ディアブロ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ディアブロとは『転生したらスライムだった件』の登場人物で、主人公リムルの配下。種族は悪魔族(デーモン)であり、リムルが”真なる魔王”へ覚醒した際にリムルによって召喚された。リムルの配下に加わった後”ディアブロ”の名を与えられ、第二秘書として働くことになる。世界に存在する悪魔の中でも、特に強力な力を持つ”原初の悪魔”の1人。その戦闘能力は、リムル配下の四天王にも数えられるほど優れている。

魔王レオンによって召喚された召喚者。
ディアブロは、銀嶺の翼に依頼された任務を遂行中にシズエと対峙することになる。
その際、自身の右腕を吹っ飛ばすほどの力を持つ仮面を操ることができる人間がいたのかと、シズエに興味を持つようになった。それ以降、水晶玉を通してこっそりとシズエの行動を観察していたのである。

ディアブロと対峙したシズエは、ディアブロのことを原初の悪魔かもしれないと疑っていたようだが、確信には至らなかった。

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シオン

リムル配下の四天王の1人で、リムルの第一秘書。ディアブロはシオンの第一秘書の座を狙っており、たびたび対立する様子が描かれている。
一方で、シオンにお茶の入れ方を教えたり、シオンから秘書の心得を教わったりと仲のいい様子も描かれている。そのため、仲がいいとも悪いとも言い難い。
しかし、出会ってしばらくは”貴女””貴様”や”第一秘書””第二秘書”と呼び合っていた2人だったが、次第に”シオン””ディアブロ”と名前で呼び合うようになる。
プライドの高い2人ではあるが、互いに最初からその実力は認めていたのだった。

ベレッタ

リムルによって召喚された、魔将人形(アークドール)。召喚後はラミリスに仕えている。
ディアブロの眷属で、系統は黒。
ディアブロよりも早くリムルに召喚されたベレッタは、ディアブロにとって嫉妬の対象だった。そのためベレッタは、ディアブロから1度粛正されかけるも「この体はリムル様によって作られたもの」と諭し、なんとか諦めてもらうことができた。

ディアブロの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「大量の供物に初仕事。光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうです。この日を、心待ちにしておりました」

リムルに召喚されることを、今か今かと待っていたディアブロ。
リムルに召喚された際には「大量の供物に初仕事。光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうです。この日を、心待ちにしておりました」と、喜びをあらわにした。
銀嶺の翼の1人がディアブロを召喚した際には「貴方ですか?身の程知らずにもこの私を呼び出したのは」と言っていたのだが、リムルに召喚された際には喜びの言葉を口にしている。
リムルに対する絶対的な忠誠心がわかるセリフであった。

「なんの問題にもならぬ小者でした。人間にしてはそれなりに魔法を操れたようですが」

十大魔王の1人”クレイマン”との戦いを前に、人と魔物たちの会議”人魔会議”が行われていた。
ファルムス王国との戦後処理についての話し合われるなか、ディアブロはファルムス王国で捉えたラーゼンを「野放しにしても大丈夫そうか?」とリムルに問われる。
それに対してディアブロは「なんの問題にもならぬ小者でした。人間にしてはそれなりに魔法を操れたようですが」と返すのだった。
ファルムス王国だけでなく、ドワーフの国”武装国家ドワルゴン”やエルフの国”魔導王朝サリオン”にも名をはせる偉大な魔法使いを一蹴し、さらには小者扱いする始末。
ディアブロの圧倒的な強さがわかる場面であった。

「私には、リムル様の雄姿を見守る役目があるのです!これは非常に重要な役目であり、貴方方には任せる事は出来ません!!」

ディアブロがカレラとウルティマに向けて言ったセリフ。
東の帝国との戦いにおいて、戦闘をほかの部下に任せ、リムルの雄姿を見届けようと考えていたディアブロ。
「あれ?ディアブロは何をするの?」と問われ、少しギクッとするものの、平然とした態度で「私には重要な役目があるのですよ」と返すのだった。
しかし、怪しんだカレラとウルティマの追求を逃れることはできず、「私には、リムル様の雄姿を見守る役目があるのです!これは非常に重要な役目であり、貴方方には任せる事は出来ません!!」と言い放つ。
のちに「お前も働け」とリムルに怒られ、しょんぼりしながら地上での戦闘に加わるのである。
ディアブロのリムルに対する異常なほどの好意がみられたセリフであった。

ディアブロの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

アニメ第1期に無理やり登場

もともとアニメは第1期のみで、第2期の放送予定はなかった。そのためディアブロの出演も予定されていなかった。
しかしディアブロは、各方面で人気のあるキャラクターであったため、特別に1期の最終回である24話”外伝:黒と仮面”が製作されたのである。
アニメの製作委員会である”転スラ委員会”としても、ディアブロをアニメに登場させたかったよう。また、営業先でも「ディアブロは登場するのか」と質問されることもあったという。ディアブロはかなりの人気を誇るキャラクターであった。
このことから、ディアブロに関する24話を作者自ら書き下ろすに至ったのである。
アニメ第2期が決定したのは、第1期が数話放送された頃であったということもあり、この24話は今後の布石にもなる重要な回となった。

映画の黒幕を決める基準になったのはディアブロ

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』の黒幕は、ディアブロを基準に決定した。
ディアブロの敵にふさわしいのは誰か、という考えのもと、ウルティマ(映画の時点ではヴィオレ)が黒幕に選ばれたのである。

ディアブロは、今回の事件の黒幕に心当たりがあるとリムルに告げ、ヴィオレのもとへ出向くのだった。
ヴィオレは映画に登場するラージャ小亜国の女王”トワ”の体を自身の依り代とするため、彼女に呪いのティアラを与えていた。ラージャ小亜国とトワを救おうと奮闘するリムルのため、ラージャ小亜国から手を引けと交渉するも決裂。ヴィオレと戦闘となるのである。
同じ原初の悪魔同士であるものの、名を与えられ進化したディアブロは、ヴィオレは完全に格下扱い。ヴィオレの仮初の肉体が崩れ始めたころ、彼女の執事が現れたことで戦いは終結した。
こうしたディアブロの活躍を描くため、ヴィオレが黒幕に選ばれたのである。

リムルの似顔絵を収集

ディアブロは、リムルに秘密でリムルの似顔絵を収集していた。
リムルの似顔絵は闇市で販売され、その出所や画家の正体は、リムル配下のソウエイが調べても判明することはなかった。ソウエイはリムルの配下の中でもトップクラスの諜報員。そんなソウエイが調べても、詳細は不明のままであった。
しばらくして、その画家の正体がレインであったことが判明。リムルに嘘をつくことができないディアブロは、テンペストの酒類をレインに横流し、密かにリムルの似顔絵を融通してもらっていたことをあっさり自白。その後、ソウエイによってディアブロの部屋は家宅捜索され、発見された似顔絵はすべて没収されたのである。これにはディアブロもショックを受け、崩れ落ちていた。
しかし、レインに酒を横流ししていたことで、レインは女子会を開き、のちに起こる”フェルドウェイ戦”での有益な情報を得ることができた。結果としてディアブロは大きな功績を残すことができたのである。

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