ヒースクリフ/茅場晶彦(SAO)の徹底解説・考察まとめ
ヒースクリフとは『ソードアート・オンライン』シリーズの登場人物。本体は、天才的ゲームディベロッパーにして量子物理学者である茅場晶彦。SAOの開発ディレクターであり、SAOをデスゲーム化させた張本人である。外見を偽装し、「聖騎士ヒースクリフ」としてプレイヤーに紛れ込み、SAO最強のギルド血盟騎士団を結成した。SAOの最終ボスとしてアインクラッド第100層でプレイヤーと雌雄を決する想定だったが、主人公であるキリトに第75層にて正体を看破され、SAOクリアを賭けてキリトと決闘を行うことになる。
ヒースクリフの概要
ヒースクリフとは、『ソードアート・オンライン』シリーズの登場人物。VRMMORPG「ソードアート・オンライン(以下SAO)」内で最強ギルドの一角である「血盟騎士団(略称KoB)」を設立し、その団長を務めている男性。ギルド血盟騎士団の運営や指揮などは副団長のアスナが取り仕切っているが、ヒースクリフ自身もゲーム内で発見されたユニークスキル「神聖剣」を持ち、桁外れの防御力を誇る最強クラスのプレイヤーである。
その正体は、天才的ゲームディベロッパーにして量子物理学者である茅場晶彦(かやばあきひこ)。SAOの開発ディレクターであり、SAOをデスゲーム化させた張本人である。SAOの正式サービス開始初日に1万人のプレイヤーの前にデスゲーム化を宣言した。当初は最上階100層でラスボスとして待っていると考えられていたが、実は外見を偽装し、「聖騎士ヒースクリフ」としてプレイヤーに紛れ込んでいた。本来の予定ではアインクラッド第95層の攻略が果たされた時点で正体を明かし、SAOの最終ボスとしてアインクラッド第100層でプレイヤーと雌雄を決する想定だった。しかし、主人公であるキリトに第75層踏破時点で正体を看破され、SAOクリアを賭けてキリトと決闘を行うことになる。そして激闘の末、相討ちに近い形でキリトに敗北。SAOはクリアされた。
ソードアート・オンライン(SAO)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ソードアート・オンラインは、川原礫(かわはられき)が電撃文庫で連載中のライトノベル。およびそれを原作としたアニメ作品。VRMMORPG、ソードアート・オンライン(SAO)が発表された2022年。ユーザー達は仮想世界に埋没していくが、SAOの正体はゲーム内での死が現実になる命懸けのデスゲームだった。開発者の思惑によりログアウト不能となった世界で、主人公のキリトは現実世界に戻るべく、死闘を繰り広げる。
ヒースクリフのプロフィール・人物像
本名:茅場晶彦
年齢:30歳
性別:男
CV:大川透(ヒースクリフ)、山寺宏一(茅場晶彦)
量子物理学者であり、天才的ゲームデザイナーとして知られる人物。SAOの開発ディレクター。マスコミへの露出は少なく、キリトの憧れの人物だった。しかし天才であると同時にマッドサイエンティストであり、「異世界」へと旅立つことを渇望していた。彼が開発したVR技術も、異世界への旅立ちを実現するために生み出されたものである。そして幼少期から空想していた天空城「アインクラッド」をSAOの中に実現することになる。SAOの作品紹介に書かれている「これはゲームであっても遊びではない」という言葉は、元々茅場がマスコミへのインタビューで語っていたものである。
SAO事件を起こす以前より、自身の目的のためなら手段を選ばない危うさを見せていた。しかしその一方で悪の美学を持つ人物でもあり、ラスボスである自身を倒すことによってSAOクリアが可能な状態にしていた。さらに、自身の都合だけでゲームのルールを捻じ曲げる事もしなかった。現実世界の茅場晶彦はゲームを運営するために長野県の山荘に潜伏し、点滴を打ちながら一週間飲まず食わずでログインし続けていた。
ゲーム内ではSAO最強のギルド「血盟騎士団」を結成し、攻略組を先導。その後、SAOのラスボスとして同士討ちに近い形でキリトに討たれ、現実世界での茅場晶彦は死亡した。しかしSAOクリアと同時に脳に大出力のスキャニングをかけることで記憶や人格をデジタル信号としてネットワーク内に遺すことを試み、電脳世界の住人となることに成功する。
ヒースクリフの武器
SAO
インセインルーラー
十字が刻まれた直剣。刀身が幅広く、重い一撃を実現する。
ヒースクリフの防具
