マニアックな千と千尋の神隠しの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ【ジブリ】
スタジオジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』。あまり知られていない千と千尋の神隠しの裏設定・都市伝説・トリビア・小ネタをお届けしていきます。知っているようで知らない様々なエピソードをお楽しみください。
「隠れ○○」が存在するのは、ディズニーだけではない。
スタジオジブリの作品にも、密かに隠された秘密がある。
『千と千尋の神隠し』の場合、坊の部屋のクッションには「魔女の宅急便」のジジが描かれている。
"隠れジブリ"は他のジブリ作品にも数多く存在するのだ。
「えんがちょ」とは?
「えんがちょ」とは、本来の意味は汚いものとの縁を切るということに主眼が置かれていました。
『千と千尋の神隠し』でも、釜爺と千尋の間で浄化と解放の意味で使われていました。
汚いモノなどを踏んで、不浄となったときに指で輪を作り、他人にその輪を切ってもらう事によって浄化されるというおまじないです。
あの世界で過ごした時間は四日ではない?
劇中に出てくるシーンだけを見ると、
一日日:不思議の町に迷い込む、湯婆婆と契約する
二日目:泣きながらおにぎりをほうばる、くされ神の世話をする
三日目:カオナシ暴走、銭婆のところへ行く
四日目:豚の中に両親がいないことを見抜き、現世へ戻る
しかし、劇中の月相の変化を見ると、実際はもっと長期間滞在していた可能性が高い。
月が出てくるシーンはいくつかあるが、どれも形状が異なっているのである。
三日月→満月→上弦の月
とさまざまに変化している。
つまり、あの世界での物語は少なくとも一か月は経っている。
どうして千尋は豚達の中に両親がいないとわかったの?
スト近くに湯婆婆が、千(千尋)に、たくさんの豚たちを、並べて、この中にお前の両親がいる、当てることが出来たら魔法が解けると迫ります。同じように見える豚たち、見つめる千。次の瞬間。この中にはいないと答えます。その瞬間。豚に化けていた?油屋の従業員たちの姿が現れます。正解!!観念した湯婆婆。千尋の魔法を解いてあげます。
どうして、千は見分けることが出来たのでしょうか?宮崎監督もその答えを語っていません。
千尋は名前(アイデンティティ)を奪われ、千と新しく名付けられ、油屋での不思議な出来事を経験して、今までの生ぬるい生活から、自分自身を見つめなおし成長していきます。湯婆婆の呪いをといて、自分自身を取り戻すあるいは作り上げることで、まやかしを見破ることが出来るようになったのではと思います。
油屋の世界は実は「洗脳」された世界、つまり世の中が曲がって見えてしまう世界でした。だからその洗脳下では、千尋も豚の中に両親がいると思い込んでいた。
しかし、ラストではその洗脳が解けたがゆえに、千尋はただ当たり前のことを当たり前に言っただけということかもしれませんね。
最初赤かったトンネルが帰るときに色が違うのはなぜ?
赤いトンネルは魔法がかかった状態です。
不思議な世界から帰る時に千尋、あるいはトンネルにかかっていた魔法が解け、本来の姿=石造のトンネルが現れたということのようです。
この魔法は人間の世界と八百万の神々の世界を繋げる力を宿しています。よって、トンネルを通り抜ければ不思議の街に到達するようになっています。
トンネルは本来石造りのものでしたが、魔法がかかっている間はモルタル製の赤い色をしています。
千尋が帰還した時は魔法が解け、本来の石造りのトンネルに戻ったということです。
千尋がトンネルを抜けたあとは記憶がない?
記憶があっても全部夢だったのかと思うのかもしれません。
しかし、その場合は、銭婆からもらったゴムがあっちの世界にいたことの証拠になります。
銭婆は「記憶は自分の中にあってもそれを思い出せないだけ」と言っていますし、忘れたとしてもそれを手がかりに思いだして欲しかったのかもしれません。
別のラストシーンがあった?
