マニアックな崖の上のポニョの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ
『崖の上のポニョ』とは、200年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。監督は宮崎駿。本作は作画方法の見直しがされ、宮崎駿監督の「鉛筆で描く」という意向のもと、手描きで製作されている。この『崖の上のポニョ』にはさまざまなトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などが存在する。ここでは、ジブリファンなら知っておきたいトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などをまとめて紹介していく。
「親の名前を呼び捨てにする」という家庭は、実際にいそうではあるが、現実にはほとんどないはだろう。ただ、どちらかといえば「今風」だ。
「母親の「リサ」を「呼び捨て」にする」ことには、母親を呼び捨てで呼ぶことで、「「家族」という枠にとらわれず「個人」として人を見るように」という意味が込められているのではないだろうか。
どちらにしろ、リサが子供である宗介を信頼していないと出来ないことだ。
「子供に早く自立してほしい」、「分け隔てなく誰にでも接して欲しい」という理由もあるだろう。
宗介はリサの真似をしている説
アニメ『クレヨンしんちゃん』では、しんちゃんが母親のみさえを呼び捨てにしてるシーンがよく登場する。それは、父親であるひろしが「みさえ」と呼んでるからだ。
このように、宗介は単に「耕一」と呼んでるリサの真似をして「リサ」と呼んでいる可能性もある。
子供が大人の真似をすることはよくあるため、ただ単に真似をしているという可能性はあるだろう。
ただ、それ注意しないリサは無責任なようにも思える。
『千と千尋の神隠し』が関係している説
実は宗介がリサと呼び捨てで呼ぶことには、『千と千尋の神隠し』が関係していると言われている。
千尋が転校をするために車で移動している時の花束だが、その花束のメッセージカードを確認すると「理砂」の文字がある。
宮崎駿がこの「理砂」という名前を強調したかったため、宗介にリサのことを呼び捨てにさせようとしたのしれないという説だ。
メッセージにかかれてる似顔絵も、『崖の上のポニョ』のリサにそっくりだ。千尋とリサは同い年なのだろうか。それとも、家が近所だったのだろうか。
まさか、『千と千尋の神隠し』と『崖の上のポニョ』の世界が繋がっていたとは。
もしかしたら、川であるハクと半魚人のポニョは遠い親戚なのかもしれない。
2つの作品が関係する話があれば、大ヒットを記録しそうである。
トキさんというキャラクターは宮崎駿の母親がモデル
トキさんというキャラクターは「宮さんの母親がモデル」だと鈴木敏夫プロデューサーが公言している。
「宮さんのお袋さんは71歳で亡くなられていますが、今年1月に67歳になった宮さんが昨秋、『いつお迎えが来てもおかしくない年になった。(自分が死んで)お袋と再会したら、何を話そう』と言っていました。トキさんというキャラクターは宮さんの母親がモデルだと公言していましたが、その胸に飛び込んでいく宗介は宮崎駿そのものかなと」
豪華芸能人で固められた声優陣
宗介の父:長嶋一茂
宗介の母/りさ/山口智子
ポニョの父/フジモト/所ジョージ
ポニョの母/グランマンマーレ/天海祐希
ポニョの声優「ならゆりあ」は当時8歳
主人公ポニョの声優ならゆりあは当時8歳。ならゆりあによるジブリ名曲カヴァー・アルバムが発売されている。
主題歌を歌っているのは子役の大橋のぞみ
主題歌が出来た時、スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーは「主題歌は子供が簡単に口ずさめる歌にしよう。実際に子供を読んで歌いやすいか試してみよう」として、呼ばれたのが子役事務所に所属していた大橋のぞみ。
あくまでもこの時点では仮歌としてのキャスティングだったため、スタッフからも「本番は違う子が歌うことになるから気軽に歌ってね」と言われていた。
しかし、大橋のぞみがこの歌を歌った時、宮崎監督は「この子で良いじゃないか!」と、大橋のぞみの歌を気に入り、歌手に抜擢することを決めた。
その歌はお世辞にも上手とは言い難いものだった。しかしポニョを製作するにあたり、宮崎監督が最も大事にしたテーマは「親子の情愛」だった。
