【進撃の巨人】アルミン「まったく…あんた本当に最低だよ」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。ある日ひょんなことから入れ替わってしまったアニとアルミン。入れ替わった体で様々な騒動が巻き起こります。果たして2人は元に戻れるのでしょうか?
アルミン「まったく…あんた本当に最低だよ」
1: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 17:21:10 ID:XxG75Lr2
アニ「ごっ…ごめん…怪我はない?」
アルミン「ああ…でも何だか視界がおかしい」
アニ「……あれっ?」
アルミン「」
アニ「あー…あー……?」
アニ「あれ…声が違う…」
アルミン「」
アルミン「私……!?」
2: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 17:27:15 ID:XxG75Lr2
アニ「アニ…僕の目の前に僕が見えるんだけど…」
アルミン「あ…夢か。私はまだ目が覚めてないみたいだね。」
アニ「ちょっと待って、ちょっと…えっ?」
アルミン「」
アニ「つまり…?」
アニ「目の前にいる僕はアニ….君って事…かな?」
アルミン「」ブルブル
アルミン「………何でアルミンが私の姿をしてるの?」
アニ「僕にも分からないよ!」
アルミン「やめて、私の姿で必死な表情しないで。」
アニ「だって…こんな…どうするんだよ….」ウルッ
3: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 17:38:55 ID:XxG75Lr2
アニ「取り敢えず落ち着かないと…えっと…僕たちはさっき…。」
アルミン「あんたがぶつかってきた。」
アニ「僕の顔でそんな怖い顔しないでよ!!」
アニ(どうしよう、訳が分からなくて泣きたいよ…。)ジワァッ
アニ「それに…アニだって走ってきたからぶつかったんだろ?」
アルミン「あんたの足音を教官か見回りの奴かと思って焦ったのさ。あんただって走ってきただろ?」
アニ「僕だってアニの足音を…こんな夜中に外にいたのがバレたらどんな罰を受けるか…。」
アルミン「ぶつかったから中身が入れ替わったとでも言うの?馬鹿らしい。」
アニ「アニ…これは僕たちじゃどうにもならないよ…。」
アルミン「教官の所にでも行こうって?冗談じゃない。眠れなくて外に出てただけなのに成績に響くなんてごめんだね。」
アニ「僕だって…今日は珍しい星が見れるから…ほんの少しルールを破って…。」
4: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 17:47:46 ID:XxG75Lr2
アルミン「…本当だね。」
アニ「え…?」
アルミン「星が綺麗。」
アルミン(こんな風に夜空を見つめる事って…無かったかもしれない。)
アニ「…アニ、取り敢えずそろそろ寮に戻らないと…。」
アルミン「!この姿じゃ…。」
アニ「ああ…アニは男子寮、僕は…女子寮だ。」
アルミン「本気で言ってるの?私こう見えてもか弱い乙女なんだけど。」
アニ「僕の姿で言われると納得しちゃうね。」
アルミン「………」ギロッ
アニ「はは…」
アニ「話は明日にしよう、目が覚めたら自分の体に戻ってるかもしれないし…。」
アルミン「そうだね。私の体を野郎だらけの部屋に入れる訳にもいかないし。」
アルミン「ただ…、私の体で変な事しないでよ?」ギロ
アニ「そんな事する余裕もないよ…僕も不安でいっぱいいっぱいだからさ…。」
5: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 18:04:23 ID:XxG75Lr2
アニ(アニの体やっぱり小さいなぁ。僕が大きく見える。)
アルミン「あんたの寝る場所の位置を教えな。私は一段目の一番奥。」
アニ「分かったよ…僕は…。」
…パタン
アニ(わっ…!何だこの…甘い匂いっ…!)
アニ(男子寮とは大違いだよ…ちょっと散らかってるけど…。みんなよく寝てるなぁ…。)
パタン!
ジャン「んガッ!」
アルミン(うわぁ…何か…汗臭い…。)スン
アルミン(どいつもこいつもイビキがうるさいね…。)
アルミン(アルミンは…エレンの隣か…)
アルミン(起こさないように…っと)ギシッ
エレン「スー…スー…」
アルミン(死にたがり野郎も、こんなに無防備な表情で寝るんだね…。)クスッ
アルミン(目が覚めたら…こんな悪夢からも解放されてますように。)
6: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 18:17:21 ID:XxG75Lr2
アニ「…………っ。」ドキドキドキ
アニ(隣に….女の子が寝てる…!しかも…いまの僕の体は…アニの….っ!」ドクンドクンドクン!
アニ(アニは男子の中で実は一番の巨乳では無いかと噂されてる…。その、アニの…胸が…文字通り僕の物にっ!!!)ドクンドクン
アニ(触ってしまおうか…?でも…変な事はするなって言われたし…。)
アニ(落ち着けアルミン、触ったところでどうやってバレると言うんだ。周りの女子は完全に寝ている…。)
アニ(あ…やばい勃ちそう。…あ、今は付いてないか…。)
アニ(…付いてない…付いてないんだ…!!!)ドクンドクンドクン!
アニ(そして僕の姿をしたアニには当然僕のアレが付いている!)
10: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 20:51:42 ID:XxG75Lr2
アニ(うわぁぁぁっ!そんなの!!興奮しない訳ないじゃないかっ!?)バタバタバタッ
アニ(待て、駄目だ、落ち着け…!)ハァハァ…
アニ(少し…少しだけだから…。)
……フニッ
アニ「ファッ!?」ドキンッ
アニ(何だよ…何なんだよこれ…柔らか過ぎだよアニ….。)
アニ(いつも怖い表情してるくせに、服の下にこんな柔らかくて大きなものを…!)フニフニ
11: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:03:53 ID:XxG75Lr2
アニ(フッ…所詮僕も思春期の男子か…中身は。あっ…何か変な気持ちになってきた。)
その頃のアニ(体アルミン)
アルミン(はぁ…イビキがうるさくてなかなか寝れないな…)
エレン「スー…スー…」
アルミン(こいつは…静かだね。こんな目の前で珍しいものが見れてるような気分。)
アルミン(すぐ戻れるんだったら、ちょっとこの状況を楽しんでみても…いいかな。)
アルミン「………。」サラッ
エレン「……ん」
アルミン(髪の毛柔らかい…。)
13: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:14:48 ID:XxG75Lr2
アルミン(いつもは何故かミカサに警戒されて、対人格闘訓練の時くらいだったからね、話せるの。)
アルミン(元に戻れなきゃ技を教える事も出来な………ん?)
アルミン(私は今アニでは無くアルミン…。だから…ミカサに警戒される事無く死にたがり野郎の側にいれる…?)
アルミン(冷静に考えたらこの状況…おいしいかも。)
アルミン(今の私は戦士じゃなく…兵士でいていい。普通に友達を作る事もできる!)ワクワク
アルミン(見た目だって、私なんかよりアルミンの方が可愛いらしい…し。)
15: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:23:33 ID:XxG75Lr2
アニ(………っ!乳首の威力がっ!)ビクッ
アニ(女の子いいね!いいよ!この体!アニいいよ!)
