ユイ（SAO）の徹底解説・考察まとめ

ユイの概要

ユイとは、『ソードアート・オンライン』の登場人物の一人である。アインクラッド22層で新婚生活を送っていたキリトとアスナが、森で彷徨っていたところを保護した少女である。当初は原因不明の記憶喪失の状態であり、彼女のカーソルが非表示だったことから、キリトもアスナもユイのことをNPCだと思っていた。しかしユイがキリトのことを「パパ」、アスナのことを「ママ」と呼び、慕ってくれたことから、2人は自分たちの娘として受け入れることにする。
その正体は、SAOでのプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能、その1号機である「Yui-MHCP001」だった。SAOがデスゲーム化したことでユイはプレイヤーに干渉することができなくなり、日々過酷なプレイヤーのメンタルをチェックし続けたことで、ユイの心も壊れていってしまったのだった。
自身の正体を思い出したユイはキリトとアスナを守ってモンスターを消し去ったことでカーディナルに検知され、エラーとして消去されることになる。しかしその結果を良しとしなかったキリトがユイのカーディナルからの切り離しとオブジェクト化を行い、アイテム《MHCP001》としてユイのプログラムを自身のナーヴギアのローカルメモリーに保存したのだった。
SAOクリア後、キリトがプレイヤーアカウントをALOに引き継いでアイテム《MHCP001》を起動させたことにより、ユイはナビゲーション・ピクシーの姿で復活することになる。

ソードアート・オンライン（SAO）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ソードアート・オンラインは、川原礫（かわはられき）が電撃文庫で連載中のライトノベル。およびそれを原作としたアニメ作品。VRMMORPG、ソードアート・オンライン（SAO）が発表された2022年。ユーザー達は仮想世界に埋没していくが、SAOの正体はゲーム内での死が現実になる命懸けのデスゲームだった。開発者の思惑によりログアウト不能となった世界で、主人公のキリトは現実世界に戻るべく、死闘を繰り広げる。

ユイのプロフィール・人物像

本名：MHCP001（コードネーム・ユイ）
誕生日：誕生日は8月1日（キリトとアスナが決めた）
髪：先端を切りそろえた黒髪のロング
キャラ種族：ナビゲーションピクシー

CV：伊藤かな恵

初登場は原作2巻の「朝露の少女」。アニメでは第11話。キリトとアスナがアインクラッド22層で新婚生活を送っていた際に、森の中でさ迷っていた所を見つけ保護した。その正体は、SAOプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能（AI）である。人工知能でありながら人間のような豊かな感情表現を見せており、知らない人間が見ればほぼ違和感を持たないレベルに成長している。世界最高のトップダウン型AIである。

ユイの来歴・活躍

「アインクラッド編」

ユイは自身を実体化した結果、記憶喪失の状態になっていた。そのままアインクラッド22層の森の中をさまよい続けていたが、新居近辺を散策していたキリトとアスナに発見され、保護される。優しい2人と疑似的な親子として暮らすうちに、3人は本当の親子のような絆で結ばれた。ある時、ダンジョンに同行したユイはダンジョン内に置かれていたGM用コンソールに触れたことで記憶を取り戻し、キリト達のピンチを救うためにボスモンスターをシステム権限で消去する。しかしその行為によってカーディナルシステムに検知されてしまい、ユイは消去されることになってしまう。その結果を良しとしなかったキリトが必死にコンソールを操作した結果、間一髪ユイのデータを自身のナーブギアに移動させることに成功。そしてユイは、アイテムとしてキリトのナーブギア内で眠りにつくことになったのだった。

「フェアリィ・ダンス編」

キリトがプレイヤーデータをALOに移行し、ユイをアイテムとして起動させたことにより、ユイはALO内にて3カ月の休眠から目覚めることになる。ALO内でのユイはプレイヤーをサポートする「ナビゲーション・ピクシー（小妖精）」の姿となり、実際にその権限をシステムから与えられることになる。以前のSAOのような管理者権限はなく、性能そのものは劣化している。しかし、周囲の情報検索や通常サイズへの変身などは可能。ALOでアスナを助けるために奮闘するキリトらと行動を共にし、キリトのサポートを行った。

