【進撃の巨人SS】ライナー「男子会」

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。104期男子たちが女子会ならぬ男子会を開催するSSです。他愛もない会話に花を咲かせる男子たちの可愛らしい(?)様子をお楽しみください。

81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 21:13:11 ID:YowMctqg

コニー「ゼイゼイ…えっとね、その、やっぱ気が合うし。価値観も合うんだよね」

ジャン「二人とも狩猟民クラスタだもんね」

ベルトルト「価値観大事~。てかさ、二人は男子会やるまで付き合ってると思ってた」

マルコ「ねー。男子会で付き合ってないって聞かされた時はビビったんだけど」

エレン「ライライの抱っこ落ち着く。お父さんみたいだし」ユラユラ

ライナー「オトコノコは父性もないとねー」ユラユラ

アルミン「二人してイチャイチャしてずるーい!ライライ、僕にもやってよ!」

ライナー「皆して甘えんぼだなー」

コニー「うう、あっちいいなぁ。ウチも抱っこして貰いたい」

ジャン「まだ尋問タイムは終わってないよー?逃げたら関節極めるからな逃げるなよ」

ベルトルト「壁の向こう見せちゃうぞ!」

コニー「この二人おっかないし!狂戦士じゃん!」

マルコ「じゃあ素直に白状するのだ~。だいじょーぶ、ここだけの秘密にするから」

82 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 21:13:41 ID:YowMctqg

コニー「…んじゃさ、ぶっちゃけちゃう。正直サシャくん…好きかも」カアアッ

ベルトルト「ぶっちゃけキター。やだ、何か照れるねコレ」

ジャン「いいなー初々しい。ウチもミカサ好きになった時こんなだった」

マルコ「ジャミーは今もそうじゃん。マルコは知ってるんですよ~?」

ベルトルト「だよねぇ。ジャミーは年中初々しい」

ジャン「人を童貞こじらせてるみたいに言うのやめてよ!つーん、ウチは大人だもんね」

ライナー「ズル剥けだからってー」

エレン「この中で皮かぶってるのミンちゃんとコーちんだけじゃん?」

アルミン「超えちゃいけないライン考えろよ」

エレン「ごめーん☆」テヘペロ

ライナー「ミンちゃんも怒らない怒らない。ほら、ぎゅっするよ?」

アルミン「もーライライだけが癒しだよぉ~あー癒される」ギュッ

ベルトルト「ライライの大胸筋は1/Fのゆらぎ出しちゃってるかんね~」

83 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 21:14:44 ID:YowMctqg

ジャン「マルピーはそういえばまだ気になる人出来てない系?」

マルコ「うーん、ウチってば望み高いのかな?これだ!って人がいないんだよねー」

ジャン「いっそさぁ、訓練兵団じゃなく先輩で探すってのどう?」

ベルトルト「マルピーは年上似合いそう。真面目ちゃんだから大人にリードしてもらうとか」

ライナー「5歳くらい上とかいいかもね。訓練兵団だと歳離れても2~3歳程度だし」

マルコ「なんかピンと来ないなー。このままじゃオトコに走っちゃいそうで怖いし」