アニ(ほどほどにしないとアニの下着がひどい事になるな…。僕だってこの状況をいいことに女の子の大事なところを触ったりはしない!)キリッ
アニ(…でも、胸触っただけでこれって…。アニは感じやすいのかな。)
アニ(パンツ変えたい。)
16: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:29:55 ID:XxG75Lr2
エレン「起きろよアルミン!」ユサユサ
アルミン「」
アルミン「チッ」
エレン「!?」
アルミン(何で死にたがり野郎が私を起こすんだよ…。)
エレン「どうしたんだアルミン。具合でも悪いのか?」
アルミン「はぁ?……あっ。」
アルミン(…夢じゃ無かった…。)
アルミン「悪いねエ…エレン。ちょっと寝不足だったみたい。」
エレン「何か少し変だぞ?…まぁ、早く顔洗って着替えようぜ!」
アルミン「…うん。」
アルミン(友達…。)
17: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:38:25 ID:XxG75Lr2
ミーナ「アニっ!朝だよー!」ガバッ
アニ「はひぁんっ!」ビビビクンッ
ユミル「!?ミーナ、お前命知らずだなぁ。」
アニ「えふぁ…ミーナ?あ…。」
アニ(夢じゃ無かった。)歓喜
ミーナ「ユミル知らないんだ?アニは優しいんだよ!」
ユミル「私の天使クリスタがいちゃ誰でも霞むけどな!」
クリスタ「ふぁ…おはよ、みんな。」
ミカサ「おはよう。みんないつまでもベッドで戯れてないで着替えるべき。」
アニ「あ…そうだね!ミーナ、起こしてくれてありがとう!」ニコッ
ミーナ「」鼻血
18: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:50:32 ID:XxG75Lr2
ユミル「アニ、頭でもおかしくなったか?」
アニ「へっ?いや…そんな事は…。」
アニ(アニは僕が思った以上にクールだったのか?…まぁだからと言って僕と入れ替わるなんて誰も思わないだろうけど。)
ミカサ「なんだか誰かに似たような気もする。まぁ…アニも仲間意識が出てきたという事。ユミルも言葉には気を付けた方がいい。」
クリスタ「ふふっ、何だか私アニと仲良くなれそう!」
ユミル「」
ミーナ「アニ、着替えたらご飯一緒に食べよ!」
アニ「う、うん!」
サシャ「ハッ!ご飯!起きなくては!」ガバァッ
アニ(アニの髪…どうやって結んでるんだよ…。)
19: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 21:58:35 ID:XxG75Lr2
アルミン(…アルミンの…勃って…!?)ゾワァッ
エレン「ん?何だ朝立ちか?しょうがねぇな…収まるまで待っててやるよ。」
アルミン(朝立ち!?…生理現象なの?)
アルミン「……///」カアァッ
アルミン(アルミンのデカイ。)
エレン「お前の着替え持って来といてやるから。」
アルミン「あぁ…悪いね…。」
エレン「?なんか誰かさんみたいな不機嫌面だなぁ。はははっ!」
アルミン(せっかくアルミンになれたのにこの顔でも不機嫌面かぁ。)
アルミン(あ、収まった。)
20: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 22:05:41 ID:XxG75Lr2
エレン「お、ミカサはやいな。」
ミカサ「おはよう。エレン、アルミン。」
アルミン「…おはよう。」
アルミン(ミカサとご飯か…何かドキドキするな…。)
ミカサ「アルミン少し顔色が良くない…?あまり無理しないで。」
アルミン「いや…大丈夫さ。ありがとう。」
エレン「何か男らしいって言うか…まぁ!体調は悪い訳じゃないみたいだから、いいんじゃないか?」
アルミン「あ…うん。」
アルミン(男らしい…。)ガーン
21: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 22:10:09 ID:XxG75Lr2
クリスタ「えへへ!今日は私もアニと!」
アニ(女神。結婚しよ。)
ユミル「おいクリスタ!私も一緒だからな!」
ミーナ「ちょっと!アニはいつも私と食べてるんだから隣は私だからね!」
サシャ「今日のアニはご飯を分けてくれる。そんな気がするんです!狩人の感ですかね!?」ドヤドヤドヤァッ
アニ「はは…全部はダメだよ?」
サシャ「!!!!?神ィィイイッ!!!!」
ライベル(えっ誰なのあれは。)
22: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 22:19:26 ID:XxG75Lr2
エレン「何だかアニも様子が可笑しいな。」
ミカサ「元々がああだったのかもしれない。やっと協調性を大事にするようになった。とてもいい事。」
アルミン(ミカサが…私…いや、私になったアルミンを褒めてる。)
アルミン(私は……。)
アルミン(…あ、アルミン髪結べ無かったのか。)
アルミン(私があんなに人に囲まれてるって、なんだか不思議。)
ジャン「よぉエレン!今日も朝から死に急いでるようだな!そんなに飯にがっついて、詰まらせて死んだら巨人討伐もクソもないな!ハハッ!」
ミカサ「エレン…確かにあまり急いで食べるのは良くない…。」
エレン「!おっ、おいミカサ自分で食べれるから!」
ジャン「………。」
アルミン(馬鹿らしい。)
24: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 22:43:29 ID:XxG75Lr2
ジャン「てっ…!てめぇ無視すんなコラ!」ガッ
エレン「うわっ!やめろよ!服が伸びちゃうだろ!?」
ジャン「うるせぇ!!!羨ましいっっ!!!」
ミカサ「…はぁ。また始まった。」
アルミン「やめなよ。」
ジャン「はっ?」
アルミン「」ガタ
エレン「アルミン…?」
アルミン「離しな。」ガシ
アルミン(チッ…思ったより力は入らないか。)
ジャン「何だよお前…いつもヘラヘラしてるくせに……っ!」ミシッ
ジャン(こいつ…!力強ぇぇ!?)
アルミン「離しなって、言ったよね?」
ミカサ「アルミン…?」
25: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 22:58:08 ID:XxG75Lr2
アルミン「朝からうるさいよ。」バシィッ
ジャン「うわぁぁっ!?」グルンッ
エレン「!!!!」
アルミン「ふぅ。」
エレン「アルミン!!」
アルミン(あ…アルミンがこんな事…)
エレン「お前!!すっげー!かっこいいよ!!!」キラキラ
アルミン「!」
ミカサ「すごい。アルミン、エレンを守ってくれた。ありがとう。」
ジャン「」
アルミン「いや…その…///」カァッ
エレン「アニの技、いつの間にか習得してたんだな!さすがアルミンは頭が良いから覚えも早い!」
アルミン「別に…。」
アルミン(悪いないかも///)
26: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/13(木) 23:07:38 ID:XxG75Lr2
アニ「」ポカーン
クリスタ「アルミン…かっこいい…///」
サシャ「教官が来たらまた私のせいにされてしまいます…。」
サシャ(早いとこ食べて戻らんと。)モグモグ
アニ(僕…が、エレンを守った…。いや…僕になったアニが…。)
アニ(何だろうこの不思議と嬉しいような…。)
サシャ「アニ神様!ご馳走様でした!!」
アニ「あ!サシャほとんど食べちゃったんだ!もう、食べ過ぎてお腹壊さないようにね?」
ユミクリ「!!??」
ライベル「!!!!??」
ミーナ「ほら、アニは優しいんだから!」
サシャ「アニ神様のために心臓を捧げますっ!!!」ビッッシィィイ!
29: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 02:22:56 ID:XxG75Lr2
アニ「はは…サシャは大袈裟だなぁ。」
ライナー「おい…ベルトルト…。」
ベルトルト「あぁ…アニがおかしい。」
ベルトルト(ライナーもアニも戦士の自覚が足りないんだよ…)
ライナー「アニ…何か可愛いな。」
ベルトルト「!あぁ…まぁ。」
ベルトルト(来たる日が来たら…。辛くなるのは自分たちなのに。)
アルミン「アル…っアニ。」
アニ「あっ…アニミン。」アセッ
アルミン(アニミンって何?)
