自身を許す権利があるんだ」と説いた。この言葉は、事件調査の最中にデス・ガンの正体に感づいたキリトがSAOのトラウマを思い出し動揺していた際、GGOへダイブ中の身体データを監視していた安岐から受けた言葉を基にシノンに言い聞かせる形に言い換えた言葉である。（現実）

「うーん、どんな高速魔法も対物ライフルの弾丸よりは遅いからな」

マザーズ・ロザリオ編にて、アスナたちの行く手を阻むボス専門攻略ギルドの放った魔法を剣で相殺した際「うーん、どんな高速魔法も対物ライフルの弾丸よりは遅いからな」発した。
GGOにてシステム外スキルを使って弾丸を見切って死線を戦い抜いたキリトだからこそ言えるセリフではあるが、とにかく余裕ぶりがえげつないシーンとなっている。（ALO）

「禁忌がなんだ！それはアリスの命より大事なことなのか！」

果ての山脈にてダークテリトリーに侵入するという禁忌を侵してしまったアリス、その翌日には整合騎士が捕縛しに来た。アリスを救い出そうとユージオと共に立ち向かったキリトが整合騎士に対して「禁忌がなんだ！それはアリスの命より大事なことなのか！」と叫び問いかけた。この後ユージオはUWの住人全員にかけられている呪いで整合騎士に歯向かうことができず後悔することになる。キリトは現実から入ったのでその限りではなかった。（UW）

「この人は死んだら、消えてしまうんだ。100年以上も生きて、迷って、恋して、苦しんで…そんな魂を俺が消してしまうわけにはいかない」

整合騎士・ファナティオとキリト・ユージオの戦闘の結果、ファナティオを討伐。消え入るファナティオの命を前に敵対関係だったキリトは整合騎士ではなく人間としてのファナティオに対して同情し、「この人は死んだら、消えてしまうんだ。100年以上も生きて、迷って、恋して、苦しんで…そんな魂を俺が消してしまうわけにはいかない。 聞こえるか！誰でもいい！！まだいるんだろ、整合騎士！！仲間を助けに来いよ！司祭でも！修道士でも！誰か来てくれよ！頼むよ…誰か見てたら助けてくれ…」と叫ぶのだった。敵だったファナティオを哀れみ、救おうとする姿にキリトの人思いな一面がとても強く表れている。（UW）

「俺はキリト！剣士キリトだ！」

ガブリエルに何者かと問われた際、喪失状態から蘇ったばかりのキリトは「俺はキリト！剣士キリトだ！」と断言した。
喪失状態から復活したばかりのキリトは、ガブリエルの闇に飲み込まれそうになるがユージオに助けられこの発言をする。自身が何者か見失っていたキリトがアスナやユージオたちから再び気付かされた自身の存在を肯定する瞬間だった。（UW）

「いっそすべての記憶を消してもらえばよかった！ユージオと過ごした2年半の記憶を…」

200年分の加速フェーズを乗り越えたキリトとアスナはその200年分の記憶を消してもらった。ガブリエルとの戦闘から200年であるためユージオと過ごした時間の記憶は消されなかった辛い現実と向き合った際、涙ながらに「いっそすべての記憶を消してもらえばよかった！ユージオと過ごした2年半の記憶を…」とこぼした。キリトの悲しみ、辛さが画面越しでなおひしひしと伝わり、見ている側も涙する名シーンである。（現実）

キリトの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

キリトの旧姓「鳴坂」

これはラノベ版にて明記されているものの第3期までのアニメでは名言されていない。両親の存在は知っているものの知っているのは桐ケ谷夫婦を問いただして聞き出した交通事故にて亡くしたということのみで、それ以外は自身も大けがを負った交通事故が原因か全くと言っていいほど残っていない。アニメとラノベにてキリトの過去を描写することは基住ネットをみたときのシーンと星満天の夜空を見た際似た光景を見たことがあるという発言のみで後者はアリシゼーション編以降の話のためアニメなっていない上、鳴坂時代の記憶かどうかも不明。

自我喪失状態からの復帰

キリトがセントラル・カセドラルにて自我を喪失してから復活するまで明確な描写はなかった。だが、復活する直前の自我を取り戻すきっかけとなる精神体同士のやり取りはアニメでも放送された。キリト自身がSAO事件の渦中から経験した絶望・後悔・罪意識のすべてが傷心中のキリトにのしかかる。耐えかねたキリトは自身の手で心臓を抉り返していた、見ている側も痛みを感じるほどに痛みがひしひしと伝わる描写だった。キリトのSTLに接続されているアスナとリーファ、シノンのSTLから三人の想いが伝えられるがあと一歩のところで立ち止まる。復活断念のピンチの中、UW内に残っていたユージオの残留思念によって完全に復活への道が開かれた。同年代の親友の死が一番直近でありショックが大きかったのもあり、自身の力不足で失った親友の言葉がUW内では一番のカギとなった。

真偽不明のスキル「超感覚」

相手の殺気を感知するテクニックと察せられる部分もあるが、キリト自身鵜呑みにしていない与太話であり作中でも賛否両論の状態にある。そのスキルを体感したキリトは実際に何度か「殺気を感じた」という言葉でしか説明がつかない体験をし、時に命拾いしたことすらあったほどだ。仮説として「受け取る情報が増えることによる五感情報の微妙な処理落ち」などを立てユイに問うが、「そのような負荷で処理落ちするようなサーバーは漬物石にした方がいい」という辛辣な答えを返されてしまった。100％ありえないとは断言されていないため、真相は闇の中となっている。