ジャン「ええー百合っちゃうの?マルピー可愛いのに勿体無いよー」

エレン「うん勿体無い勿体無い。俺だってまだ気になる人居ないし、焦ることないよー」

コニー「そうそう。マルピーと恋バナするの楽しみにしてるんだよ?」

マルコ「皆…もー友情感じちゃうじゃん!えへ、もう少し出会い頑張ろうかな」

ジャン「ふふ、マルピーは前向きな方がマルピーらしーよ…」

ベルトルト「いいねー友情してるー。あ、ウチちょっとトイレ行ってくる」

エレン「あ、ウチもいい?連れションいきまー」

ジャン「ほいほい。いってらー」

84 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 21:15:20 ID:YowMctqg

ガチャッ バタン

エレン「…」

ベルトルト「…」

エレン「行くか」

ベルトルト「ああ」

エレン「しかし盛り上がるな。次はちゃんと食料買ってやらねーか?」ジョボボボ

ベルトルト「いいね。騒ぎすぎなきゃ部屋は個室だし、潰れても安心だよね」ジョボボボ

エレン「つかベルっちデカいよね。何センチ級?」

ベルトルト「測ったことないけどー…でもエレリンよかデカいのは確か」

エレン「あ、言ったなー?」

ベルトルト「ふふ。○起するともっと凄いよー。さすがに見せれないけどね」

エレン「さすがに友達同士でも○起チ○コ見せ合うのはねー」

86 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 21:16:02 ID:YowMctqg

ベルトルト「てかさ。マルピーの百合宣言はちょっちビビった。飢えてるんだなーって」

エレン「ビビったビビった。結構悩んじゃうもんなんだね~」

ベルトルト「エレリンが割り切り過ぎなんだって。オトコノコはもっと淫獣だよ?」

エレン「その淫獣カンカクわかんないなー」

ベルトルト「タンパク~。ま、そのうちどうこうしたいオンナノコも現れるって」

エレン「かなー。その時は恋バナさせてよ」

ベルトルト「もちもち。んじゃそろそろ部屋に戻ろっか。つまみ無くなっちゃう」

エレン「年頃のオトコノコは大食いだもんね。戻ろ戻ろー」

ベルトルト「なんかテンション上がりすぎてずっと男子会モードになっちゃいそ」

エレン「あはは、それやばいって。よし今から普段のに戻そうぜベルトルト」

ベルトルト「男子会モードは癖になるね。まあ楽しいんだけど」

エレン「わかるー。とと、これは本当に癖になるな。ははっ」

アハハウフフ

ミカサ「…エレン?」

107 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:33:12 ID:YowMctqg

ガチャ バタン

ミカサ「…」

ユミル「ははっ、マジかよクリスタ…お、ミカサおかえり」

クリスタ「おかえりー。どうしたの暗い顔して?」

ミカサ「いや、」

ミーナ「あのさ…もしかして男子のアレ、ミカサも見ちゃった?」

ミカサ「! ミーナも?」

ミーナ「うん…」

サシャ「…」ソワソワ

ユミル「おいサシャ。やけに挙動不審になってるが…お前も知ってんのか?」

サシャ「そ、そんなことありまひぇん!」ビクウッ

アニ(男子…アルミンはあいつらとは違うよね)

