マニアックな崖の上のポニョの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ
『崖の上のポニョ』とは、200年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。監督は宮崎駿。本作は作画方法の見直しがされ、宮崎駿監督の「鉛筆で描く」という意向のもと、手描きで製作されている。この『崖の上のポニョ』にはさまざまなトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などが存在する。ここでは、ジブリファンなら知っておきたいトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などをまとめて紹介していく。
映画の中にも、宗介が階段を下りるシーンがある。堤防の上部がカールしているところも映画と同じ。
平港の近くには、宗介の家と同様に崖の上に建っている民家が実際にある。
『崖の上のポニョ』の登場人物は実は死んでいた
『崖の上のポニョ』とは、海沿いの街を舞台に、「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5歳の少年・宗介の物語である。そんな『崖の上のポニョ』には、「死後の世界を描いている」という都市伝説がある。
『崖の上のポニョ』では街が大津波によって海に飲まれ、水没してしまう。その後、ポニョと宗介は二人でリサの元へと向かうというストーリーになっている。
しかしこの大津波から、老人ホームにいた老人達は逃げ切る事が出来なかった。
唯一、高台にある家にいた宗介とポニョの2人は残っていたが、生き残りはその2人のみで、それ以外の人々は全員波に呑まれ、死亡していたと思われる。
海の中にいるにも関わらず呼吸でき、歩けないはずの老婆が走り回っている姿を見れば、天国に行ったと考えても強ち理解できなくもないだだろう。
また、ポニョと宗介は二人でリサの元へと向かう途中でトンネルをくぐり抜ける場面があるが、このトンネルを通る前と通った後では雰囲気が違っている。これは、トンネルを境に死後の世界に入っているからだと言われている。トンネルを通った後では、歩けなかった老人たちが元気に走り回ったり、海の中でも平然と過ごしている事も、死後の世界だとすれば説明がつくのだ。
トンネルの出口は天国であり、無事に母と再会することができる。無論、生き返ることは無く。
リサが「今は不思議な事がいっぱい起こってるけどきっと後で分かるから」と、宗介に言い聞かせているのも、その裏付けの一つだと考えられる。
『千と千尋の神隠し』でもトンネルを潜り抜けて別世界へ行っていることから、別の世界であることは明らかだ。
他にも、父親の乗る船が難破してしまい、船の墓場にたどり着くシーンが描かれている。小金丸の船員が船の墓場を見つけ「船の墓場ですよ、きっと。あの世の入り口が開いたんですよきっと」と言っている。
このシーンで「観音様に救われた」と言っているが、実はそうではなく、迷える魂が成仏したという演出だと言われている。
また、宮崎駿が「海と陸は、この世とあの世とか生と死とか、いろんな言い方ができるが、五歳の子どもが分かってくれればいい」と発言したり、鈴木敏夫が「あっちの世界に行って帰ってくる話というのは、これまでも描かれてきた題材だし、宮さんも取り組んできました。『ポニョ』でそれを突き詰めたと言えるかもしれない」と発言したりしている。
また、ジブリの音楽を製作している久石譲も「死後の世界、輪廻(りんね)、魂の不滅など哲学的なテーマを投げかけている。でも、子供の目からは、冒険物語の一部として、自然に受け入れられる。この二重構造をどう音楽で表現するか。そこからが大変でした」と言っている。
プロデューサーの鈴木敏夫も、平気で走り回るおばあちゃんたちのシーンを観て「これは、もうあの世ですね」と言ったとか。
このような発言からも、この話がただの都市伝説で片付けられるものではないことがわかるだろう。
ポニョが人々を死後の世界へ人を連れていった説
ポニョには不思議な力があり、死後の世界へ人を連れていく能力を持っているという。
ポニョにキスされると、死後の世界へ連れて行かれる。途中の川で逢う夫婦は成仏できない魂だが、物を与えてポニョが手引きをしたとも言われているらしい。
この世界の食べ物ついて、ポニョが食べると眠くなり、魔力が低下する。
ハム好きと言うのも「実は人肉のことではないか?」との説がある。
・食べた人の存在が変わる。
・火が通ったものはこちらの世界の食べ物。
・ポニョはそれらの食べ物を食べると眠くなり魔力が低下するという。
・ハム好きといわれるがあれは人肉のことではなかったのだろうか。
ポニョの歌詞は以下。
フークフク いいにおい
おなかがすいた 食べちゃお!
