ホラー映画「悪魔はそこにいる」を観賞してみた!
ホラー映画大好き人間の私が今回観賞したのは、「悪魔はそこにいる」です。王道を行くホラー展開の匂いがプンプン漂う今作ですが、果たしてどのような内容なのか。今回はホラー映画「悪魔はそこにいる」の内容をご紹介すると共に、観た感想も述べていきたいと思います。
あらすじ・ストーリー
廃墟と化した農場で起きた恐怖の出来事を捉えたPOVホラー。かつて狂信的なカルト集団による殺し合いが起きたプレーンソング農場。40年が経ち、そこを訪れた7人の若者が姿を消す。遺されたビデオカメラには恐ろしいものが映されていて…。
出典: www.amazon.co.jp
いくつかのホラー作品から要素をかき集めたかのような映画
残念ながら、王道ホラーというある意味つまらないと同義の言葉を超える作品ではありませんでした。おバカな男女といい、過去に凄惨な事件のあった場所が舞台という設定といい、どこかで見たな、というかどこにでもある感じのホラー作品です。唯一、工夫した点が見られるとすれば、ハンディカメラを通して事象を撮っていくPOV方式を取っている点なのですが、これも他の様々な映画がやっていますので、そこに目新しさは感じられませんでした。
残念といえば、冒頭に若者たちがスケートボードに興じるシーンがあるのですが、それが長い。日常シーンは後の展開に対するギャップを生み出す効果もあるので、大切なのは分かりますがそれにしても長い。なんでお前らのスケボー観させられなきゃならんのだとその時点で消しそうになってしまいました。もっと単純で良いのに、序盤に無駄なシーンが多く見受けられました。90分と、さほど長くない上映時間にも関わらず、ホラーっぽくなるのは30分を過ぎたころ辺りから。それもありきたりな方法で。うーん、もっとなんとかなったのでは、と思う次第ですね。
王道ゆえに、分かりやすい
ホラーをあまり見たことがない人にとっては、これは入門編にピッタリかもしれません。あまり怖くないですし、なんとなくホラーの理不尽さとか、オカルトチックな部分も感じてもらえるかなあと。ちなみに悪魔はほとんど関係ありません。エクソシストみたいな映画を期待しているのならば、それは間違いです。ちなみに原題は「RAISED BY WOLVES」で、意味は、直訳すると「狼に育てられた」となります。ちょっとしたイディオムなのかもしれませんが、これがなぜ「悪魔はそこにいる」とのタイトルになったのかは不明です。ホラー作品は往々にしてこういったことがよくあります。邦題と原題の違いに着目すると、意外に面白いかもしれませんね。
まとめ
ああ、そっか、うんって感じの作品でした。ホラー作品はほとんど外れといっても良いジャンルで、これもその一種です。だからこそ稀に当たると嬉しくなるんですけどね。ホラーはミステリーと違って、あまり深く考えずに観られるのが特徴だったりします。純粋な恐怖に焦点を当てた作品が多いので、今作はホラーを初めてみる人にぜひおすすめしたい作品ですね。