アンモナイトの目覚め(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンモナイトの目覚め』とはイギリス・オーストラリア・アメリカ合衆国のドラマ映画。監督は『ゴッズ・オウン・カントリー』で注目を浴びたフランシス・リー。ケイト・ウィンスレット演じる人嫌いの古生物学者メアリーとシアーシャ・ローナン演じる裕福な化石収集家の妻シャーロットが出会い、次第に惹かれ合うヒューマンドラマである。身分も境遇も異なる正反対の二人が化石を通して繋がり合う。メアリーとシャーロットの痛みや孤独が繊細に描かれている。
日本では2021年に劇場公開され、ヒットとなった。
『アンモナイトの目覚め』の概要
『アンモナイトの目覚め』(英題:Ammonite)とは、イギリス・オーストラリア・アメリカ合衆国の合作映画で、19世紀のイギリスを舞台に女性古生物学者と若き人妻の惹かれ合う様子を描いた実写映画である。
映画は2020年に製作され、日本では2021年4月9日に劇場公開された。
配給はギャガ。
監督・脚本は40代で映画の製作を始め、その後多くの賞を受賞した実力派のフランシス・リー。
フランシス・リーはイギリスのソイランド・タウン出身で俳優としてキャリアを積んでいたが、40代の頃に映画監督の道へ。デビュー作の長編映画『ゴッズ・オウン・カントリー』(2017年)がサンダンス映画祭でプレミア上映されると、ワールドシネマ監督賞を受賞した。その他に、自ら脚本・監督を手がけた短編映画『The Last Smallholder(原題)』、『The Farmer's Wife(原題)』、『Bradford Halifax London(原題)』などがある。また、自身がゲイであることをカミングアウトしている。
主要キャストとしてケイト・ウィンスレット、シアーシャ・ローナン、ジェマ・ジョーンズ、ジェームズ・マッカードルなどが出演している。特にケイト・ウィンスレットは『タイタニック』(1997年)で知られる実力派女優で、アカデミー賞にも7度ノミネートしている。また、『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2020年)や『レディ・バード』(2018年)などで知られるシアーシャ・ローナンもアカデミー賞に4度のノミネートを誇っている。そんな実力派2人の演技が光った『アンモナイトの目覚め』は、第73回カンヌ国際映画祭やテルライド映画祭でオフィシャルセレクションに選ばれたが、新型コロナウイルス感染拡大のため映画祭自体が取りやめとなり、プレミア上映は先延ばしとなった。
『アンモナイトの目覚め』は、第45回トロント国際映画祭でオフィシャルセレクションとして初上映されると、アカデミー賞最有力との賞賛を浴び話題となった。
舞台は19世紀のイギリス、海辺の町ライム・レジス。古生物学者のメアリーは観光客用に化石を掘り自身の店でアンモナイトを売る生活をしている。そんなメアリーの店に化石収集家のロデリック・マーチソンが妻のシャーロットを連れて現われた。紆余曲折ありシャーロットを預かって欲しいとロデリックに頼まれたメアリーは断り切れずシャーロットを預かることに。最初は冷たく接するメアリーだったが、正反対なシャーロットと関わるうちに次第に心が変化してゆく。メアリーは、シャーロットとの関係を通して自身も気がつかなかった感情や底に隠していた秘密を掬いあげることができた。『アンモナイトの目覚め』は、本当の自分を発掘する女性達の物語でもあるのだ。
『アンモナイトの目覚め』のあらすじ・ストーリー
メアリーの栄光
古生物学者のメアリー・アニングは、出身であるイギリス南西部の町ライム・レジスで母親のモリー・アニングと二人、細々とした暮らしをしている。家庭が貧しく10人兄弟のうちの8人が亡くなっており、現在の家族は母親と離れて暮らす兄だけである。そのため母親は亡くなった8人の子供達を小さな動物の置物に見立て、大切にしている。
メアリーはかつてイクチオサウルスの全身化石を発掘し大発見として一部の人には名を知られた古生物学者となったが、女性である彼女の名はすぐに歴史から埋もれてしまった。そして化石が大英博物館に展示されたことも過去の栄光となった。今では母親と生活を続けるために、海辺で観光客用のアンモナイトを発掘する日々を送っている。
メアリーとシャーロットの出会い
そんなメアリーの店にロデリック・マーチソンが妻のシャーロットを連れて訪れる。彼は化石収集家だと言い、地質学会内で有名なメアリーの仕事の様子を見学させて欲しいと頼み込む。世間から繋がりを絶って暮らしていたメアリーは彼の誘いを嫌がるが、謝礼のためにしぶしぶ受け入れるのだった。さらに彼は、妻のシャーロットを数週間預かって欲しいとメアリーに依頼する。というのもシャーロットは以前身ごもった自分の子が流産してしまった過去があり、そのことが原因で鬱のような状態になってしまったのだ。そのため静かなこの町で療養させたいという。さらなる頼み事にメアリーは困惑した。
