FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST(100年クエスト)のネタバレ解説・考察まとめ
『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』とは、真島ヒロによる漫画『FAIRY TAIL』の最終話の続きを描いた、スピンオフ作品である。ストーリーは真島、作画は上田敦夫が担当し、「マガジンポケット」にて連載している。主人公のナツ達が100年間誰も成し遂げた事がないといわれる、100年クエストに挑戦するストーリー。依頼内容は五神竜と呼ばれるドラゴンを封印すること。さらに「ドラゴンイーター」と呼ばれる、新たな勢力も現れ、三つ巴の戦いへと発展していく。
水の魔法を使う魔導士。以前敵同士として対峙したグレイに一目惚れし、グレイを追って妖精の尻尾に加入したほど一途。グレイを想うばかり、すぐに女性を恋敵と警戒したり、グレイを悪く言われると我を忘れて激怒するところが欠点。しかし肉体は水で出来ており物理攻撃が効かず、攻撃魔法も強力で、かなりの実力者である。
白魔導士によって白滅され魔法が使えなくなったが、白魔導士のもう1人の人格・トウカによって洗脳は解かれ、ギルドの危機をナツ達に伝えた。
レビィ・マクガーデン
青髪に黄色のターバンが特徴の、小柄な少女。ガジルとの間にできた子供を身篭っている。自分が母親になる事に驚きつつも、それを楽しみにしている。ガジルのやや子供っぽさの残るところには呆れつつも、彼を大切に思っている。ガジルとジュビアがギルドの新人・トウカを疑って尾行していた際には、「仲間を疑うなんて」とこぼすなど、非常に仲間想いである。
マカロフ・ドレアー
妖精の尻尾の3、6、8代目ギルドマスター。以前アルバレス帝国と戦争した際の後遺症で、脚が不自由になり車椅子で生活している。見た目は小柄な老人だが、かつては優れた魔導士に与えられる称号・聖十大魔道(せいてんだいまどう)に数えられた事もあるほどの強力な魔導士で、現在も有している魔力量は絶大である。自由な発想の持ち主でギルドメンバーからは慕われており、双方親子のように接している。
何十年も前に命を落としたギルドの仲間・レイスのことも覚えており、生前の記憶を失った幽霊となっていたレイスの成仏のきっかけとなった。
カナ・アルベローナ
「魔法の札(マジックカード)」を使用する魔導士。かなりの大酒飲みで、いつも酒樽を抱えている。サバサバとした姉御肌な性格で、ルーシィとは姉妹のような間柄。
妖精の尻尾が白魔導士によって操られてしまった際、酒に酔っていたことで催眠にかからなかった。ルーシィの閃きから、カナのマジックカードの中にギルドメンバー達を閉じ込め、仲間達を安全に白魔導士の支配から解放する。
五神竜
メルクフォビア
五神竜の一頭で、水神竜と呼ばれるドラゴン。
かつては大勢の人間を虫けらのように殺すなどの暴虐の限りを尽くしてきたが、遭難していたカラミールを助け、彼女に慕われるようになったことで人間への敵意をなくす。以来人間との共存を望み、エルミナの街では「水神様」と呼ばれ、信仰の対象となった。メルクフォビアの住む神殿内には水中農園、医療施設、遭難者を見つけるための監視等などがあり、それらはエルミナの民の支えとなっている。
しかし近年、自身の膨大すぎる魔力を抑えきれなくなり暴走し始めた。白魔導士に魔力の権限を奪われ、暴走させられた際にはナツ達によって止められた。以降殆どの魔力を使い果たしたことで、人間のメルクフォビアとしてエルミナの街で生きていく。
アルドロン
五神竜の一頭で、木神竜と呼ばれる。
世界最大種のドラゴンで、両手、背中、両肩の5箇所に街が栄えるほどの巨体をもつ。300年以上前にアクノロギアとの戦いで致命傷を負い、自身の体の上に街を作る様命じて長い眠りについた。街で暮らす人々から養分を吸い取り力を蓄えてきたが、自身でも制御出来ないほどに力が大きくなってしまい、力を封じる為に5つのオーブと守護神を生み出した。
セレーネの指示で白魔導士が全てのオーブを破壊した為、封印から目覚めてギルティナ大陸全土を踏み潰して、我が物にしようと動き出した。しかし街に居合わせた妖精の尻尾の魔導士等が協力して4つの守護神を倒し、熱量を上げたナツによって燃えない木々や葉まで燃やされたことで死亡した。
セレーネ
五神竜の一頭で、月神竜と呼ばれる。
空間を移動する能力や、星の魔力を使う強大なドラゴン。人間の姿はかなりの美女だが、本性は目的達成の為ならば手段を選ばない。
ドラゴンの時代は400年前に既に終わっており、現在も生存している竜がいる事が歪みであると考えている。その為全てのドラゴンを抹殺し人間だけの世界を作り、そこで最強の人間として生きるのが最終目的である。