その後はゲームの世界を飛び出し、本体をキリトのPCの中に移した。キリトが収入が入るたびにユイのPCのスペックアップを図ったり、現実世界でユイが自由に動けるように機械の研究をしたりしており、さらにユイもネット経由で情報を吸収しているため、どんどん成長を続けている。
ユイはキリトがPCの操作や起動を行わなくても自らの意思で起動して動くことができるため、状況に応じてキリトやアスナの端末に意識を飛ばし、ゲーム内外で高い能力を発揮して2人のサポートを行っている。

ユイの関連人物・キャラクター

キリト／桐ヶ谷 和人（きりがや かずと）

本名は桐ヶ谷和人。本作の主人公で、黒髪黒瞳の少年。SAOクリア当時は16歳だった。
幼少期に実の家族を亡くし、母親の妹である桐ヶ谷家に引き取られる。桐ヶ谷家の実子ではないことを知ってから他人と関わることを避けていた。その後、フルダイブ型VRMMORPGである「ソードアート・オンライン（SAO）」をプレイし後のSAO事件に巻き込まれることとなる。アインクラッド22層の森をさ迷っていたユイを助けてくれた人物であり、ユイは「パパ」と呼んで慕っている。

キリト／桐ヶ谷和人（SAO）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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キリトとは『ソードアート・オンライン』シリーズの主人公であり、諸悪の根源であるゲーム「ソードアート・オンライン」の生存者”SAO生還者（サバイバー）”。本名は桐ヶ谷和人（きりがやかずと）。ゲームを攻略する中で立ちはだかる壁を越え、出会いや別れを繰り返すことで1人の人間として成長していった。「ソードアート・オンライン」攻略後も様々なゲームや事件をきっかけに、たくさんの人との出会いと別れを繰り返し、より強い”人”として成長していく。

アスナ／結城 明日奈（ゆうき あすな）

総合電子機器メーカー「レクト」CEOの娘であり、母親は大学教授である。SAO事件前は両親の求めるまま文武両道超が付くほどの完璧超人として学校では距離をおかれ1人ぼっちでいた。
SAO事件の渦中ではキリトと結婚した過去があるほどにキリトを愛している。事件後もリアル・ゲーム問わずキリトやSAOで出会った友達と共に過ごし、ALO事件後にはれてキリトと恋人となる。基本的にゲーム内では細剣使いとして前衛を務め、SAOでは攻略組ギルド血盟騎士団の副団長の一面を持ち、ALOでは後方支援として魔法軸で戦闘をサポートする場面もあった。もともと母性本能が強いタイプだったため、森の中で保護した記憶喪失の少女が普通のプレイヤーではないことに気付きながらも、自身の娘として愛情をもって接した。ユイもアスナのことを「ママ」と呼んで慕っている。

アスナ／結城明日奈（SAO）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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アスナとは『ソードアート・オンライン』シリーズのメインヒロインであり、諸悪の根源であるゲーム「ソードアート・オンライン」の生存者”SAO生還者（サバイバー）”。本名は結城明日奈（ゆうきあすな）。運命の悪戯でデスゲームに巻き込まれた初心者だったが、ゲームの中で細剣使いとして覚醒。ギルド「血盟騎士団」の副団長を務め、最終的にはキリトとともにゲーム攻略を目指す。「ソードアート・オンライン」攻略後も現実世界のキリトの恋人となり、彼や仲間たちと共に様々なゲームや事件を乗り越えていく強い少女である。

ユイの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「私はずっと一緒にいたいです。パパ、ママ」

「私はずっと一緒にいたいです。パパ、ママ」とは、「アインクラッド編」でキリト、アスナに出会い、絆を深めていったユイが二人に伝えた言葉である。
最初は記憶喪失だったユイだったが、その正体はAIであり、感情はシステムに管理されたものだった。そのため、ユイは自分が流した涙ですら偽物だと思っていた。しかしキリトやアスナの優しさに触れたことで、自分の持つ感情や望みが本物であると気がついたのだ。これまではSAOのシステム管理AIでしかなかったユイが、初めて自分自身の本当の気持ちに気付く大切な名セリフである。

「今度はママがパパを探す番です！」

このセリフは、「アリシゼーション編」で行方不明になったキリトを探しているアスナに対してユイが伝えたセリフである。
キリトの居場所を探すアスナ達だったが、あと1歩のところで手がかりが失われてしまう。思わず挫けそうになるアスナ。そんなアスナに対して、ユイはALOでアスナを助けようと必死で戦っていたキリトの話をする。そして「今度はママがパパを探す番です！」と伝え、アスナを奮い立たせるのだった。ユイの成長が感じられる名セリフとなっている。