108 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:33:59 ID:YowMctqg

ミカサ「私はエレンとベルトルトが話しているのを見た…しかし、」

ミカサ「あの時の二人の会話はいつもの二人ではない。とても親しい印象を受けた」

ユミル「へーあいつら仲よかったのか。でも友達なら仲良く話すだろ?」

ミーナ「それがさ、違うのよ。何というか…女の子みたいな喋りなの」

ミカサ「そう。私が見た時もそんな喋り方だった」

サシャ「…」

クリスタ「女の子みたいって…男子が、その、オカマとかゲイの人みたいに?」

ユミル「おいおい…それくらい冗談でたまたま…」

ミカサ「アレはガチな雰囲気だった。とても冗談とは思えない」

ミカサ「…ここからは私の予想。出来ればそれは外れて欲しいと思っている」

ユミル「言ってみろよ」

109 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:34:49 ID:YowMctqg

ミカサ「私が思うに、エレン達の部屋は全員があのようになっていると思われる」

アニ「!? じょ、冗談言うんじゃないよ!」

ミカサ「アニ、いきなり大声出すのはやめて」

アニ「同室って言ったら…アルミンとかもそうだと言いたいの?!」

ミーナ「お、落ち着いてアニ!まだミカサが話してる途中だから…」

アニ「くっ…」

ミカサ「私もこのような話をするのは本意ではない。しかし、可能性はあること」

ミカサ「会話の中で二人は誰かのあだ名と思われるものを言っていた」

ミカサ「エレリン、ベルっち、マルピー、ジャミー、ライライ、コーちん、…ミンちゃん」

アニ「ミンちゃん…アル、ミン?」

ユミル「エレリンはエレン、ジャミーはジャン、マルピーはマルコ、ベルっちは…ベルトルさん」

サシャ「…コーちんは、コニーです、か」

クリスタ「ライライは…ライナーね」

110 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:35:19 ID:YowMctqg

ミカサ「…」

アニ「…」

クリスタ「…」

ミーナ「…」

サシャ「…」

ユミル「…なんかさ、女の言葉でアダ名を呼び合うのってさ…」

アニ「うん…」

ミーナ「まるで、その、友情以上の何かを感じちゃうなー…なんて、あはは」

クリスタ「…」ポロッ

ユミル「く、クリスタ!?」

クリスタ「わ、私…ライナーと最近親しくなってて…ひぐっ…」

クリスタ「この前もぉ…ユミルとダブルデートもしててぇ…!」グスグス

111 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:36:06 ID:YowMctqg

ユミル「な、泣くなよクリスタ!わ、私まで…」ポロッ

ユミル「畜生…ベルトルさんは私をホモの隠れ蓑にしたのかよぉ…」グシュッ

サシャ「わた、私、もっ!コニーが、好き、だったのにぃ!」

サシャ「だから!さっきのも黙ってようと、思ってぇ!」ボロボロッ

アニ「わ、私だって!アルミンに、折角、素直になれてぇ…!」ボロボロ

ミーナ「皆泣かないでよぉ…私だってマルコのことちょっと好きだったのに」ポロポロ

ミカサ「エレン…どうして?どうして?」ドオオオ

フエーンヒックヒック ドオオオッ

ミカサ「…取り返そう」

アニ「!」

ミカサ「愛を取り返そう…女は男に泣かされるもの…そんなの駄目」

ミカサ「ホモからノンケに戻す…女の良さに気づかせよう…!」

ユミル「女の…」

クリスタ「良さに…!」

112 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:36:50 ID:YowMctqg

ミカサ「二人は男子会をやっていると言っていた。きっと淫猥な宴に違いない」

ミカサ「まずはそれを徹底的に潰す」

アニ「男子会…いかにもヤバそうな名前じゃない」

ユミル「へっ、面白え。ホモ共の絆をめちゃくちゃにしてやるよ…!」

クリスタ「ライナーの目を覚まさせる!お、男同士なんて健全じゃないもん!」

ミーナ「マルコ…私も、マルコを正気に戻させるわ!」

サシャ「わ、私は…」

ミカサ「サシャ。これは強制ではない…私達が勝手にやろうとするだけ」

ミカサ「でも―――戦わなければ、勝てない!」

サシャ「!!!」

サシャ「…まさか畑を耕していた子に言われるとは思いませんでしたよ」

サシャ(戦うとは生きること。狩猟民はいつもそうやったな…)

ユミル「はっ、いい目をしてるじゃねえか」

サシャ「狩人の心を思い出しました。私も…コニーの心を狩る!!!」カッ

113 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:37:43 ID:YowMctqg

踏まれたオンナのココロも知らずに

地に降りたホモはノンケを待ちわびる

祈ったところで 何も変わらなアッー!い

今を変えるのはホモダチとガチムチ

メス共を踏み越えて

進む腰に 怯えるノンケ

家畜のケツマン 虚偽のバキチン

死せる野獣の自由を!

掘られてた屈辱は 猛撃の嚆矢だ

肉壁のその彼方 獲物を屠る Gay-boy!

迸る○液に その身を震えながら

黄昏に肉を穿つ 紅蓮の肉棒

114 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:38:20 ID:YowMctqg

コオオ…

ミカサ「立体機動準備、よし」

オオオ…

アニ「煙幕準備、よし」

ドオオ…

ユミル「拘束具準備、よし」

スオオ…

クリスタ「催眠薬準備、よし」

ゴオオ…

サシャ「媚薬準備、よし」

バオオ…

ミーナ「避妊具準備、よし」

115 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/06/30(日) 23:38:57 ID:YowMctqg

ドドドド

ドドドド

ドドドド…

ミカサ「これより、」

ミカサ「男子宿舎への進軍を開始する―――」

一同「「「「「応!!!!!」」」」」

ド ン !