だからこそ、歌の上手さよりもはるかに大事なものがあった。
宮崎監督が惹かれたのは大橋のぞみの子供らしさなのだ。
当初オープニングで使用する予定だった主題歌
出典: www.tfm.co.jp
最初は主題歌なのでオープニングで使う予定だった。しかし鈴木プロデューサーによると、「宮さんが『エンディングかな…』って言い始めまして。子供たちが映画を観て、この曲を聴いて外に出てもらう方が良いからって。そこから、この歌にふさわしい映画のストーリーを組み立てていったんです。歌に合わせて物語を作るというのは今回が初めての挑戦でした。」
「海のおかあさん」を歌った林正子のプロフィール。
東京都出身。東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程修了。安宅賞受賞。ジュネーブ音楽院ソリスト・ディプロマ取得。現在ジュネーブ在住。海外でもその実力から注目を集めている。
宗助の船が動くのは理にかなっている
宗助の船が動くのは、実際の原理としてしっかり理にかなっているという。パイプの中に水をみたし、その水を熱して気化。すると体積が1700倍になるので、パイプの出口から勢いよく噴出する。
噴出するとパイプの中が空洞になり水が流入する。
これを繰り返すことで進む。
ポニョのモデルは作画監督の一人娘
主人公ポニョのモデルは、作画監督の近藤勝也の一人娘だという。
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目次 - Contents
- 『崖の上のポニョ』の概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 『崖の上のポニョ』の裏設定・都市伝説・トリビア
- キャッチコピー「生まれてきてよかった。」を作ったのは鈴木プロデューサー
- 津波をイメージさせるため放送禁止作品認定説
- ポニョの本名はブリュンヒルデ
- モチーフはアンデルセンの童話 『人魚姫』
- 海辺の町を舞台にしたきっかけは瀬戸内海に面した町での2カ月の滞在
- 世界観
- 作画方法の見直し
- 構想段階
- 設定のみの『崖の上のポニョ』
- ポニョは金魚設定だった
- ポニョは「5歳」
- 宗介の母「リサ」は25歳
- 宗介の父「耕一 」は30歳
- 若い頃ノーチラス号で乗組員として働いていたポニョの父「フジモト」
- 宗介と父が交わしているはモールス符号
- 「母と子」の物語だが特殊な宗介とリサの母子関係
- “親”や“子供”関係なく“個人”として見る「時代」が生んだ教育方針
- 宗介はリサの真似をしている説
- 『千と千尋の神隠し』が関係している説
- トキさんというキャラクターは宮崎駿の母親がモデル
- 豪華芸能人で固められた声優陣
- ポニョの声優「ならゆりあ」は当時8歳
- 主題歌を歌っているのは子役の大橋のぞみ
- 当初オープニングで使用する予定だった主題歌
- 宗助の船が動くのは理にかなっている
- ポニョのモデルは作画監督の一人娘
- ポニョはカエルだった
- 夏目漱石に意外なルーツ
- オフィーリアがポニョの母親・グランマーレとして登場
- 水没した町に現れる古代魚たちの秘密
- 宗介が通うひまわり園や隣のひまわりの家に植えられているグラジオラスの花
- 宮崎作品ではおなじみの「水没する町」
- ポニョの妹たちはギリシア神話に出てくるネレイスたち
- フジモトの秘密の貯蔵庫にある「パンゲア」と「1907」
- トキさんに金魚ではなく船を渡した理由
- 船が「男」なら月は「女」
- 手書きにこだわった理由は「鉛筆で映画を作る」
- “父親”としての宮崎駿
- 圧倒的な波の表現
- エンドロールが少し違う
- 『崖の上のポニョ』完成も宮崎駿は落胆
- 『崖の上のポニョ』のモデルは瀬戸内海国立公園鞆の浦
- 『崖の上のポニョ』の登場人物は実は死んでいた
- ポニョが人々を死後の世界へ人を連れていった説
- 死後の世界ではなく赤ちゃんが生まれる前の世界
- ナンバープレートの呪われた数字「3」の謎
- リサと宗介の別れはリサをあの世におびき出している説
- 「生と死という言葉を使いたくない」と語っていた宮崎駿
- 『崖の上のポニョ』は宮崎映画史上初めて「境界」を越える物語
- 『崖の上のポニョ』と『ゲド戦記』は「世界の危機」、「その解決」、「試練が存在するようで存在しない」点が同じ
- 『ゲド戦記』を作った宮崎吾朗へのメッセージ