ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
ミカサ・アッカーマンのプロフィール・人物像
年齢:15歳→19歳
身長:170cm(15歳時点)
体重:68kg(15歳時点)
誕生日:2月10日
血液型:AB型
担当声優:石川由依
実写版:水原希子
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。
壁内人類では希少な東洋人の母とアッカーマン家の父を持ち、幼い頃に母親によって一族の紋章の入れ墨を右手首に入れられている。
幼少期、希少な血筋を狙った強盗によって両親が殺され、ミカサも売り飛ばされそうになっていたところをエレンに助けられる。その際の経験からエレンに強い執着と愛情を寄せるようになった。彼が調査兵団に入ると言ったときには、エレンを守るため自分も調査兵団に入団すると宣言している。
母親譲りの黒髪が特徴的な整った容姿をしており、エレンからもらったマフラーを常に肌身離さず身に着けている。マーレ編以降(ウォール・マリア奪還作戦から4年後)はボブカットからさらに短いショートカットになり、顔立ちも精悍さを増した。
性格は無口で冷静。基本的に表情を表に出さないが、エレンが危機に陥った際は取り乱し、任務を忘れて無謀な行動に出てしまうことも。
口下手で必要以上に話そうとしないが、仲間を奮い立たせようとたどたどしい言葉で演説をしたこともあった。
基本的には仲間想いの心優しい少女だが、エレンを害する者に対しては例え仲間でも容赦しない。104期の同期であるアニが「女型の巨人」の正体だと判明した際は、躊躇するエレンを横目に真っ先にブレードを抜き、敵対姿勢を露わにしている。
戦闘能力
非常に高い戦闘能力を持ち、訓練兵団を主席の成績で卒業している。人類最強と称されるリヴァイ兵士長ほどではないが、並の兵士100人分の戦力と評価され、ミカサを失うことは人類にとっての大損害とまで言われていた。
ミカサの潜在能力が開眼したのは、両親を強盗に殺された事件の時。強盗に反撃されたエレンから「戦わなければ勝てない」と言われたミカサは、この世界の残酷さを認識する。その瞬間からミカサは自分自身を完璧に制御できるようになり、どんな死地にもひるまず落ち着いて最善の行動を取れるようになった。
ミカサの潜在能力の根本は、彼女の父方の一族であるアッカーマン家の血筋が由来とされている。アッカーマン家は巨人科学の副産物として生み出された一族であり、人の姿のまま巨人に匹敵する身体能力を発揮できるとされている。
血筋
アッカーマン家
ミカサの父方の一族。本家と分家に分かれており、ミカサは分家。かつて壁内の王家であるフリッツ家に仕えていた武人の家系だが、約100年前に王家の思想に逆らって以来、迫害され続けていた。
壁内の大勢を占める「エルディア人」とは違い、巨人の脊髄液を投与されても巨人化することがない。また、王家の保有する「始祖の巨人」による記憶の改竄も通用しないため、王政にとってはやっかいな存在だった。
調査兵団のリヴァイ兵士長もアッカーマン一族出身だが、あちらは本家である。
ちなみにミカサは知らなかったことだが、リヴァイの叔父であるケニー・アッカーマンが王政側に下ったことで、アッカーマン家への100年に渡る迫害は終結している。そのため、ミカサがアッカーマン姓を名乗って訓練兵団に入っても何の迫害もされなかった。
東洋の一族
ミカサの母方の一族も、アッカーマン家と同様に王政に逆らって迫害され、ウォール・マリアの僻地に追いやられた。その家系は「東洋の一族」と呼ばれ、現在ではミカサ以外絶滅したとされている。
強盗3人組がミカサの家を襲ったのも、貴重な東洋人を競売にかける目的だったようだ。
後に壁外のヒィズル国から特使がパラディ島(壁内人類の暮らす島)に来た際、ミカサの一族がヒィズル国将軍家の末裔であると明かされる。ミカサが母から受け継いだ紋章は同じく将軍家を祖とするアズマビト家の紋章と同じものであり、特使であるキヨミ・アズマビトはミカサの血縁者にあたる。
100年以上前、フリッツ王家と懇意にしていた将軍家子息はパラディ島に滞在していた。しかしエルディア帝国(フリッツ王家の治めていたエルディア人の国)がマーレ国に敗れた「巨人大戦」の後、ヒィズル国も敗戦国として立場を負われ、苦境に立たされる。その混乱の中、将軍家の忘れ形見はパラディ島に取り残され、迫害されながらも細々と生き延びてきた。
将軍家の末裔であるミカサに対し、アズマビト家は「いつでも迎え入れる」と話していたが、結局戦いが終わった後もミカサはヒィズル国には渡らずパラディ島に残ったようだ。
「2000年後の君」について
エレンに危機が迫った時など、ミカサが時折頭痛に襲われている描写がある。これはエルディア人の祖であり、巨人の力の根源である始祖ユミルが、ミカサの頭の中を覗いていたからだと最終話で明かされている。
始祖ユミルは自分の主だったフリッツ王に死後も従い続けていた。フリッツ王は巨人の力でエルディア帝国の版図を広げるため、巨人の力を子々孫々まで受け継がせることを望んでいた。始祖ユミルは2000年経った今もその遺志に縛られ、「死さえ存在しない場所」で巨人を作り続けていたのである。
なぜそんな不条理に始祖ユミルが耐えていたのかというと、それはユミル自身がフリッツ王のことを愛してしまっていたからだった。
しかし始祖ユミルはこの支配から解放されたいと願い、自分を愛の呪縛から解き放つ人間が現れるのを待っていた。それがミカサである。