エレン「…今、なんか悪寒きちゃったんですけどー」

ライナー「風邪ー?ほら、布団で暖かくしなよねー」ファサッ

エレン「ライライ超優しい!ありがとー!」モゾモゾ

132 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:31:39 ID:iEvdObF2

ジャン「はぁー何だか身体あっついしー。ちょっと外の空気吸ってきまーす」

アルミン「ジャミーは飲み過ぎだよ~」

ジャン「部屋飲みやばいよね。お酒が進む進む。ついでに水汲んでくる」

ベルトルト「よろしくぅ~」

ガチャッ バタン

ジャン「…」

ジャン「行くか…なーんつって。ぶふっ」

キンキンキングゲイナーット フヒヒッ

ミーナ「…一人部屋から出たね」

ミカサ「あれはジャン。よし、捉えて内部の状況を聞き出そう…アニ」

アニ「承知」バッ

133 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:32:10 ID:iEvdObF2

ジャン「はー超さっぱりするしぃ~」バシャバシャ

アニ「―――動くな、私はオンナだ」ジャキン

ジャン「ひょっ!?」

アニ「男子会について聞きたいことがある。黙って付いてきて」

ジャン「ちょ、ちょ、何だこれ!?あ、アニおま…」

アニ「騒げば二度と男を抱けない身体にしてやろうか?」

ジャン「お、男ぉ!?」

ジャン(よく判らねえけど凄い勘違いされてる気がする!ここは説得を…)

ジャン「あ、アニ。落ちつ…」

アニ「…」スッ ピタ

ジャン「ひゃあん」

アニ「動けば股間にぶら下がるそれを…切り落とすよ」

ジャン「ふええ…」

134 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:32:41 ID:iEvdObF2

ベルトルト「なんかさージャミーの帰りが遅くない?」

アルミン「トイレも言ってるんじゃないの?それよりさぁ~このアクセ可愛くない?」

ベルトルト「あ、やばい可愛い。磁気ネックレス?筋肉に優しいよね」

ライナー「デザインもシンプルでゴツいし。うーん買っちゃおうかなぁー」

ベルトルト「なら一緒に買って使い回さない?このデザインなら使い回しイケルっしょ」

エレン「俺はアクセはパスかなー。あんまし食指動かないっていうかさ」

マルコ「エレンももう少しオシャレしなよー。メリケンナックルくらいなきゃ!」

エレン「でもぉーきっと似合わないよぉー」

アルミン「エレン可愛いから似合うって!この隠しナイフとかどう?」

エレン「あ、これ子供の頃に人身売買のクズ殺した時のナイフに似てるかも」

ライナー「へーなかなか可愛いナイフ使ったんだ。じゃあ買っちゃえば?」

エレン「このナイフなら買ってもいいかなぁー」

135 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:33:12 ID:iEvdObF2

パリンッ

ライナー「きゃ!」

アルミン「え、なになに?何か窓から…え、煙出ている?これは一体…!」

マルコ「煙幕だ!布団で抑えろ!」ガバッ

コニー「誰だこんな舐めた真似しやがったのは…!」ブンッ

パリンッ

ミカサ「…煙幕が戻ってきた」

ミーナ「さすがマルコ、冷静な判断ね」

アニ「ジャンを抑えたとはいえ、マルコもまた指揮官候補。簡単にはいかないか」

ユミル「なら一人ずつ誘い出すのがいいだろう」

クリスタ「大胆な行動をすると教官にバレるものね…さてどう誘うか」

サシャ「ジャン、貴方ならどう考えますか?」

ジャン「…友達は売れない」

アニ「へえ」ジャキン

ジャン「! や、やめろ!」

136 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:33:44 ID:iEvdObF2

ベルトルト「一体誰の仕業だろうね。男子会やってる場合じゃなくなってきたな…」

エレン「楽しい男子会を邪魔しやがって!超許せないし!」

コニー「激おこぷんぷん丸だコラァ!」

ライナー「お前ら混ざってるし…ウケル」

アルミン「ライライもね」

マルコ「この部屋は成績上位陣が集まっているからな。面白くない連中の仕業かも」

アルミン「いや、煙幕を持ち出す辺り、これは計画的なことだよ」

マルコ「下手に部屋を出ないほうがいいかもね。アルミン、作戦を練ろう」

アルミン「ああ。…しかしジャンは遅いな。ジャンがいればもっと…はっ」

マルコ「…気づいたようだね。恐らくジャンは捕まっている」

エレン「なんだと…!」

ライナー「くそ!ジャミー…なんてことだ…!」

ベルトルト「これは思ったよりヤバイかもしれないな。敵の正体もわからないし」

コニー「…敵は女だ」

137 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:34:14 ID:iEvdObF2

ライナー「何故そう思うのコーちん!」

コニー「ウチ聞いたもん!窓からオンナノコの声したし!」

エレン「女子がなんでこんな…マジコワなんですけど…」

アルミン「エレリン、考えても仕方がない。ただひとつ確かなのは…」チラッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

