【進撃の巨人】エレン「女子のタイプ?」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。同期の男子から好きな女性のタイプを聞かれたエレン。恋愛に疎いエレンですが、それ以降自分は誰が好きなのか考えるようになり…。エレンと同期達の恋の行方はどうなるのでしょうか?
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:03:33.60 ID:bzVQr8uL0
エレン(一つ言える事は……今のまま一緒に買い物なんて行ったら……絶対失敗する)
エレン(こんなことなら安請け合いするんじゃなかった……)
エレン(いや、今からでも遅くない)
エレン(今回は断ろう)
エレン「ミカサ!」
ミカサ「?」
エレン「話がある」キリッ
ミカサ(エレンがあんなに真剣な眼差しで……///)
ミカサ「わかった」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:06:19.24 ID:bzVQr8uL0
ミカサ「え」
エレン「悪い、今度の休暇は一緒にいけない」
ミカサ「どうし、て」
エレン(え~と)
エレン「ほ、他に用事があったのを思い出したんだ」
ミカサ「他の用事って?」
エレン「そ、それは……」
ミカサ「心配ない。エレンは優しいから誰かにそう言わされてるだけ」
ミカサ「誰に言わされたの?」
エレン「ち、違う。えっと……」
サシャ「あれ? なにやってるんですか二人ともこんなところで」
エレン(サシャ!? 丁度良かった!)
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:09:52.07 ID:bzVQr8uL0
エレン「サシャとでかけるんだ!」
ミカサ「」
サシャ「え? 何の話です?」
エレン(たのむ話を合わせてくれ! パンあげるから)
サシャ(パァン!)
サシャ「ええその通りです!」
ミカサ「」
エレン「わ、悪いなミカサ」
ミカサ「……サシャ?」ユラリ
サシャ「!? そ、それでは約束護って下さいよエレン! ではでは」ダダダダダッ
ミカサ「」ユラリ ダダダダダダダッ
エレン「いっちまった……」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:15:12.65 ID:bzVQr8uL0
エレン「サシャには悪いことしたな。今度ちゃんとパンをやらねえと」
サシャ「きゃああああああああ!」
ミカサ「逃がさない」
ライナー「ん? 朝から随分元気だn」
ミカサ「邪魔」バキッ
ライナー「ああああああああああああああぐありずばぁっ!?」チーン
サシャ「たすけてえええええ!」
ミカサ「削ぐ」
サシャ「パァァァァァァァァァン!」
コニー「あれ?ライナー、なんでそんなところで寝てるんだ?」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:20:22.91 ID:bzVQr8uL0
アルミン「で?」
ミカサ「どうにかしてほしい」
アルミン「うーん、っていってもねえ」
アルミン(ミカサが急に相談したいことがあるだなんて言ってきたと思ったら)
アルミン(エレンが休暇に一緒にいく約束をキャンセルしてきた原因を突き止めろだって?)
アルミン(照れ隠しだよミカサ)
アルミン(ああでも、こうやって全てをわかった立場でいるといつもの胃痛も起きないや)
アルミン「」ニヤニヤ
ミカサ「何を笑ってるのアルミン」
アルミン「え?」ニヤニヤ
ミカサ「何か知ってるの? 隠すと為にならない」
アルミン「なんのことかなあ」ニヤニヤ
ミカサ「そう、貴方も削ぐ必要があるのね」
アルミン「!?(そんな、急に胃痛が……)」キリキリキリキリ
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:28:50.35 ID:bzVQr8uL0
ミカサ(エレンが照れている?)
