マルコ・ボット（進撃の巨人）の徹底解説・考察まとめ

マルコ・ボットのプロフィール・人物像

身長：178cm
体重：70kg
年齢：16歳
誕生日：6月16日
CV：逢坂良太

マルコ・ボットとは『進撃の巨人』のキャラクターで第104訓練兵団の卒業生。黒髪とそばかすが特徴。
ウォール・ローゼ南区のジナエ町出身で、憲兵団に入団して王に仕えるために訓練兵団に志望した。卒業時の成績は7位。真面目で温厚な性格で、常に周囲への気配りを忘れない人格者。効率的に物事を考えるのが得意で、その優れた判断力と人徳からエレン・イェーガーを始めとした同期達からも「マルコの班なら生き残れそう」だと高く評価されていた。
特に同期のジャン・キルシュタインとは仲が良く、率直な物言いのあまり仲間と衝突しがちなジャンの数少ない理解者となっていた。
トロスト区防衛戦では19班の班長として指揮役を任され、補給所奪還作戦において活躍する。しかしその後人知れず戦死し、右上半身を失った姿で発見された。遺体はなぜか立体起動装置を装備していなかった。
マルコの死に大きな衝撃を受けたジャンは、自分だけが内地に行ければいいというこれまでの利己的な考え方を捨て、マルコの死を無駄にしないために調査兵団に入団すると決意する。

死の真相

補給作戦の後、エレンが岩で扉の穴を塞ぐ作戦が発表されるまではマルコは生存していたが、その後いつどのように戦死したかは不明だった。また遺体で発見された時、兵士にとっての生命線である立体起動装置を装備していなかったことも不自然である。
そんな謎多きマルコの死の真相は、兵団に潜入していた同期のベルトルト・フーバーとライナー・ブラウンの会話を聞いたことによる口封じだった。
彼らはある目的のため、ベルトルト＝「超大型巨人」、ライナー＝「鎧の巨人」という正体を隠して兵団に潜入していた。ウォール・マリア陥落や、トロスト区の巨人流入も彼らの仕業であった。
マルコはたまたまベルトルトとライナーの会話を聞いてしまい、彼らが壁内人類に敵対する巨人化能力者だと感づいてしまう。秘密を知られた2人はマルコを取り押さえた。そこにベルトルト達の仲間で「女型の巨人」の正体であるアニ・レオンハートが合流し、マルコはアニに立体起動装置を奪われてしまった。
立体起動装置を失ったマルコは迫る巨人から逃げることができず、無残にも食い殺されてしまう。
その後、マルコの立体起動装置はアニが所有していたが、皮肉にもそれが「女型の巨人」がアニだと気づかれるきっかけとなってしまった。

マルコ・ボットの来歴・活躍

第104期訓練兵団に入団

ウォール・ローゼ南区のジナエ町で生まれたマルコは、13歳の時訓練兵団に入団する。その動機は、憲兵団に入団して王に仕えるためであった。
優秀な能力を持っているマルコだが、試験では自分の得点を得ることよりも実戦における周りとのチームワークを意識して動くことが多かった。そうしたマルコの特性を見た同期達は、彼を「根っからの指揮役」として高く評価している。
そして訓練兵団を7番の成績で卒業したマルコは、かねてからの念願通り憲兵団に入団しようとしていた。しかし正式な配属が決まる直前になって、トロスト区に再び「超大型巨人」が出現し、扉が破壊されてしまう。

トロスト区防衛戦

たまたまトロスト区で固定砲の整備をしていたマルコ達訓練兵も、巨人との戦いのため前線に駆り出されることに。
住民の撤退が完了し一時撤退の命令が出されるが、マルコ達の班は立体起動装置のガス不足により立ち往生してしまう。ガスを補給したくても、ガスのある本部は巨人が群がり近寄る事ができない。
絶望的な状況に誰もが諦めかける中、マルコ班に合流したミカサ・アッカーマンの檄により兵士たちは戦意を回復させる。そして多くの犠牲を出しながらも、なんとかマルコ達は本部にたどり着きガスの補給に成功する。

マルコの死

その後同期のエレン・イェーガーが巨人化能力を持つことが明らかになり、彼が岩で扉の穴を塞ぐ作戦が発表される。
エレン達が岩の運搬に苦戦する中、104期のベルトルトとライナーはその様子を遠巻きに見ながら今後の計画について話し合っていた。マルコは偶然2人の会話を聞き、「一体…何の話をしているんだ？」と思わず声をかけてしまう。
最初は「冗談だ」と取り繕いかけたライナーだったが、察しの良いマルコなら自分達の正体が巨人であることに気づいてしまうはずだと焦り、彼を取り押さえて始末しようとする。
ちょうどそこにベルトルト達の仲間のアニが合流。マルコは最初アニに助けを求めたが、ライナーのやり取りから彼女も敵だと気づいてしまう。
ライナーはアニに、訓練兵の仲間に情が移っていないことを証明するため、ここでマルコの立体起動を奪えと命令する。アニはためらいながらもライナーの命令に従い、マルコの立体起動装置を剥ぎ取った。
そして巨人が迫る中マルコだけを残し、ベルトルト達は立体起動でその場を立ち去っていった。
マルコは仲間だと思っていた3人に裏切られた絶望の中、巨人に捕食され命を落とした。
マルコの遺体は後に親友のジャンによって発見され、彼の燃えカスを握りしめたジャンは調査兵団に入団することを決める。

マルコ・ボットの関連人物・キャラクター

ジャン・キルシュタイン

訓練兵団の同期で友人。マルコはジャンについて、「強い人ではないから弱い人の気持ちがよく理解できる それでいて現状を正しく認識することに長けている」という理由で指揮役向きだと評価していた。マルコを失ったことをきっかけに、ジャンは調査兵団への入団を決意する。
それ以降もジャンはたびたびマルコのことを思い出し、弱気になりそうな自分を奮い立たせていた。後にライナー達がマルコの死に関わっていると知り、激高してライナーの頭を何度も殴りつけている。

ジャン・キルシュタイン（進撃の巨人）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

ライナー・ブラウン

訓練兵団の同期であり、マルコを死に追いやった張本人の1人。自分達の正体を知ったマルコを口封じするため、アニに立体機動装置を奪わせて巨人に食わせる形で殺害した。敵とはいえ3年間を共に過ごした仲間を殺害する罪悪感に耐え切れず、ライナーの心は「戦士」と「兵士」の2つの人格に分裂してしまう。そのため自らマルコを巨人に食わせたにもかかわらず、その光景を見ながら「オイ…何で…マルコが…喰われてる」と他人事のように発言して他の2人を困惑させていた。