30: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 05:07:06 ID:XxG75Lr2
アニ「どうしたの…?」
アニ(みんなの前でアニと接触したら何か怪しまれそうだな…。)
アルミン「腕にヘアゴムがあるでしょ?貸して。」(小声)
アニ「あ…はい。」
アルミン「訓練中に邪魔になるといけないからね。」
アルミン(ついでに指輪も回収っと。何かあったら困るし)
クリスタ「アルミンがヘアゴム咥えてアニの髪をまとめてる…。」
ユミル「何だ?この二人やっぱりおかしいな…。」
クリスタ「ね!何かアルミン…かっこいいよね…///」コソコソ
ユミル「」
ミーナ「あ、アニ言ってくれたら私が結んだのに。」
アルミン「ああ、次からはよろしく。」
アニ「ちょっとアニ…!」(小声)
アルミン「あっ…じゃあわ…チッ!僕は戻るね。」
アニ(アニ…舌打ちするくらいイラついてるんだろうなぁ…。僕の姿で舌打ちされると困るんだけど。)
ミーナ「ねね!アニ…!」
アニ「んぇっ!?」ドキビクッ
ミーナ「何か女の子らしくなったと思ったら…。アルミンと付き合ってるんでしょ!!!」
31: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 05:15:50 ID:XxG75Lr2
アニ「んっ?」
ミーナ「アルミンも男らしくなってるし…、そういう事だったんだね!」
ユミル「あーなるほど。納得した。恋する乙女は可愛くなるってか?ダハハハハッ!!」
クリスタ「あ…そうだったんだ…。ごめんね…アルミンにちょっとドキッとしちゃってた…。」
アニ「いや違うよ!!」
ユミル「いーっていーって!からかったりしないよ、たぶん。」
ユミル(クリスタがあのチビに惹かれるなんて許さねぇ。)
クリスタ「む~…。」
アニ「本当に違うんだよ!」
アニ(ああ!せっかく女神が僕を気にかけてくれたのにっ!)
アニ(中身は…アニだけど。)
35: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 13:12:19 ID:t/YNBOGg
アルミン「はぁっはぁっ…。」
アルミン(まったく…この体は本当に体力が無い…。)
キース(アルレルトがこの段階でも最後尾じゃないとは…珍しいな。)
エレン「アルミン、今日はすごいな。俺とずっと同じペースで…」
アルミン「話しかけないで、受け答えに使う体力がもったいない…。」
エレン「!お…おう!」
エレン(アルミンの奴…努力してきたもんな…!)
アニ(全然疲れないや。アニの体力…やっぱりすごい。)
アニ(並ならない努力してきたんだろうな…。)チラッ
アルミン「はぁっはぁっ…ふー…っ」
アニ(ごめんアニ…辛そう…。)
キース「レオンハート訓練兵!後ろを気にする余裕があるならもっとスピードを出せ!」
アニ「!!はいぃっ!!!」
アルミン(!私の成績にヒビが入ったら許さないからね…!)
36: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 13:27:59 ID:t/YNBOGg
アニ「はぁっ……疲れた…!」
サシャ「アニが疲れを顔に出すなんて珍しいですね!」
アニ(アニって本当に顔に出さないんだなぁ…。)
アルミン「ふーっ……。」
エレン「まだ余裕そうだなアルミン!見直したぞ!」
アルミン(はぁっしんどい…肺が痛い…。)
エレン「死んでも足手まといにならないって言ってたもんな…。俺、お前と一緒に頑張れて嬉しいよ。」
アルミン「ああ…。」
アルミン(本人が言って欲しかっただろうな。)
ライナー「アニ、ちょっと来い。」
アニ「?ライナー…。」
アニ(アニとライナーって仲良かったっけ?)
ベルトルト「アニ…疲れてたみたいだけど大丈夫?」
アニ「あ!うん…その…。」
アニ(ごめんアニ)
アニ「女子特有のあの日だったから…。」
アニ(本当に生理来たらどうしたらいいんだろ。)
ライナー「!!あぁ、そうだったのか。無理するなよ。」
ベルトルト(だから周りの女子もアニを気にかけていたのかな。)
38: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 13:41:11 ID:t/YNBOGg
アルミン(!アルミンとライナーたちが…。)
アルミン(いらない事言ってないといいけど…。)
アルミン(体が戻らないのは色々とまずいね…。)
アニ「じゃあぼ…私はゆっくり休憩したいから、二人とも心配してくれてありがとう。大丈夫だから。」
ライベル(何があったんだよ。)
ベルトルト「ライナー…ほら、女の子ってさ…生理の日は情緒不安定になるらしいから…。」
ライナー「まぁ…こんな状況じゃいつでも不安定になるがな。アニも女の子だもんな。」
ベルトルト(ライナー…君もよく不安定になるよ…。)
39: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 13:55:14 ID:t/YNBOGg
コニー「紅蓮の弓矢っ!!!」バッ
サシャ「何をっ!?自由の翼っ!」ババッ
アルミン(相変わらず馬鹿な遊び…。)
キース「分からないな…。スプリンガー訓練兵、ブラウス訓練兵、何をしている…。」
コニサシャ「ヒィィッ!」
クリスタ「また叱られてる…。」
ユミル「私たちも真面目に(やってるフリ)しないとな。」
ミーナ「アニも真面目に組んでくれるし…珍しいね!」
アニ「あははっ!コニーとサシャ面白いね!ふふ…」
クリスタ「!」
ユミル「!」
ミーナ「!」
キース「!」
クリユミミナキース(何この笑顔、女神)
40: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:03:39 ID:t/YNBOGg
ミーナ「教官行ったみたいね。」
ユミル「ああ…。」
クリスタ(女の子にドキドキしてる…?私…。)
アニ(少しでもアニの評価を落とさないようにしないと。)
エレン「いってぇ…アルミンすげぇな。何かもうすごいとしか言えん。」
アルミン「アニの技は…すごいと思ったからね、見よう見まねでやってみたのさ。」
アルミン(この体じゃ蹴りも甘いけど…。)
エレン「アニの対人格闘術はすごいからな、俺も完璧に習得したいな。」
エレン「ちょっとアニと組んでくる。」
アルミン「!」
アルミン(今は…!)
42: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:18:09 ID:t/YNBOGg
エレン「アニ!俺と組んでくれないか?」
アニ(!エレン…!誘われないように女子と固まってたのに…!)
アルミン(その私は格闘術なんて…!)タッタッ
アルミン「待ってエレン…!」
アニ(アニごめん)
アニ「ごめんエレン…今日は生理で調子が…。」
アルミン「」
アニ(あ、アニ)
ミーナ「あ、そうだったんだ。」
アルミン「」ギロッ
アニ「」
ユミル「おっ、彼氏さんも登場か。」
アルミン「」
アルミン(…は?)
アニ「違うってば!」
アニ(あああ…僕の顔が怖い。)
アルミン(何だこの胃痛…!)キリキリ
エレン「そうだったのか…。悪いな。」
アルミン「エレン、僕が教えるから。」
エレン「おう!戻るか!」
アルミン(後で話しあるから。)ギロ
アニ(怖い…。)
43: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:28:45 ID:t/YNBOGg
サシャ「お昼ごはぁんです!!!」
コニー「紅蓮の弓矢!」バッ
サシャ「まだやりますかっ!?自由の翼っ!」ババッ
ジャン「うるさい。」
マルコ「仕方ないよ、食事の時間ははしゃぎたくもなるからね。」
アルミン「アニ。」
アニ「!はい。」
サシャ「?あれ?二人ともどこに行くんですか?」
アルミン「あぁ…ちょっとアニと話があるからね。」
アニ「…うん。サシャ僕のご飯食べていいよ。」
サシャ「アニ神様ァアッ!!」
アルミン「駄目だよ。誰の体だと思ってんの?」
アニ「はい…。」
コニー「!」
ジャン「!」
マルコ「!」
サシャ「?」
ユミクリ「!!?」
44: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:35:20 ID:t/YNBOGg
ユミル「あ…あいつらそこまで…!?」
クリスタ「アルミンがすごい事を言った…!」ドキドキ
コニー「何言ってるのか分からなかったが俺は馬鹿だからな!」キリッ
ジャン「あいつ…。」
ジャン(クソッ!俺はまだ剥けてもいないのに…!)