ミカサ(そう。やはりエレンは私の事が好き)
ミカサ(わかっていたこと)
ミカサ(なんで私はもっと早く行動しなかったのだろう)
ミカサ(今までのことはエレンの遠回しなアプローチだった)
ミカサ(ごめんなさいエレン)
ミカサ(ちゃんと気付いてあげられなくて)
ミカサ(エレン……///)
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:32:47.84 ID:bzVQr8uL0
エレン「今日は休暇か……ミカサには約束断ったけど、サシャはあれから全然見かけなくなったし……」
エレン「みんなも出かけちゃったし、俺も一人で街へ行こうかな」
ミカサ「おはよう」
エレン「……!?」
ミカサ「エレン、街へ行きましょう」
エレン「え、え?」
ミカサ「大丈夫、サシャとは話し合い(物理)を済ませている」
エレン「え、え?」
ミカサ「行こう、エレン」グイグイ
エレン「っっっ!?」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:42:22.90 ID:bzVQr8uL0
エレン「お、おいミカサ」
ミカサ「なに?」
エレン「い、行くのはいいから手を離してくれ」
ミカサ「私がついていないとエレンはダメだから」
エレン「」ムッ
エレン「そんなことねえよ! 離せって!」グイッ
ミカサ「あ」
エレン「え」
エレン「あ」ダキッ
ミカサ「///」
エレン「はぅあわあぅぅっわざぁ」
ジャン「」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 18:49:53.38 ID:bzVQr8uL0
エレン「わ、悪い」
ミカサ「構わない」
エレン「それで、今日は何処に行くんだ?」
ミカサ「それは……」
──花屋
エレン「花屋?」
ミカサ「訓練生になってから、おばさんのこと、ちゃんとしてあげる暇が無かった」
エレン「あ……そうだな」
ミカサ「シガンシナにはいけないけれど、せめて壁の前にお花を」
エレン「ああ」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:01:18.06 ID:+WD4YE1q0
エレン(手を合わせて目を瞑るミカサ……綺麗だな)
エレン「綺麗だ」
ミカサ「そうね、いい花」
エレン「……あ、ああ」
ミカサ「??」
エレン「……せ、せっかくだし一緒に飯でも食っていこうぜ」
ミカサ「エレンが言うのならそうしよう」
エレン「お前のそれ、いい加減直した方がいいぞ」
ミカサ「私はエレンと共にいる。これからもずっと」
エレン「……」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:05:31.14 ID:+WD4YE1q0
エレン「ミカサ、おまえは訓練を終えたらどうするつもりなんだ?」
ミカサ「あなたが憲兵団へ行くのなら憲兵団にいこう。貴方が駐屯兵団に行くのなら私もそうしよう」
エレン「……」
ミカサ「調査兵団に行くと言うなら、私もそうするだけ」
エレン「ミカサ」
ミカサ「?」
エレン「そういうのはやめろ。お前はお前のことを考えて決めてくれ」
ミカサ「考えてる。私は家族を失いたくない。家族と長くいたい」
エレン「いやそうだけどそうじゃなくて」
エレン「お前は俺の為に、俺に合わせる気だろ?」
ミカサ「」コク
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:15:09.10 ID:+WD4YE1q0
ミカサ「エレン」
エレン「ミカサ、待ってろよすぐに追い抜いてやるからな」
エレン(そうしたら……その時は)
ミカサ「エレン、無茶しちゃだめ」
エレン「!?」
ミカサ「エレンの筋肉は酷使しすぎて悲鳴を上げている」
ミカサ「もう少し自分を大事にして」
エレン「これは訓練なんだ! そんなこといってられないだろ!」
ミカサ「でも」
エレン「俺の勝手だ!」
ミカサ「エレン……!」
エレン(俺……なにやってるんだ?)
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:18:26.44 ID:+WD4YE1q0
ライナー「ぐわあああああああ!」
エレン「やった! ライナーを倒した!」
ライナー「とうとうやられたな。順位も抜かれたか」
エレン「へへ、いづれトップに立ってやるさ!」
ライナー「がんばれよエレン。といっても俺もすぐに巻き返すがな!」
エレン「おう!」
女「最近エレンかっこいいねー」
女2「ねー」
女3「私アタックしようかなー」
ミカサ「」ギロ
女3「や、やっぱやめよー……」
ミカサ「エレン……」
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:08:49.23 ID:+WD4YE1q0
エレン「お前はこのままいけば首席なんだ。憲兵団にいったほうが」
ミカサ「そこにエレンがいないのなら、私は憲兵団に行く意味を見出せない」
エレン「そんな覚悟で調査兵団にいってどうするつもりだ!」
エレン(あれ? なんでおれこんなに怒ってるんだ?)
