ブリジット・ジョーンズの日記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブリジット・ジョーンズの日記』とは、2001年に公開されたロマンティック・コメディ映画。原作は作家ヘレン・フィールディングの同名コラムで、結婚相手が見つからない女性の寂しい本音を赤裸々に描いている。ブリジットはちょっと太めのシングル女性で、お酒と煙草が止められず、恋も仕事も失敗ばかり。そんなブリジットの等身大の姿が、世の女性の多くの共感を呼び、異例の大ヒットとなった。温かくて親切で正直な愛すべきキャラクター、ブリジットの恋と仕事を巡るドタバタ劇を描いたコメディ満載のハートフルストーリーだ。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の概要
『ブリジット・ジョーンズの日記』とは、2001年に公開された、イギリス・アメリカ合衆国・フランス合同制作のロマンティック・コメディ映画。
原作は1995年からイギリスの日刊紙『ジ・インディパンディント』で連載されたヘレン・フィールディングによるコラムである。
ジェイン・オーステンの大傑作『高慢と偏見』を基に書いたこのコラムは熱狂的なファンを獲得し、後に書籍化され、大ベストセラーとなった。
今作は世界中で2億8000万ドル以上の興行収入を上げる異例の大ヒットとなり、パート2となる『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』は2004年、パート3の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が2016年に公開された。
主役のブリジットを演じたレネー・ゼルウィガーは、テキサス出身であるがイギリス人女性を完璧に、そしてユーモラスに演じ切り、アカデミー主演女優賞など数々の賞にノミネートされた。軽薄浮気男ダニエル役のヒュー・グラントは『ノッティングヒルの恋人』(1999)や『フォー・ウェディング』(1994)などに出演し、「ロマンティック・コメディの帝王」とも呼ばれている。お堅い弁護士マークを演じたコリン・ファースは『英国王のスピーチ』(2010)で主役を演じ、第68回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞した実力派俳優だ。
愉快で奇抜な皮肉屋ブリジットは、仕事もダイエットも中途半端なシングル女性だ。母の計画したパーティーで、生真面目な弁護士マークと出会うが、お互いの第一印象は最悪だった。そんな時、ひょんなことからイケメン上司ダニエルと付き合い始める。ロマンチックな恋に酔いしれるブリジットだったが、あっさりと裏切られ、失意のどん底に落とされてしまう。失恋から立ち上がったブリジットは転職をし、大きなチャンスが舞い降りる。そんな時マークが温かくサポートしてくれ、ブリジットの仕事は大成功を収めた。マークの素晴らしさに気付いたブリジットが徐々に彼に惹かれ始めた矢先、彼はニューヨークに転勤になってしまう。温かくて親切で正直な愛すべきキャラクター、ブリジットの恋の行方を描いたハートフルヒューマンラブコメディだ。
『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ・ストーリー
マークとの出会い
ブリジット・ジョーンズは、32歳ちょっと太めのシングルで、酒と煙草をこよなく愛する女性だ。田舎の実家で行われる新年恒例のパーティーに参加するために、今年も帰省した。帰宅すると母パメラ・ジョーンズとおばのウナ・オルコンベリーが、パーティーを張り切って取り仕切っている。セクハラまがいのことばかりしてくるジェフリーおじさんなど、ブリジットにとっては正直辟易するようなパーティーだった。しかもパメラが毎年のように独身男性を紹介する、お見合いのようなことも行われていた。今年は離婚をしたばかりの弁護士、マーク・ダーシーがその相手だった。マークはトナカイのセーターを着ており、ブリジットはそのダサい格好に一目で幻滅する。またマークは、ブリジットのお酒やタバコ三昧の話を聞いて呆れてしまう。そしてマークが陰で「大酒飲みでヘビースモーカーの売れ残り女」と批判しているのを耳にしてしまい、ブリジットは大きなショックを受ける。そしてこの孤独な人生をなんとかしなければ、と新年から悲壮な決意をする。
ダニエルと急接近