→服=人間だとすると人を食べる。
よーくよく 見てみよう
あの子もきっと見ている
→あの子もきっと見ているとは天国の人たちのことだろうか。
死後の世界ではなく赤ちゃんが生まれる前の世界
洪水後の世界は「あの世」で、実は全員死んでいたという都市伝説を紹介した。しかしむしろ、「赤ちゃんが生まれる前」の世界だったと仮定したらどうだろうか。
死後の世界よりもわかりやすく、ポジティブな見方ができるのではないだろうか。
内容的にも、「生まれてきてよかった」という公開当時のキャッチコピーとも一致する。
作中にて、トンネルはこの世と死後の世界を結ぶ道を描いている。
ポニョ自身が「ここ嫌い」と発言している。実際に、トンネルを通ったら金魚になり、退化してしまった。それは、生まれたり、新しくなる時行き来する場所、つまり「輪廻」を表現しているのではないかとも言われている。
ナンバープレートの呪われた数字「3」の謎
リサの乗る車のナンバープレートだが、意味深な3つの文字が刻まれている。それは、「333」という奇妙な三文字。
細部まで拘る事で有名なジブリであるため、ここに意味があってもおかしくはない。
同じく車が登場するジブリ作品『千と千尋の神隠し』では、ナンバープレートの数字は『多摩34へ19−01』というかなりリアルなものが使われている。しかし本作では何故これほどシンプルにまとめ上げられてしまったのか。
調べていくと、ある説に辿り着いた。
数字には一文字一文字に意味が込められていると言われているが、「3」が持つ意味というのが「破壊・混乱」。
他にも、1は父親、2は母親、3は子供という意味を持ち、「子供が引き起こす破壊、混乱」といった解釈もできなくはない。
この意味がストーリーの通りになっているのも、きっと偶然ではないだろう。
ナンバープレートが333のリサの車だが、のちにこの車は捨てている。
つまり、逃避もしくは回帰ではないだろうか。
また、作中でのポニョの睡眠回数も3である。
フジモト曰く「ポニョが寝てくれれば…」と言っている。
睡眠=輪廻を意味しているかもしれない
リサと宗介の別れはリサをあの世におびき出している説
リサと宗介の別れのシーンだが、あの世にリサをおびき寄せている風に見える。
フジモトがライトを点滅させるシーンからわかる。
「生と死という言葉を使いたくない」と語っていた宮崎駿
「「CUT No234」宮崎駿4万字インタビュー」にて「死後の世界なのか」と尋ねられた宮崎は、「死は匂うけど、そういうものの中に同時に自分たちが描きたいキラキラしたものもあるから。あんまり生と死っていう言葉を使いたくないですよね」と語っている。
物語の展開も、理屈で正しく構成するという方法ではない。
ロバート・ホワイティングとの対話で、宮崎駿は、作り方をこう語っている。
「どこへたどり着くか、わからないけれど、出かけてみるしかない。そういうふうに、スタッフへ言いました。スリリングすぎて辛いですけども、全部見通すまで、ひたすら歩き続ける」
「『カリオストロの城』は、“一種の頭の遊び”のように綿密に構成したが、“この方法を続けると、仕事に頽廃が生まれると感じ”、新しい方法論でつくることにした。」
「やっぱりアニメーションの王道っていうのは、子どもたちが観て楽しかったと言ってくれることだと。全部、筋がわからなくていいんだっていういことは、いつも思っています」
「ヌケヌケとした結末を作ってみようっていう。今、悲劇を作る理由が自分たちにないと思って。だって目の前にいるチビたちを見てね、これを祝福せざるを得ないじゃないかっていう。祝福されているかどうかわかりませんよ? でも祝福せざるを得ないっていう。そういう映画を作るんだと」
『崖の上のポニョ』は宮崎映画史上初めて「境界」を越える物語
『崖の上のポニョ』は宮崎映画史上、初めて境界を決定的に越える物語である。
宮崎作品で描かれるのは、いつも、境界の向こう側とこっち側が重なったときに起こる話だ。
主人公は境界を行ったり来たりするけど、今までは絶対に「帰ってきた」。
アシタカははっきりと別々に暮らすことを宣言するし、ハクは「振り返らずに行け」と送り出して、千尋は手を振って決別する。
「ジブリ映画には『元の世界には戻れないかもしれない』というスリルが足りない」と言われていたくらいだ。
今までは頑なに守ってきた絶対に戻れない一線を越えて、宗介(宮崎)はとうとうあちら側に行くことを「選んで」しまった。
しかも、周りの人全てと、母も道連れにして。
この点で、ポニョは他の作品と決定的に違う。
結局、お婆さんたちが立会人になってやったことは何だったのか。
これは「神からの問いかけに3回正しく答えられるか」という試練だったのだと解釈している。
この場合、質問形式じゃなくてもコール&レスポンスすればいいので、グランマンマーレの言葉に3回反応すればクリア。