翌日、メアリーはシャーロットがいるというイレギュラーに戸惑いながらも仕事をしに浜辺に寄る。その間不機嫌そうにしていたシャーロットだったが、メアリーも気にせず黙々と仕事を続ける。そしてついに口を開いたかと思えば仕事に対しての助言だったのでメアリーは「口出ししないで」と冷たく突き放した。
翌日、シャーロットは健康のために良いとされていた海水浴に出かける。しかし寒空の中での入水が体に堪え、すぐにギブアップしてしまう。
熱
翌日、店の扉をせわしなく叩く音でメアリーが鍵を開けると、シャーロットが倒れ込んできた。驚いたメアリーがすぐに医者を呼ぶ。往診したドクター・リーバーソンによると、高熱で24時間体制の看護が必要だと言う。前日の海水浴が原因だ。付きっきりで看護なんて無理だと拒絶するメアリーだったが、苦しそうな表情を見せるシャーロットの様子に考えを改める。そして知り合いの薬屋であるエリザベス・フィルポットを訪ね軟膏を購入し、シャーロットのために看病をこなした。自分のベッドを貸し、濡らした布巾で汗を拭き、丁寧に軟膏を塗る。そんな甲斐甲斐しいメアリーの看病のおかげでシャーロットは見事な回復を見せた。この出来事がきっかけで、二人の緊張はほどけていく。一緒に散歩をしたりして過ごしていたあるとき、自分もメアリーの役に立ちたいと思ったシャーロットはにんじんの皮を剥こうとする。しかしうまくできない。その様子を見たメアリーは彼女に石炭を運ぶよう頼んだ。しかしシャーロットは重たい石炭を持ち運ぶことができずに床にバケツごと落としてしまう。自分一人では何もできないという無力さを痛感し泣き崩れてしまうシャーロットだが、メアリーはそんな彼女に優しく寄り添うのだった。その日の夜、ずっと椅子で寝ていたメアリーはシャーロットに誘われベッドに二人で寄り添い、寝ることになった。
その後、経過を見に来たリーバーソンがメアリーを自宅の音楽会に誘う。誘いを受けたメアリーはシャーロットと一緒なら出席すると言い、彼は承諾した。音楽会に心を躍らせる二人は、綺麗な衣服を身に纏い出かける準備をする。馬車に乗って音楽会に出向き、リーバーソンに出迎えられた。久しぶりの人との交流に慣れず戸惑いを見せるメアリーは、少し離れた席に座る。一方シャーロットは、リーバーソンに紹介されたエリザベスと談笑しており、楽しげにしていた。メアリーは、シャーロットが生き生きと楽しそうに談笑する社交的な姿を見て居心地が悪くなった。彼女に対して距離感を感じ、嫉妬心が湧き上がった。また、自身がかつてエリザベスと親密な関係だったことも心境を複雑にさせる要因となった。
そして降りしきる雨の中傘も持たずに会場を飛び出すと、メアリーは一人で自宅に帰った。
溢れる情動
その後シャーロットが帰宅し、メアリーにどうして置き去りにしたのかと憤るが、落ち込んだ彼女の様子を見て、嫉妬しているのだと悟る。彼女の感情を汲み取ったシャーロットは「今夜のあなたは輝いていた」と彼女の手を握りながらささやいた。その後二人は浜辺で化石採集を始める。そこで目立つような大きな岩を見つけたシャーロットは採取しようと伝える。メアリーは大きすぎて持ち運べないというが、彼女は構わず泥を払う。結局メアリーと協力をして泥だらけになりながら岩を採集した。壊れたボートの一部を板にし、そこにロープを巻き付けて持ち運んだ。店で作業を続けるとそれはイクチオサウルスの頭で二人は大いに喜んだ。メアリーが泥や砂を落とす作業をしているとシャーロットが様子を見に来る。そんな二人の様子は、以前では考えられないほど近い。
その後おやすみを言うためにシャーロットがメアリーの頬にキスをしようとすると、タイミングが合わず二人の顔が思わず近づいてしまう。二人の間を流れる時間が停止する。そのまま見つめ合って数秒した後、距離はさらに近づき二人はキスを交わした。互いの思いや自分の中に発露した感情を確かめ合うことができた二人は抱きしめあい、溢れる情動を止めることができなかった。孤独からの解放、泥の中の私を見つけてくれた事への喜びに溢れていた。
翌日、店に男性客が来店する。彼は化石を手に取り、メアリーに対して値引き交渉を始めた。そこでシャーロットが、メアリーの能力の高さと化石を見つけ綺麗にする労力を語り、それに見合った額を払うべきだと彼に伝えた。メアリーのプロフェッショナルな仕事ぶりをそばで見てきたシャーロットの言葉だった。
迫る別れ
そんなキラキラとした輝きのある日々にも終わりが訪れる。それはシャーロットの夫ロデリックからの手紙で、自分の元に戻ってきなさいという勝手な内容だった。手紙を読んだシャーロットは憤り、ベッドに塞ぎ込んでしまった。シャーロットのそばに寄り添うメアリー。そこでシャーロットは彼女に背を向けながら紫のスミレの花が刺繍されたハンカチを差し出した。それはシャーロットが刺繍したもので、彼女へのプレゼントだった。
