ゆるい、かわいい、癒され、泣かされる! 『きのこいぬ』大解剖

動物をテーマに扱ったほのぼの日常系漫画で癒されたい! という人へおすすめしたいのが「きのこいぬ」。癒され、ノスタルジックな思いに浸ることができ、なぜか泣かされる……? その魅力を探っていきましょう。

◆きのこいぬとは?

愛犬・はなこを亡くして傷心のほたる。庭に生えたピンクのきのこを見ていたら、もぞもぞと現れたのが「きのこいぬ」!
謎の生き物「きのこいぬ」が可愛いと大評判!
この不思議な生き物が、きっとあなたを癒してくれます♪

出典: www.comic-ryu.jp

「月刊COMICリュウ」掲載、蒼星きままによるハートウォーミングなマンガ作品。

現代を舞台にしたほのぼの日常系ストーリーでありながら、唐突に差し込まれる「きのこと犬がドッキングって!?」というファンタジックな設定。しかし現実離れしすぎているわけでもなく、夏の和室でまったりと過ごすきのこいぬの姿には「夏休み」のけだるさを思い出させられ、ノスタルジックな気持ちにさせられます。

公式サイトでは、WEB無料配信版も公開中。

◆フォルムがずるい!

きのこいぬの魅力はまず、そのフォルム。たっぷりしたおなかと、ピンク色の「きのこ」部分のコントラストがかわいすぎます。飼い主のほたるに大人しく抱きかかえられている姿など、きのこなのに「忠犬」感が滲み出ています。きのこなのに……。

かと思えば、気に入らないことをされれば「キー!キー!」と目を吊り上げて怒る感情的な一面も。喋ることはできないけれど、表情豊かで考えていることがダダ洩れなところもかわいいのです。

◆子どものようなあどけなさ

「食っちゃ寝ばっかりだな」とほたるにため息をつかれるような生活をしながら、合間にはお絵かきをしてみたり、ひらがなの勉強をしてみたり……。どうして勉強をしているのか? の謎は一巻にて解明されますが、幼さゆえの健気さが読者の心をわしづかみに!

◆好物はたこやき

ほたるが作ってくれたたこ焼きを気に入ったきのこいぬは、以来たこ焼きが大好物に。専用器を引っ張り出してきて、粉をかきまぜ、くるくると焼いて、「もっもっ」と効果音つきで食べる姿は思わず笑ってしまう和やかさ。きのこなのに犬っぽく、犬なのにきのこっぽく、それでも人間の俗っぽさも持ち合わせているのです。

◆グッズ展開も!

そのフォルムのかわいさゆえ、グッズ化もされています。「ゆるキャラ」的な要素も兼ねながら、ピンクを基調とした小物は女の子の心をくすぐりそう。

お子さんも気に入りそうなキャラクター性と、郷愁感を煽って泣かせるストーリー。老若男女問わず、愛されるニューヒーローの誕生かも?

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