「あなたはポニョがお魚だったのを知っていますか?」
「うん」
「ポニョはあなたの血をなめて半漁人になったんです」
「そっかぁ(略。喜ぶ宗介)」
「ポニョの正体が半魚人でもいいですか?」
「うん」
これでクリアと言うわけである。
本作では3が重要な意味を持つ。リサカーのナンバープレートは「333」。
「333」はアセンデッドマスター(超越した人間とその霊魂)を示す数字で、人間の霊魂を期限とする神に近い存在が守っているという意味があるのかもしれない。
作中で生まれ変わるモチーフは3回出てくる。
透明な円いもの(卵のモチーフ)を割って、中から出てくるシーンだ。
1回目: ビン
2回目: フジモトに泡の中に閉じこめられ、妹たちに食い破ってもらう
3回目: ラストのキスシーン
生まれ変わるためには、一度死ななければならない。
死のモチーフは「眠ること」だ。
フジモトがあれだけポニョが眠るかどうかを気にしていたのは、眠らなければ魔法が成立しないからだったのだろう。
他の作家が神話的要素を要所に引用して話を引き立てるところを、宮崎駿は神話的要素をごく当たり前のものとして引用して、神話的な世界観を組み立てている。
ポニョが人間の女の子になって家に来たシーン。
あそこは、化け物に取られそうになっている息子を守ろうとする母の戦いのシーンだ。
あそこでリサは、3回の魔法を使って、失敗している。
リサは割と最初の方からポニョに対抗しようとしている。
幼稚園に行く車の中ではまだ気づいてない。多分、バケツの中をちゃんと見ていないのではないだろうか。
最初に異変に気がつくのは、連れ戻されたポニョを追って海に入っていくシーン。
ここで宗介は、リサの呼びかけに「答えない」。
リサは力ずくで連れ戻すけど、帰りの車の中でも宗介の反応は薄い。
宗介の反応が元に戻るのは、リサとソフトクリームを「分けて食べた」あと。
ソフトクリームの後は、ちゃんとリサの言霊が宗介に効いてる。
「今日はもう海に降りないでね」
「もうおうちに入りなさい」
そして問題のリサの戦いのシーン。
ポニョが魚だったって息子があれだけ言ってるのに、リサが落ち着きすぎだという批判がある。
だがそれは、
リサは、ポニョが宗介を連れて行こうとした化け物だと直感的に気づいている。
ポニョの逆鱗に触れないように、細心の注意を払って会話をしている。
と考えればどうだろうか。
作中でのリサは、
・ 非常用ランタンでポニョの両手を封じる
・ タオルで水を奪う
・ 明かりをかざさせることで常に自分の近くにポニョを置く
という3つの魔法で戦っている。文明の利器を3つ復活させれクリアだ。
「水」 → でる
「ガス」 → ついた
「電気」 → 失敗
電気はポニョが復活させるが、おまじないは最後までひとりでやらないと効果がないっていうのは大前提だ。
ポニョが手を出してしまった時点でアウトなのだ。
最後の手段である食べ物。
こっちの食べ物代表、チキンラーメン。
ポニョの世界はこっちと結構リンクしてるから、決定的にこちら側の食べ物って言うためには「火を通してある」ことが大前提。
ポニョは、熱の通ったハムを、飲み込んでいないのではないだろうか。
チキンラーメンだが、麺も飲み込んだかどうか怪しい。卵に至っては手もつけてない。
リサはことごとく失敗した。
しかしこの後のリサのこの後の行動はよくわからない。
・ 山の道から信号を送ったのは誰なのか。
・ あんなに二人から離れなかったリサがひとりで出発したのはなぜか。
疑問は残ったままだが、これがリサと宗介のこの世で最後のお別れ。
この映画は、宮崎が太古から人間が受け継ぐ神話にすら立ち向かったことになる。
境界を越えちゃいけないっていうのは人間の「知恵」だ。と、神話学では考えている。
境界を越えかけちゃったらどうすればいいか。
境界を越えてきたものにどう対応すればいいか。
神話っていうのは元々そういうもので、つまり人間は「こっちにいなきゃいけない」。
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『かぐや姫の物語』とは、日本最古の物語と言われている『竹取物語』を題材に、高畑勲が14年ぶりに監督を務めたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。2013年11月公開。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。竹から出てきた娘・かぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰って行くという『竹取物語』の筋書きはそのままに、何のために地球に来てなぜ月に帰ることになったのか、誰も知ることのなかったかぐや姫の「心」と、物語に隠された真実を描き出す。
