シズ（転スラ）の徹底解説・考察まとめ

「もう何十年も前にこっちに来て 辛いことも沢山あったけど 良い人たちにも沢山出会えて 最後にはこんな奇跡みたいな出会いがあった。心残りがない訳じゃないけど 私はもう十分生きたから」はイフリートが分離され、リムルとゴブリンたちの町で1週間眠り続け、目が覚めた時にリムルに伝えた言葉。
この会話の間に、シズの肉体は急速に老化が進んだ。シズの言葉の「心残り」に対し、リムルはシズの力になりたいと、心残りを引き受けると申し出る。

「あなたの見せてくれた懐かしい故郷の景色のなかで眠りたい…」

「あなたの見せてくれた懐かしい故郷の景色のなかで眠りたい…」はシズが自分を捕食するよう、リムルに頼んだ時のセリフ。
イフリートが分離され、急速に老化が進み、白髪になっている。リムルができる唯一の葬送が捕食することであった。一緒に冒険していたカバル・エレン・ギドたちに、リムルは相談する時間がなくシズを捕食することになったが、彼らはシズの望みだったのなら仕方がないと受け入れた。

カバルたちからシズへの別れ「シズさん ありがとうございました！！」

シズが死去した後、最後に共に行動していたカバル・エレン・ギドたちのセリフ。3人はシズに別れを告げられなかった代わりに、シズを捕食したリムルに「シズさん ありがとうございました」と礼を述べた。
続けて、カバルは「俺 あなたに心配されないようなリーダーになります！」、ギドは「あなたと冒険できたこと生涯の宝にしやす！」、エレンは「ありがとう…お姉ちゃんみたいって思ってました」と伝えた。
シズにとってカバル・エレン・ギドの3人は危なっかしいところもあるが、最後の冒険を楽しく過ごせた良い仲間だった。

シズの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

抗魔の仮面の継承

シズは常に身につけている仮面で、勇者クロノアから渡されたもの。魔法抵抗を高める効果があり、シズはこの仮面を使用することでイフリートをコントロール出来ていた。
ギルドの英雄の仮面として有名で、人の姿で仮面をつけたリムルは、ブルムンド王国のギルドでシズのコスプレをしていると思われた。
妖気を抑える効果があり、人型のリムルが使用すると漏れ出ていた妖気が消失し、周囲からは「人間」と認識される。リムルは対外向けには抗魔の仮面を使用するようになる。オリジナルの仮面はリムルにとって唯一のシズの形見であったが、イングラシア王国でクロエに渡し、その後リムルがつけている抗魔の仮面はリムルが複製したもの。
シズは仮面をつけたまま食事を摂ることができる。

シズとイフリート

シズは魔王レオンを恨みを持っていたが、イフリートはレオンに崇拝しており、相容れない関係であった。シズとイフリートが心を通わせていた場合、力は数倍になり、寿命が尽きるもまだ先であった。しかし、シズはユニークスキル変質者でイフリートを制御しており、制御には相当の気力が必要で年齢を重ねるに連れて衰えていった。最終的にシズの気力は尽き、イフリートはシズから主導権を取り戻そうと暴走することになる。

冒険者互助組合と自由組合（ギルド）

冒険者互助組合は国家に所属せずに自由に生きる者たちの組織である。勇者クロノアに保護された直後に紹介され、シズにとってはこの世界についてや魔法を教わった学び舎でもあり、家のような存在。
シズは冒険者を引退後、新人冒険者の育成に携わりつつ冒険者互助組合の仕事を手伝っていたが、教え子であるユウキが新しい組織形態を提唱し、冒険者互助組合は自由組合に変更された。その変更に当たり、シズはユウキを支え、元英雄として組合側の交渉役を務めた。