アルミン「…相手が女子なら、ますますこの部屋を守らなきゃいけない」

マルコ「男子力MAXのこの部屋見せたらドン引きされるよね、絶対」

ライナー「オトコノコの部屋は秘密がいっぱいあるもんね。エロ本とかオナホとか」

アルミン「そう、見つかったら色々とアウトだ」

ベルトルト「ここがウチらの最終防衛ラインってことか…」

エレン「まるで巨人対人類の縮図みたいじゃん。燃えるっしょ?」

マルコ「訓練で学んだことを活かす時だね!キズナパワー魅せつけてやろーじゃん!」

138 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:34:47 ID:iEvdObF2

ベルトルト「よぉーし!オトコノコの本気を見せてや…」

コンコン

アルミン「!?」

ライナー「…誰だ」

クリスタ『あの…クリスタです。ライナーとお話がしたくって』

ライナー「く、クリスタ!?何故こんなところに」

マルコ「ライナー。これは罠的なものだとマルコ思うんだけど」

エレン「マジヤバだし」

ライナー「だろうな…。クリスタ、すまないが何の用か言ってくれないか?」

クリスタ『ここじゃ言えない』

ベルトルト「明らかに誘い出そうとしているね。クリスタは敵だよライライ」

ライナー「クリスタ、頼むここで言ってくれ。何の用なんだ?」

クリスタ『貴方のが隠しているもの関することなの…』

ライナー「!!??」

ベルトルト「ら、ライナー…!?」

139 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:35:27 ID:iEvdObF2

クリスタ『ココじゃ言えない理由、判ってくれるよね?』

ライナー「く、クリスタ…お前は知って…!?」

ベルトルト「どういうことだライライ!ウチらの秘密話しちゃった系なの!?」

ライナー「言うわけ無いだろ!クリスタ!答えろ!」

クリスタ『…ごめんなさい。言えない』

エレン「おい二人ともどうしたんだよ!何をそんなに動揺してんだ!」

アルミン「ライライ…どうしたのさ…!」

ライナー「すまん。俺はこの部屋を出なければならない」

ベルトルト「僕も行こう。…男子会以上に重要な問題が出てきてしまった」

マルコ「んな―――!?」

コニー「おいおい!お前ら二人が出て行くと戦力が激減じゃねーか!」

エレン「クリスタ!お前一体何が目的…」

ライナー「よせエレリン!」

140 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:36:06 ID:iEvdObF2

エレン「ライライ…」

ライナー「男子会、楽しかったぞ。戻ってこれたら…またやろうな」

ベルトルト「…それじゃ、行ってくるよ皆。バイビー」

バタン

エレン「くそ…どうなってんだよ…!」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

ライナー「行くか」

ベルトルト「ああ」

クリスタ「ありがとう…こっちに来て。大事な話をするから、ね?」

141 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:36:47 ID:iEvdObF2

エレン「…」イライライラ

マルコ「…ねえ、女子の目的ってなんだと思う?」

アルミン「当然…ウチら自身っしょ。ライライとベルっちも今頃は…」

コニー「そーゆー話はなしにしよ!ね!それより…ここも危険だよ」

エレン「ああ。籠城はあくまでさっきまでの話だ」

アルミン「ここも危険だ。部屋の放棄を考えるのも手だと僕は思う」

マルコ「だがどこに女子が潜んでいるか判らない。さてどう脱出したものか…」

コニー「…音だ」

アルミン「音?」

コニー「音がしない。俺は耳がいいんでな、廊下の音くらいなら判る」

マルコ「じゃあ今は…」

コニー「廊下に誰もいないっぽいかも?今がチャンスかな~」

142 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:37:25 ID:iEvdObF2