ミカサ「貴方を護る」
エレン「~~~っ!」
エレン(ああ、そうか。そういうことか)
エレン「迷惑だ!」
ミカサ「!?」
エレン(俺はミカサに死んでほしくないんだ。ミカサに護られるんじゃなく、護る側でありたいんだ……!)
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:11:19.14 ID:+WD4YE1q0
訓練中
エレン「ハァッ!」
キース「ほう」
キース(エレン・イェーガーは最近特に訓練に励んでいるな)
キース(既に順位は三位、二位のライナー・ブラウンに迫る勢いだ)
アルミン「気合い入ってるねエレン」
エレン「ああ、目標があるからな」
キース(目標か、人一倍目的意識が強いなイェーガーは)
キース(しかし)
ジャン「」
キース(キルシュタインはどうしたのだ?順位をどんどん落としているが)
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:22:54.08 ID:+WD4YE1q0
エレン「ミカサ、格闘訓練で組もうぜ」
ミカサ「わかった」
エレン「シッ!」
ミカサ「っ!」
エレン「どうしたミカサ! 本気を出せ!」
ミカサ「……エレン、何を焦っているの?」
エレン「!」
ミカサ「最近のあなたの成長は確かに凄い、でも無理がたたってる。あなたをそこまで焦らせているものはなに?」
ミカサ「私ならいくらでも相談にのる」
エレン「今は訓練中だぞミカサ」
ミカサ「……わかった」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:30:14.39 ID:+WD4YE1q0
エレン「くそ……ミカサを、越えられない!」
エレン「なんでだ!?」
エレン「もっともっと訓練しないとだめなのか……」
アルミン「もうやめときなよエレン、エレンはオーバーワーク過ぎる。それじゃ体が持たないよ」
エレン「でも、俺は一番になりたいんだ!」
アルミン「どうしちゃったのさエレン。確かに前からエレンは目的意識は強かったけど、無理をすることを良しとはしていなかったよ」
アルミン「強くなろうとはしてもそこに順位なんて求めちゃいなかった」
アルミン「最近のエレンはおかしいよ」
エレン「アルミン、俺どうしても総合一位に、いやミカサより上に行きたいんだ」
アルミン「どうして……」
エレン「俺が、ミカサを護れるくらい強くなったら、あいつに告白しようと思う」
アルミン「!」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:35:56.16 ID:+WD4YE1q0
アルミン「そっか、そうエレンが決めたんだね」
エレン「ああ」
ライナー「話は聞かせてもらった」
ベルベルト「僕もね」
エレン「ライナー、ベルトルト……」
ライナー「俺たちも協力しよう。抜かれたとはいえそこまで差があるわけじゃない」
エレン「ああ! ありがとう!」
アルミン「やれやれ、じゃあ座学は僕が教えるよ」
エレン「サンキュ! アルミン!」
ベルトルト「こうなったら僕ら全員でエレンをサポートして一位に押し上げてやろうじゃないか!」
「「「おーっ!!!」」」
ジャン「」
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:39:07.65 ID:+WD4YE1q0
そして
エレン「ミカサ、手を抜いたら承知しないぞ」
ミカサ「わかった」
エレン「ふっ!」
ミカサ「!」
エレン「はっ!」
ミカサ「くっ!」
エレン「やっ!」
ミカサ「っっ!」
キース「そこまで!」
エレン「あ」
キース「まさかここまで伸びるとはな、イェーガーの勝ちだ」
エレン「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミカサ「……おめでとうエレン」
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:43:15.03 ID:+WD4YE1q0
夜
ミカサ「……話ってなにエレン」
エレン「ああ実は……って何泣いてんだよ?」
ミカサ「泣いてない」
エレン「目が真っ赤じゃねえか」
ミカサ「私に勝ったエレンはもう私を必要としないかもしれない。傍においてくれないかもしれない」グス
エレン「お前、そんなこと考えてたのか」
ミカサ「だから、すぐにエレンを追い抜く」
エレン「それはやめてくれ」
ミカサ「……」
エレン「俺、強くなったかな」
ミカサ「エレンはもともと強い」