ロンドンの自宅アパートに戻ったブリジットは、ワインを片手にジェイミー・オニールの『オール・バイ・マイ・セルフ』を、髪を振り乱しながら熱唱し、ストレスを発散させる。そして自分の人生を見つめ直すべく、日記をつけることにする。ブリジットは出版社に勤めており、ボスのティッツ・パーヴァートのセクハラや、先輩のパーペチュアの小うるささにウンザリしつつ、上司のダニエル・クリーヴァーに好意を寄せていた。ある朝、飲みすぎで遅刻したブリジットに、ダニエルから奇妙なメールが届く。それは「スカートは病欠か?」という遅刻を揶揄したセクハラギリギリの内容で、ブリジットはそこでウィットに富んだ返信をする。そこから2人のメールのやり取りが始まった。内容はスカートという単語から派生した下ネタだが、ジョーク交じりの際どい会話を楽しむ。明らかにブリジットに好意を抱きだしたダニエルの気を引くために、飲み仲間ジュード、トム、シャザーと共に作戦を立てた。まず体を磨き上げ、ダニエルに気のないそぶりをしてじらし、知的オーラをまとって振舞う。そんな風に友達からアドバイスを受けた。ブリジットは痛みを我慢して脱毛を施し、お腹をへこますために「バカでかい」ガードルを履いて、出版記念パーティーに出かける。そこで同じくパーティーに参加していたマークと再会する。マークは弁護士仲間のナターシャ・グレンヴィルを伴っていた。そしてなぜかマークはダニエルを睨みつけるように見つめ続けていた。ブリジットは知的な女性を振舞おうとするが、スピーチでマイクをオンにし忘れたり、しどろもどろな説明をしたりと、逆に知識人たちの前で大恥をかいてしまう。パーティーで失敗し、落ち込むブリジットをダニエルは食事に連れ出す。そこでマークの話になり、彼とはケンブリッジ大学時代の友達だったとダニエルは話した。そして自分の婚約者をマークに取られ、それ以降絶縁状態だと告白する。秘密を分かち合い、盛り上がった2人はかなり親密な雰囲気となった。あの「バカでかい」ガードルを見られてしまうが、それもジョークで笑い飛ばし、2人は体の関係を持つ。
母の家出
ある日、母パメラからブリジットに電話がかかってくる。パメラは冷え切った夫婦関係が嫌になり、夫コリン・ジョーンズから離れて実演販売の仕事についたと言う。人気テレビショッピングチャンネルの有名な司会者、ジュリアンのアシスタントにスカウトされたのだ。ジュリアンといい雰囲気の母を見て、ブリジットは複雑な思いを抱く。心配になったブリジットは父コリンを訪ねる。コリンは妻が出て行った後の散らかった部屋でぼんやりとTVを眺めていた。ショッピングチャンネルを眺めながら、悪態をついてばかりの父を心配しつつ、ブリジットは彼氏ができたことをコリンに報告する。
ダニエルと週末旅行
順調に交際を進めていくブリジットとダニエルは、親戚が集まる仮装パーティーに参加するために週末旅行に出かける。ダニエルの運転するオープンカーで美しい田舎道を走り抜けながら、ブリジットは「気分はすっかり銀幕の女神」と言った。これは体だけの関係ではなく、まさに真実の愛だとブリジットの心は湧きたつ。緑豊かで静かな湖畔のホテルにチェックインすると、そこにはマークとナターシャ・グレンヴィルも泊まっていた。仕事をしつつ、同じパーティーに参加するためにこちらに来たと言う。真面目に仕事の打ち合わせをしているマーク達の近くで、ブリジット達は酔っぱらいながら子どものようにはしゃぐ。その様子をマーク達は冷ややかな目で見つめていた。楽しい休日を過ごしながら、ブリジットはダニエルに「私を愛している?」と問いかけるが、ダニエルには軽いジョークで受け流されてしまう。しかも翌朝、急な会議と称してダニエルは帰宅してしまった。仕方なくブリジットは1人でパーティーに行くことになった。ブリジットはセクシーな網タイツと黒いレオタードを身にまとい、ウサギの耳を付けてパーティーに出席した。しかしそれは仮装パーティーではなく、カジュアルなガーデンパーティーで、ブリジットは周囲から冷やかな視線を投げかけられる。その上マークにダニエルを非難され、落ち込んだブリジットはダニエルのアパートを訪ねた。
ダニエルの裏切り
