セリス・シェール(ファイナルファンタジーVI)の徹底解説・考察まとめ

セリス・シェールとは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターとなる14人の中の1人。幼い頃から英才教育を受けてきたガストラ帝国の元将軍であり、魔導の力も使いこなすルーンナイトである。魔導の力で世界の支配を目論む帝国に不信感を持ち、裏切り者として処刑寸前となったところを「反帝国組織リターナー」に所属する青年ロックに救助される。後に自身もリターナー側に加入し、仲間達と共にガストラ帝国に立ち向かうことになる。

プロテスは黄色い結界で味方を包み、物理ダメージを減らす。

プロテスは、物理攻撃で受けるダメージを3分の2に軽減する魔法。消費MPは12で、セリスはレベル22で習得する。習得できる魔石も多く、ユニコーン、カーバンクル、ゴーレム、アレクサンダーの4種類から覚えることが可能。
対象は単体で、全体がけはできないので、味方全員に使おうとすると時間がかかるのが難点。また、「アウトサイダー」等の敵が使う武器投げなど、防御力を無視する物理攻撃に対しては効果がない。なお、プロテス状態の解除は「デスペル」をかけることで行える。

ブリザラ

ブリザラは、氷の粒を集めて大きくした氷の塊で敵を凍てつかせる。

ブリザラは、ブリザドの上位魔法に該当する冷気を属性とした攻撃魔法。敵1体または全体がけが可能で、消費MPは21。セリスはレベル26で習得する。シヴァ、マディンの魔石から習得が可能な他、アイスシールドからも習得倍率5倍で覚えることができる。
魔導工場、魔導研究所でシヴァとマディンを入手してから、世界崩壊後まで使える場面が多く、特に世界崩壊後にセリスが1人になる時期には全体がけができる攻撃手段として重宝する。「氷のロッド」をアイテムとして使用した場合にも発動する。武器として使う場合は25%の確率で追加攻撃として発動することがある。
小さな氷が固まっていく様子が美しい魔法だが、エフェクトがやや長めである。時間制限があるツェンの民家内でのバトルでは、魔法のエフェクトの間も時間がカウントされていくため注意が必要。

ヘイスト

ヘイストを使うとゲージのたまるスピードが早まり、素早く行動ができるようになる。

ヘイストは、対象のゲージがたまる速度を1.33倍速くして、素早く行動ができるようになる魔法。消費MP10で、セリスはレベル32になると習得できる。魔石では、世界崩壊前はカーバンクルから、世界崩壊後はケーツハリーからも習得可能。ヘイスト状態になっている対象は、攻撃の命中率を25%減少させる効果も持っている。全体がけはできないが、ボス戦などでは味方の強化や補助で役に立つ魔法である。
アクセサリ「エルメスの靴」を装備すると常時ヘイスト状態となる他、世界崩壊後になると上位魔法の「ヘイスガ」が登場する。

コンフュ

対象を混乱状態にするコンフュ。チョコボのような鳥が画面いっぱいに登場する様子は可愛らしくもある。

対象1体を混乱状態に陥らせる魔法。セリスはレベル32で習得するが、それより早くに魔石ケット・シーからの習得が可能。消費MPは8。
全体にかけることができないのが難点。そのため、敵全体をコンフュと同じく混乱状態にする、エドガーの「ブラストボイス」に役割を奪われがちでもある。
GBA版以降では追加アイテム「天使の筆」の使用時に25%の確率で発動する。

バーサク

対象が狂戦士化するバーサク。コマンドは選べなくなるが、攻撃力がアップする。

バーサクは、敵または味方1人の物理攻撃力を1.5倍アップさせ狂戦士化させる魔法である。バーサク状態になるとコマンド入力が不可能になり、ひたすら物理攻撃を続ける状態になる。消費MPは16で、セリスはレベル40になると習得する。魔石では「ファントム」から覚えることができる。
「皆伝の証」を装備させたキャラクターがバーサク状態になると、攻撃力が1.5倍の状態で4回連続の物理攻撃を行うため、かなり強力になる。「狂信者の塔」では、ボス「マジックマスター」にバーサクをかけることで、最後に使う「アルテマ」以外の魔法を封じることができる。
プロテスやヘイストと同じく、バーサク状態の解除は「デスペル」で行うことが可能。

ブリザガ

ブリザガは巨大な氷の柱に敵を閉じ込める冷気属性の最強魔法。

ブリザガは、冷気属性の攻撃魔法では最強の威力を持つ。
ブリザド・ブリザラの上位魔法で、セリスはレベル42で修得が可能な他、魔石ヴァリガルマンダからも覚えることができる。
消費MPは52。ファイガ、サンダガと並ぶ三属性魔法のうち、威力が一番高く、消費MPは2番目に低い。冷気を弱点とする敵には強大なダメージを与えることができる。

バニシュ

対象を透明化する魔法。物理攻撃は通じなくなる代わりに、魔法が当たるようになる。

今作初登場の魔法。対象を透明にすることで、物理攻撃を完全に回避する。その代わりに魔法は必中になり、透明状態も解除される。消費MPは18で、魔石からはファントムの他、GBA版で追加されたサボテンダーからの習得が可能。セリスはレベル48で習得する。
物理攻撃に加えて、武器投げについても無効にすることが可能。火遁などの忍術についてはダメージをくらい、透明状態も解除される。
SFC版とPS版においては即死への耐性が無視され、「バニシュ」をかけた敵に対して「デス」を使用することで、強力なボス戦であっても即終了する「バニシュデス」という有名な裏技が存在した。
GBA版以降では即死耐性が無視されなくなったため、即死への耐性を持つ敵に対しては「バニシュデス」を使っても効かなくなってしまっている。

ヘイスガ

味方全員にヘイストをかけることができる。終盤は特に活躍する魔法でもある。

ヘイスガはヘイストの上位魔法で、単体にしか使えなかったヘイストを全体にかけることができる。消費MP38で、セリスはレベル52で修得する他、ケーツハリーとサボテンダーの魔石からの習得が可能。
覚えられる時期は世界崩壊後になるが、終盤のモンスターには素早さが高い敵が多いため、一度に全員にかけられるヘイスガは味方の強化に有効な魔法である。素早さが90以上のマジックマスターやデスゲイズとの戦闘では特に重宝する。

ホーリー

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