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:46:14.87 ID:+WD4YE1q0
エレン「そんなことねえよ」
ミカサ「私は、今でも心の中でエレンの「戦え」って声がないと戦えない」
ミカサ「だからもともとエレンは強い。私を強くしてくれたのもエレン」
エレン「そうか」
ミカサ「うん」
エレン「ミカサ、まだ配属先のことの考えは変わらないのか?」
ミカサ「」コク
エレン「そうか。じゃあその時は、俺がお前を護ってやる」
ミカサ「ううん、私がエレンを護る」
エレン「なあミカサ」
ミカサ「?」
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:46:52.85 ID:+WD4YE1q0
────────────────────
エレン「好きだ」
────────────────────
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:50:50.80 ID:+WD4YE1q0
ミカサ「っ!?」
エレン「いつからだろうな、お前が母さんみたいに見えてきて、そのつぎは夫婦みたいなことを想像してた」
エレン「この先、一緒にいる家族は、ずっとミカサがいい」
ミカサ「私も、私もエレンが好き、大好き」
エレン「ミカサ……」
ミカサ「エレン……」
オイオスナヨ
キャーキャー
チューダチュー
オイジャンイキシテネエゾ
エレン「……あいつら」
ミカサ「エレン、はやく。んっ」
エレン「え? はやくって何を?」
ミカサ「えっ」
エレン「えっ」
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:54:24.54 ID:+WD4YE1q0
※昨晩はあのまま別れました
エレン「おはよー」
クリスタ「あ、おはようエレン!」
エレン「おはようクリスタ」
クリスタ「昨日はうまくいったんだって? 良かったね」
エレン「ああ///」
ミカサ「エレン」
エレン「あ、ああミカサ、おは」
ミカサ「浮気は感心しない」
エレン「はい?」
ミカサ「浮気は感心しない」ジワ
エレン「お、おい!?」
ザワザワ
ジャン「」ガタタッ
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 21:58:02.09 ID:+WD4YE1q0
エレン「おい? どういうことだ?」
ミカサ「朝一番にエレンの部屋侵に……尋ねたらエレンがもういなかった」
ミカサ「今こうしてクリスタと一緒にいる」
エレン「誤解だ! 昨日なんか興奮して寝れなくなって朝まで体を動かしてたんだ!」
ミカサ「体を、動かしてた? 夜通し、クリスタと?」ゴゴゴ
クリスタ「わ、私かんけいないよ? 今ここで会ったばかりだから」
ミカサ「そう、疑って悪かった」
エレン「お前、結構嫉妬深いんだな、知らなかったぜ」
アルミン(は?)
ミカサ「うん、意外と私は嫉妬深い」
アルミン(意外?)
ジャン「 」
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:02:48.29 ID:+WD4YE1q0
エレン「しかし、まさか教官が気を利かせてくれるなんてな」
ミカサ「二人で物資の調達、買い物。これも立派な訓練と任務」
エレン「そうだけどさ、こんなの普通俺たちにやらせないだろ」
ミカサ「私は、エレンと一緒ならどんなところにいてもいい」
エレン「ミカサ……お前って実はすげー可愛かったんだな」
ミカサ「///」
幸せだった。こんな幸せはいつまでも続くもんだと思ってた。
だから忘れていたんだ。
この世界は残酷なんだってことを。
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:05:18.87 ID:+WD4YE1q0
────────────────────
ドオオオオオオオオンッ!!!!!
────────────────────
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:05:50.54 ID:+WD4YE1q0
また壁が壊された。
巨人たちが、入ってくる。
エレン「巨人!?」
ミカサ「エレン! いったん逃げよう!」
エレン「あ、ああ!」
本隊と合流し、指示をあおぐはずだった……のに。
巨人「──!」ンアー
ミカサ「!」
エレン「ミカサーーーーーッ!」ドンッ
ミカサ「えっ」
バクン!!!!!!!!!!!!
