レノ（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

『ファイナルファンタジーVII』本編では何もためらうことなく支柱爆破のスイッチを押していたレノだが、『ファイナルファンタジーVIIリメイク』では無関係の人間が大量に死ぬことに対して葛藤している描写がある。作戦終了後も怪我の治療を優先することなくタークスの詰め所で物思いにふけっており、ルードと共にツォンに対して「本当にあそこまでやる必要はあったのか」とやり切れない思いを吐露している。

五番街教会で戦闘を行う

『ファイナルファンタジーVII』本編では教会に落下した直後のクラウドと戦闘を行うのは兵士のみだが、『ファイナルファンタジーVIIリメイク』版では兵士が倒された後レノ自ら戦闘を行っている。

タークスはソルジャーの勧誘も任務の内に含まれているため、ソルジャーの制服を着て魔晄を浴びた青い瞳をしている見慣れない男に対して「あんた誰？」と問いかけた。「元ソルジャーのクラスファーストだ」と応えるクラウドに対してレノは「信じられない」という表情で笑い転げ、それに怒りを感じたクラウドが斬りかかったことが切っ掛けとなり戦闘が開始される。素早い動きが特徴的で序盤にしては強敵のレノだが、倒された後は相棒のルードに任せて撤退した。

レノの関連人物・キャラクター

ルード

CV：楠大典
神羅の特殊部隊「タークス」の一員で、レノの相棒である。巨体にスキンヘッド、サングラスが特徴で、サングラスが割られた際にはすぐかけられるようスペアを持ち歩いている。
戦闘スタイルは主に徒手空拳で戦う武闘派だが、バズーカなどの重火器を扱うこともできる。敵ではあるが同じ武闘派のティファに惚れており、ティファがパーティーメンバーにいるとティファへの攻撃が甘くなるという特徴がある。『ファイナルファンタジーVIIリメイク』でヘリコプターから支柱への攻撃を行っていた際、突然現れたティファを回避しようと急に旋回したためにレノから文句を言われている。

レノとの付き合いは長く、お互いに「相棒」と呼び合って信頼している。レノと同じく仕事に対しては一定の美学を持っており、休暇を理由にクラウド達をレノが見逃した際には「せっかくの酒がマズくなる」とレノに同調した。メテオの脅威が去ってから二年後はルーファウスの元で生活しており、口が軽いレノを諫めるなどの描写も見られるが、信頼関係は全く揺らいでいない。

ツォン

CV：諏訪部順一
神羅の特殊部隊「タークス」のリーダーである。本編の前日譚に当たる『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』では積極的に現場に出向いて戦闘を行う描写も見られたが、『ファイナルファンタジーVII』では裏方に徹しており、戦闘はレノたちに任せてエアリスの監視や調査を行っている。
セフィロスが向かったという情報を得て「古代種の神殿」に向かったが、壁画の間を調査しているところを突然セフィロスに襲われ重傷を負う。神殿の入り口で倒れているところをクラウド達に発見された際には、同行していたエアリスは涙を見せていた。

メテオの脅威から救われて二年後、ルーファウスの指示を受けてイリーナと共に「北の大空洞跡」の調査を行う。目的の「ジェノバの首」の発見に成功したがカダージュたちに捕まってひどい拷問を受けた。偶然その場に居合わせたヴィンセントによって救われたと語られるものの安否不明だったが、ビルから落下したルーファウスの危機にイリーナとともに駆け付けて無事な姿を見せている。

イリーナ

CV：豊口めぐみ
レノが支柱攻防戦で負った怪我の影響で離脱中、タークスに就任した新人の女性メンバーである。レノやルードが度々「誰がタイプなんだ？」という話をしているのを呆れながら見ているが、イリーナはツォンに好意を持っておりツォンには従順である。

まだ新人タークスということもあり、任務内容をクラウドたちに話してしまうというミスを犯してツォンに注意されている。またウータイでは「休暇中だ」ということを理由に任務拒否したレノとルードに反発し、単独行動をしたことがきっかけでユフィと共にドン・コルネオに拉致されてしまった。
レノとルードがドン・コルネオに始末をつけた後助けてくれた礼を述べたイリーナだったが、レノから「甘えるなよ、お前もタークスの一員なんだぜ」と諭されている。
神羅カンパニーが崩壊した後も「クラウドたちを発見次第殺せ」という命令を遂行しようとしていたが、螺旋トンネルで遭遇した際決着をつけるかどうかの判断をクラウド達に委ね、タークスとしてのけじめをつけた。

メテオの脅威から救われて2年後、ルーファウスの指示を受けてツォンと共に「北の大空洞跡」の調査を行う。目的の「ジェノバの首」の発見に成功したがカダージュたちに捕まってひどい拷問を受けた。偶然その場に居合わせたヴィンセントによって救われたと語られるものの安否不明だったが、ビルから落下したルーファウスの危機にツォンとともに現れルーファウスを救っている。