マルコ「ジャン…。」
マルコ(僕も同じ気持ちだよ…。)
サシャ「アニの体はアルミンのものなんですねー。」モグモグ
クリスタ「もうっサシャ!///」
ユミル「あのチビ侮れないな。」
45: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:46:08 ID:t/YNBOGg
アルミン「アルミン、どういう事?あんた本当に最低だよ。」
アニ「みんなが勘違いしただけだよ!だいたいアニが僕に近付き過ぎなんだよ!」
アルミン「はぁ…それは確かに。でも生理ってさぁ…。私あと5日くらいは来ないんだけど。」
アニ(あと5日で来るのか!?くっそぉ!早く戻らないと…。)
アニ「ご…っごめん…。でも上手く誤魔化せてるしさ…。」
アルミン「とにかく恋人同士という誤解はといて。」
アニ「う…うん。」
アニ「でも恋人同士になったって事なら僕たちの性格の変化も、恋煩いのせいだって事で誤魔化せそうだけど。」
アルミン「馬鹿らしい。くだらない恋人ごっこになんか付き合ってられないよ。」
46: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 14:57:54 ID:t/YNBOGg
アニ「はは…そうだね。戻る方法考えないと…。
アルミン「とりあえず話す時に僕とか私とか出てしまうのが煩わしい。」
アニ「うん…。私も気をつけるよ。」
アルミン「私の前では僕でもいいけどさ。」
アニ「いきなり話し方を帰るのは無理だよ…みんなに慣れてもらうしかない。」
47: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 15:05:48 ID:t/YNBOGg
ミカサ(汗を拭くのに時間がかかってしまった。エレンたちはもう食べているだろうか。)
アルミン「だから……その体は…のものなんだから…怪我とかしたら……」
アニ「分かってるよ…心配しないで……のために頑張るから…」
アニ「……も…したり…しないでね」
ミカサ(アルミンとアニがそんな関係だったなんて。)
ミカサ(なるほど、アルミンも守るものが出来たから強くなった。私と同じ。)
ミカサ(アニはエレンに好意があると思っていたけど、これはとても良い状況。)
ミカサ(私も頑張らないといけない。)
48: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 15:25:53 ID:t/YNBOGg
ミーナ「アニ、ちゃんと食べなきゃアルミンに心配されちゃうよ!」
アニ「う…うん。でも恋人同士って訳じゃないんだ。アルミンは優しいから…。」
ユミル「隠さなくていいじゃねぇか!案外お似合いだぜ?」
クリスタ「いいな~…アニ…。」
アニ「!クっ…クリスタはアルミンの事…?」
クリスタ「あ!ううん、好きとかじゃないんだけど!」
クリスタ(むしろアニの方が…。)
アニ(なんだ….。)ガーン
アニ(いや今の僕に恋されても困るけど。)
サシャ「アニ、私の一口あげますよ。」
アニ「えっ….サシャ!」
サシャ「朝のお礼です!」チマッ
アニ「はは…ありがとう。」
49: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 15:43:07 ID:t/YNBOGg
ジャン「あー今日も疲れた…。色々と…。」
マルコ「ジャン…。」
ライナー「さっさと風呂に入って寝ようぜ。」
エレン「そうだな!アルミン行くぞ!」
アルミン(風呂…!?冗談じゃない!なんでこんな野郎共と…!)
アルミン(たのむから元に…っ)ギュッ
エレン「?」
アルミン(はぁ…。)
アルミン「行こうか…。」
コニー「ちゃんと髪の毛のケアしないとな!」ジョリジョリッ
ベルトルト(誰か突っ込んであげてよ。)
50: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:00:01 ID:t/YNBOGg
アニ「….…。」
アニ(どうしよう…。)モジモジ
ミーナ「?どうしたのアニ。早く入ろう?」
アニ(ミーナ…隠してよ///)カァッ
ミーナ「何恥ずかしがってるの?今更…。」
ユミル「あれだろ?その…アルミンに付けられたキスマークとか。」
アニ「そんなの無いよ!」
クリスタ「自分で脱げないなら手伝うよ…?」
アニ「だっ…大丈夫!!」
アニ(アルミンの時に言われたかった!!)
アニ(アニ…ごめんね、体見る事になっちゃって…。)
ミカサ「先に入ってる。」
クリスタ「あ!うん。」
ミーナ「私も行く!」
51: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:05:53 ID:t/YNBOGg
アルミン「」
アルミン(気持ち悪い。)
ライナー「どうだ俺の筋肉!」
コニー「うおお!腕にぶら下がっていいか!?」
ジャン(クソッタレ…剥けてくれよ!)
エレン「どうしたアルミン、突っ立ってないで体洗えよ。」
アルミン(本当にもう嫌だ。)
アルミン「」
エレン「わりっ石鹸取ってくれ!」
アルミン「…うん。」
アルミン(アルミンの体…私が洗わないといけないの?そもそもアルミンも私の体を…。)
アルミン「はぁ…。はい。」
エレン「おう!サンキュー。」
アルミン(エレンも結構筋肉あるんだね…。)
52: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:12:04 ID:t/YNBOGg
アルミン(あぁ…お父さん…。)
アルミン「」ゴシゴシ
アルミン(こんな形で男の体を知るなんて。)
アルミン「……。」
アルミン(自分が鏡を見てるはずなのに、アルミンが映ってる。このおかしな状況はいつまで続くんだろ。)
アルミン(はぁ…細い体だね…。訓練がキツくてしょうがないし、この体を鍛えるか。)
53: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:18:12 ID:t/YNBOGg
アニ(わあーお!)
アニ(ナイス!ナイスバディ!)クルッ
ユミル「何鏡見ながらくるくる回ってるんだ?」
クリスタ「ふふっアニ可愛いっ!」
ユミル「私も回れるぞ!」
クリスタ「もー、ユミルだって可愛いよ?」
ユミル「…ん///」
アニ(アニも今頃僕の体洗ってるんだろうなー…。)
アニ(女の子の裸をこんな間近で見れる日が来るなんて!!)
アニ「ふはっ!くすぐったい!」
ミーナ「ほれほれ~!綺麗に磨いてあげるからね!」
アニ「ちょっと!恥ずかしいよ!」
クリスタ「あっ!私もアニの背中流したい!」
アニ(最高)
54: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:27:29 ID:t/YNBOGg
アニ(クリスタの可愛い裸も見れたしもうやり残した事はない。)
アニ(みんなが寝てる間に色々調べよう。)
アニ(教官に許可は…取れないだろうから慎重に行こう。)
アニ(アニは大丈夫かな。男だらけのお風呂はキツかっただろうし。)
アニ(早く戻りたがってるだろうな。)
アニ(今更だけど、精神が入れ替わるなんてありえない話だよね。)
アニ(本当に元に戻れるのかな。)
アニ(いや、実際僕たちは入れ替わってるんだ。入れ替われるなら元にだって戻れるはず。)
55: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:38:55 ID:t/YNBOGg
水汲み場
アルミン「だろうね。」
アニ「ごめん…。」
アルミン「仕方ないよ。こんな事前例があるとは思えない。」
アニ「せっかく夜中抜け出して書庫を調べたのに…なんの成果も得られないなんて。」
アルミン「みんなそろそろ起きてくる時間だね…。」
アニ「あのさ…、もし一生このままだったらどうする?」
アルミン「…さぁ。どうしたら…いいんだろうね。」
アニ(あぁ…、悲しそうな顔して…。昨日のはしゃいでた僕をぶん殴りたい。)
アニ「あのさ…もう一度ぶつかってみない?」
アルミン「!」
アニ「きっと入れ替わったきっかけって僕たちがぶつかったからだと思うんだ。」
アルミン「なるほどね。それじゃアルミンは向こうから走ってきて。」
アニ「うん!全力でだよ!」
アルミン(これで…戻れる!)