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:12:13.38 ID:+WD4YE1q0
赤い飛沫が、飛び散る。
何かが宙を舞う。
見覚えのある何かだ。
いやあれは腕だ。誰かの腕。誰の……?
ミカサ「あ、あ、あ……ああああアア亜ああ亜亜亜アアア亜亜ッ!!!!!!!!!!???????」
ミカサ「エ、エレ……」
舞う、腕。エレン、腕。腕、のみ。
ミカサ「いや、いや、いやあ……」
ミカサ「エレエエエエエエエエエエエエエエンッ!!!!!!!!!」
巨人「」ヌッ ンアー
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:15:05.80 ID:+WD4YE1q0
エレンを食べた巨人が、また大口を開ける
今度は私めがけて
ふざけるな。ふざけるな。ふざけるな……!
ミカサ「ふざ、けるな……!」
殺す、こいつだけは殺す。
絶対に……
──────────コロス。
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:24:51.28 ID:+WD4YE1q0
巨人の噛みつくような攻撃を避ける。
次に飛んでくるのは張り手。巨大な手から繰り出されるそれの攻撃力は凄まじい。
──でも
止められる自信が、あった。
ガシッ
巨人「?」
ミカサ「エレンの、仇……!」
ミカサの体が金色に輝く。
何かが、出そうだった。
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:29:37.68 ID:+WD4YE1q0
なんと形容していいのかわからない。
あえていうならミカサの体力をそのまま物質化したような。エネルギーの塊。
それがミカサの体から解き放たれ巨人に向かっていく。
巨人の頭はそれを受けて吹き飛んだ。
ミカサ「はぁ、はぁ、何? いまの……」
ミカサ「よくわからないけど、仇は、とった……エレン」
ミカサ「エレェェェェン………」グス
巨人「」ヌッ
ミカサ「もう一匹……でももういい……」
ミカサ「エレンのいない世界なんて……」
巨人「ンアー」
ミカサ(良い人生だった……)
?巨人「ウガアアアアアア!!」バキッ
巨人「ギャー」
ミカサ「? 巨人が巨人を攻撃した?」
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:34:48.62 ID:+WD4YE1q0
?巨人「ミカザアアアアア!!!」
ミカサ「!?あの戦い方は……エレン!?」
巨人「」チーン
?巨人「」ジイー
ミカサ「エレン? エレンなの!?」
?巨人「」コク
ミカサ「どうして巨人に……」
巨人エレン「」フルフル
ミカサ「わからない、確かにそうだけど」
巨人エレン「」スッ
ミカサ「あ、エレンが私を持ち上げて……あ」
巨人エレン「」ニッ
ミカサ「エレン……!」
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:38:00.64 ID:+WD4YE1q0
理由なんてどうでもよかった。
間違いなくこの巨人はエレンだ。
エレンはまだいる、ここにいる、それだけがただ嬉しい。
ミカサを護れた。理由なんてどうだっていい。
ミカサを救えたことが嬉しくて、大きな掌の上にミカサを持ち上げた。
ミカサは嬉しそうに笑ってくれた。こんな姿でも俺だとわかってくれた。それがただ、嬉しかった。
だがやはりこの世界は残酷だ。
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:40:46.65 ID:+WD4YE1q0
巨人エレン「!?」
何が起きたのか、わからなかった。
背中に熱さと痛み。
俺の背中は巨人の手によって貫かれていた。
痛みはあるが死ぬほどじゃない。巨人には再生能力がある、そのせいだろう。
だが。
襲ってきた巨人の貫いた手の先にはミカサがいた。
ミカサが「いた」
赤い、血だまり。
エレン(ミカ、サ……?)
