FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST(100年クエスト)のネタバレ解説・考察まとめ

『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』とは、真島ヒロによる漫画『FAIRY TAIL』の最終話の続きを描いた、スピンオフ作品である。ストーリーは真島、作画は上田敦夫が担当し、「マガジンポケット」にて連載している。主人公のナツ達が100年間誰も成し遂げた事がないといわれる、100年クエストに挑戦するストーリー。依頼内容は五神竜と呼ばれるドラゴンを封印すること。さらに「ドラゴンイーター」と呼ばれる、新たな勢力も現れ、三つ巴の戦いへと発展していく。

霊竜のドラゴンイーターで、本人は幽霊である。レイスのことは、何故か滅竜魔導士のみが視認することができる。アルドロン討伐に赴き、ナツと交戦。霊体でありナツからの攻撃を喰らわない為優勢に戦うが、追い込まれたナツが生死を彷徨う中で思念体になった事で、反撃を受ける。強い肉体に憑依して戦う方法に出て、マカロフに憑依してナツを一時は圧倒する。しかしマカロフの若い頃の記憶を通して、自分が生前は妖精の尻尾の魔導士であったことを知り、未練がなくなり成仏した。

スザク

赤竜(せきりゅう)のドラゴンイーターで、黒滅竜騎団に属している男性。 赤い髪をポニーテールにした髪型と、侍の様な振舞い、二字熟語を入れた話し方が特徴的。性格は基本的には真面目だが、任務遂行のためならば対象の状況を一切鑑みる事無く攻め立てたりと冷徹な一面もある。
剣聖竜クルヌギを食した、剣聖の滅竜魔法の使い手で、絶大な強さを持つ。その実力から白滅の巫女から依頼を受けて、エレンティアに呼ばれた。単身で五神竜のセレーネに挑み辛くも勝利したかの様に見えたが、セレーネの思惑にハマってギルドを乗っ取られるきっかけを作ってしまった。大迷宮内で再びナツに遭遇して戦闘となるが、決着がつく前にイグニアの襲撃を受ける。ひとまずイグニアを倒す為に手を組もうというナツの提案に乗り、「ファイアーズ」を結成。ドグラマグ復活という不測の事態には、ナツと共闘する。

キリン

黄竜(おうりゅう)のドラゴンイーターで、黒滅竜騎団に所属している男性。
顎鬚を生やし、モノクルとシルクハットを着用し、常に棺桶を背負っている。ディアボロスの中でも最強の魔導士候補と言われている。
周囲の大気を圧縮し自在に操作して、大気の弾丸による攻撃をしたり、大気で防御することができる。
幼少期にゲオルグに雷竜王エレクシオンを与えられ、食してドラゴンイーターとなった。その際に高値で売れることから心臓だけは食しておらず、エレクシオンの魂に取り憑かれて「心臓を返せ」という悪夢に魘される様になる。以来魂を棺の中に閉じ込め、心臓の持ち主を探していた。
大迷宮で遭遇したラクサスがエレクシオンの心臓から出来た魔水晶を持っていた為、交戦。しかしラクサスがあっさりと魔水晶を捨て去り、逆にエレクシオンの魂を食らって雷竜王の滅竜魔法を得た為、敗北した。

ミサキ

蒼竜(そうりゅう)のドラゴンイーターで、黒滅竜騎団に属している女性。黒滅竜騎団の1人に数えられるほどの実力者で、本人もその強さを自負している。性格は冷静で冷淡。迷宮内のモンスターに苦戦するキリアに攻略法を教えるなど面倒見が良く、「ミサキ姐さん」と呼ばれて慕われている。戦闘においてはミサキが作り出す「青き次元(ブルーディメンション)」という別空間に対戦相手を連れ込み、身体の自由を奪って拷問する。この空間で5秒拷問を受けた者は、現実世界に戻ると5時間分のダメージとなって加算される。その為常に有利に戦うことができる。大迷宮内で遭遇したエルザに対しても一方的に攻撃するが、大切にしていた髪を切られた事で激突。身体が動かない代わりに、装備していた鎧を魔法で動かして戦うという奇策に出たエルザから反撃を受ける。さらには「緋色次元(スカーレットディメンション)」で空間を上書きされたことで敗北した。

ハク

白虎竜のドラゴンイーターの少年。子供でありながら、黒滅竜騎団の1人に数えられるほどの実力者である。素早い身のこなしでの肉弾戦を得意として戦う他に、対戦相手をぬいぐるみに変えて無力化させることができる。ぬいぐるみ化した者はうまく力が入らず、身体も燃えやすくなる他、召喚した星霊までもぬいぐるみになってしまうなど強力な魔法である。
大迷宮内で遭遇したウェンディに一目惚れし、「ボクが君に勝ったら付き合ってほしいなぁ」と持ちかけて戦闘。ウェンディに状態異常解除でぬいぐるみ化を解かれた事で、ますます運命を感じる。序盤は素早い攻撃で圧倒するも、高位付加魔導士級の力を発揮したウェンディに敗北した。

エレンティアの人物

ファリス

エレンティア出身の人間。毛先をカールさせた白髪のロングヘアーと、語尾に「ですわ」という話し方が特徴の美少女。
エレンティアの多すぎる魔力を定期的に消し、世界が爆発するのを抑えてきた白滅の巫女と呼ばれる一族。そのためファリス自身も白滅という魔法を得意としている。ある時に月神竜セレーネが現れ、五神竜を倒さなければエレンティアを滅ぼすと脅された事で、動き出した。まず空間を超える力を持つトウカの体を乗っ取り、アースランドにやってきた。強力な魔力を持つ妖精の尻尾の魔導士達を操り、五神竜と戦おうと考えていたが、失敗した。その後ナツ達がエレンティアからセレーネを追い出し、エレンティアの魔力増大の原因を破壊した事で大きな恩を感じている。

トウカ

エレンティア出身の美人のエクシード。「水の翼」という空間を超える魔法を使える。その魔法を理由にファリスに身体を乗っ取られてアースランドにやってきた。盗賊に襲われそうになっていた所を、偶然通りかかったナツとハッピーに助けられ、以来ハッピーに想いを寄せている。しかしハッピーの名前をずっとナツだと勘違いしていたなどの、天然な一面もある。白魔導士に利用されてしまった妖精の尻尾を助けようと、必死に争いながらジュビアを通じてナツ達にギルドの危機を伝えた。アルタ・フェイス討伐後はハッピーとの別れを惜しみながらも、エレンティアに残った。

月下美神

ヨウコ

セレーネに仕える月下美神という部隊の1人で、「百鬼夜行のヨウコ」の異名を持つ。妖怪を召喚する霊術を使用する。「百鬼」とはいうが数が多いことのたとえであり、呼び出せる妖怪の数は百より多い。またルーシィ、エルザ、ウェンディ、ハッピー、シャルル等を妖怪へ改造した後洗脳し、ナツやグレイと戦わせた。しかし完璧ではない様で、ルーシィはアクエリアスとの絆を頼りに、他の者はウェンディの状態異常解除魔法で元通りとなった。
ナツ達に対して大量の妖怪を召喚して戦うが、ナツ達に加えて全黄道十二門の星霊までも加勢に加わったことで、反撃を受ける。追い詰められると自身を妖怪に変える霊術・外法逢魔時(げほうおうまがとき)で自ら戦うも、エルザに敗北した。

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