ハウルの動く城の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ハウルの動く城』とは、2004年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション作品である。脚本・監督は宮崎駿。
帽子屋の少女・ソフィーは兵隊に絡まれていたところを魔法使いのハウルに助けられるが、魔女の呪いによって90歳の老婆に姿を変えられてしまう。店にいられなくなったソフィーは旅に出、その途中でハウルの動く城に出会うのだった。ファンタジックな世界観や美術、個性的なキャラクターが魅力の作品。ハウルとソフィーの戦火の恋がストーリーの軸となっているため、本作にはロマンチックな名言も数多く登場する。

『ハウルの動く城』の概要

『ハウルの動く城』とは、2004年11月20日に公開されたタジオジブリ制作の長編アニメーション作品である。脚本・監督は宮崎駿。イギリスの作家であるダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作としている。
キャッチフレーズは「ふたりが暮らした。」、「この城が動く。」、「ヒロインは、90歳の少女。」など。
ストーリーは原作に準じているが、後半は原作にはなかった戦争が描かれており、ヒロインであるソフィーと魔法使いハウルの「戦火の恋」がストーリーの柱として脚色されている。

本作は第61回ヴェネツィア国際映画祭・オゼッラ賞、第37回シッチェス・カタロニア国際映画祭・観客賞、平成16年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・優秀賞、第59回毎日映画コンクール日本映画ファン賞、第23回ゴールデングロス賞では日本映画部門最優秀金賞、マネーメイキング監督賞、第9回ハリウッド映画祭・ベストアニメーション賞など、多数の賞に輝いている。

帽子屋の少女・ソフィーは兵隊に絡まれていたところを魔法使いのハウルに助けられるが、ハウルを付け狙う魔女の呪いによって90歳の老婆に姿を変えられてしまう。店にいられなくなったソフィーは旅に出発し、その途中でハウルの動く城に出会う。そしてソフィーがハウルの動く城に転がり込んだことから、魔法使いとの奇妙な共同生活が始まったのだった。

本作はソフィーと魔法使いハウルの戦火の恋がストーリーの軸となっているため、ロマンチックなセリフも数多く登場する。一方で、キャラクターの素顔がわかるようなセリフもあり、不思議な魅力にあふれている。

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『ハウルの動く城』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ハウル「やあごめんごめん。探したよ」

ソフィーに初めて会った時のハウルの第一声。一見して軟派なセリフだが、実は物語の後半で判明する2人の過去のつながりに関する重要な伏線となっている。

ハウル「上手だ」

荒れ地の魔女の追手から逃げる時の空中散歩でのシーン。
最初は慣れないソフィーも次第にハウルと息がぴったり合うように歩けるようになった時のハウルの一言。褒められてソフィーが楽しそうに歩く。
そんな微笑ましいシーン。

カルシファー「ソフィー!消えちゃうよ!薪をくれなきゃ死んじゃうよー! わ、何するんだ、あー!落ちる、落ちる!危なーい!」

ソフィーが掃除をしているとき、カルシファーの火が消えそうになっていた。ソフィがカルシファーを移動させる際のカルシファーの叫びがこのセリフ。
カルシファーの茶目っ気のある愛らしいキャラクターがわかるセリフとなっている。

ハウル「僕は本当は臆病者なんだ。怖くて怖くてたまらない……」

多くの魔よけやガラクタでいっぱいのベッドで寝込んでいるハウルに、ソフィーはミルクを持っていく。その時、ハウルは自分は弱虫で怖くてたまらないから魔よけがたくさんあるということをソフィーに打ち明けた。
これまではのらりくらりと本心を見せなかったハウルの本当の素顔が見えた重要なシーンとなっている。

ハウル「人殺し共め」

ソフィーと花畑を散策中に現れた軍艦を見て、驚いたソフィーが「敵?味方?」と聞いてハウルが「どちらでも同じことさ。」と続けて言い放った言葉。
戦争のむごさや無意味さ、戦争への嫌悪をすべてこの言葉に込めたもの。

ソフィー「必ず行くから未来で待っていて」

魔法の扉の力でハウルの幼少時の過去に赴くソフィー。そこは、ハウルとカルシファーの出会った星の降る夜だった。
ハウルと目が合った瞬間、ソフィーは「必ず行くから未来で待っていて!」と叫ぶ。
描かれた風景の美しさと、ソフィーの叫びからソフィー思いが流れ込んでくる様な気持ちになる素晴らしいシーンとなっている。

ハウル「ようやく守らなければならないものができたんだ。君だ」

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