「…………」
エレン「」ブチッ
VAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:48:08.33 ID:+WD4YE1q0
その後、突然巨人化したエレンの活躍によって、壁内に入ってきた巨人のほとんどは駆逐された。
そして、二ヶ月の時が過ぎる。
キース「本当に、内地へいくのか、イェーガー」
エレン「はい」
キース「おしいな。お前ほどの男が。お前はてっきり調査兵団にいくものと思っていたが」
エレン「……すみません」
キース「いや、それも一つの選択だ」
エレン「はい」
エレンは、調査兵団には入らなかった。
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:52:48.79 ID:+WD4YE1q0
訓練生最大の成績、ミカサのいない訓練学校でエレンの成績を抜けるものはいなかった。
首席。それがミカサのいない訓練校でもらったエレンの称号である。
エレン「……」
アルミン「エレン、まだ気にしてるの? ミカサのこと」
エレン「……あれは俺のせいだ」
アルミン「難しいかもしれないけど、あまり気にやんじゃだめだよ……」
エレン「……ありがとう、アルミン」
ジャン「この死に急ぎ野郎が! 俺はお前を許さねえからな!」
エレン「……ああ」
ジャン「けっ」
アルミン「気にしないでエレン。ジャン、後半の成績降下がたたって十位以内に入れなかったから気が立ってるんだ」
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 22:58:10.61 ID:+WD4YE1q0
ライナー「……」
ベルトルト「……」
アニ「……」
エレン「お前たちも元気でな」
ライナー「……ああ」
ベルトルト「う、うん」
アニ「まあ、私たちも内地勤務だから、会おうと思えば会えるさ、会おうと思えば、だけどね」
エレン「……ああ」
クリスタ「エレンは、調査兵団入り、やめちゃったんだね……」
ユミル「無理もねえよ……」
クリスタ「うん……」
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 23:05:27.14 ID:+WD4YE1q0
エレン「じゃあ、俺、帰るな」
サシャ「あ、エレン!」
エレン「?」
サシャ「これから最後の打ち上げをしようって言ってますよ。おいしいものも出すみたいです。一緒にどうですか?」
エレン「……悪いけど、帰るよ」
サシャ「そう、ですか……」
エレン「悪いな、せっかく誘ってくれたのに……」
サシャ「いえいえ。またいつかお会いしましょうね」
エレン「ああ」
エレン「それじゃ今度こそ、またな」
エレン「……」
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 23:08:01.11 ID:+WD4YE1q0
エレン「あの日、俺は多くのものを失った」
エレン「決して取り戻せないものを」
エレン「でも、俺は生きていかなくてはならない」
エレン「何故なら……」
エレン「ただいま」
ミカサ「おかえりエレン」
エレン「何も無かったか? 何かやることあるか?」
ミカサ「エレン、気にしなくてもいい。いくら今、片足が無いと言っても、家事くらいできる」
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 23:08:34.81 ID:+WD4YE1q0
ミカサ(私はあの戦いで片足を失った。エレンを突き破って攻撃してきた巨人によるものだ)
ミカサ(当然私はこれ以上訓練生でいることも出来なくなり、開拓地送りになるところだった)
ミカサ(でも、エレンが全ての面倒をみる、と内地で一緒に住むことを提案してくれた。自身も調査兵団入りをやめて内地勤務になってまで)
ミカサ(それから、エレンはよく私を気遣ってくれる。それに、本当に大事にされていることがわかって、正直私にとってこれが片足の代償だと思うと安いものだ)
ミカサ「エレン」
エレン「なんだ?」
ミカサ「今夜は、その///」
エレン「ま、またか?」///
ミカサ「いや?」
エレン「い、いやそんなことは」
ミカサ(ちかいうちに家族も増えそうだし)
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/21(火) 23:09:06.70 ID:+WD4YE1q0
エレン「わかったよ、その、な///」
ミカサ「うん。それじゃ、私を抱き上げて寝室まで連れて行って」
エレン「い、今からか!?」
ミカサ「うん」
エレン「さっき家事位ならできるって言ってたし家の中なら俺が抱き上げなくても……」
ミカサ「……」
エレン「わ、わかったよ!」ダキッ
ミカサ「!」パアッ
ミカサ「エレン」
エレン「ん?」
ミカサ「大好き!」チュッ
ミカサ(実は、最近空を飛べるようになったことは、しばらくだまっておこう)
おわり
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『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。
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進撃の巨人の九つの巨人まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。
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進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。
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進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
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進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
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北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
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『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
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ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
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リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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