そして二人は最後の夜を過ごす。
別れの朝、二人は抱擁し挨拶を交わす。シャーロットは夫の用意した馬車に乗り込み、ロンドンへ帰っていった。
再会
再会のきっかけは、メアリーの母モリーの死だった。彼女が病に倒れそのまま息を引き取ると、メアリーは悲しみに暮れた。そんな彼女の元にエリザベスがやってきて、彼女のことを慰める。
そんな折にシャーロットから手紙が届く。内容はモリーが亡くなったことに対するお悔やみと、ロンドンへの招待状だった。
メアリーは船に乗ってはるばるロンドンに向かった。シャーロットの家の門を叩くと、女中が出迎える。シャーロットの姿が見え、彼女に挨拶しようとすると彼女は脇目も振らずキスをしてきた。女中が見ていることを懸念するメアリーだったが、シャーロットは気にも留めていない。そのままメアリーの手を引っ張り部屋へと案内し始める。
シャーロットはメアリーの部屋と洋服まで準備して、今日からここで暮らそうと提案する。意気揚々とこれからの未来を想像するシャーロットとは裏腹に、メアリーは怒りを抑えられない。発掘という仕事に誇りを持って自分の好きに生活してきたメアリーにとって、シャーロットの行動は鳥をかごに閉じ込めるような束縛であり窮屈さを感じるからだ。
そして裏切られたように感じたメアリーは帰ると言う。シャーロットは泊まる場所を心配するが、ホテルを探すからと言われてしまった。衝動的に出て行ってしまったメアリーはホテルのベッドに一人腰掛ける。そこでシャーロットのくれたスミレのハンカチを眺めた。
そしてメアリーは大英博物館に訪れた。そこでかつて自分が発掘したイクチオサウルスの化石を見る。ふと視線をずらすと、化石の展示を隔てた向こう側にシャーロットの姿が見えた。二人は互いに視線を交わし、見つめ合うのだった。
『アンモナイトの目覚め』の登場人物・キャラクター
主要キャラクター
メアリー・アニング(演:ケイト・ウィンスレット)
イギリス南西部ライム・レジス出身の古生物学者。貧しい家庭で育ち、現在は化石を売って細々とした生活を送っている。彼女の発掘したイクチオサウルスの化石が評価され大英博物館に展示されたが、彼女の名は忘れ去られていた。人付き合いが苦手でシャーロットに対して冷たく当たっていたが、彼女の明るく溌剌とした姿に次第に心をほぐしてゆく。
シャーロットの住むロンドンに招かれ向かうが、彼女の自分勝手な振る舞いに抵抗する。
シャーロット・マーチソン(演:シアーシャ・ローナン)
ロンドンに住む裕福な化石収集家の妻。過去に子供が流産し、うつ病を患う。
夫に抑圧されており、憔悴し疲れ切った様子だったが、メアリーと出会い化石採集や日々の生活を共にすることで本来の自分を取り戻してゆく。
ロンドンにシャーロットを招き、思いあまって彼女の住居をサプライズで用意するが空振りに終わる。
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目次 - Contents
- 『アンモナイトの目覚め』の概要
- 『アンモナイトの目覚め』のあらすじ・ストーリー
- メアリーの栄光
- メアリーとシャーロットの出会い
- 熱
- 溢れる情動
- 迫る別れ
- 再会
- 『アンモナイトの目覚め』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- メアリー・アニング(演:ケイト・ウィンスレット)
- シャーロット・マーチソン(演:シアーシャ・ローナン)
- ロデリック・マーチソン(演:ジェームズ・マッカードル)
- モリー・アニング(演:ジェマ・ジョーンズ)
- ドクター・リーバーソン(演:アレック・セカレアヌ)
- エリザベス・フィルポット(演:フィオナ・ショウ)
- 『アンモナイトの目覚め』の用語
- イクチオサウルス
- スミレのハンカチ
- ライム・レジス
- 『アンモナイトの目覚め』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 作業をするメアリーとシャーロット
- 音楽会で自分の嫉妬心を自覚するメアリー
- メアリーに部屋を用意するシャーロット
- 化石を隔てて見つめ合うメアリーとシャーロット
- 『アンモナイトの目覚め』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- メアリー・アニングは実在の人物
- ボディダブル無しでの撮影
- 『アンモナイトの目覚め』誕生のきっかけは監督の恋人の誕生日
- 『アンモナイトの目覚め』の主題歌・挿入歌
- 音楽:ダスティン・オハロラン