56: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:46:50 ID:t/YNBOGg
タタタタタ…
アニ(…これでまたいつもの日常に…。)
エレン『すっげー!!かっこいいよ!!』
ミカサ『アルミンがエレンを守った』
クリスタ『アルミン…かっこいい…』
アニ(………。)
タタタタタ…
アルミン(あんな屈辱はもう味わいたくない。)
サシャ『アニ神様!』
クリスタ『私もアニと!』
ミーナ『アニは優しいんだから!』
アルミン(………。)
タタタタタ……
アニ・アルミン(みんな…今の僕(私)のほうが…。)
57: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/14(金) 17:53:11 ID:t/YNBOGg
ドガァッ!!!!
アルミン「痛っ………!」
アニ「うっ……。」
アニ「大丈夫…?あ…」
アルミン「戻らなかった…ね。」
アニ(……。)
アニ(もし戻ったら…また僕は役立たずだ…。)
アルミン(戻ってしまえば、戦士として…また…一人に…。)
アニ「アニ…とりあえず成り行きに任せてみよう。」
アルミン「…そうだね。」
62: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 01:14:15 ID:hMaS61G6
アニ「今日は…僕も一緒にご飯食べていいかな…?」
アルミン「また恋人同士とかからかわれるんじゃないの?」
アニ「僕は気にしてないし…。」
アニ(こんな状況でもなきゃそんな噂される事も無かっただろうし。)
アルミン「私は気にするんだよ。戻った時が面倒じゃないの?」
アニ「戻れたら…そうかもしれないけど…。」
アルミン「…っ。」
アニ「ごめん…。まだそんな事分からないよね。」
アルミン「私は…戻らなきゃいけないから…。」
アニ「うん…。憲兵団に行きたいんだもんね。僕の成績じゃ…ごめん。」
アルミン(そんな事より重大な問題もあるからね。)
63: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 01:22:42 ID:hMaS61G6
アルミン「本当に怪我はしないでよ。」
アルミン(回復の早さで頭の回転の早いアルミンは気付く可能性がある…。)
アニ「うん…。」
アルミン「やっぱりなるべく側に居たほうがいいね。もしもの時は守るから。」
アニ「!」
サシャ「へー。二人とも早いですねー!」
アルミン「……。」
サシャ「もー!二人占めしようとしてたんじゃないですか?駄目ですよ!食事はちゃんと決まった時間に…」
ユミル「お前が言うなよ芋。」
サシャ「ちょっと!!何ですか芋って!せめて女の子を付けてください!」
クリスタ「アニ先に来てたんだね!…あっアルミン、おはよう。」
アルミン「おはよう…。」
クリスタ「みんなもそろそろ来るだろうし、座って待ってようよ!」
64: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 01:32:00 ID:hMaS61G6
アニ「私、今日はアルミンたちと食べるから。」
アニ(あっ今の感じ少し似てた!)
クリスタ「え…、そっか。そうだよね。分かった。」
ユミル「クリスタ~早く来いよ。」
クリスタ「うん!」
サシャ「今日はパンな気が…パン…。」
ユミル「さすがのサシャも飽きてきたか?」
サシャ「いえ…。」
アルミン「後で分けてあげるよ。」
サシャ「!アルミン…いいんですか!?」
アニ(…なんだよ。僕には食べろって言ったくせに。)
アルミン「だから、朝何か聞いてたとしたら忘れて。」コソッ
サシャ「?あぁ!はい!」コソコソッ
サシャ(守るからとか言ってたやつか?恋人同士だって別に周り気にせんでいいのに。)
66: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 01:45:08 ID:XxG75Lr2
エレン「アルミン!早かったな!」
アニ「ごめ「ごめんエレン、先に来ちゃってた。」
アルミン「…。」ジロッ
アニ「あ…。」
アニ(反射的に…。エレン…ずっと話せなかったから…。)ジワッ
アルミン「!」
アルミン(何泣いてるの…!?)
エレン「お、アニも居たのか。体調良くなったか?」
エレン(泣いてる…?まだ調子悪いんだな…。)
アニ「…うん…、うん大丈夫!」ニコッ
エレン「…あ…。」
エレン(何か…懐かしいような笑顔だな…。)
アルミン(私ってそんな顔できるんだ…。)
アルミン『ごめんね、エレン…また僕…』
エレン『大丈夫だったか?アルミン。あいつら次見つけたら…』
アルミン『大丈夫だよ!エレンとミカサはすごいや!』ニコッ
エレン(アルミン…最近笑わないな…。)
67: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 01:56:34 ID:XxG75Lr2
ミカサ「おはよう。」
エレン「おう。」
アニ「おはようミカサ。」
アルミン「…おはよう。」
ミカサ「今日はアニも一緒なの?アルミン、良かった。私も二人のようになりたい。」
アルミン「……そうだね。」
アニ「あはは…。」
アルミン((あぁ本当あんたのせいで疲れる。))
アニ「えっ?」
エレン「?」
アニ((今の…アニ?))
アルミン「!!」
アルミン((アルミン?))
アニ((聞こえるよね!?))
ミカサ「二人とも何だか鼻息が荒いのだけれど…。」
アニ「あ!ちょっと…お腹空いちゃって?」
アルミン「そろそろ運んで来ようか。」
アニ(さっきアニと意思疎通できた!?)チラッ
アルミン「……。」
アニ(今のは聞こえてなかったのか?)
アニ((アニ!))
アルミン「!!」
アニ((なるほど。))
68: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 02:05:07 ID:XxG75Lr2
アルミン((どういう事?))
アニ((相手に話しかけるように念じると伝わるようだよ!口を開かないだけで普通に話してるのと変わらない))
アルミン(実は私巨人だから気をつけてね。)
アニ「……。」
アルミン((なるほどね、普通に考え事する分には伝わらないみたいだね。))
アニ(精神が元の体に戻りつつあるのか?でもこれで直接会話しなくても色々と相談し合える!)
アニ((アニ!もしかしたら精神が元の体に戻ろうとしてるのかもしれない!))
アルミン((色々と便利そうだね。))
69: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 02:10:37 ID:XxG75Lr2
アニ((ごめん。僕何か楽しくなってきた。))
アルミン((まったく…同感だよ。))
アニ「…プッ!」
アルミン「ふふっ…」
アニ((ミカサがさりげなくアピールしてたのにエレンまったく気付いてなかったよね))
アルミン「ぶふっ!!」
アルミン((周りに変な風に見られるから笑わせないで。))
アニ((アニの姿で笑ったところ見たかったなぁ。))
アルミン((鏡見て笑ったらいいんじゃない?))
