ディアブロ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ディアブロとは『転生したらスライムだった件』の登場人物で、主人公リムルの配下。種族は悪魔族(デーモン)であり、リムルが”真なる魔王”へ覚醒した際にリムルによって召喚された。リムルの配下に加わった後”ディアブロ”の名を与えられ、第二秘書として働くことになる。世界に存在する悪魔の中でも、特に強力な力を持つ”原初の悪魔”の1人。その戦闘能力は、リムル配下の四天王にも数えられるほど優れている。
ファルムス王国軍・ラーゼンとの戦い
ディアブロがリムルによって召喚されたのは、リムルの魔王への進化”ハーベストフェスティバル”の最中である。
テンペストへ攻めてきたファルムス王国の軍勢2万名を養分に、リムルの魔王への進化”ハーベストフェスティバル”が始まった。
死んだふりをしていたファルムス王国の”ラーゼン”を捕獲するため、リムルは悪魔を召喚する。リムル自身は上位悪魔を呼び出したつもりだった。しかし、ディアブロ(この時はまだ名無し)が儀式に割って入ったため、ディアブロが召喚された。
「死んだふりをして隠れている奴がいる。そいつを生かして捉えろ」と命令を受けたディアブロは、さっそく死んだふりをしていたラーゼンのもとへ向かう。
何年もファルムス王国に仕え、偉大な魔法使いとして名をはせるラーゼンを、ディアブロは圧倒する。
ラーゼンは悪魔に強いという上位精霊を召喚するも、ディアブロはそれを一撃で破壊。さらに魔法を武器とする悪魔でありながら、結界”アンチマジックエリア”で自ら魔法を封じるという余裕もみせた。そしてラーゼンは、ディアブロの特徴的な瞳を見て、その正体が原初の悪魔であることに気づく。この恐ろしい事実にラーゼンは気絶してしまい、戦いは終結。
ディアブロはリムルに褒めてもらおうと、テンペストへ帰還するのであった。
リムルとの出会い
ディアブロはリムルの配下に加えてもらうため、事が落ち着いたころにリムルのもとへ。
だが「えーっと、誰だっけお前」と言われてしまい、ディアブロは傷心してしまう。さらに「もう帰っていいよ」というリムルの言葉が、ディアブロに追い打ちをかけた。
ひどく落ち込むディアブロだったが、リムルの配下に加わりたいと懇願したのちに”ディアブロ”の名を授かったのだった。それにともなって、ディアブロは悪魔公へと進化。
その後はリムルの第二秘書として、テンペストで生活するのだった。
国落とし
リムルは、かつて魔物の国の調査に訪れたことをきっかけに仲間となった人間”ヨウム”を、ファルムス王国の新たな王とする計画を立てていた。ディアブロはその計画において、ヨウムの支援を任されるのである。
戦いのあと、シオンの拷問を受け肉塊となってしまった、ファルムス王国の国王”エドマリス”、大司祭”レイヒム”、それからラーゼンを連れて、ディアブロはヨウムとともにファルムス王国へと旅立った。
ディアブロがまず行ったのは、レイヒムとラーゼンをもとの姿に戻すこと。
もとの姿に戻ったレイヒムとラーゼンは、ディアブロに忠誠を誓うのでエドマリスも元に戻してほしいと懇願する。エドマリス自身も、ディアブロの望むように協力すると忠誠を誓った。これを受け、ディアブロはユニークスキル”誘惑者”を静かに発動し、3人の生殺与奪の権利を掌握したのである。
しばらくして、ディアブロたちはファルムス王国に到着し、エドマリスをもとの姿に戻した。その後ファルムス王国は、与えられた3つの選択肢から”エドマリスの退位・賠償金の支払い”を、テンペストに約束する。
あとは支払いを渋る新王”エドワルド”率いる貴族派と、エドマリス元王派で内戦を起こさせ、貴族派を撃退した後にヨウムを新王とすれば、任務完了となるはずであった。
しかし、順調に思われたディアブロの計画にトラブルが生じる。
リムルからの伝言を伝えるべく西方聖協会を訪れていたレイヒムが、西方聖協会の”七曜の老師”と呼ばれる者らによって口封じされたのだ。さらに、これがディアブロの仕業であると世界に広められてしまう。
ディアブロは自身の潔白を証明するため、エドワルドが陣を構えた場所へと向かうことに。そこには多くの報道陣と、東の帝国のデーモンハンター、さらに法皇直属近衛師団(ルークジーニアス)の最高戦力と言われる三武仙の1人”サーレ”がいた。