アルミン「…でも待って。ウチらが部屋を放棄したら、この部屋はどうなるの?」

マルコ「―――! くそっ、そうなるか!マズイな、僕らは部屋から出られないぞ」

エレン「どういうこと?」

アルミン「部屋を放棄すれば誰もこの部屋を守る人がいなくなる…」

マルコ「つまり、オンナノコがこの部屋を見てドン引きしちゃう可能性あるってコト」

コニー「それはマズイな…今からお片づけしない?」

マルコ「この惨状を防衛しながらどうやって片付けるのさ!コーちん適当はNG!」

コニー「真面目に考えたのにぃ」プクー

エレン「でもエロ本くらいは片付けよーよ。一番のアウト物件じゃん」

アルミン「ぐうの音も出ない正論だねエレリン」

マルコ「よし見られたらヤバイものだけでも隠しておこうか」

コニー「戦地獄コーディネートが一番やばい気がするんだけどなぁ…」

143 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:37:57 ID:iEvdObF2

ベルトルト「…ライナー、僕達はどこに連れて行かれるんだ?」

ライナー「判らん。というか段々男子会モード解けてきたなお前」

ベルトルト「自分の正体がバレるか否かの状況であのノリはないだろ…」

クリスタ「…」ジー

クリスタ(距離が近い…ライナー…ベルトルト。やっぱりそうなのね)

クリスタ(ベルトルトまで来たのは予想外だけど…)

クリスタ(幸い待機しているのはユミル!これはまとめていけるかもしれない!)

クリスタ「つ、着いたよ」

ベルトルト「ここは…ええと、資料準備室?」

ライナー「どこだっていい。クリスタ、要件を話して…」

クリスタ「ごめんなさい!ライナー!」プシュー

ライナー「ぐわっ!?」フラッ

ベルトルト「ら、ライナー!?!?」

144 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:38:46 ID:iEvdObF2

ユミル「まさかお前まで来るとはな…だが丁度いい!」プシュー

ベルトルト「うっ!!げほっごほっ、一体何なんだユミル…!!あっ」ドクンッ

ライナー「身体が…熱い…こ、これは」ドクンッ

クリスタ「ライナー…男の子同士で愛しあうなんて不健全だよ」

ユミル「人をホモの隠れ蓑にしやがってよぉ…」

ベルトルト「これ…君たち、さっき噴きかけたのは…」ハアハア

ライナー「媚薬か…!何が目的だ!」ハアハア

シュルッ

ライナー「!? く、クリスタ!?べ、ベルトルト!見るな!」

ベルトルト「なあ!?」

クリスタ「女の子の方がいいってこと…私、教えてあげる」

グニッ

ベルトルト「う、わっ」

ユミル「も、もうこんなに硬くしてるのか…コレを男にしか使わないなんてな」

145 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:39:36 ID:iEvdObF2

ベルトルト「や、やめっ」

ユミル「お前らに教えてやる…女のほうが男よりいいってことを…」

クリスタ「私達初めてだから…あの、優しくしてね?」

ライナー「」

ベルトルト「」

ライナー「最近のオンナノコって」

ベルトルト「肉食だよねー」

ライナー「マジ良くない?」

ベルトルト「超いいと思う。つーわけで」

ライナー「おるああああああああああああああああああ!!!!」

ベルトルト「覚悟せいやあああああああああああああああ!!!!!」

クリスタ「ひええ!?」

ユミル「ひょ、豹変し…うわあああああああ!!!??」

146 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:40:35 ID:iEvdObF2

キャアアアアアアアアア…

ミカサ「!? あれはクリスタとユミルの悲鳴…!」

ジャン「あーあ…」

アニ「何か知ってるの!言いなよ!」

ジャン「だからさっきから言ってるだろ!俺達はホモじゃないっての!」

ジャン(何でベルトルトまで居るのか知らねーけど)

ジャン(俺はああ言えばライナーがオナホのことだと思って、ライナーだけ来るとばかり…)

