周防克哉(ペルソナ2)とは【徹底解説・考察まとめ】

周防克哉(すおう かつや)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。周防達哉/P2罪主人公(すおう たつや)の兄。『ペルソナ2』の舞台、珠閒瑠市にある「港南警察署」の刑事課に所属している。『ペルソナ2 罰』にて怪人・JOKERが起こす殺人事件を追っていたところ、JOKER本人に遭遇。彼が使役していた悪魔との戦闘を通してペルソナ使いに覚醒する。なぜかJOKERに狙われている天野舞耶やペルソナ使いの仲間達と共にJOKERを追いかけていく。

警察である父のもとに生まれた克哉。しかしある日、その父が冤罪を着せられた事により警察を辞職せざる得なくなる。克哉はそんな父の冤罪を晴らす為、警察になる事を決意。そうして努力の末、『ペルソナ2』の舞台「珠閒瑠市」にある警察署「港南警察署」の刑事課に所属する事になる。
一方で弟の周防達哉(すおう たつや)の方は、父の冤罪がきっかけで家族、特に父と微妙な仲になっていた。そんな父と同じ職に就いた克哉に対しても複雑な思いを抱いているようで、家族というものから逃げるように克哉達から距離を置く生活を送っていた。克哉はそんな達哉の事を心配するが、かける言葉は厳しいものになりがちて、克哉と達哉の仲はどんどんと悪化していってしまう。

『ペルソナ2 罪』では、噂の怪人・ジョーカーに狙われる事になった達哉(プレイヤー)と仲間達が、ジョーカーに立ち向かう為に珠閒瑠市内に広がる「噂」をかき集める探索を行う事になる。その探索中に「港南警察署」に立ち寄る事で、克哉が作中に登場するようになる。以降、街中で度々克哉と遭遇する事になる。達哉達が敵の組織の策略で、爆弾魔としての冤罪を着せられ指名手配をされてしまった時のみ、兄として達哉達の事を見逃してくれるシーンが発生するが、本編そのものには深く関わらずに去っていく。

『ペルソナ2 罰』

JOKERとの遭遇、ペルソナ使いへの覚醒

噂の怪人・JOKERに関する調査を行う為、珠閒瑠市内にある学校「七姉妹学園(通称:セブンス)」にやってきた克哉。セブンスの教師(青髪ロングの女性)と話をしている。

『ペルソナ2 罰』は、前作『ペルソナ2 罪』の世界がリセットされ、新しく生まれ変わった世界が舞台となっている。その為、『ペルソナ2 罪』の世界(通称:むこう側)と『ペルソナ2 罰』(通称:こちら側)の世界では、キャラクター設定に多少の差が生じる場合がある。克哉の場合、克哉自身に大きな変化はなかったが、弟の達哉に大きな変化が生まれていた。元々むこう側でも家族との仲があまりよくなかった達哉だが、こちら側の世界ではそれがさらに悪化してしまい、達哉は家族と嫌悪になるだけではなく「問題児」としてグレて育ってしまっていた。

むこう側と同じく警察として働いていた克哉は、珠閒瑠市で噂になっている怪人・JOKERの調査を行っていた。怪人・JOKERは「自分の携帯から自分の携帯にかけ、出た相手に殺して欲しい相手の名前を告げると代わりに殺してくれる」と噂されており、事実現実の世界ではJOKERによるものと思われる事件が多発しており、そこで白羽の矢が立ったのが克哉だったのである。

克哉はJOKERに関する調査の為、珠閒瑠市内の学校「七姉妹学園(通称:セブンス)」に訪れる事にする。そこで克哉はJOKERに殺された校長を目撃する事になる。発見したのは、JOKERの噂に関する取材を行う為にセブンスにきていた雑誌記者の天野舞耶(あまの まや)とその手伝いでやってきた彼女の友人・芹沢うらら(せりざわ うらら)の2人だった。克哉が死体の状態を見ていると、そこへ女子生徒・杏奈が現れる。杏奈は校長の死体を見た途端に怯えるようにして、その場から逃げてしまう。その態度を不審に思った克哉は彼女をの後を追う事にする。舞耶とうららも克哉の後についていく形で、杏奈を追いかけた。だが、その先で彼らを待っていたのはJOKER本人だった。