ブリジットがダニエルのアパートを訪ねると、なんと出版社の女性社員、ララが当たり前のように裸でくつろいでいた。ダニエルの裏切りと、スリムで知的なララを見て、ブリジットは打ちのめされる。しかもララと婚約したと、ダニエルはためらいながら告白した。打ちのめされたブリジットはお気に入りの曲『アイム・エブリ・ウーマン』を聞きながら、やけ酒とやけ食いに溺れた。その後ジムに通い、お酒と煙草を捨て、人生をやり直そうとテレビ局に転職する。しかし出版社に辞職を申し出たブリジットを、ダニエルは引き留めようとした。するとブリジットは「ここに残ってあなたの近くで働くなら、まだサダム・フセインのお尻ふきやる方がましだわ。」と言い放ち、颯爽と出版社を後にする。テレビ局での初仕事はリポーターの仕事だった。バタバタとした現場で、ブリジットはカメラ画面に向かってお尻をぶつけてしまい、その映像がそのまま放映されてしまう。転職先でも赤っ恥をかいたブリジットはまたまた落ち込む。
マークの告白
自分は何をやってもダメな人間だと思いながら、ブリジットはマグダが主催する夕食会に参加した。マグダはブリジットの友達だが、質の悪い独善的既婚者だ。そこでまたしてもマークとナターシャに遭遇する。パーティーの最中、参加者の1人である既婚男性ウーニーに「まじでとっとと身固めて子ども作れよ」と不躾な言葉を投げかけられる。そこでマークがさりげなく助け船を出してくれ、ブリジットは思いがけず温かい気持ちになる。ダニエルと別れたブリジットに、マークは今までの非礼を詫び、「君が好きだ」と告白する。「ドジで失敗ばかりのありのままの君が好きだ」とマークに言われたブリジットは、どうしていいかわからず戸惑ってしまう。
マークとダニエルの大乱闘
ある日ブリジットは「アガーニー/ヒーニー事件」の判決の取材に行く。この裁判はクルド人自由闘士カフィア・アガーニーの本国への強制送還を、妻のエレノア・ヒーニーが阻止しようと訴えたものだ。カフィアは強制送還後、本国で既に死刑が確定している。なんとその代理人弁護士がマークで、独占インタビューをさせて貰えることとなった。愛する人のために裁判で戦い、勝利を勝ち取ったというドラマチックな大スクープを持ち帰り、ブリジットは一躍マスコミで伝説の人となる。
その日はちょうどブリジットの誕生日で、親しい友人達を自宅に招いて、手料理を振舞うつもりだった。しかし相変わらずドジなブリジットは、なぜかスープが青くなったり、ミキサーを爆発させたりと失敗ばかり。そこに仕事で成功したブリジットにお祝いを言うために、マークが訪ねてくる。マークは料理を手伝ってくれ、会話が弾んだ2人の距離はグッと近づく。その後友達のジュード達も集まり、不味い料理を囲みながらも温かい誕生日パーティーが開かれた。そこに酔っぱらったダニエルがいきなりやってくる。ララと破局し、ブリジットと寄りを戻したいと懇願し始めた。そんなダニエルをマークはいきなり殴り、2人は大乱闘になってしまう。マークに徹底的に打ちのめされたダニエルを見て、ブリジットはダニエルの味方をし、傷付いたマークはその場から立ち去る。ダニエルはブリジットに改めて愛を告白するが、ブリジットはあっさりと彼を振ってしまう。
ダーシー夫妻結婚40周年パーティー
そしてまたクリスマスの季節がやってくる。シングルのブリジットは、実家で父コリンとテレビを見ながら飲んだくれていた。そこになんと母パメラが帰ってくる。結局ジュリアンとは上手くいかず、コリンの元に戻ったのだ。仲直りした両親と共に、ブリジットはマークの両親である、ダーシー提督とジェラルディン・ダーシー夫人の結婚40周年パーティーに出席する。そこで実はマークがダニエルの婚約者を寝取ったのではなく、ダニエルがマークの元奥さんと浮気して離婚に至ったことが分かった。ブリジットは勘違いしていたことをマークに謝り、彼に「ありのままのあなたが好き」と告白する。しかしダニエルは困ったような表情をするだけだった。その時、主役のダーシー提督のスピーチが始まる。そこでダーシー提督は、マークがニューヨークに栄転となったことと、ナターシャといつか結婚してほしいという意向を発表した。それを聞いてブリジットは大きなショックを受ける。
ブリジットとマークの恋の行方
ブリジットは失意の中、ロンドンのアパートに帰宅する。ロンドンの自宅でジュード達に慰めて貰っていると、雪が降りしきる夜にマークが現れた。ニューヨークから戻ってきたと告白するマークにブリジットは感激する。ドラマチックなベットインの前に、セクシーな下着に着替えるためにブリジットは席を外した。しかしその間にマークは無造作に置かれていた日記を目にしてしまう。以前その日記に書いた自身の悪口を読み、マークはアパートを出て行った。またしてもドジを踏んでしまったブリジットは、下着姿のままで雪のロンドンの街中を、マークを追いかけて疾走する。街角の店から出てきたマークをつかまえ、ブリジットは言い訳を並べ立てた。するとマークは今買ったばかりの新しい日記を取り出し、「新たなスタートに使ってほしい」とブリジットにプレゼントする。2人は固く抱きしめ合い、マークはあられもない姿のブリジットを自分のコートで優しく包む。雪が降りしきる中、2人はいつまでも熱いキスを交わしていた。
