キヨミ・アズマビト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キヨミ・アズマビトとは『進撃の巨人』に登場するキャラクター。ヒィズル国の名家であるアズマビト家の女性。ヒィズル国の外交官を務めており各国に顔が効く名士。エルディア人の少年が自身の着物をワインで汚した時、彼の身を案じて庇っていたことから、エルディア人に対する差別意識は皆無に等しい。これは、ヒィズル国とエルディア帝国がかつて友好国であったことや彼女自身が差別や理不尽を嫌う性格であることが由来している。本作の主要人物のミカサ・アッカーマンとは血縁者でもある。
アニ・レオンハートに放ったセリフ。ミカサ達が「地ならし」を阻止してくれると信じ、キヨミは調査兵団に飛行艇を提供し、自身は側近達と船で避難した。数日かけてヒィズル国に帰国する予定だったが、既に「地ならし」はヒィズル国の国民も文明も踏み潰していた。この時、キヨミは自身がエレンとジークを引き合わした結果「地ならし」が起きてしまったと後悔の言葉をこぼした。アニはキヨミに対し「じゃあ…もし…またやり直せるなら、エルディア人に干渉せず…パラディ島を見殺しにする?」と疑問を投げかける。キヨミは「時が遡ることはありません…ですが後悔が絶えることはありません」と回答し「どうして…失う前に気付けないものでしょうか。ただ…損も得もなく他者を尊ぶ気持ちに…」と吐露する。キヨミの深い後悔が読み取れるセリフ。
「船が沈んでもかまいません。これ以上…後悔を増やすことになるくらいなら」
アニ・レオンハートに放ったセリフ。船に同乗していた少年・ファルコは「獣の巨人」と「顎の巨人」両方の巨人の能力が発現しており、巨人体となり空を飛んでミカサ達に合流すると告げる。成功する確証も無く、失敗したら船が沈没し全員死ぬ可能性もある危険な提案をアニは一蹴するが、キヨミは「船が沈んでもかまいません。これ以上…後悔を増やすことになるくらいなら」と静かに告げるのだった。結果、船は転覆するもファルコは巨人化に成功。キヨミは側近達と小舟に移り、パラディ島を目指した。これ以上後悔を増やしたくないというキヨミの決意が現れたセリフ。
キヨミ・アズマビトの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
キヨミのパラディ島支援はハイリスクハイリターンな大博打
キヨミはパラディ島地下資源の独占取引による巨額な収益と、それによって自身の財閥の事業を拡大することを目的に、パラディ島へ様々な支援を行ったが、それはあくまでキヨミの個人的なものである。ヒィズル国首脳達もキヨミがパラディ島へ接触していることを黙認していたが「地ならし」による計画が失敗すれば、財閥が傾くだけでなくヒィズル国からも切り捨てられていたことは間違いない危うい立場にあった。
しかし、キヨミの頼りにしていた「地ならし」はマーレのみでなくヒィズル国をも巻き込んだ大量虐殺を引き起こしたため、本国から切り捨てられることは無かったが、国は立ち行かない状況となってしまった。
キヨミの故郷ヒィズル国は日本がモチーフ
キヨミの故郷であるヒィズル国の名前の由来は「ひいずるくに」という語句。これは聖徳太子が隋の煬帝に宛てた国書に書いた「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無しや」に由来しており、遠回しにヒィズルが日本をモチーフにしていることを表している。また、レベリオ区のパーティではキヨミが着物を着ていたり、「地ならし」がヒィズル国を襲った際に鳥居が描かれていたりと、日本特有の文化が作中にも反映されている。
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目次 - Contents
- キヨミ・アズマビトのプロフィール・人物像
- キヨミ・アズマビトの来歴・活躍
- ジーク・イェーガーとの密会
- ミカサ・アッカーマンとの邂逅
- レベリオ区襲撃
- ミカサとの約束
- 「地ならし」の阻止
- パラディ島への帰還
- キヨミ・アズマビトの関連人物・キャラクター
- ミカサ・アッカーマン
- ジーク・イェーガー
- キヨミ・アズマビトの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あなたがどんな目に遭うかわからないでしょ」
- 「なんと…けなげなことでしょうか…」
- 「あらまぁ…お目汚し失礼致しました」
- 「ただ世間が狭くなるだけのことです。相も変わらず同様の殺し合いを繰り返す事でしょう…」
- 「無料(タダ)で死んでなるものか!!」
- 「どうして…失う前に気付けないものでしょうか。ただ…損も得もなく他者を尊ぶ気持ちに…」
- 「船が沈んでもかまいません。これ以上…後悔を増やすことになるくらいなら」
- キヨミ・アズマビトの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- キヨミのパラディ島支援はハイリスクハイリターンな大博打
- キヨミの故郷ヒィズル国は日本がモチーフ