鋼の錬金術師の錬金術・錬丹術・錬成陣まとめ

『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。禁忌とされる人体錬成を試みた幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、代償として自身の身体の一部と、弟アルフォンスの身体のすべてを奪われる。元の身体に戻るために「賢者の石」を追い求めるエドワードは、その裏に隠された「ホムンクルス」による国家的陰謀に巻き込まれていく。「錬金術」、「錬丹術」は、物質の構成を変えて別のものに作り変える技術であり、個々の術式に応じた「錬成陣」を使って術を発動させる。

ヴァン・ホーエンハイムは、エルリック兄弟の実父である。ふつうの人間だと思われていたが、その実は、本人の言うところの「ヴァン・ホーエンハイムという人間の形をした賢者の石」であり、人間の身体が核になっているが、魂は賢者の石と融合している。もとはクセルクセス王国の一奴隷であったが、ホムンクルスに血液を与えたことで気に入られ、ホムンクルスから特別扱いされることになった。ホムンクルスがクセルクセスの全国民を犠牲に賢者の石を作り出した際に無理やり賢者の石の半分を付加され、意図せずに不老不死の身体となった。そのため実年齢は500歳を超えており、自身のことを「化け物」と忌み嫌っている。また、長い年月を経て自らの肉体に賢者の石として封じ込められた50万人以上のクセルクセス国民との対話を終えており、魂だけになったその全員を味方につけていた。
体内に膨大な数の人間の魂を有する賢者の石を有するため、等価交換の法則を無視し、手合わせさえも必要としないノーモーションでの錬金術の使用が可能である。もともとの錬金術の腕前も優れているのに加え、賢者の石の力で致命傷を受けてもすぐに再生するため、戦闘力は非常に高く、作中で1、2位を争うほどである。

国土錬成陣に対するカウンター攻撃

自身の中の賢者の石を逆転の錬成陣の交点に配置するホーエンハイム

「全国民を犠牲に国土錬成陣(後述)を発動させて巨大な賢者の石を作る」というホムンクルスたちの計画を知っていたホーエンハイムは、計画が実行されたときにカウンター攻撃をしかけるため、ひそかに準備を進めていた。カウンター攻撃とは、国土錬成陣に対抗する錬成陣を発動させるものであり、ホーエンハイムはそのためのポイントとなる地点に自身のもつ賢者の石を配置していた。ホムンクルスたちの計画が実行される日は皆既日食の日であることがわかっていた。そこで、ホーエンハイムは錬成陣の完成に必要な円として日食の後に大地に生じる月の影を利用し、時が来れば勝手に錬成陣が発動するよう仕組んでいた。この錬成陣の発動により、ホムンクルスたちの国土錬成陣によって奪われようとして国民の魂は、かろうじて身体と魂をつないでいた精神の糸を辿って元の身体に戻された。

傷の男(スカー)の錬金術(錬丹術)・錬成陣

傷の男(スカー)はアメストリス国軍によって殲滅されたイシュヴァール人の生き残りである。イシュヴァール人の特徴である褐色の肌と赤い目をもち、額に大きな傷がある。スカーの名は軍部がその傷からつけたものであり、本名は明かされていない。
イシュヴァール殲滅戦で多くの同族たちを殺した錬金術を憎み、国家錬金術師の命を狙う連続殺人犯となった。しかし、錬金術を忌み嫌う一方でスカー本人は錬金術に長けている。その扱う錬金術は、錬金術の基本となっている理解、分解、構築のプロセスの分解の段階で錬成を止めるものであり、これにより肉体や相手の装備、周辺にあるものなどあらゆるものを破壊する。プロセス自体は通常の錬金術と同じであるため、分解の前段階として対象を理解していなければ破壊することはできない。スカー本人は、エドワードをはじめとする一般的な錬金術師のことを「創る者」、自らのことを「壊す者」と言っている。
「分解」の錬成陣は正確には錬丹術に属し、スカーの右腕全体に刻まれている。スカーの元の右腕はイシュヴァール殲滅戦で失われており、現在の右腕は錬金術を研究していたスカーの兄から移植されたものである。イシュヴァール殲滅戦でキンブリーの襲撃を受けたスカーと兄は、ともに致命傷を負い、スカーは気を失った。かろうじて意識を保っていた兄は、スカーの右腕が失われてひどく出血しているのを目にし、その命を救うために自らの右腕を移植した。その後病院に運ばれたスカーが気が付いたときには兄の姿はなく、おそらく兄はこのとき命を落としたと考えられる。
元は一人でアメストリス兵10人に匹敵するといわれるほどの力をもつ強い武僧であり、並外れた体術を行使する。加えて錬金術による分解を行うことで非常に高い戦闘力をもち、国家錬金術師とも互角以上に渡り合う。軍隊格闘の第一人者でもある国家錬金術師・グラン准将ですらも倒しており、マスタングらを驚かせていた(グランについて、巻末おまけ漫画にて「酔っているところを不意打ちした」との設定もあるが、2009年版アニメでは真っ向から戦い勝利している)。当初は、復讐という自身の行為を肯定し、自らが殺した相手の娘であるウインリィが自分に対してもつ復讐心のことも肯定していた。しかし、関わる人間たちの言葉や行動によって次第に考えを改め、憎しみの連鎖を断ち切ることの必要性を理解して以降は、エドワードたちに協力するようになった。