アニ((そういう事じゃないんだよ~。))
70: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 02:17:05 ID:XxG75Lr2
エレン「アルミンたちいつの間にか仲良くなってるな。」
ミカサ「あの二人は恋人同士。」
エレン「?そうだったのか。」
ミカサ「私はエレンともっと仲良くなりたい。ので、私とエレンも」
エレン「俺たちも飯運んでこようぜ!」
ミカサ「」
ジャン「クッソ…死に急ぎ野郎…っ!!」
マルコ「君も飽きないよね。」
アニ(本当に時間が解決してくれるかもしれない。)
アニ(元に戻ったら戻ったで色々修正が大変だろうけど。)
アルミン(問題はライナーとベルトルトだね。接触させないようにしないと。)
71: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:08:31 ID:XxG75Lr2
アニ((アニ、起きてる?))
アルミン((起きてるよ。))
アニ((そっちで寝るのも慣れたかい?))
アルミン((多少はね。今日は酒を飲んでた奴がいたよ。))
アニ((女子だってたまに飲んでるみたいじゃないか。テーブルに空き瓶が散らかってるよ。))
アルミン((私は弱いから飲まないほうがいいよ。))
アニ((はは…僕も。))
アルミン((そう言えば…お腹痛くなったりしてない?))
アニ((あー…何か鈍い痛みがあるかも。気だるくなるし。これって生理痛?そろそろかな。))
アルミン((私はすぐ終わるほうだから数日は我慢して。))
アニ((僕のほうなんだけどさ…ちゃんと抜いてる?))
アルミン((は?何を?毛?))
アニ((…ムラムラしたりしたら出さないと…))
アルミン((何?二人だけで意思疎通できるようになったらそんな事言ってからかうんだね。))
アニ((寝てる間に出ちゃうかも。))
アルミン「……。」
72: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:18:01 ID:XxG75Lr2
アルミン((男も大変だね。))
アニ((申し訳ないけどアニが処理してくれるかな。))
アニ(正直興奮する。)
アルミン((無理だよ。やり方だって知らないし。))
アニ((僕がしようか?))
アルミン((私の体にそんか事させられないよ。ふざけた事言うんだね。))
アニ((いざと言う時は…))
アルミン((あんたがムラムラしてるみたいだね?))
アニ「」
アニ((ごめん。))
アルミン((もう寝るよ。おやすみ。))
アニ((おやすみ。))
そして三ヶ月が経った。
73: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:27:17 ID:XxG75Lr2
エレン「アルミン、早く行こうぜ!」
アルミン「待ってよエレン!」
エレン「貴重な休みなんだから急げ!今日は時間いっぱい遊ぶぞ!」
アルミン「はは…たまには羽を伸ばさないとね。」
エレン(アルミンもだいぶ元の感じに戻って来たな。)
アニ((アニ、おはよう。))
アルミン((おはようアルミン。))
エレン「どうした?お前たまに急に黙り込むよな。」
アルミン「はは、まだ眠いかも。」
エレン「無理すんなよ!」
アルミン(もう、戻れないんだろうな。)
アルミン(………。)
74: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:35:35 ID:XxG75Lr2
アニ(お洒落が楽しい。)
アニ(入れ替わったのがアニで良かったな…。)
アニ(三ヶ月も経ったのにあれから変化がない。)
エレン「お!アニじゃねぇか!」
アルミン「アニ、街に来てたんだね。」
アルミン(私が着てみたかった感じの服だ…。)
アニ「うん。ミーナと買い物してた。」
エレン「何か私服も可愛いな。」
アニ「!ありがとう…。」
アルミン「……。」
エレン「こっちの髪飾りとか似合いそうだな。」
アニ「そうかな…?」
エレン「買ってやるよ。」
アルミン(何これ。)
アニ(エレン…前からアニの事気にしてたところあるからなぁ。)
アルミン((あんた私に隠れてあいつとデキてるとかいよね?))
アニ((ないよ!やめてよ幼馴染にそんな…心は男のままだよ!))
アニ(たぶん…。)ドキドキ
75: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:43:07 ID:XxG75Lr2
アルミン「………。」イライラ
アニ「…。」
ミーナ「アルミン妬いてるんだね。」クスクス
アルミン「!違うよ!」
アニ((アニ、エレンの事…その…))
アルミン「……。」プイッ
アニ(………。)
エレン「ほら、アニ!」
アニ「ありがとう、エレン。」
アルミン「エレン、行こう。」
アニ((アニ…。))
アルミン((そんなんじゃないよ。))
アニ((またね…。))
アルミン「……。」
エレン「アルミン?」
アルミン「アニの事気になってるんだね。」
エレン「は?」
アルミン(自覚なしか。)
77: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:49:49 ID:XxG75Lr2
アルミン(もう戻れないんだったら、諦めて全て話すしかないか。)
アニ((アニ、ちょっと話があるんだ。))
アルミン((そう。私も話がある。))
アニ((外出れる?))
アルミン((分かった。))
アニ(あ…星が綺麗だなぁ…。)ハァ
アルミン「ため息なんかついて…。」ハァ
アニ「アニだって。」クスッ
アルミン「隣座るよ。」
アニ「あのさ…。結局僕たち入れ替わったままだろ?」
アルミン「…うん。」
アニ「僕は正直諦めかけてる。」
アルミン「……。」
78: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 12:59:25 ID:XxG75Lr2
アルミン「どうしようも…ないね…。」
アニ「アニが僕になってくれたおかげで成績も10位以内になれそうだし。」
アニ「アニは僕のせいで実技は成績が下がってるけど座学でトップだから10位以内には入れる。」
アニ「問題は所属先だよ。」
アルミン(この姿で憲兵団に入っても…。)
アニ「僕は、エレンたちと調査兵団に入りたい…。でも今はアニの体。調査兵団に入れば他の兵団よりも生きていける可能性は低くなる。」
アニ「だから…お互いの体を諦めて今の自分として生きていけないか…って。」
アルミン「あんたが後悔するよ。」
アニ「アニは…エレンに特別な感情があって今が納得できないのは…」
アルミン「違う。」
79: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:07:33 ID:XxG75Lr2
アルミン「そのうちライナーとベルトルトがあんたに変な事を言うと思う。」
アニ「…?何でライナーとベルトルトが…。」
アルミン「ねぇ、お願いがあるんだけど。」
アニ「うん…。」
アルミン「私の体の、初めての相手は私が決めたい。」
アニ「……。」
アルミン「……。」
アニ「……っ。」ポロッ
アルミン「…泣きたいのは……」
アニ「うん…アニだよね。ごめん…っ。僕がぶつからなければ…アニだって女の子なのに…僕自分の事ばっかり…。」
アニ(ああ、好きな人と幸せになりたかっただろうな…。憲兵団に行ったら成績も気にせず周りと仲良く過ごして、お洒落もしたり…。)
アニ(なんで僕がみんなと仲良くしてお洒落してるんだよ!アニの気持ち……っ!くそ…役立たず!死んじまえ…。)
80: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:15:23 ID:XxG75Lr2
アルミン「調査兵団に行きたいなら私の願いを聞いて。」
アニ「ごめん…。ごめんねアニ。僕なんかと入れ替わって…。」
アルミン「あんたと入れ替われたからあいつ…エレンの側にいれた。入れ替わらないに越した事はないけど、あんたで良かったよ。」
アニ「やっぱり…エレンが好きだったんだね…。」
アルミン「そうだった…のかも。」
アルミン「でも今は精神までアルミンに近付いてるみたいで、大事な親友だって、思えてるよ。」
アルミン「あんたも、エレンに対して友情とは別な感情が出てきてるんじゃないの?」
アニ「…このまま、僕たちの自我まで無くなるのかな。」
アルミン「死ぬ事と変わりないね。」
アニ「……。」グスッ
アルミン「ねぇ。」
81: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:25:30 ID:XxG75Lr2
アルミン「キスしてもいい?」
アニ「アニ…?」
アルミン「言ったでしょ。私の体の初めての相手は自分で選びたい。」
アニ「……。」
アルミン「アルミンが…私でもいいなら、だけど。」
アニ「何か…自分とキスするみたいで不思議だね…。」
アルミン「そうだね。不思議と…、自分が可愛く見えるけど。」
アニ「中身がアニだから、僕もかっこよく見えるのかな。」
アニ「エレンじゃなくていいの?僕…」
アルミン「今特別な感情があるとしたら、それは今のアニに対して…だからね。」
アニ「自分が…好き、か。」
アニ「僕も今のアルミンは好きだな…。僕がなりたかった僕だ。」
アルミン「目、閉じて。…アニ。」
アニ「………。」ポロッ
アルミン「素直に泣けるようになったんだね…。良かったね、私。いつもいろんな事我慢してたんじゃない?良かったね…きっと幸せになれるよ。」
アルミン「さよなら…私。」
83: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:40:23 ID:XxG75Lr2
アニ(あぁ…僕とキスしてる。)
アニ(エレンとミカサと堂々と並べる僕になったんだ。)
アニ(良かったね、アルミン。もう守られるだけの僕じゃない。)
アニ(きっと三人で外の世界を探検できるよ。)
アニ(さよなら…僕。)
アルミン「……。」
アルミン(何で涙が出るんだろう。使命から逃れられて正直ホッとしてる?あんなに辛い思いをした自分が可哀想?)