ミカサが愛するエレンを自分の手で殺す様を見届けた始祖ユミルは、自分も同じように愛するフリッツ王を殺す決意をする。そして2000年前の時点でフリッツ王が亡くなったことで、始祖ユミルの力は娘たちに受け継がれず、2000年後の世界から巨人の力は失われた。
ようやく愛の呪縛から解放された始祖ユミルは、ミカサに見送られて静かに消滅したのだった。
ミカサ・アッカーマンの来歴・活躍
エレンに命を救われる
アッカーマン家の血を引く父と、東洋の一族の生き残りである母の間に生まれたミカサ。シガンシナ区近郊の山奥でひっそりと暮らしてきた一家だが、ある日突然強盗に襲われ、両親が殺されてしまう。
誘拐されたミカサを助けに来たのは、以前から一家と親交のあったイェーガー家の息子・エレンだった。エレンは強盗の隠れ家に単身乗り込み、3人のうち2人を刺殺。しかし残りの1人に返り討ちにされてしまう。エレンから「戦わなければ勝てない」と言われたミカサは武器を手に取り、アッカーマン家の潜在能力を覚醒させる。強盗の背後から心臓を包丁で突き刺し、エレンを助け出した。
両親を失ったミカサはイェーガー家に引き取られることとなる。その際エレンからもらったマフラーをミカサは常に身に着けるようになった。
「超大型巨人」の出現
イェーガー家に引き取られてから、エレンともう一人の幼馴染であるアルミンと共に平穏な暮らしを送っていたミカサ。しかし突如「超大型巨人」がシガンシナ区の壁を破壊し、街中に巨人の大群が流入する。
ミカサとエレンの目の前でエレンの母・カルラは巨人に食い殺されてしまう。エレンは巨人への復讐を誓い、ミカサはそんなエレンをそばで支えると決意するのだった。
訓練兵団首席卒業
「超大型巨人」と同時に出現した「鎧の巨人」によって、ウォール・マリアの扉は破壊され、人類は活動領域の後退を余儀なくされる。エレンとミカサ・アルミンはウォール・ローゼの開拓地に送られ食料生産に従事させられていた。
そして12歳になったミカサたちは訓練兵団に入団。ミカサはたぐいまれな身体能力で好成績を残し、104期訓練兵団を首席で卒業する。
トロスト区の戦い
しかし正式に兵団に配属される直前、トロスト区に「超大型巨人」が再出現。固定砲の整備をしていた訓練兵達も防衛に駆り出されることとなる。
ミカサはその実力を代われて訓練兵ながら精鋭部隊に編成され、住民の避難誘導を任される。リーヴス商会の会長が荷台を無理やり通そうとして避難の邪魔をするなどのトラブルもあったが、ミカサの説得で住民の避難は無事完了した。
その後ミカサはエレンを支援するため前線に移動。そこでアルミンからエレンが戦死したと聞かされる。ミカサは動揺を隠して生き残った仲間を鼓舞し、孤立した本部の救援に向かう。
しかし、その途中でガス切れのため落下してしまう。一度は死を覚悟するが、エレンの「戦え‼」という言葉を思い出してミカサは最後まで巨人に立ち向かおうとする。
その時、謎の巨人がミカサの前に現れ他の巨人をなぎ倒した。そのおかげでミカサ達は仲間を失いながらも本部に到達し、ガスの補給に成功する。
本部から脱出したミカサ達が見たのは、巨人を襲う謎の巨人の体内から出てきたエレンの姿だった。
死の淵で巨人化能力を目覚めさせたエレンは、トロスト区の穴を岩でふさぐという重大任務を任される。しかしエレンは巨人化を制御できず、ミカサを攻撃してしまう。(その際ミカサは頬に傷を負い、その傷跡は最終話になっても消えることはなかった)
アルミンの呼びかけで何とか正気を取り戻したエレンは無事に扉の穴を塞ぎ、人類は初めて巨人の侵攻を阻止したのだった。
調査兵団入団と「女型の巨人」との戦い
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イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。
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目次 - Contents
- ミカサ・アッカーマンのプロフィール・人物像
- 戦闘能力
- 血筋
- アッカーマン家
- 東洋の一族
- 「2000年後の君」について
- ミカサ・アッカーマンの来歴・活躍
- エレンに命を救われる
- 「超大型巨人」の出現
- 訓練兵団首席卒業
- トロスト区の戦い
- 調査兵団入団と「女型の巨人」との戦い
- エレン奪還作戦
- 中央憲兵との戦い
- ウォール・マリア最終奪還作戦
- 世界の真実
- マーレ奇襲
- 混迷するパラディ島
- 「地鳴らし」の発動
- エレンを止めるために
- 天と地の戦い
- エレンの死後
- ミカサ・アッカーマンの関連人物・キャラクター
- エレン・イェーガー
- アルミン・アルレルト
- リヴァイ・アッカーマン
- ジャン・キルシュタイン
- ミカサ・アッカーマンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い!…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…一人でも あなた達は…腕が立たないばかりか…臆病で腰抜けだ…とても…残念だ ここで…指をくわえたりしてればいい…くわえて見てろ できなければ死ぬだけ でも…勝てば生きる…戦わなければ勝てない…」
- 「仕方ないでしょ?世界は残酷なんだから」
- 「私と…一緒にいてくれてありがとう 生き方を教えてくれてありがとう …私にマフラーを巻いてくれてありがとう…」
- 「ごめん できない」
- ミカサ・アッカーマンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 腹筋系アイドル
- ミカサの名前の由来は戦艦「三笠」