魔力が異常に増幅するエレンティアを気に入り、エレンティアの黒月山に拠点を置いている。ファリスを唆してアルドロンを復活させ、他の五神竜同士で潰し合いをさせようとするが、ナツ達によって阻まれる。
その後、自身の討伐にやってきたスザクと戦闘。敗れたふりをして、ディアボロスのギルド内部まで入り込み、マスターゲオルクを殺害すると、他の五神竜を倒すという利害の一致から、ディアボロスのギルドマスターに就いた。まずは人間が生み出した強力な兵器の在処を知る為、エレフセリアの心臓を狙ってドグラ大迷宮へと赴く。狡猾にも妖精の尻尾とディアボロスにバトルロワイヤルをやらせる事で、確実に心臓を得ようとする。しかし乱入したイグニアに心臓を破壊され、さらに致命傷を与えられる。
イグニア
五神竜の一頭・炎神竜であり、ナツの育て親のイグニールの実子である。しかし人間に対して友好的だったイグニールとは違い、人間を見下し躊躇いなく殺害する残虐な性格。土神竜ドグラマグを唯一の仲間とし、「兄弟」と呼ばれるほど親しい。またドグラマグとは何らかの共通の目的のために計画を立てており、大迷宮内のエレフセリアの心臓を破壊してドグラマグを復活させた。その際にセレーネと戦闘となるが、五神竜同士とはいえ力に差があるようでセレーネを圧倒し、最後は不意をついた一撃で致命傷を与えた。
メルクフォビアとの戦いに苦戦するナツに炎として魔力を与えたり、ドグラマグに「ナツだけは絶対に殺すな」と告げたりと味方の様な言動が目立つが、実際には強くなったナツと「どちらかが消し炭になるまで徹底的に」戦いたいという欲求からである。
その他のドラゴン
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目次 - Contents
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の概要
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』のあらすじ・ストーリー
- 100年クエスト受注のためにギルティナ大陸へ
- 水神竜とエルミナの街
- 木神竜アルドロンとドラシールの街
- 月神竜を追ってエレンティアへ
- ドグラ大迷宮で土神竜が復活
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の登場人物・キャラクター
- 妖精の尻尾
- ナツ・ドラグニル
- ルーシィ・ハートフィリア
- ハッピー
- グレイ・フルバスター
- エルザ・スカーレット
- ウェンディ・マーベル
- シャルル
- ガジル・レッドフォックス
- パンサー・リリー
- ラクサス・ドレアー
- ジュビア・ロクサー
- レビィ・マクガーデン
- マカロフ・ドレアー
- カナ・アルベローナ
- 五神竜
- メルクフォビア
- アルドロン
- セレーネ
- イグニア
- その他のドラゴン
- ドグラマグ
- イグニール
- ディアボロス
- ゲオルグ・ライゼン
- キリア
- スカリオン・レイダー
- マッドモール
- ネバル
- レイス
- スザク
- キリン
- ミサキ
- ハク
- エレンティアの人物
- ファリス
- トウカ
- 月下美神
- ヨウコ
- ミミ
- ハクネ
- その他の人物
- エレフセリア
- ジェラール・フェルナンデス
- アイリーン・ベルセリオン
- カラミール
- ブランディッシュ・μ
- ゼレフ・ドラグニル
- メイビス・ヴァーミリオン
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の用語
- 組織/集団
- 妖精の尻尾
- 聖十大魔道(せいてんだいまどう)
- 評議院
- 妖精の爪(フェアリーネイル)
- スプリガン12
- 白滅の巫女
- 道具
- 魔水晶
- 魔封石
- 世界/国/地名
- イシュガル
- ギルティナ
- エドラス
- エレンティア
- 種族
- ドラゴン
- 五神竜
- エクシード
- 星霊
- 魔法
- エーテルナノ
- 滅竜魔導士
- ドラゴンイーター
- 滅悪魔導士(デビルスレイヤー)
- 白滅
- 妖精の輝き(フェアリーグリッター)
- 魔導収束砲ウラヌス
- フェイス
- アルタ・フェイス
- アンクセラムの呪い
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ナツ「仲間と行く!!!!だから絶望なんてしねえよ!!!!」
- ナツ「ギルドを敵にするならな」
- ウェンディ「自分の身体を信じて…!!!自分たちの戦ってきた道を思い出して!!!!」
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 真島ヒロも驚く上田敦夫の作画
- アルドロンの大きさは上田のアイディア
- 真島が描いたセレーネ