人体破壊

相手の身体を内部から破壊するスカー(右)

人体、主に頭部に手を当て、内部から人体を分解、破壊する。術を受けたものは身体の内側から破壊されたかのような悲惨な状態になり、即座に死に至る。主な標的は復讐対象である国家錬金術師であるが、その邪魔になる者に対しても躊躇なく術を発動する。

逆転の錬成陣の発動

逆転の錬成陣を発動させるスカー(中央)

作品終盤、兄が遺した「再構築の錬成陣」を左手腕に書き入れたことで、分解の段階で止まらない通常の錬成が可能になった。ホムンクルスとの最終戦においては、ホムンクルスを倒す計画の要、「逆転の錬成陣」(後述)の発動という重要な役割を担った。ホムンクルスの一人、ブラッドレイを死闘の末に打ち倒し、錬成陣の発動に成功した。

イズミ・カーティスの錬金術

イズミ・カーティスは、エルリック兄弟の錬金術の師匠の女性である。旅行中に幼少時のエルリック兄弟に出会い、二人の熱意に根負けして弟子入りを認め、徹底的なスパルタ修行で鍛え上げた。一見すると頑固で厳しい師匠であるが、その本質は優しく、兄弟のことを心配しながらも温かく見守っている。
流産した我が子を蘇らせるために真理を見た過去があり、錬成陣を用いない手合わせ錬成が可能である。また、その際に内蔵のあちこちを失っているため、虚弱体質である。非常に有能な錬金術師であると同時に体術にも優れ、合成獣や巨体をもつ敵を素手で投げ飛ばすこともできる。

お父様/フラスコの中の小人の錬金術

ノーモーションかつ等価交換の法則を無視してアルフォンスの腕を再生した「お父様」(左)

「お父様」はホムンクルスたちのトップであり、『鋼の錬金術師』のラスボス的存在である。普段はエルリック兄弟の父親、ホーエンハイムに瓜二つの容姿であるが、これはあくまで魂の容れ物でしかなく、本体は黒い影のような不定形に目と口だけが備わった生命体である。自らの魂を分け与えることで「傲慢」「色欲」「強欲」「嫉妬」「怠惰」「憤怒」「暴食」の七つの大罪を象徴するホムンクルスを生み出した。また、これにより、本人の感情はきわめて希薄で反応に乏しい。
生まれながらにして、錬金術を含めた人智を超えた知識をもっていた。また、クセルクセス全国民の膨大な魂を内蔵する賢者の石を持つため、ノーモーションかつノーコストで強力な錬金術を行使することが可能である。

メイ・チャンの錬丹術・錬成陣

遠隔錬成を行うメイ(左)

メイ・チャンはシン国から来た錬丹術師の少女である。シン国第十七皇女であるが、弱小民族の出身で、一族の地位を上げてもらうために不老不死の法を求めてアメストリス国にやってきた。まだ幼いながら高度な錬丹術と体術の使い手で、戦闘力も極めて高い。錬丹術に関しては達人レベルの技術をもつ。用いる錬成陣は、円の中に五芒星を描いたものである。

遠隔錬成

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