『ブリジット・ジョーンズの日記』の登場人物・キャラクター
主要人物
Related Articles関連記事
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』とは2016年に公開されたロマンチック・コメディである。ブリジット・ジョーンズシリーズ最後の完結作ということで大きな話題を呼んだ。43歳になっても相変わらずシングルトンのブリジット・ジョーンズだったが、今回はイケメン億万長者ジャックと元恋人マークのと間で恋の三角関係を繰り広げる。果たしてブリジットはどちらを選ぶのか。そして今度こそ彼女は幸せをつかめるのだろうか。世界中の女性に愛されたブリジット・ジョーンズのドタバタ恋愛劇がついに完結する。
Read Article
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』とは2004年に公開されたロマンティック・コメディ映画。前作『ブリジットジョーンズの日記』(2001)の続編としてイギリスとアメリカに共同制作され、またもや大ヒット映画となる。相変わらずドジでぽっちゃり女子のブリジットと、堅物だけど真面目で温かいマークは、恋人として蜜月の日々を送っていた。しかしお互いの育ちや環境の違いで衝突したり、美人な同僚に嫉妬したり、と波乱万丈なブリジットの恋模様がキュートなコメディタッチで描かれている。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ
「ハリー・ポッター」とは作家J・Kローリングが描いた小説から始まり、映画化も行われている作品である。 主人公ハリーが悪と戦いを繰り広げ、魔法を用いた世界で、杖や魔法薬を用いることで魔法や呪文を行使できる。 一部の呪文には、効果が対になる呪文が設定されており、これを作中では「反対呪文」と呼ぶ。 このハリー・ポッターの映画や小説で登場した魔法を一覧にまとめた。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。 普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。 作中には戦いの行方を左右する重要なものや物語の鍵となるものから、魔法使い達の日常で使われるものまで、様々な魔法具やアイテムが登場する。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ハリー・ポッター』とはJ・K・ローリングによる小説及びそれを原作とした映画、舞台、ゲーム作品である。本作は1997年にイギリスで1作目が刊行。その後、全7シリーズが刊行され2007年に完結した。児童書でありながら緻密に設定された世界観に、子供だけではなく大人も引き込まれる物語だ。バラエティ豊かな登場人物たちの言葉には見ている人を勇気づけたり、人生を導くほどの説得力があるものが数多くある。そのため、幅広い世代の人に愛され、共感を持たれる作品となっている。
Read Article
ハリー・ポッターと謎のプリンス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。活発に動き始めた死喰い人。ハリーとダンブルドアはヴォルデモートを倒すため、秘密裏に対策を取り始める。そんな中ハリーは半純血のプリンスと署名された魔法薬学の教科書を発見。疑いながら、所有者に感情移入していく。しかし、死喰い人がホグワーツに現れたことで状況が一変。ダンブルドアが倒され、ホグワーツは最大の危機に陥る。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第六弾。
Read Article
ノッティングヒルの恋人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ノッティングヒルの恋人』とは、ロジャー・ミッシェル監督、リチャード・カーティス脚本、主演はヒュー・グラントとジュリア・ロバーツによる1999年のイギリス映画。イギリスのノッティングヒルで本屋を営む冴えない店主とハリウッド女優のラブストーリー作品。主題歌はシャルル・アズナヴール作曲による「She」をエルヴィス・コステロがカバーして歌った事でも有名。
