ファイナルファンタジーVI(FF6)の魔石まとめ

「魔石」とはFF6に登場する重要アイテムのこと。
装備することで強力な魔法が使用できるようになる他、装備する魔石によってキャラクターのレベルアップ時のステータスが変わるなど、バトルシステムと大きく結びついてる。
魔石によってキャラクターの成長方向や得意・不得意をプレイヤーの自由にでき、キャラクターの自由なカスタマイズが可能となっている。

『ファイナルファンタジーVI』の概要

『ファイナルファンタジーVI』とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)製作・発売の日本のRPG作品。
ファイナルファンタジーシリーズの本編第6作目にあたる。
1994年4月2日にスーパーファミコン(以下SFC)向けのソフトとして発売され、PlayStation用の移植版、ゲームボーイアドバンス版など、様々なプラットフォームで移植されている。

本作では魔法の位置づけが大きく変わり、ごく一部の人間にしか扱えない失われた技術である設定になっている。
そのため、システムもそれに対応した物となっており、「魔法が使えない人間でも魔法を使えるように」として登場したのが魔石と呼ばれるものである。
この魔石(から抽出できる魔法という技術)を求めたガストラ帝国の野望を阻止するのがFF6の序盤のストーリーラインとなっている。

グラフィックは前作にあたるFF5とほぼ変化のないドット絵だが、「プレイヤーキャラクターとして操作できるキャラクター全員が主人公」といえるほど各キャラクターに細かな設定や生い立ちが決められており、それらが綿密に関わって物語を形成している。
発売から20年以上経過した現在でも、作品そのものやキャラクターのファンは根強く存在している。

魔石について

「魔石」とはFF6に登場する重要アイテム。
魔石は異世界に住む幻獣(いわゆる召喚獣)が死んだ時に、その幻獣の力のみをこの世に残したものであり、大きな魔力を秘めているものとされ、シナリオでも幻獣および魔石をめぐっての壮大な戦いの様子が描かれる。

魔石を装備することで、戦闘中一度に限り魔石に宿る幻獣を具現化させる「召喚魔法」が使用可能になる。
また、魔石ごとに設定されている「魔法修得値」を獲得することで、魔法を習得できるようになる。
魔法習得値は戦闘によって得ることができる一種の経験値のようなもので、キャラクターのレベルアップの経験値とは別の値。
習得できた魔法は魔石を外しても使用することができる。
習得できる魔法や習得の早さは魔石によって異なり、後半に手に入る魔石ほど、より強力で便利な魔法を習得できたり、効率よく多くの魔法を習得できたりする傾向にある。
さらに、装備者がレベルアップする際、パラメータアップにボーナスが付く魔石もある。

ファイナルファンタジーVIの魔石一覧

ラムウ

シナリオ上、最初に手に入る魔石。

幻獣ラムウとして登場し、魔石とは何か、幻獣とは何かを語り、そして自らの雷撃によって魔石ラムウとなりプレイヤーの力となる。
雷属性の召喚魔法「裁きの雷」を使用でき、「サンダー」「サンダラ」など雷属性の魔法を習得できる。

同じ幻獣のイフリートやシヴァとは兄弟関係であり、離れ離れになってしまったイフリートやシヴァに対して心配するような台詞が聞ける。
この設定がきっかけで、以降の作中でも、ラムウ、イフリート、シヴァは3体セットで扱われることが多い。

キリン

シナリオ上、ラムウの魔石とともに入手できる魔石の1つ。
ラムウと行動をともにしていたが、途中で命を落としてしまい魔石化したものをラムウが持っていたと思われる。

味方全員にリジェネ(HPが徐々に回復する効果)の召喚魔法「ホーリーブライトン」を使用でき、「ケアル」などの回復魔法を習得できる。
回復魔法を習得できるため、回復手段がアイテムしかなかった序盤にはとても有用な魔石だが、反面、レベルアップ時の魔石装備ボーナスは何も無いのが欠点。

セイレーン

シナリオ上、ラムウの魔石とともに入手できる魔石の1つ。
ラムウと行動をともにしていたが、途中で命を落としてしまい魔石化したものをラムウが持っていたと思われる。

敵全員に「沈黙」(魔法使用不可状態)の状態異常を与える召喚魔法「ルナティックボイス」を使用できる。
覚えられる魔法は敵に状態異常を付与するものが多く、レベルアップ時のステータスボーナスも高いため、戦力が整わない序盤には大活躍できる。

竪琴を持った女性の姿をしているが、海外版では表現規制のため、外見が書き換えられた。
具体的には、青い布の面積が増えて尻が隠されるようになった。
スマートフォンアプリに移植された時も(アプリ自体が万国共通でプレイできるため)グラフィックは海外版準拠である。

表現規制にひっかかり、変えられたセイレーンのグラフィック。(左が日本版、右が海外版)

ケット・シー

シナリオ上、ラムウの魔石とともに入手できる魔石の1つ。
ラムウと行動をともにしていたが、途中で命を落としてしまい魔石化したものをラムウが持っていたと思われる。

敵を混乱状態にさせる状態異常を引き起こす召喚魔法「キャットレイン」を使用できるようになる。
セイレーン同様、敵の行動を妨害する状態異常を引き起こす魔法を舅帰できる。

イフリート

シヴァやラムウとは兄弟関係の幻獣/魔石。
召喚すると、高エネルギーを熱に変換した「地獄の火炎」によって切り裂くように炎を吹き散らして攻撃する。

通常、まず取り逃すことはないが、取り逃すと二度と手に入らない。
「最低歩数でゲームをクリアする」という低歩数縛りプレイでは、ダンジョン内を最低歩数で歩くための最短ルートにイフリートの魔石がないため(直後に上位互換が手に入ることもあり)、イフリートの魔石は無視される。
シナリオ上でガストラ帝国に散々痛めつけられ、用済みになればゴミのようにダストシュートに廃棄され無念と悲嘆のうちに命を落とすことや、低歩数縛りプレイで無視されることなどから、ファンアートでは不憫な役回りで描かれることが多い。

シヴァ

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@keeper

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