ベニマル(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ベニマルとは『転生したらスライムだった件』の登場人物で、主人公リムルの右腕。オーク軍に自身の住んでいたオーガの里を滅ぼされ、多くの同胞を失った過去があり、復讐を果たすまでリムルの配下に加わることとなった。復讐を果たしたあともリムルに仕えることを望んだベニマルは、侍大将という軍事を預かる役職に就任。有事の際にはリムルや仲間のためにその力を振るうようになる。リムルたちと苦楽をともにしながら、徐々にリムルの右腕として頼れる存在へと成長していく。
生き残ったベニマルの同胞の1人。
シオンはベニマルの次に強いと言われたほどの高い戦闘能力をもつ。料理をするのが好きだが腕前は壊滅的下手であり、ベニマルは何度も料理を試食させられている。シオンの手料理によって生まれて初めての挫折を味わい、毒体性を獲得することになった。リムルの配下となったあとは「武士」という役職につき、リムルの秘書兼護衛として尽くしている。今までベニマルのことを「ベニマル様」と呼んでいたシオンだが、生き返った際ベニマルの合言葉に激怒し「私はリムル様の直属なので、敬称は不要でしょう」と呼び捨てで呼ぶようになった。
ソウエイ
生き残ったベニマルの同胞の1人。
ソウエイはもともとオーガの族長となるベニマルに仕える予定だったが、オーガの里が滅び、リムルの配下となったことでベニマルとは幼馴染の親友のような関係となった。リムルの配下になったあとは「隠密」という役職に就任し、侍大将としてのベニマルを裏で支えている。
ハクロウ
生き残ったベニマルの同胞の1人。
ハクロウはベニマルに剣の指導を行う師匠で、オーガの族長であったベニマルの父の知人でもある。「父上はどんなお人だったんだ?」と聞くベニマルに、昔の族長について話して聞かせる場面も見られた。リムルの配下となったあとは「指南役」という役職につき、ゴブタやヨウムたちに剣を教えるようになった。
クロベエ
生き残ったベニマルの同胞の1人。
クロベエはベニマルの愛刀「紅蓮」を打った鍛冶職人。本編にはあまり登場しないが『転スラ日記』ではテンペストのイベント事で活躍する姿や、ベニマルたちと食事をするほのぼのとした姿も描かれた。
ヒイロ
2022年に公開された『転生したらスライムだった件 紅蓮絆編』に登場するベニマルの幼馴染で、滅ぼされたオーガの里の生き残り。「ヒイロ」という名前は助けられたラージャ小亜国の女王「トワ」によって名付けられた。窮地に立たされているラージャ小亜国と毒に侵されたトワを救うため、リムルに助力を求めにテンペストに訪れたところ、ベニマルたちとの再会を果たす。クロベエによると里では1番強かったらしく、ベニマルとは幼い頃によくケンカをしていた。ベニマルをはじめ、シオンやシュナたちの兄貴のような存在で「兄者」「兄様」と呼ばれ慕われていた。
映画では国やトワを救おうとして逆に意思なき魔物へと変貌し暴れまわるヒイロを、ベニマルが弟分として必死に食い止めるシーンも見られた。
ベニマルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「道を開けろ豚ども。灰すら残さず消えたくなければな!」
オークの軍勢との戦いの際に、オークたちに向かって言ったセリフ。
リムルに名前をもらい、あの頃よりも力をつけたベニマルは、ようやくオークへの復讐を果たすときがきたと奮い立つ。ベニマルはヘルフレアを連発しオークを次々となぎ倒していく。「貴様ら何者だ」と問いかけるオークに対し「ひどいな、里を食い散らかしてくれたじゃないか」と答えるベニマルの後ろには、シオン・ハクロウもいよいよだとやる気満々で控えている。そんなベニマル・シオン・ハクロウに少し驚いた様子を見せるオークに対しベニマルは「もう一度言う。道を開けろ豚ども。灰すら残さず消えたくなければな!」と再びへフルレアを放ったのだった。
自分のため、命を落とした同胞たちのため色々な思いを抱えオークへの復讐を決意したベニマルたち。そのために自分の不甲斐なさを飲み込んでリムルの配下となった。リムルの助力を得て自身も強くなり、ようやく同胞の無念を晴らせるんだと意気込む様子が伺えるシーンであった。
「せいぜいリムル様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう」
オーク軍との戦いのあと、詫びにきたオーク(のちにゲルドとなる)に言ったセリフ。
ベニマルたちがオークへの復讐を果たしたあと、リザードマンや生き残りのオークらを交えて戦後処理の話し合いが行われた。その結果、それぞれの種族がともに助け合いながら共存していくための「ジュラの森大同盟」が締結されることになった。里を滅ぼされた過去があるベニマルたちだったが、魔物に共通する唯一不変のルール「弱肉強食」に則り、次があれば同じ無様はさらさないと同盟締結に反対することはしなかった。
その後、その場を後にしようとしたベニマルたちに1人のオークが「恨みは簡単に消えることはないが、それでもこの首1つでご容赦願えないか」と声をかけてきた。しかし侍大将に就任したベニマルは立場上、有能な人材を勝手に始末することはできない、同盟に参加し盟主と仰ぐのなら敵ではないとオークを同じ主をいただく仲間と認め「せいぜいリムル様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう」とオークを許したのだった。ベニマルの器の大きさが伺えるセリフであり「ベニマルって器が大きいなぁ」とリムルも感心していた。
「容赦しないのはこの俺だ。悪いな、俺の八つ当たりに付き合ってもらって!」
神聖魔法結界を張るための魔法装置を守る100名近いファルムスの騎士団に向かって言ったセリフ。
異世界人たちとの戦いで命を落とした仲間を生き返らせるために、この魔法装置の破壊を命じられたベニマル。仲間を手にかけたファルムスの軍勢を絶対に許さないと言わんばかりの顔つきで魔法装置のある場所へと向かった。ゆっくり近づくベニマルに驚きつつも「止まれ!それ以上近づくと容赦せんぞ!」と言うファルムスの騎士に対してベニマルは「容赦しないのはこの俺だ。悪いな、俺の八つ当たりに付き合ってもらって!」と返し、黒炎をまとった刀で100名近い軍勢を1人で一網打尽にしたのだった。仲間を手にかけられたことに対する怒りや仲間を想うベニマルの気持ちが伺えるセリフである。
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目次 - Contents
- ベニマルの概要
- ベニマルのプロフィール・人物像
- ベニマルの能力
- スベルモノ(大元師)
- アマテラス(陽炎之王)
- ベニマルの必殺技
- オーガフレイム(鬼王の妖炎)
- ヘルフレア(黒炎獄)
- ベニマルの来歴・活躍
- オークへの復讐
- リムルとの出会い
- オークの軍勢との戦い
- シオンたちの死
- 死者の蘇生
- サバクモノ
- 魔王クレイマン配下との戦い
- カリュブディスとの戦い
- ベニマルの関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- シュナ
- シオン
- ソウエイ
- ハクロウ
- クロベエ
- ヒイロ
- ベニマルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「道を開けろ豚ども。灰すら残さず消えたくなければな!」
- 「せいぜいリムル様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう」
- 「容赦しないのはこの俺だ。悪いな、俺の八つ当たりに付き合ってもらって!」
- ベニマルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 甘いもの好きで人参が嫌い
- 妻はモミジとアルビスの2人
- 恋愛には奥手