アニ「そ、それじゃあの二人は…」

ジャン「媚薬噴きかけた上に誘惑してんだ。想像つくだろ」

ミーナ「これはまずいんじゃ…サシャはどうしたの!」

ミカサ「…媚薬入りの煙幕を投げに行った。非常にマズイ、とてもマズイ」

アニ「ど、どうなっちゃうの?」

ミカサ「ライナー達のより濃度を高めにしたやつを投げ込む。つまりそれは―――」

ミカサ「あの部屋の男子の淫獣化を意味する」

147 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:41:10 ID:iEvdObF2

ジャン「…ミカサ。俺はお前に惚れてるから真面目に忠告するが」

ジャン「男の性欲は、時に脳のリミッターを外す」

ミカサ「…!」

ジャン「俺は逃げろと…お前にそう忠告する。それだけだ」

キャアアアアアアアアア…

アニ「サシャの声!?」

ミーナ「助けに行こう!一人で男子四人を相手なんてサシャが死んじゃうよ!」

ミカサ「…ジャン、忠告を感謝する。だが私は行こう」

ミカサ「エレンを取り戻すためじゃない―――仲間を助けるために!!」ダッ

アニ「ミカサに続くよ!」ダッ

ミーナ「ええ!」ダッ

ジャン「…死ぬなよミカサ…」

ジャン(と言うか俺の縄を解けば協力するのに…亀甲縛りつらー…)

148 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 01:42:08 ID:iEvdObF2

ミカサ「サシャ…サシャ、どうか無事で…」

ワーワーキャーキャー ドタバタ…

クリスタ「うえええええええん!!!!ライナーのけだものおおお!!!!」

ライナー「先っぽだけでいいから!!先っぽだけでいいから!!!」

ワーワーキャーキャー ドタバタ…

ミカサ「く、クリスタ!?」

ワーワーキャーキャー ドタバタ…

ユミル「やだやだやだぁ!!ベルトルさんこわいいいいい!!!!」

ベルトルト「君から誘ったんだろ!!!観念して黙って犯されなよ!!!!」

ワーワーキャーキャー ドタバタ…

アニ「横切っていった…ど、どうする!?」

ミカサ「…くっ!今はサシャを優先しよう!サシャの方が分が悪い!」

ミーナ「そ、そうだね!サシャ!無事でいて!」

167 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 03:56:46 ID:iEvdObF2

アニ「くそ…どこから私たちは間違えた?何でこうなった?」

ミカサ「私のせい。私が誤解を広めた…」

ミカサ「だから貴方達は私が何としてでも守る。この身を呈してでも」

ミーナ「ミカサ…」

アニ「一人で背負うのはやめなよ。乗った私達も悪い」

ミカサ「…アニ…」

アニ「判ってると思うけど目的変更しよう…目的は媚薬の効果が切れるまで貞操を守ること」

アニ「相手がホモじゃないなら、こんな無茶な作戦をやる必要はない」

ミーナ「ホモなら初めてを引き換えにしてでもって思ったけど…そうじゃないしね」

ミカサ「処女と引き換えに彼氏ゲットは続かなさそうだし、悲しいっしょ」

アニ「だよねー…はっ」

ミカサ「…ジャン達のがうつってしまった」

アニ「あいつらのあの口調なんなの…影響されないように気をつけよう」

168 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 03:57:35 ID:iEvdObF2

サシャ「はあ…はあ…!」

ドンドンドン!!!
ココカラダセェーオルァー!!

サシャ「と、咄嗟にドアを封鎖して閉じ込めました…が、いつ破られるか!」

ドンドンドン!!!