ルーファウス神羅

CV：大川透
長期出張という名目で長く神羅カンパニーを離れていたが、プレジデント神羅殺害の報を受けて新たに社長に就任したプレジデントの息子である。父親が殺されても感傷に浸る様子は一切なく、「俺は親父のやり方とは違う。恐怖で世界を支配する」と居合わせたクラウド達に宣言するほど冷酷な性格をしている。
プレジデントを殺害したセフィロスの目的地が「魔晄が豊富にあふれる約束の地」だと考えてセフィロスを追っていたが、最終目的地である「北の大空洞」でメテオの発動とウェポンの復活に居合わせる。
その場にいたティファ達を捕らえて辛くも脱出に成功したが、メテオ発動後はメテオの消滅策と度重なるウェポンの襲撃への対応に追われていた。
海上からダイヤウェポンの襲撃を受けた際には魔晄エネルギーを濃縮して撃ち出す「シスターレイ」によって一度はウェポンを海中に倒すことに成功したが、反撃のためにウェポンが撃ってきたエネルギー弾によって神羅ビルが崩壊しルーファウスも生死不明の状態となった。

メテオの脅威から救われて二年後、ビルの崩壊に巻き込まれて死んだと思われていたルーファウスが生存していたことが判明する。タークスのメンバーと共に生活しており、明確な目的は不明だがツォンとイリーナに「ジェノバの首」の捜索を命じていた。
セフィロスが残した思念の影響だと思われる奇病「星痕症候群（せいこんしょうこうぐん）」を発症していたため、車椅子に乗り顔が隠れるローブを纏ってクラウドの前に姿を現す。「世界を壊し、星痕症候群を発生させたのは神羅カンパニーの責任だ」と述べ、セフィロスの思念体であるカダージュ一味の討伐協力をクラウドに要請する一方、カダージュと裏でやりとりをする等何を考えているのか分からない一面を覗かせていた。
「ジェノバの首」をめぐってカダージュと直接争った際ビルから転落するが、地面に落ちる寸前でツォンとイリーナに救われている。星痕症候群はエアリスが起こしたであろう奇跡の雨によって癒され完治した。

クラウド・ストライフ

CV：櫻井孝宏
元ソルジャークラス・ファーストを自称する「なんでも屋」を営んでいる青年で、ツンツンとした金髪と魔晄を浴びたものの証であるうっすら青みがかった瞳をしている。幼馴染で神羅に対するテロ活動を行っている組織「アバランチ」に所属するティファからの依頼を受け、再び神羅と関わることとなった。

「五番魔晄炉爆破作戦」を請け負ったクラウドは作戦中神羅の罠に嵌ってプレート上部から転落し、天井を突き破って五番街の教会に落下する。クラウドは花売りをしていたエアリスに助けられるが、エアリスは神羅の特殊組織「タークス」から監視されていた。
「デート一回」の報酬でクラウドはエアリスのボディーガードを引き受け、タークスのレノと対峙する。この時クラウドは「どこの誰かは知らないが」とレノに呼びかけたが、なぜかクラウドの頭の中に「知ってるよ」と謎の声が響いていた。すぐさま「いいや、俺は知っている」と訂正するクラウドにレノは違和感を覚えたが、この時は「手荒な真似はするな」と言われていたこともあり戦闘にはならずに教会から脱出することができた。

その後エアリスの案内の元アバランチのアジトがある七番街を目指していたクラウドは、ゲート近くの公園で六番街に向かう思いつめた表情のティファを目撃する。エアリスの協力を得て六番街を支配するボス「ドン・コルネオ」の館でティファと合流すると、コルネオから「七番街の支柱を爆破してスラムを壊滅させる」という情報を聞き出し七番街へ急行した。
支柱ではアバランチのメンバーが抵抗を続けていたが、クラウドとティファがアバランチのリーダーであるバレットと合流したときレノが現れ起爆装置を作動させる。クラウド達はレノと交戦するがエアリスはタークスに捕らえられ、爆破を食い止めることもできなかった。
クラウド達は巻き込んでしまったエアリスを救出するべく神羅ビルに乗り込むが、脱出まであと一歩のところで全員捕縛される。しかし「伝説のソルジャー」セフィロスが神羅ビルを急襲した混乱に乗じてミッドガルからの脱出に成功した。

セフィロスに深い因縁を持つクラウドはセフィロスを追う旅を始めるが、神羅カンパニーからの指示を受けて同じくセフィロスを追っていたタークスとは幾度も交戦することとなった。一度はお互いの目的のため手を組むなど「腐れ縁」と呼べるような関係になるが、神羅の崩壊後タークスのメンバーと再会した際には「決着をつけるかどうか」の判断をクラウドに委ねられる。彼らなりにけじめをつけると「また会うことがあれば」と言い残しタークスメンバーは去っていった。

メテオの脅威から救われて二年後、バイク便の仕事をしていたクラウドはセフィロスの思念体「カダージュ一味」から襲撃を受けたことをきっかけにルーファウス、タークスメンバーと再会する。「世界を壊した責任を取る必要がある」と述べるルーファウスの思惑に疑念を抱きつつも、クラウドはタークスメンバーの助力を得てカダージュ一味の討伐に成功した。

クラウド・ストライフ（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

クラウド・ストライフとは『ファイナルファンタジーVII』、『ファイナルファンタジーVIIAC』に登場するメインキャラクターである。前日譚『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』においては、クラウドの詳細な過去が描かれた。神羅カンパニーの元ソルジャーとしてクールな性格で登場するが、ストーリーが進行するにつれてクラウドの本当の姿が徐々に明かされていく。世界を牛耳る神羅カンパニー、そして因縁の相手セフィロスから星を守るため仲間と共に巨大な戦いに身を投じる。

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