FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST（漫画・アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』とは、真島ヒロによる漫画『FAIRY TAIL』の最終話の続きを描いた、スピンオフ作品である。ストーリーは真島、作画は上田敦夫が担当し、「マガジンポケット」にて連載している。主人公のナツ達が100年間誰も成し遂げた事がないといわれる、100年クエストに挑戦するストーリー。依頼内容は五神竜と呼ばれるドラゴンを封印すること。さらに「ドラゴンイーター」と呼ばれる、新たな勢力も現れ、三つ巴の戦いへと発展していく。
セレーネに仕える月下美神という部隊の1人で、「不動のミミ」の異名を持つ。筋骨隆々の巨体に、道着を着用している。度々、ビキニ姿のルーシィを見て「エロすぎだろおまえ！！」と赤面している。魔法ではなく霊術を扱う。
「フンハッ」という掛け声で気合を入れる癖がある。ルーシィの持つ星霊で最もパワーのあるタウロスの力にも全く動じないほどの怪力と、最も体術に長けた星霊・カプリコーン以上の体術を持つ。ルーシィとの戦闘では水の攻撃を全て飲み干すという、常識はずれの行動で回避し勝利する。しかし2度目の対戦時には同じ様に回避するが、逆に身軽さを奪われて敗北した。
ハクネ
セレーネに仕える月下美神という部隊の1人で、「雪月花のハクネ」の異名を持つ。
全てのものを凍らせる霊術を扱い、冷気に耐性のあるグレイまでも凍らせるほどの実力を持つ。雪や冷気で戦う他に、対戦相手の記憶から大切な人達の人形を作り出して誘惑したり、幻を見せるなどの攻撃をする。グレイとの戦闘でグレイの氷の魔法を、魔力そのものから凍らせることで無効化。さらにグレイが最も望む幸せな家庭の幻を見せる「無幻雪月花」で永遠の眠りへと誘おうとするが、自らの幸せよりも大切な人達の幸せを願うグレイの心によって破られる。追い込まれて造形魔法での攻撃に切り替えるが、グレイの造形魔法に敵わず敗北する。
その他の人物
エレフセリア
世界最古の魔導士ギルド・魔陣の竜のギルドマスターにして、現在は唯一のメンバー。また、ナツ達が挑む100年クエストの依頼者である。法竜の滅竜魔導士で、その副作用で肉体が完全に竜化してしまった。魔法で人間の姿に変身することは出来るが、実際は体内の構造までがドラゴンへと変わっている。法竜とは知識の事であり、魔法界の様々な物事に深い知識を持つ。
100年前に土神竜ドグラマグと戦い、何とか勝利するも心臓を奪われてしまう。竜化の影響で生きながらえているものの、法竜の心臓をドラゴンイーターに食われてしまうと、魔法界でひた隠されてきた強大な兵器の所在が明らかになってしまう。
ジェラール・フェルナンデス
魔女の罪（クリムソルシエール）所属の魔導士。大体の魔法は使用できるが、中でも天体魔法を得意としよく使用している。以前は聖十大魔道に数えられた事もあるほどの実力者。
幼い頃に奴隷労働させられていた頃にエルザと出会った。その後ゼレフ信仰者によって洗脳され、残虐な性格へと変わり悪の道に逸れて大罪人となる。罪人となっても見捨てずにいてくれるエルザに心打たれ、大きな恩を感じている。改心してからは自分の行いによって人生を狂わせた人を救い、ゼレフ信仰や闇ギルドなどの全ての闇を祓う活動をしてきた。その功績が認められ国より罪を許されてからは、何よりもエルザを大切に思い、彼女を守る為に行動している。
アイリーン・ベルセリオン
元アルバレス帝国軍の幹部で、万物に魔法で付加を与える「高位付加術士（ハイエンチャンター）」。エルザの実母であるが、生まれて間もない娘を捨てた過去がある。滅竜魔法を考案した人物で、世界最初の滅竜魔導士でもある。滅竜魔法の副作用で肉体は完全に竜化してしまい、若く強力な肉体を得る為に、一時はウェンディの肉体を奪ったが失敗。最後はエルザの笑顔を見た事で、娘への愛情を思い出し自決した。
この戦いの中で無意識にウェンディの中に人格を付加してしまい、以降ウェンディの中に人格のみ存在している。ウェンディが死ぬと自分も消えてしまう為、ウェンディに様々な助言をしている。
カラミール
メルクフォビアの世話役の少女。海で遭難していたところをメルクフォビアの気まぐれで助けられて以降、「水神様」と呼び慕っている。メルクフォビアが年々強まる力を抑えきれずに苦しんでいる事を知り、白魔導士にメルクフォビアの魔力を消して欲しいと頼んだ。
五神竜討伐に来たナツ達に初めは敵意を向けていた。しかし白魔導士によってメルクフォビアが暴走した際には、水神様を止めと欲しいとナツ達に助けを求めた。メルクフォビアが人間になってからも「メル様」と呼び、そばで支え続けている。