ディアブロ無双
サーレ、デーモンハンターと対峙することになったディアブロは、彼らに圧倒的な力の差を見せつけた。
これほどの実力者が証拠などとられるはずがない、誰かがディアブロに罪をなすりつけようとしているのだと多くの者が感づき始めたころ、3名の七曜が現れる。
七曜こそがレイヒムを殺した真犯人であると気づいた者たちの口封じをするため、報道陣に向けて七曜は攻撃を開始。報道陣はディアブロに助けを求めるのだった。しかし、リムルを何度も侮辱していたエドワルドに対しては「お前はダメだ、エドワルド」と冷たく言い放つ。エドワルドは、金も地位も王位も譲ると、必死に命乞いするのだった。ディアブロはその言葉に付け入り、エドワルドにヨウムを自身の後継者だと正式発表させることに成功する。
こうしてディアブロは七曜の3人を”ディスペアータイム”で圧倒し、潔白を証明することができた。
そして、ヨウムを新たな国王とした新国家”ファルメナス王国”が誕生し、ディアブロは与えられた任務を十分以上にこなしてみせたのである。
テンペスト開国祭
テンペストのアピールや魔王となったリムルのお披露目を兼ねて、テンペスト開国祭が開催された。
なかでも目玉となったのは武闘大会である。テンペストには多くの観客が訪れた。
しかしディアブロは、武闘大会に出るには強すぎるという理由でベニマル、シオンとともに出場禁止を命じられたのだった。
だが、出場禁止を命じる代わりにベニマル、シオンとともに、ディアブロはテンペストの四天王に任命される。ディアブロにとってこれは非常に名誉なことであった。
ただしWeb版では、ベニマルとディアブロが直接対決する話が描かれている。
ベニマルと戦う前に魔王”カリオン”や魔王ラミリスに仕える悪魔”ベレッタ”、シオンといった強者と戦ったディアブロ。シオンとの戦いでは左腕を吹っ飛ばされるも順調に勝ち進み、ベニマルと対峙することになるのである。
ベニマルとの戦いでは、序盤、ディアブロが優位に立つも、ベニマルの必殺技”朧黒炎葬破(リバース・フレイム)”に倒れた。
結果、ベニマル、ディアブロ、シオン、ゴブタというリムル配下の四天王が誕生し、ディアブロはテンペストでナンバー2という立ち位置になったのである。
ブラックナンバーズ誕生
リムルにお茶を入れることを何よりも大切な仕事とするディアブロは、ほかの雑務を任せられる部下が欲しいと考えていた。そんなとき、ディアブロはリムルからファルムス攻略の褒美を与えたいと言われる。ディアブロは、リムルに悪魔が宿る依代を用意してもらい、悪魔界から引き連れてきた悪魔を憑依させることにしたのだった。
悪魔界から引き連れていたおよそ700体の悪魔の中には、原初の白”ブラン”(のちにテスタロッサと名づけられる)、原初の黄色”ジョーヌ”(のちに”カレラ”と名づけられる)、原初の紫”ヴィオレ”(のちにウルティマと名づけられる)といった原初の3人娘の姿もあった。
ディアブロが連れてきたおよそ700名の悪魔で構成された部隊は”黒色軍団(ブラックナンバーズ)”と名づけられ、ディアブロ自身が率いることに。
名持ちの原初の悪魔を4体含むブラックナンバーズは、テンペスト最強の軍団となるのであった。
魔神への進化
竜魔激突編にて、祝勝会が行われた。そこでリムルは自身の配下に力を与え、進化をもたらしたのである。
それはディアブロも例外ではなかった。"魔神王(デモンロード)"という称号をリムルから与えられ、魔神へと進化を果たしたディアブロは、世界最強の一角を占める存在となった。
もともとは、自身が強くなってしまうと戦いが面白くなくなる、という理由で進化を拒んでいたディアブロ。しかし、どんどん成長していくリムルの姿を見て、自分が強くなっても戦いがつまらなくなることはないと考え、進化することを受け入れた。
武闘大会でベニマルに敗北し、テンペストでは2位と位置付けられていたが、今回の進化でリムル配下の中で間違いなく最強となったのである。
リムルからも「俺に並ぶ強さになりそうだ」と、その強さを認められていた。
VSレイン
リムルと魔王の1人である”ルミナス”によって音楽祭が開かれた。
しかし音楽祭は、五大老”グランベル”による襲撃を受け、ディアブロはシオンとともに”ラズル”という蟲型魔獣(インセクト)と対峙することに。