JOKERは悪魔を召喚し、克哉達に向けて悪魔を放つ。悪魔という予想外のものの出現に驚く克哉。しかし警察としての仕事を全うしようと、JOKERを捕まえようとしたが、悪魔の攻撃を受けて膝をついてしまう。するとその途端、克哉の中にあったペルソナ使いとしての能力が覚醒。ペルソナが召喚され、その力でもってJOKERと戦う事になるが、力不足で負けてしまう。だがJOKERは克哉達に「今はまだ殺さない」、「じわじわと嬲り殺しにしてやる」と告げてその場を去っていく。

JOKERの攻撃で意識を失った克哉達は、夢の中でフィレモンと名乗る男と出会う。フィレモンは克哉達に珠閒瑠市で「噂が現実になる」異変が起きている事、それを救えるのは克哉達ペルソナ使いしかいない事を告げた後、彼らを現実世界へ帰還させる。

舞耶とうららと共に現実世界へ帰還した克哉は、ひとまずJOKER逮捕の為、応援を呼ぶ。そこで仲間達にペルソナや悪魔の事を包み隠さず話したが、突飛すぎる話を信じてくれる者はいなかった。さらに正気を疑われ、JOKERの捜査からも外されてしまう。克哉は自分と同じくペルソナ使いに覚醒した舞耶達と共に行動をする事を決め、彼女達と共に彼が差し向けてくる悪魔や噂によって起こる様々な事件を対処しながら、JOKERの行方を追う事にする。

JOKERを追う中でわきあがる「正義」への疑問

JOKERである須藤が起こした事件を見てみぬフリしようとする上官達に声を荒げる克哉。

JOKERから放たれた悪魔達との戦闘や、街で起こる様々な「噂」による事件と対峙したりしながら、JOKERの行方を追いかけていく克哉達。途中、新たに「盗聴バスター」を生業としているペルソナ使いの男性・パオフゥも仲間に加えて調査を進めていくと、彼の前に度々達哉が姿を現すようになる。達哉はJOKERに関する何かを知っているようで、事件の度に克哉達の前に姿を現しては、「この件に関わるな」というような忠告と共に去っていってしまう。

そんな弟の事が気になりながらも、克哉は仲間達と共にJOKERの正体を突き止める事に成功する。JOKERの正体は、須藤竜也(すどう たつや)という名の青年であり、法務大臣兼外務大臣である須藤竜蔵(すどう りゅうぞう)の息子だった。またむこう側にあった組織「仮面党」の幹部でもあった男で、同じくむこう側で舞耶と因縁がある相手であった。彼はむこう側での記憶を取り戻しており、その事が起因してJOKERとして舞耶をつけ狙うようになっていたのである。

須藤が精神疾患療養の名目で市内にある病院に軟禁中である事を知った克哉達は、須藤のところへ向かうが、須藤は自分がJOKERであるという証拠を消す為に病院の人々を殺し、火を放ってしまう。その後、病院から逃げた須藤を追い詰め倒す事には成功するが、須藤が起こした事件を警察組織が見てみぬフリをしようとしている事を知り、克哉は愕然とする。なんとかして須藤の件を訴えようとするが、港南警察署長・富樫(とがし)署長から2週間の謹慎処分を受け渡されてしまう。
そこで克哉は、警察組織内に「新世塾」という秘密結社入り込んでいる事に気づく。この新世塾は須藤の父・竜蔵がまとめている組織だった。竜蔵は息子が起こした火災事件をもみ消そうとしていたのである。

克哉は己の信じる正義と理念を正義の組織である筈の警察に邪魔され、ショックを受ける。その事が起因し、克哉は「正義とはなにか」という疑問にぶつかる事になる。

明かされた父の死にまつわる真相

新たなJOKERに関する事件発生後、「スニーク」と名乗る謎の人物から新世塾にまつわる情報をリークされる事になる克哉(ベンチに座っている男性)。

一方、珠閒瑠市では新たなJOKERに関する噂が広がり始めようとしていた。それが「JOKERという存在は唯一の存在ではなく、不特定多数の存在である」というものだった。テレビのワイドショーが最近噂のJOKERについて取り上げ、このような説を流した事で街中に広がってしまった噂だったのだが、実はその番組自体も新世塾による番組だった事が後に判明する。

結果「噂が現実になる」珠閒瑠市の影響で、「JOKERに依頼を行った者が新たなJOKERになる」という「JOKER化」現象が市内で起こるようになる。克哉は舞耶達と共に一連の黒幕である新世塾を叩く為に、JOKER化事件に立ち向かう。するとそんな克哉のもとに、「スニーク」という謎の人物から事件に有用な手がかりとなる情報がリークされる。パオフゥは「スニークは敵の二重スパイ」の可能性があるというが、克哉はなