『ハウルの動く城』は細田守が撮るはずだった!? 宮崎駿との因縁について紹介【スタジオジブリ】

スタジオジブリの人気作『ハウルの動く城』。企画が立ち上がった当時は、「ポスト宮崎駿」とも称されるヒットメーカー・細田守がメガホンを取る予定でした。しかし企画はとん挫し、宮崎駿が監督を務めることになりました。ここでは企画が実現しなかった理由や、ショックを受けた細田守の心境を色濃く反映した監督作品『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』についてを紹介。「細田版ハウルを見たかった」というファンの声も載せています。

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ルフィが白目剥いてる…!!

「千と千尋」に大忙しのジブリから人を回してもらえず、一人ひとり説き伏せて集めたスタッフ。その仲間たちをドカーンと吹き飛ばされた心の闇は、直後に制作された劇場版ワンピース『オマツリ男爵と秘密の島』をドス黒く染め上げていました。

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とりあえず、全然「お祭り」じゃないんですよ。。。

『オマツリ男爵』という映画は、なんの映画かというと、僕のジブリ体験がね、基になってるの!(苦笑)

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細田監督のインタビューより。

細田によれば、『ハウルの動く城』制作時のスタッフ召集の失敗と、その失敗によって絶望しているところへ新たな仲間が集まってきてくれた経験を、この作品の基にしているのだという

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「絶対にいいものを作ります!」と言ってたのに、公約を果たせなかった。ある意味、嘘をついちゃったわけです。裏切ったわけです。もう、誰も自分を信用してくれないだろう。映画って1人じゃ作れないからさ、本当に「もう俺は終わりだ!」と思ったんだよ(笑)。

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細田監督のインタビューより。

▼『ONE PIECE ―オマツリ男爵と秘密の島―』 細田守インタビュー

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■宮崎駿にとっても『ハウルの動く城』は"トゲ"のように残っている

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宮崎 駿(みやざき はやお)

1941年1月5日生まれ。東京都出身。
学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。
「アニメージュ」に連載していた「風の谷のナウシカ」を自身で脚本・監督を担当し84年に映画化。同作の成功を機に旗揚げしたスタジオジブリの設立に参加し、「天空の城ラピュタ」(86)、「となりのトトロ」(88)、「魔女の宅急便」(89)と着実にファンを獲得し、ジブリブランドを日本中に定着させた。

一番自分の中にトゲのように残っているのは『ハウルの動く城』

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用意したスタッフが解体しちゃったからね、しょうがないからぼくが出ていったっていう(笑)

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「ゲームの世界なんです。ゲームではなく、ドラマにしようとした結果、本当に格闘しましたな。スタートからきっと間違っていたんだろうな」

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この映画に対する反応は両極端なものでした。ある人達は非常に気に入ってくれましたが、理解出来ないという人たちもたくさんいたんです。恐ろしい経験でしたね。

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細田版ハウルも見てみたかった…!!

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