だが、近くに何者かが空間転移をしてきた気配を、ディアブロは察知する。同じくその気配を察知していたリムルから、ディアブロは空間転移してきた何者かに対処するよう命じられる。
自身も空間転移で何者かのもとへ向かうのだった。
そこにはギィに仕える原初の悪魔の青”レイン(Web版ではヒラリー)”の姿があった。
レインは、ディアブロに嫉妬していた。ディアブロは最強と呼ばれるギィと引き分けるほどの実力を持ちながら、戦いや進化に興味を持たず、自由な生活を送っていたからだ。
その嫉妬をぶつけるかのように、レインはディアブロに戦いを申し込むのである。
ディアブロの同様を誘うために放たれた「どこの雑種とも知れぬ魔王に名づけられた貴方とは違うのよ」というレインの言葉に、ディアブロは怒り心頭だった。
ディアブロはレインの攻撃を回避しながら、密かに”霊子崩壊(ディスインテグレーション)”の魔法陣を描いていく。”霊子崩壊”とは神聖魔法であるため、悪魔が使用するには非常に危険な魔法である。
その魔法によって放たれた光の矢が四方八方からレインの体を突き刺したことで、戦いは終結した。
ディアブロの関連人物・キャラクター
リムル=テンペスト
ディアブロが異常なまでの忠誠心を示す主。
リムルがシズエに宿っていたイフリートと対峙した際、ディアブロでも壊せなかった抗魔の仮面にひびを入れたことで、ディアブロはリムルに興味を持つようになる。
その後は、水晶玉を通してひっそりとリムルの動向を観察していた。どんどん成長するリムルにディアブロは魅了され、次第にリムルの配下になりたいと思うようになるのである。
リムルが”ラミリス”のために悪魔を召喚した際、ディアブロはリムルに召喚されようと企んでいたが失敗。
そのため、魔王への進化の際に召喚されるに至ったのである。
リムル=テンペスト(転スラ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
リムル=テンペストとは『転生したらスライムだった件』の主人公。もともとは人間のサラリーマン「三上悟」として平凡な生活を送っていたのだが、通り魔に刺されて死亡したことで、スライムとして異世界に転生した。暴風竜ヴェルドラの加護を受け、転生時に得たスキル”大賢者”と”捕食者”を頼りに、たくさんの魔物や人間と出会う。訪れる苦難を乗り越えながら、大切な仲間たちと”みんなが笑って過ごせる豊かな国”を作っていく。
シズエ・イザワ(井沢静江)
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目次 - Contents
- ディアブロの概要
- ディアブロのプロフィール・人物像
- ディアブロの能力
- 誘惑者(オトスモノ)
- 大賢人(モトムモノ)
- 誘惑之王(アザゼル)
- ディアブロの必殺技
- 絶望の時間(ディスペアータイム)
- 崩壊する世界(エンド・オブ・ワールド)
- 誘惑の時間(パラダイスタイム)
- 生命の収穫(エンド・オブ・シザーズ)
- ディアブロの来歴・活躍
- シズエ・イザワとの出会い
- ファルムス王国軍・ラーゼンとの戦い
- リムルとの出会い
- 国落とし
- ディアブロ無双
- テンペスト開国祭
- ブラックナンバーズ誕生
- 魔神への進化
- VSレイン
- ディアブロの関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- シズエ・イザワ(井沢静江)
- シオン
- ベレッタ
- ディアブロの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「大量の供物に初仕事。光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうです。この日を、心待ちにしておりました」
- 「なんの問題にもならぬ小者でした。人間にしてはそれなりに魔法を操れたようですが」
- 「私には、リムル様の雄姿を見守る役目があるのです!これは非常に重要な役目であり、貴方方には任せる事は出来ません!!」
- ディアブロの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アニメ第1期に無理やり登場
- 映画の黒幕を決める基準になったのはディアブロ
- リムルの似顔絵を収集