Read Article
キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。
Read Article
シカゴ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シカゴ』とは、監督ロブ・マーシャルメインキャストにレニー・ゼルウィガー、リチャード・ギア、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの3人を起用したミュージカル映画。 1920年代、ショービジネスと犯罪の町シカゴを舞台に、スターを夢見る主人公が、殺人を起こし刑務所に収容されながらもスターへの道を上る様子を描いている。 キャッチコピーは「この街では、銃弾一発で有名になれる」 近年のアメリカ映画において、ミュージカル映画はヒットしないと言われていたが、そのジンクスを覆した作品ともいわれている。
Read Article
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』とは、2005年にアメリカで公開されたファンタジー映画である。クライブ・ステープルス・ルイスの『ナルニア国物語』を原作としている。本作品はシリーズの第1作目である『ライオンと魔女』を実写映画化した。ある日ルーシーが衣装たんすの中にナルニアを見つける。そこは白い魔女によって支配されていた国だった。ナルニアの民に頼まれたたことをきっかけに、4人は白い魔女と戦う。戦いに奮闘する過程で、4人の兄弟愛もはぐくまれるところがこの作品の魅力の1つである。
Read Article
マンマ・ミーア!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マンマ・ミーア!』とは、2008年にイギリス、ドイツ、アメリカが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。 エーゲ海に浮かぶギリシャの小島を舞台に、シングルマザーの母ドナに育てられたソフィが自身の結婚式でヴァージン・ロードを一緒に歩いてもらうために本物の父親を探し出す物語。 今作は世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAのヒット曲で構成されており、見てるだけで思わず歌い出してしまうハッピーミュージカル映画である。
Read Article
コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)のネタバレ解説・考察まとめ
『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』とは、2015年の英米合作で制作されたスパイ・アクション映画。1960年代に、アメリカや日本で放映されたテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』をリメイクした映画。監督は『シャーロック・ホームズ』シリーズを手掛けたガイ・リッチーが務めた。アメリカの「タイム」誌は、本作を「2015年の映画トップ10」の第9位に挙げている。 東西冷戦下を舞台に、米ソ両国のエージェント同士が手を組み凶悪テロを阻止するというスリリングなストーリー。
Read Article
ハリー・ポッターと秘密の部屋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。二年生になったハリーはドビーに「ホグワーツに行ってはいけない」と忠告を受ける。そして忠告通り、ホグワーツで生徒が襲われるという事件が発生。五十年前に開かれたという秘密の部屋をヒントに、ハリー、ロン、ハーマイオニーがその謎を追う。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第二弾。
Read Article