アニ「…ぁ」
アルミン(目の前の自分を幸せにしてあげたいって思ってる。せめて普通の女の子として。)
アニ((外じゃまずいって))
アルミン((私って良い体してるよね。))
アニ((今は僕の体だよ!))
アルミン((本当だ。脂肪が増えてる。))
アニ((ちょっと!くすぐったい!))
アルミン「あはは、冗談だって。」
アニ「びっくりしたよ…。」ドキドキ
84: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:47:23 ID:XxG75Lr2
アルミン「………。」ドキドキ
アニ「………っ。」ドキドキ
チュッ
アルミン「!」
アニ「お返しだよ。」
アルミン「ふふ。アニ可愛いね。」
アニ(アニ……。)
アニ「アルミンも、カッコよ過ぎてモテちゃうかもね。」
アルミン「ああ。そうだね。」
アニ(でも…。)
アルミン・アニ(今の自分が愛しくて仕方ない。)
アニ((大好きだよ。))
アルミン((うん。大事にするからね。))
今の体も元の体も。
85: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 13:54:57 ID:XxG75Lr2
ミーナ「おはようアニ。」
アニ「………。」
ミーナ「アニ?」
アニ(……ん。)
ミーナ「アニ!朝だよ!」ガバァッ
アニ「!!?」
アニ「ミーナ……!?」
アニ((アルミン!!))
アニ(………。)
アニ「……。」ドクン…ドクン…
アニ「……あー…。」
ミーナ「?どうしたの、アニ。」
アニ(戻ってる……?)
アニ「……アルミン…。」
ミーナ「アニ…?」ギュッ…
クリスタ「どうしたの…?」
ユミル「……アニ、泣くな。話聞いてやるから…。」
ミカサ「アルミンと何か…。アニ、私が側にいる。力になれるから。」
ミーナ「アニ…大丈夫…大丈夫だよ。」
アニ(アルミン…アルミン…。)
アニ(私……こんなに愛されてるんだね…。)
86: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:02:25 ID:XxG75Lr2
エレン「アルミン起きろよー、一緒に組手してくれるって言っただろ?」
アルミン(…エレン…?)
エレン「お前は本当朝が苦手だな。」
アルミン(…え…っと。)
アルミン((アニ、聞こえる?))
アルミン(……。)
アルミン(戻った…のか。)キュウ…ッ
アルミン(良かったんじゃないのか…?何でこんな…。)
エレン「……。アルミン、泣いてるのか?」
アルミン(アニ…寂しいよ。)
エレン「俺に何でも話せよ。アルミンにはいつも助けられてばっかだったからな。」
アルミン「ああ…大丈夫だよ。エレン。」
アルミン(ただいま。)
87: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:11:42 ID:XxG75Lr2
アルミン(アニに会いたい。鏡見れば自分の顔、少し高くなった視界。何でこんなに不安なんだ。)
アルミン(くそ…トイレもまともにできなくなってる。)
エレン「おいアルミン零すなよ。」
アルミン「あはは…寝ぼけてるなぁ、僕。」
アルミン(体が一回り大きい。アニが鍛えてくれたんだ…。つい数時間前まで…アニはここにいたんだ。)
アルミン(僕は僕自身に恋したように錯覚した。だから元に戻ったのか?)
アルミン(どちらにしろ、僕が恋したのはアニ自身だ。)
アルミン(アニは…大丈夫かな。)
アルミン(せっかく戻れたんだ。素直に女の子として幸せになって欲しいな。)
アルミン(街を歩いて可愛いからっておまけしてくれた髪飾りや、綺麗な服もたくさんあるし。)
アルミン(気に入ってくれたら…いいな。)
89: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:22:43 ID:XxG75Lr2
アニ(体を諦めようとした時に戻るなんてね。)
アニ(使命が許してくれないか。)
アニ(いや…私はアニを大切にするって決めたんだ。)
アニ(自分の心をもっと大事にしよう。)
アニ(アルミンが守ってくれてた体だもんね。大丈夫…。)
アニ(アルミンの体はもう少し鍛えたかったな。…でも、訓練程度ならバテない体にはなったし後はアルミンの根性を信じよう。)
サシャ「アニ神様…トイレは座って出来ますよ。」
アニ「……何覗いてるの。」
サシャ「いや…アニが元気ないって聞きまして。見なかった事にします。」
アニ「うん…。ありがとう。」
アニ(習慣になってたみたいだね。)
90: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:29:00 ID:XxG75Lr2
エレン「ミカサ、飯運んでくれたんだな。」
ミカサ「おはようエレン。寝癖は直した方がいい。」
アルミン「ミカサおはよう。」
ミカサ「アルミン…少し待ってて。」
アルミン「え?うん。」
エレン「アルミン何かしたのか?ミカサが少し怒ってたような…。」
アルミン「えー…。」
アルミン(アニ何か怒らせたのかな…。)
アニ「アルミンっっ!!!!!」
アルミン「……っっ!!」
あぁ…。僕の目からアニを見れる。
こんなに小さくて…
こんなに綺麗で………
「アニ……アニ…!!!!」
昨日までの僕。
91: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:36:34 ID:XxG75Lr2
アニ「アルミン……っ!!!」
何か伝えたいのに言葉にできない。
私の目からアルミンを見れる。
体の底から光のような…目の前が眩しくなって涙が出るような。
よく分からないけど…
まるで家族…いや、もっと近い。
自分自身を見つけたような。
アルミン「アニ…。」
ミカサ「!?喧嘩していたのかと思ったのだけれど…?」
エレン「何つーか…。大事な人と再会したような抱きしめっぷりだな。」
ユミル「あんなにこそこそしてたのに大胆だな…。」
クリスタ「喧嘩したからこそ大事な事に気付いたみたいな…?」
サシャ『やっと抱きしめたかった相手を抱きしめるような…肉を見つけた狩人のような…。』
92: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:47:07 ID:XxG75Lr2
アルミン「何て……言ったら……っ。」
アニ「アルミン…震えて……。」
アルミン「アニも震えてるよ…。」ギュツ
アニ「おかしいな…あんたのせいで涙もろく…」
アルミン「アニ…会いたかった…。」
アニ「私も…だよ…。」
ユミル「寝る時しか離れてないだろあいつら。」
クリスタ「ふふ…。」
ミーナ「何か分からないけど私まで涙が…。」
ライナー「………なぁ、あれはさすがに…。」
ベルトルト「アニは…。切り捨てよう。」
ライナー「!!?何言ってるんだよベルトルト!!」
ベルトルト「僕たちとの関係を切るんだよ。アニはもう、戦士にはなれない。」
ライナー「あぁ…戦士…そうだな。残酷すぎる…。」
ベルトルト「あれじゃ足手まといだ。」
ライナー「……。」
ベルトルト(アニ、君はこれからどうするつもりなんだ。)
ベルトルト(君が敵に回るなら、僕は迷わず戦うよ。)
ベルトルト(それとも…君がこの世界を変える鍵にでもなるのか?)