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猫の恩返し(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『猫の恩返し』とは、2002年に上映されたスタジオジブリのアニメーション映画作品。監督は森田宏幸。本作は、同じくジブリ作品である「耳をすませば」の主人公「月島雫」が書いた物語という、ジブリでは珍しいスピンオフ作品。主人公「住吉ハル」は車に轢かれそうになった猫を助けた事が原因で、猫の国へ連れて行かれる事になってしまう。ハルが助けを求めたのは猫の事務所の主「バロン」であった。
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ルパン三世 カリオストロの城(Lupin III: The Castle of Cagliostro)のネタバレ解説・考察まとめ
『ルパン三世 カリオストロの城』とは、モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」の劇場用アニメーション映画化第2作。1979年12月東宝系公開。 宮崎駿が初めて劇場用作品の監督を手掛け、映画史上に残る不滅のアニメーションとして世界的に親しまれている名作。ゴート札なる偽札を製造し、世界経済の裏側で暗躍していると伝えられるカリオストロ公国で、カリオストロ伯爵の妻にさせられようとしている公女クラリスを救うため、そして国の秘密を暴くため、ルパン三世とその仲間たちの活躍を描く。
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目次 - Contents
- 『崖の上のポニョ』の概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 『崖の上のポニョ』の裏設定・都市伝説・トリビア
- キャッチコピー「生まれてきてよかった。」を作ったのは鈴木プロデューサー
- 津波をイメージさせるため放送禁止作品認定説
- ポニョの本名はブリュンヒルデ
- モチーフはアンデルセンの童話 『人魚姫』
- 海辺の町を舞台にしたきっかけは瀬戸内海に面した町での2カ月の滞在
- 世界観
- 作画方法の見直し
- 構想段階
- 設定のみの『崖の上のポニョ』
- ポニョは金魚設定だった
- ポニョは「5歳」
- 宗介の母「リサ」は25歳
- 宗介の父「耕一 」は30歳
- 若い頃ノーチラス号で乗組員として働いていたポニョの父「フジモト」
- 宗介と父が交わしているはモールス符号
- 「母と子」の物語だが特殊な宗介とリサの母子関係
- “親”や“子供”関係なく“個人”として見る「時代」が生んだ教育方針
- 宗介はリサの真似をしている説
- 『千と千尋の神隠し』が関係している説
- トキさんというキャラクターは宮崎駿の母親がモデル
- 豪華芸能人で固められた声優陣
- ポニョの声優「ならゆりあ」は当時8歳
- 主題歌を歌っているのは子役の大橋のぞみ
- 当初オープニングで使用する予定だった主題歌
- 宗助の船が動くのは理にかなっている
- ポニョのモデルは作画監督の一人娘
- ポニョはカエルだった
- 夏目漱石に意外なルーツ
- オフィーリアがポニョの母親・グランマーレとして登場
- 水没した町に現れる古代魚たちの秘密
- 宗介が通うひまわり園や隣のひまわりの家に植えられているグラジオラスの花
- 宮崎作品ではおなじみの「水没する町」
- ポニョの妹たちはギリシア神話に出てくるネレイスたち
- フジモトの秘密の貯蔵庫にある「パンゲア」と「1907」
- トキさんに金魚ではなく船を渡した理由
- 船が「男」なら月は「女」
- 手書きにこだわった理由は「鉛筆で映画を作る」
- “父親”としての宮崎駿
- 圧倒的な波の表現
- エンドロールが少し違う
- 『崖の上のポニョ』完成も宮崎駿は落胆
- 『崖の上のポニョ』のモデルは瀬戸内海国立公園鞆の浦
- 『崖の上のポニョ』の登場人物は実は死んでいた
- ポニョが人々を死後の世界へ人を連れていった説
- 死後の世界ではなく赤ちゃんが生まれる前の世界
- ナンバープレートの呪われた数字「3」の謎
- リサと宗介の別れはリサをあの世におびき出している説
- 「生と死という言葉を使いたくない」と語っていた宮崎駿
- 『崖の上のポニョ』は宮崎映画史上初めて「境界」を越える物語
- 『崖の上のポニョ』と『ゲド戦記』は「世界の危機」、「その解決」、「試練が存在するようで存在しない」点が同じ
- 『ゲド戦記』を作った宮崎吾朗へのメッセージ