今日も嫌がらせ弁当（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

持丸家の次女。父親は事故で亡くしている。幼い頃は母親のかおりにべったりの甘えん坊であったが、高校に上がる頃に反抗期になる。かおりには挨拶も返事もせず、必要最低限の会話には連絡アプリを使っていた。クールな性格で、かわいいものやキャラクターものは好まない。
反抗期の双葉に対抗したかおり特製の嫌がらせ弁当を持たされる。お弁当はかわいいキャラ弁であったり、あまり人には知られたくないようなメッセージが海苔の文字で乗せられていた。双葉のお弁当は同級生や先生の間でも注目されていて、蓋を開ける際には周りにたくさんの人が集まっていた。
幼馴染の同級生の達雄に密かに思いを寄せるが、見ているだけしかできなかった。そんな時に嫌がらせ弁当をきっかけに達雄と会話ができて、少しお弁当に感謝する。
卒業後の進路をどうしていいのかわからずにいたが、達雄が東京に行く予定であることを知ってから東京で就職を目指す。不採用となった企業もあったが、努力の甲斐あって食品を扱う企業から内定をもらう。
かおりに作り方を教わりながら達雄にお弁当を作ったが、渡す直前に彼女と仲良くしているところを目撃してしまい失恋。
かおりが初期の脳梗塞で倒れた時には、東京行きを諦めかけた。しかし、かおりから愛のある突き放した応援を受けて東京で頑張ることにした。
卒業式にはかおりから思いのこもった卒業証書弁当をもらって涙する。母親であるかおりへの感謝は、手作り弁当と共に手紙を添えて伝えた。

幼少期の若葉（わかば／演：船木愛理亜）

母親のかおりが夜に仕事に出ている間、妹の双葉の世話をしている。母親が外出すると泣き出してしまう妹への対応に困り限界を迎え、かおりにSOSを出す。

幼少期の双葉（ふたば／演：落井実結子）

家族が大好きで甘えん坊。夢は母親と一緒にレストランを開くことである。母親が昼夜問わず仕事に向かうことで寂しさを感じていた。

かおりのブログ読者の家族

岡野信介（おかの しんすけ／演：佐藤隆太）

半年前に最愛の妻を亡くしたシングルファザー。1人息子の健太郎を懸命に育てている。東京在住。
保育園に通う健太郎がお友達の凝ったお弁当を羨むようになり、キャラ弁について調べる。そんな時に見つけたかおりのブログの熱心な読者となった。
見よう見真似でキャラ弁に挑戦するがうまくいかず、健太郎にも不評であった。長文でかおりのブログにコメントし、指南を受けられることになる。かおりのアドバイス通りにお弁当作りをすると、副菜のバランスも良くなり、健太郎も喜んだ。
ひらがなが覚えられない健太郎。かおりから教わった海苔での文字作りを実践して、毎日1文字づつお弁当に海苔のひらがなを乗せた。しかし、健太郎は話も聞かずに一方的な信介に不満が募っていった。ある日不満が爆発してしまった健太郎と険悪になってしまうが、一方的な態度に反省して仲直りすることができた。
物語終盤では、八丈島に親子で観光に訪れていた。

岡野健太郎（おかの けんたろう／演：鳥越壮真）

岡野信介の息子。来年から小学生になる保育園児。母親は半年前に病死してしまう。東京在住。
母親が亡くなったのは、自分がいい子にしていなかったからなのではないかと不安を感じてしまっていた。父親には感謝しているが、どうしてもお友達を羨んだりしてしまう。愛情たっぷりで、手の込んだ友達のお弁当は輝いて見えていた。信介が初めて作ったキャラ弁はあまりにも出来が悪すぎてショックを受けてしまう。その後かおりの指南を受けて信介が作ったたこさんウインナー弁当は、良い出来栄えで喜ぶ。
母親は話を聞いてくれていたが、信介は自分の話を聞かずに一方的なことばかりで不満に思う。無理矢理にでもひらがなを覚えさせようとして、お弁当に海苔で作ったひらがなを乗せられることが嫌で食べずに捨ててしまっていた。ある日感情は爆発し信介と険悪になったが、信介の想いを聞いて仲直りした。
物語終盤には、信介と八丈島観光を楽しんだ。

持丸双葉の同級生

山下達雄（やました たつお／演：佐藤寛太）

双葉の幼馴染。双葉が密かに思いを寄せる同級生。八丈太鼓で世界を目指している。毎日熱心に太鼓の練習に励んでいるため、体が鍛え上げられている。3度の飯より太鼓が好き。
母親にお弁当を作ってもらったことがなく、お昼ご飯はいつも購買のパンであった。そのため、毎日手の込んだキャラ弁を作ってもらっている双葉は母親に愛されていると感じていた。
高校卒業後の進路は、世界進出する前に東京で基盤を作ると決めていた。
普通科の女の子と交際している。

栄子（えいこ／演：山谷花純）

ベリーショートの髪型。お弁当を食べる時は双葉の横の席。かおりのブログの読者でもある。合唱をしている。
卒業後は大学進学予定。推薦入試がうまくいきそう。

美鈴（みすず／演：碓井伶菜）

髪型が三つ編みおさげ。お弁当を食べる時は双葉の斜め前の席。語尾に“じゃね”をつけがち。

椎名（しいな／演：牧野真鈴）

髪型がセミロングのハーフアップ。お弁当を食べる時は双葉の正面の席。言葉の初めに“クソ”をつけがち。クソかわいい、クソワイルドなど。
卒業後は看護の専門学校に進学予定。

かおりが働く居酒屋の常連客

浩実（ひろみ／演：村上知子）