ブランディッシュ・μ
アルバレス帝国で暮らす魔導士。膨大な魔力量を持つかなりの実力者だが、面倒くさがり屋で戦闘にはあまり参加しない。物体の質量を変える魔法を得意としており、国を極限まで縮小して消滅させられることから「国崩しのブランデッシュ」の異名を持つ。
以前はアルバレス帝国軍幹部として妖精の尻尾と戦争した。その際親の仇だと思い込んでいたルーシィと和解し、敵意をなくして友人となった。ブランデッシュの母がかつてアクエリアスの鍵を所有していたことから、母の形見として鍵を探している。そのため鍵を巡ってはルーシィとライバル関係にある。
ゼレフ・ドラグニル
多くの黒魔法を編み出した、400年前に存在したとされる伝説の黒魔道士。ナツの実兄でもある。「アンクセラムの呪い」によって不老不死となるが、尊いと感じた命を奪い続けてしまう為、長い時を苦しみながら生きた。かつての恋人で同じ呪いにかかっているメイビスと、心の底から愛し合った事で息を引き取った。本作開始時点で、既に故人である。ナツがディアボロスのレイスとの戦闘時に生死を彷徨い、その際に登場。ナツの無意識下の死後の世界・β天国（ベータヘヴン）の中では、妻のメイビスと2人の息子等と幸せに暮らしていた。
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目次 - Contents
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の概要
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』のあらすじ・ストーリー
- 100年クエスト受注のためにギルティナ大陸へ
- 水神竜とエルミナの街
- 木神竜アルドロンとドラシールの街
- 月神竜を追ってエレンティアへ
- ドグラ大迷宮で土神竜が復活
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の登場人物・キャラクター
- 妖精の尻尾
- ナツ・ドラグニル
- ルーシィ・ハートフィリア
- ハッピー
- グレイ・フルバスター
- エルザ・スカーレット
- ウェンディ・マーベル
- シャルル
- ガジル・レッドフォックス
- パンサー・リリー
- ラクサス・ドレアー
- ジュビア・ロクサー
- レビィ・マクガーデン
- マカロフ・ドレアー
- カナ・アルベローナ
- 五神竜
- メルクフォビア
- アルドロン
- セレーネ
- イグニア
- その他のドラゴン
- ドグラマグ
- イグニール
- ディアボロス
- ゲオルグ・ライゼン
- キリア
- スカリオン・レイダー
- マッドモール
- ネバル
- レイス
- スザク
- キリン
- ミサキ
- ハク
- エレンティアの人物
- ファリス
- トウカ
- 月下美神
- ヨウコ
- ミミ
- ハクネ
- その他の人物
- エレフセリア
- ジェラール・フェルナンデス
- アイリーン・ベルセリオン
- カラミール
- ブランディッシュ・μ
- ゼレフ・ドラグニル
- メイビス・ヴァーミリオン
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の用語
- 組織／集団
- 妖精の尻尾
- 聖十大魔道（せいてんだいまどう）
- 評議院
- 妖精の爪（フェアリーネイル）
- スプリガン12
- 白滅の巫女
- 道具
- 魔水晶
- 魔封石
- 世界／国／地名
- イシュガル
- ギルティナ
- エドラス
- エレンティア
- 種族
- ドラゴン
- 五神竜
- エクシード
- 星霊
- 魔法
- エーテルナノ
- 滅竜魔導士
- ドラゴンイーター
- 滅悪魔導士（デビルスレイヤー）
- 白滅
- 妖精の輝き（フェアリーグリッター）
- 魔導収束砲ウラヌス
- フェイス
- アルタ・フェイス
- アンクセラムの呪い
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ナツ「仲間と行く！！！！だから絶望なんてしねえよ！！！！」
- ナツ「ギルドを敵にするならな」
- ウェンディ「自分の身体を信じて…！！！自分たちの戦ってきた道を思い出して！！！！」
- 『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 真島ヒロも驚く上田敦夫の作画
- アルドロンの大きさは上田のアイディア
- 真島が描いたセレーネ