SAO
インセインコンカラー
人の背丈もある大きな盾で、赤い十字が象徴的なデザイン。
ヒースクリフのソードスキル
神聖剣
ヒースクリスが操るユニークスキル。長剣と十字盾による攻防一体の剣技。
ヒースクリフの来歴・活躍
「アインクラッド編」
SAO内では外見を偽装してプレイヤーに紛れ込み、ギルド血盟騎士団を結成。自身はギルドの団長である「聖騎士ヒースクリフ」として、攻略組を先導していた。第74層フロアボス攻略の際に、キリトが見せたユニークスキルである二刀流スキルに目をつけ、キリトと決闘を行う。決闘で勝てばキリトを血盟騎士団に加入させるという条件で勝利し、キリトをギルドに引き込む。その後キリトは退団するが、第75層の攻略の際に再びキリトに前線復帰を要請した。
第75層のボスである「ザ・スカルリーパー」をギルドで撃破した後、違和感を覚えたキリトに攻撃され、システムウィンドウが表示されたことで自身がGM(ゲームマスター)の「茅場晶彦」であることがキリトたちに知られる。そのため、本来であれば第95層踏破時点でプレイヤーに自身の正体を明かすつもりだったが、予定を変更。キリト以外のプレイヤーを麻痺させ、特例として決闘を提案。自身が敗北すれば、100層待たずにSAOクリアとするという条件を出す。
キリトとの決闘では、連撃後の硬直状態のキリトにめがけて剣を振り下ろすが、その剣はキリトを庇ったアスナに突き立てられた。アスナを失い、茫然自失としたキリトはアスナが遺した”ランベントライト”を左手に二刀流でヒースクリフへ攻撃しようとするが、ヒースクリフは難なく防ぎ、キリトの胸に剣を突き立てた。キリトはHPが0になるとともに光の破片となり宙に消えるが、アスナを殺された怒りから”システム外の現象”を発生させ、再び姿を取り戻した。そしてキリトにランベントライトを胸に突きさされ、ヒースクリフはキリトと同士討ちに近い形で撃破された。
その後、ヒースクリフは事前に用意していたアインクラッド外の場所にて、キリト、アスナとともに会話をする。ヒースクリフは真意を明らかにしなかったが、キリトにはその思想や事件の経緯などは伝わる。そして現実世界の「茅場晶彦」はSAOクリアと同時に死亡したが、同時に自身の脳に大出力のスキャニングをかけて自身の記憶・人格をデジタル信号としてネットワーク内に遺しており、データとして電脳空間を彷徨うことになる。
「フェアリィ・ダンス編」
SAOクリア後も、ヒースクリフのIDデータは残っていた。ALOでアスナを救出するためにキリトが妖精王オベイロンと最終決戦を行う際、ネットワーク上に残存していた茅場晶彦の意識(思考模倣プログラム)はキリトを導き、自身のIDを使用させる。そしてキリトにALOの管理者権限を与えることで、オベイロン(須郷伸之)の制圧を破る手助けをした。そして戦闘後はキリトを助けた代価として、「もし君があの世界に憎しみ以外の感情を残しているのなら」とキリトに仮想世界を作り出すプログラム「世界の種子(ザ・シード)」を託し、電脳空間へと消えていった。
その後は姿を現すことはなかったが、「アンダーワールド(UW)編」ではキリトたちの危機に際し「オーシャン・タートル」に現れ、暴走寸前の原子炉を停止させた。
ヒースクリフの関連人物・キャラクター
キリト/桐ヶ谷 和人(きりがや かずと)
目次 - Contents
- ヒースクリフの概要
- ヒースクリフのプロフィール・人物像
- ヒースクリフの武器
- SAO
- インセインルーラー
- ヒースクリフの防具
- SAO
- インセインコンカラー
- ヒースクリフのソードスキル
- 神聖剣
- ヒースクリフの来歴・活躍
- 「アインクラッド編」
- 「フェアリィ・ダンス編」
- ヒースクリフの関連人物・キャラクター
- キリト/桐ヶ谷 和人(きりがや かずと)
- アスナ/結城 明日奈(ゆうき あすな)
- 神代凛子(こうじろ りんこ)
- ヒースクリフの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「これは、ゲームであっても遊びではない」
- 「もしキミがあの世界に憎しみ以外の感情を残しているのなら」
- ヒースクリフの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「これは、ゲームであっても遊びではない」は本当は言っていないセリフ