サシャ「も、もう、抑え切れません…!」

ミカサ「サシャ!」

サシャ「ミカサあああ!待ってましたぁ!」

ミカサ「無事?怪我はな…その格好、やられたの?」

サシャ「ドアを封鎖する時にシャツ破かれまして…はは。でも大丈夫です」

ミカサ「ごめんなさい。貴方を一人にさせてしまった…」ギュッ

サシャ「ミカサ…ふえ…」グスッ

アニ「…」グスッ

ミーナ「女の友情って…いいなぁ…」ズズッ

169 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 03:58:09 ID:iEvdObF2

エレン『ミカサ!そこにいるんだろ!ここから出しなさいよぉー!』

コニー『ふざけた真似しやがって!マジMK5だし!』

マルコ『頭がおかしくなりそうだよ!!!なんなんだこの煙はぁ!!!!』

アルミン『頼むマジで出して!他三人が僕を見る目がヤバくなってきた!!』

アルミン『あ、ちょっとエレリンどこ触って…きゃうっ』

アニ「あ、アルミーン!?」

ミーナ「こ、このまま閉じ込めたら本当のホモになっちゃう人出るんじゃないの!?」

ミカサ「くっ…淫獣化したことで男でもいいという感覚が生まれている!」

ミカサ「しかし出せば訓練兵団にいるすべての女子が被害に合うだろう…」

ミカサ「私はどうしたら…!」

ライナー「協力してやってもいいぜ?」

ミカサ「ら、ライナー!?」

170 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 03:58:40 ID:iEvdObF2

ベルトルト「あー酷い目に遭った…」

アニ「ベルトルトまで…ちょっと、ユミルとクリスタはどうしたの」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

ライナー「ニコッ」

ベルトルト「ニコッ」

ミカサ「うわあああああああああああけだものおおおおおおおおお!!!!!」ガッガッ

ライナー「痛え!」

ベルトルト「抉るように蹴るのやめて!」

アニ「落ち着いて!ミカサ落ち着いて!」

ベルトルト「か、完遂はしてない!完遂はしてないから!」

ライナー「そのままじゃ辛いから尻とか太腿に擦り付けただけだ!!」

サシャ「十分糞野郎ですよ…」

アニ「この人間のドクズがこの野郎…」

171 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 03:59:23 ID:iEvdObF2

ミカサ「ひぐっぐすっ、私のせいでユミルとクリスタが汚れてしまった」

アニ「ミカサ…ううん、ミカリンのせいじゃないよぉ」

サシャ「オトコノコが性欲に忠実なだけだって!ミカリン頑張った頑張った」

ミーナ「完遂はしてないんだから!ね?泣かないでミカリン」

ミカサ「アニ…ぎゅっして…」

アニ「よしよし。ミカリンは頑張り屋さんだ~」ギュッ

ライナー「何でこいつら俺らみたいになってんだ」

ベルトルト「ストレスかな」

ライナー「ストレスかぁー」

アニ「アンタらもその要因になってんだよ!」

ベルトルト「そもそもそっちが悪いんだろ!媚薬とかマジ信じらんないし!」

ライナー「オトコノコにそんなの使ったら下半身おばけになっちゃうじゃん!」

ベルトルト「ねー!」

172 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 04:00:01 ID:iEvdObF2

ミーナ「皆落ち着こ!全員がその口調だと収集つかないから!」

サシャ「ひでえ有様ですね」

ベルトルト「とにかく中の三人をどうにかしないと。僕らより強いの使ってるんだろ?」

ライナー「俺らも5回抜いてやっと正気に戻ったからなぁ…」

ミカサ「5回も…」ゾワッ

ライナー「というか、ジャンはどこにやったんだ?人出は多いほうがいいだろ」

ミカサ「トイレ近くの廊下に縛ったまま置いてきている」

サシャ「私が連れてきましょうか?ジャンは正気のはずだから話は通じますし」

ミカサ「お願い。では私たちはその間に作戦を…」

アルミン『ひんっらめっ!そこはオトコノコの大事な…』

エレン『ミンちゃん…かわいいよ…』

マルコ『可愛いお尻だね…ふふ、皆でかわいがってあげようか』

コニー『ヤりたいことヤったもん勝ち!性春なら!』

アニ「うわああああああああ!!!あああああああああ!!」ガチャガチャガチャガチャ

174 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 04:01:31 ID:iEvdObF2

ベルトルト「ジャンを待ってる暇はないよ!アルミンが犯される!」

ライナー「百合っちゃう!」

アニ「アルミン!アルミンアルミンアルミイイイイイイイイイイン!!!!!」

ミカサ「人数的にはこちらが勝っている!と、突入しよう!」

ミーナ「せ、戦闘準備!」バッ

ガチャ…

エレン「…」ジイ

ライナー「あ、エレリン…良かった。思ったよりも落ち着いて…」

ミカサ(あの目は…人身売買グループを殺した時の目と同じ!!!)

ミカサ「ライナー!下がって!」

ドスッ

ライナー「は?…う、ごほっ」ドサ

バタン

ミカサ「棒でみぞおちを…!あの時と同じ、エレンは駆逐モードになっている!」

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