1917 命をかけた伝令(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『1917 命をかけた伝令』とは、名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に全編ワンカット風に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のウィルとブレイクの2人は、敵軍の罠にかかりそうな前線の味方を救うべく伝令を届ける命を受け、危険な道のりを必死に進んでいく。コリン・ファースやマーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチなどイギリスを代表する俳優が共演しており、世界中で高い評価を受け、アカデミー賞では10部門のノミネートとなった。
Read Article
キングスマン:ゴールデン・サークル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングスマン:ゴールデン・サークル』とは、2017年に制作されたアクション映画。 『キングスマン』の続編であり、前作と同じくマシュー・ヴォーンが監督を務め、タロン・エガートン、コリン・ファースが出演する。 日本では2018年に公開され興行収入17億円を超えるヒット作となった。 イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅してしまい、キングスマンのエージェントであるエグジーは同盟を結んでいるアメリカスパイ機関ステイツマンに協力を求める。
Read Article
シンデレラマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シンデレラマン』とは、2005年にアメリカ合衆国で制作された、実話を基にした感動の映画。右手の怪我と大恐慌によって苦しい生活を強いられていたプロボクサー、ジム・ブラドックが一夜限りの試合で勝利を収める。それをきっかけに再びボクサーとして奇跡の復活を遂げ、恐慌にあえぐ人々を勇気付けていく姿を白熱の試合シーンと家族の絆を交えながら描き出していく。オスカー俳優ラッセル・クロウ主演、共演は同じくオスカー女優レネー・ゼルウィガー、監督も同じくオスカーを獲得したロン・ハワードが務めた。
Read Article
ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』とは、剣と魔法の世界で邪悪な魔法使いの陰謀に挑むアウトローたちの活躍を描いた映画作品。有名テーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を原作とし、世界観も共有している。 盗賊のエドガン・ダーヴィスは、ペテン師のフォージの裏切りによって投獄されるも、脱獄を果たす。奪われた娘を取り戻そうとするエドガンだったが、フォージは邪悪な魔法使いと結託していて手が出せなかった。魔法封じの兜を求め、エドガンは仲間と共に冒険を繰り広げる。
Read Article
オールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『オールド』(原題: Old)とは、2021年アメリカのスリラー映画。監督・製作・脚本は『シックス・センス』、『サイン』など数々の話題作を生み出したM・ナイト・シャマラン。南国のビーチにバカンスに来た家族。案内されたプライベートビーチで、漂流してきた死体を発見した時から事態は一変。次第にビーチにいる人の体にも異変が現れ始め、どんどんと老化していく。時間の概念を覆す不思議なビーチに囚われた人々は、様々な恐怖に襲われる。主演はガエル・ガルシア・ベルナルとヴィッキー・クリープス。
Read Article
アンモナイトの目覚め(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンモナイトの目覚め』とはイギリス・オーストラリア・アメリカ合衆国のドラマ映画。監督は『ゴッズ・オウン・カントリー』で注目を浴びたフランシス・リー。ケイト・ウィンスレット演じる人嫌いの古生物学者メアリーとシアーシャ・ローナン演じる裕福な化石収集家の妻シャーロットが出会い、次第に惹かれ合うヒューマンドラマである。身分も境遇も異なる正反対の二人が化石を通して繋がり合う。メアリーとシャーロットの痛みや孤独が繊細に描かれている。 日本では2021年に劇場公開され、ヒットとなった。
Read Article
ハリー・ポッターと秘密の部屋のあらすじ&キーポイントまとめ!蛇の怪物やトム・リドルについて解説