ベルトルト「どちらにせよ、アニにはもう接触しないほうがいい。側にアルミンがいたら僕たちも危険だ。」
ライナー「あぁ…。」
ライナー(なぁ、ベルトルト…。俺たちには別の道は無かったのか…?)
93: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 14:58:52 ID:XxG75Lr2
アニ「ライナー、ベルトルト…話がある。」
ライナー「あ…あぁ。」
ベルトルト「もう大体は察してるよ。ただしアニは何も知らないフリをしてくれないか。」
ライナー「………。」
ベルトルト「同郷の、仲間……としての最後の頼みだ。」
アニ「分かった…。ごめんね。」
アニ「もしその時が来たら、私も本気で抗うから。」
ライナー「……。」
ベルトルト「うん。さよなら。」
アニ「さよなら。」
アニ(さよなら、お父さん。)
アニ(やっぱりお父さんは…間違ってたよ。)
95: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 15:09:49 ID:XxG75Lr2
教官「本日、諸君らは訓練兵を卒業する…。」
教官「その中で最も訓練成績が良かった上位10名を発表する。」
教官「呼ばれた者は前へ。」
教官「主席、ミカサ・アッカーマン。
二番、ライナー・ブラウン。
三番、ベルトルト・フーバー。
四番、エレン・イェーガー。
五番、アニ・レオンハート。
六番、アルミン・アルレルト。
七番、ジャン・キルシュタイン。
八番、マルコ・ボット。
九番、コニー・スプリンガー。
十番、サシャ・ブラウス。」
教官「以上10名。」
アルミン(僕がこの順位に入れたのはほとんどアニのおかげだ。)
アルミン(もう僕は弱くない。)
アルミン(どんな事からもアニと…みんなを守って見せる。)
97: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 15:17:59 ID:XxG75Lr2
アルミン「やっぱり皆で過ごすのが今日で最後とあって、みんな盛り上がってるね!」
エレン「何か酒も普通に飲めるしな。」
ミカサ「エレンも今日くらいは楽しんだほうがいい。」
エレン「あぁ、これでやっと巨人をぶっ殺せる。」
アルミン「はは…。」
アニ「アルミン…ちょっといい?」
アルミン「あ!アニ!もちろん!」
アルミン「エレン、ミカサ、ちょっと行ってくるね。」
ミカサ「…。」ヒラヒラ
エレン「アルミンが恋して強くなったんだったら…俺も見習わないとな…。」
ミカサ「…。」ドキドキ
アルミン「こうやって星を眺めるのもいいね…。」
アニ「あのさ…話しておかないと…いけない事があって。」
アルミン「?うん。」
アニ「私………。」
アルミン「…え?」
98: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 15:24:49 ID:XxG75Lr2
アルミン「…え?」
アニ「だから…。」
アニ「巨人になれる。」
アルミン「」
アルミン「はぁ…。」
アニ「……っ。」
アルミン「それで…人は殺したの?」
アニ「…。私が巨人を呼んで…直接ではないけど、ひどい…事をした…。」
アルミン「アニ。」
アニ「ごめんなさい。」
アルミン「アニ…。」
アニ「ごめんなさい…っ」
アルミン「アニ!!!」
アニ「ぅ…うぇ…っごめんなさい…。」
アルミン「アニの事情は分かったよ…。」
アルミン「超大型巨人と鎧の巨人については?」
アニ「……分から…ない。」
アニ「でも…私はこの力をみんなのために使う…。超大型巨人、鎧の巨人にも対抗して見せる…。」
アニ「アルミンと…調査兵団に行きたい…んだ。」
100: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 15:32:44 ID:XxG75Lr2
アルミン「……。行ける。」
アニ「!」
アルミン「でも、まだその事は黙ってるんだ。時が来たら…。その力でみんなを守って認めてもらおう。」
アルミン「僕が…説得してみせるから。」
アニ「アルミン…っ。」
アルミン「あの時アニが巨人を呼んだ事は許される事じゃない。」
アニ「うん…。」
アルミン「でも、壁が壊された瞬間からもう巨人が入ってくるのは決まっていた。」
アルミン「その事は伏せよう。だから…償うんだよ。」
アニ「償う…この身が滅ぶまで。私は…決めたんだ。自分の気持ちを大事にする。」
アルミン「あぁ。きっと世界を変えて見せよう。君の力は人類にとっての希望になる。」
アニ「アルミン…あんたと入れ替われて良かった。」
アニ「もっとひどい間違いを起こすところだった…。」
アルミン「そんなこと…させないよ。アニはもう、大事なもう一人の僕だ。」
101: 名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします 2013/06/16(日) 15:43:30 ID:XxG75Lr2
アニ「ん…」
アニ「外はまずいってあんたが…。」
アルミン「アニ、大好きだ。本当に大事だよ。」
アニ「まったく…。」
アニ「私も大事…あんたのためなら喜んで死ねるよ…。」
アルミン「駄目だよ。生きて、外を探検するんだ。」
アニ「ふふ、楽しみ….だね。」
アルミン「そろそろ戻ろうか。」
アニ「そうだね。」
アルミン(巨人か…。僕より背も高くなるのか…。)
アルミン「アニは小さくて可愛い。」
アニ「心配しなくてもいきなり巨人になんてならないよ。」
アルミン「まだ僕の考えること分かるみたいだね…。」
アニ「もう一人の、私だからね。」
アルミン「はは、変な事考えないようにしないと。」
アニ「ん?」
アルミン((実はアニの体隅々まで触ったりいじったりしちゃったんだ。))
アニ((アルミン))
アルミン「あっ!ウソ!?…こっこれでまた夜中にたくさん話ができるね!!」ワタワタ
アニ「ふふ…」
アニ「まったく…あんた本当に最高だよ…。」
アニ、幸せになれたね。
完
関連リンク
Related Articles関連記事
進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。
Read Article
進撃の巨人の九つの巨人まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。
Read Article
進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。
Read Article
進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
Read Article
進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
Read Article
進撃の巨人の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
Read Article
ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
Read Article
ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
Read Article
リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
Read Article
エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
Read Article
アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
Read Article
フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
Read Article
エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
Read Article
グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
Read Article
ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
Read Article
ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
Read Article
キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
Read Article
ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
Read Article
ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
Read Article
ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
Read Article
ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
Read Article
エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
Read Article
ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
Read Article
ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
Read Article
ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
Read Article
ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
Read Article
ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
Read Article
ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
Read Article
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
Read Article
進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
Read Article
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
Read Article
クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
Read Article
フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
Read Article
イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
Read Article