現在では見ることのできないという、DVDでもテレビ放映でも放送されていないその後のラストシーンが、あったといわれています。
これはジブリが公式に発表した情報ではありませんが、ネットを中心にジブリファンの間では有名な話になっています。
通常のラストシーンは、ハクと別れて、トンネルを抜けようとする千尋が、振り向きそうになるときに、髪留めがキラリと光ったことで踏みとどまり、振り向くことなく、トンネルを無事にわたりきることができます。そして、トンネルから出た千尋は抜けてきたトンネルを無言で見つめ続けます。両親に呼ばれ家族と一緒に車に乗って物語が終わります。
噂のラストシーンというのは、この車を走らせた後の続きがあったというものなのです。公開時には一部の映画館でも流されていたというラストシーンとはどのようなものだったのでしょうか。
千尋が最初に車の中で着けていた髪留めが、銭婆からもらった髪留めに変わったことに気づきます。
その理由がわからなくて不思議に思う千尋。
そのあと、新居に向かっているときに、丘から引っ越し業者を見つけた母親が父親に「もうきちゃってるじゃないの~」と愚痴をこぼし、到着後にも、引っ越し業者に「遅れられると困りますよー」と、注意されます。
千尋が、一人何気なく新居の周りを歩いてると短い橋のかかった緑ある小川に気づき、橋から川を眺めていると一瞬悟ったような状態になり、この川がハクの生まれ変わり新たな住処であることに気づいたような意味深な状態で物語がおわります。
見たという人はいますが、事実なのかは判断が難しいところです。劇場公開のみ、また1週間限定だったということもあるようなので、当時の記憶に頼るしかなく、また、2015年現在ではかなりの時間がたってしまっています。
本当のラストシーンは、事実証明がされていないのです。また、脚本を書かない宮崎駿監督にとって、脚本代わりになる絵コンテのなかにも、そういうシーンは書かれていないようなので、デマである可能性が高いです。
実際、ラストシーンではありませんが、引っ越しの話題は2回あり、新居の近くではありませんが、ハクの正体に気づいて千尋がハッとするシーンはあるので、記憶がごちゃ混ぜになっているのかもしれません。
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目次 - Contents
- 『千と千尋の神隠し』とは
- 油屋
- 千と千尋の神隠しの隠れモチーフは風俗
- 宮崎監督が性風俗について熱心に説明している
- 客が神様(全員男)
- 湯屋は娼館であることを説明している
- 風俗という説もあるが銭湯というイメージが強い
- 神様は何をしに来ているの?
- 湯屋ではなく「油屋」
- 名前
- 千尋の最初の名前
- 「贅沢な名前だね」の理由
- 名前を間違えて書いた理由
- 主人公は千尋じゃなかった
- 主人子はリンだった!
- 主人公は少女に!リンはサポート役に
- リンの正体は白狐?
- カオナシ
- 宮崎監督の思うカオナシ像
- カオナシの初期構想
- 尺の都合のため主役にされたカオナシ
- カオナシの歌がある
- カオナシの正体は悪魔
- 湯婆婆
- ドラゴンボールとの意外な関係
- 湯婆婆&銭婆
- 湯婆婆と銭婆に見分け方
- 当初は湯婆婆を倒して終わる構想だった
- ハク
- ハクの声は再現不可
- ハクが「決して振り向いちゃいけない」と言ったのはなぜか?
- 世界観
- 舞台のモデルは台湾の九份?
- なぜ千尋たちは「不思議の町」に迷い込んでしまったの?
- つげ義春の『ねじ式』めいた街角
- 若手アニメーター泣かせだった両親の食事シーン
- 千尋の父と母はなぜ豚になった?
- 夢があります
- 神々の世界には四季がない
- ハクの手は「永遠の別れ」を現している
- 『千と千尋の神隠し』のちょっと怖い都市伝説
- 最初に出たダルマは元々人間だった
- 湯屋の世界は死後の世界
- 三途の川を渡っている
- 宮崎監督の車?
- ラストのハクの台詞がポイント
- この世界の電車は死者を運ぶ乗りもの
- ネコバスも死者を運ぶ乗りもの
- 駅にいた女の子は「火垂るの墓」の節子
- 『千と千尋の神隠し』に登場する神様達
- 春日サマ
- カオナシ
- オシラサマ
- オオトリサマ
- オクサレさま
- おなまさま
- 牛鬼
- ニギハヤミコハクヌシ
- 他ジブリ作品とのつながり
- 千尋と『もののけ姫』のサンは血族
- 『千と千尋の神隠し』は『となりのトトロ』の続編?
- 2つの作品に共通するもの
- 『となりのトトロ』は地獄めぐりをテーマとした作品
- 原作が「耳をすませば」に登場
- その他
- 千尋のお母さんはどうしてあんなに冷たいの?
- 隠れジブリ
- 「えんがちょ」とは?
- あの世界で過ごした時間は四日ではない?
- どうして千尋は豚達の中に両親がいないとわかったの?
- 最初赤かったトンネルが帰るときに色が違うのはなぜ?
- 千尋がトンネルを抜けたあとは記憶がない?
- 別のラストシーンがあった?
- 関連記事
- 関連リンク