すずめの戸締まり（アニメ映画）のネタバレ解説・考察まとめ

岩戸椿芽（すずめの戸締まり）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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岩戸椿芽（いわと つばめ）とは、『すずめの戸締まり』（すずめのとじまり）の登場人物で、主人公岩戸鈴芽の母親。物語開始時点ですでに故人である。
夫と死別したのか、離婚したのか、未婚の母だったかは不明だが、宮城の海岸沿いの町で女手1つで鈴芽を育てていた。休日を利用してイスを手作りしてプレゼントするなど、鈴芽には惜しみなく愛情を注いでいた。物語開始の12年前、東日本大震災に被災し、津波に飲み込まれて行方不明となる。死体は未だ見つかっておらず、鈴芽は「母の死」を受け入れるのにかなりの時間を要した。

宗像羊朗（むなかた ひつじろう）

CV：松本白鸚

草太の祖父にして、閉じ師として彼を育て上げた人物。病か老衰かその両方か、自分では起き上がることもできない状態で、現在は入院している。
閉じ師の役目に強い使命感を持ち、草太が要石になってしまったことを鈴芽から伝えられた際も「それで災害が防げたのなら喜ばしいことだ」と割り切ろうとしていた。

宗像羊朗（すずめの戸締まり）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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宗像羊朗（むなかた ひつじろう）とは、『すずめの戸締まり』（すずめのとじまり）の登場人物で、地震を生み出す力の奔流“ミミズ”を封じることを役目とする閉じ師の一族の老人。
主人公岩戸鈴芽と共に旅をする宗像草太の祖父で、彼からは厳格な師のような存在として敬意と苦手意識を同時に抱かれている。病か老衰かその両方か、自分では起き上がることもできない状態にあり、現在は入院中。閉じ師としての役目を果たすことに強い使命感を持ち、草太が新たな要石となった時も一族の運命として割り切ろうとしていた。

サダイジン

CV：山根あん

ダイジンが要石としての役目を放棄した結果、想定以上の負荷を受けて抜けてしまった東日本の要石が姿を変えた存在。閉じ師の一族とは知り合いらしく、彼の姿を見た草太の祖父の羊朗は「お久し振りです」と声をかけている。
人の悪意や負の感情を増幅する力を持つが、これを別にすればむしろ真面目な性格で、要石としての役目を律儀に果たそうとしている。物語終盤に鈴芽たちと旅をする際は、自身の力を中和するため、真逆の力を持つダイジンを抱えていた。

ダイジンと同様に人語を介する高い知性を持つが、基本的には無口なタイプである。「サダイジン」という名前は自ら名乗ったものだが、これはもう1つの要石が「ダイジン」と呼ばれていることを知り、それに合わせて自分で考えたものと思われる。

サダイジン（すずめの戸締まり）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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サダイジンとは、『すずめの戸締まり』（すずめのとじまり）に登場するキャラクターで、人語を操る黒い大ネコ。
“ミミズ”こと災害を発生させる力の奔流を封じる要石が姿を変えた存在であり、東日本一帯の守護を担っていた。しかし岩戸鈴芽という少女がそうとは知らずに西日本の要石を抜いてしまい、過大な負荷がかかった結果自身も解放される。事態の収拾のために“ダイジン”こと西日本の要石や鈴芽と合流し、ミミズの住まう常世へと踏み込んでいく。人の悪意や敵意を喚起する力を持つ。

『すずめの戸締まり』の用語

常世（とこよ）

日本の大地の下に存在するとされる異界。「全ての時が同時に存在する」とされており、通常の手段では行くことができない。
ごく稀に生きたままこの地に迷い込む者がおり、その場合に限り“最初に迷い込んだ時に通った後ろ戸”を使えば、再び常世に入ることができる。

ミミズ

常世で蠢く力の奔流。後ろ戸を通って地上に噴出し、上空に向かって立ち上り、やがて引きずられるようにしながら大地に激突して大地震を巻き起こす。噴出している後ろ戸を閉めて鍵をかければ消滅する。
常人には視認できず、特殊な才能の持ち主か生きたまま常世を訪れたことのある者だけがその威容を目で確認することができる。

後ろ戸（うしろど）

常世と現世をつなぐ扉。人の想いが集まり、その上で打ち捨てられた廃墟に出現する。
ミミズが現世に噴出する際は、必ずこの扉を通る。人間は通常の手段ではこの扉を通って常世に向かうことはできない。

閉じ師（とじし）

後ろ戸を閉じて鍵をかけることでミミズを処理し、大地震を未然に防ぐことを役目とする一族。特に国家から支援を受けているわけではないらしく、草太は「閉じ師だけでは食べていけない」と語っている。

鈴芽のイス

幼い頃の鈴芽が、母に作ってもらった子供用のイス。脚が一本外れているが、「母の形見」として鈴芽は今もこれを持ち続けている。物語の序盤、ダイジンに呪われた草太が肉体ごと融合させられ、彼の意志を宿して動き回るようになる。当然ながら“動く椅子”として騒ぎになり、「放っておけない」として鈴芽が後ろ戸を閉じる旅に同行する理由の1つともなった。
実は東日本大震災で一度失われている。常世の中で鈴芽が草太をこのイスから解放した際に、同じタイミングで迷い込んできた幼い頃の彼女自身に渡された。時系列を考えると「高校生の鈴芽→幼い頃に常世に迷い込んだ鈴芽」でループしているようにも思えるが、東日本大震災で失われた際にこのイスも常世へ流れつき、そこで現在のイスと融合したものと思われる。