シリーズ2作目となる『ハリーポッターと秘密の部屋』のあらすじ・ストーリーを紹介。これさえ読めば内容が分かるよう、作品の重要箇所をまとめました。また、蛇の怪物やトル・リドルの正体、大蛇との対決でハリーが剣を入手できた理由など、作品の6つのキーポイントも分かりやすく解説しています。
Read Article
初代ダンブルドア校長を演じたリチャード・ハリスとは【ハリー・ポッター】
『ハリー・ポッターと賢者の石』や『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でアルバス・ダンブルドアを演じた俳優、リチャード・ハリスについてまとめました。プロフィールや若い頃の画像、彼の孫の一声で役を引き受けたエピソードなどを紹介していきます。
Read Article
キングスマンに隠された007シリーズへの愛憎
2015年に劇場公開され大ヒットした、イギリスのスパイ映画「キングスマン」。 劇中では有名スパイ映画である007のオマージュが数多く登場する。そのオマージュに隠されている007シリーズへの愛憎とは。この記事ではその謎を紐解いていく。
Read Article
恋愛がしたいと思わせる胸キュン洋画10選【ノッティングヒルの恋人・ジュリエットからの手紙】
ここで紹介するのは胸キュン必至の洋画10本だ。どの映画もロマンティックな出会いから2人の仲が深まっている様子がつぶさに描写されており、見る人を感動させる作品となっている。観賞後は誰もが「自分も恋愛がしたい」と思うことだろう。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の概要
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』のあらすじ・ストーリー
- マークとの出会い
- ダニエルと急接近
- 母の家出
- ダニエルと週末旅行
- ダニエルの裏切り
- マークの告白
- マークとダニエルの大乱闘
- ダーシー夫妻結婚40周年パーティー
- ブリジットとマークの恋の行方
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ブリジット・ジョーンズ(演:レネー・ゼルウィガー)
- マーク・ダーシー(演:コリン・ファース)
- ブリジットを取り巻く人々
- コリン・ジョーンズ(演:ジム・ブロードベント)
- パメラ・ジョーンズ(演:ジェマ・ジョーンズ)
- ウナ・オルコンベリー(演:セリア・イムリー)
- ジェフリーおじさん(演:ジェームズ・フォークナー)
- 出版社の人々
- ダニエル・クリーヴァー(演:ヒュー・グラント)
- ララ(演:リサ・バービュシア)
- ティッツ・パーヴァート(演:ポール・ブルック)
- パーペチュア(演:フェリシティ・モンタギュー)
- ブリジットの友達
- ジュード(演:シャーリー・ヘンダーソン)
- トム(演:ジェイムズ・キャリス)
- シャロン(演:サリー・フィリップス)
- マグダ(演:クレア・スキナー)
- ウーニー(演:ドリー・ウェルズ)
- その他の人々
- ナターシャ・グレンヴィル(演:エンベス・デイヴィッツ)
- ジュリアン(演:パトリック・バーロウ)
- リチャード・フィンチ(演:ニール・ピアソン)
- ダーシー提督(演:ドナルド・ダグラス)
- ジェラルディン・ダーシー夫人(演:シャーミアン・メイ)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の用語
- 『高慢と偏見』
- サダム・フセイン
- 「アガーニー/ヒーニー事件」
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ブリジット「気分はすっかり銀幕の女神」
- ブリティッシュ・ジョークの数々
- ブリジット「ここに残ってあなたの近くで働くなら、まだサダム・フセインのお尻ふきやる方がましだわ。」
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 浮気男ダニエルのその後
- レネー・ゼルウィガーの徹底した役作り
- トナカイのクリスマスセーター
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:ジェイミー・オニール「オール バイ マイ セルフ」
- 挿入歌:チャカ・カーン「アイム・エブリ・ウーマン」
- 挿入歌:ガブリエル「アウト・オブ・リーチ」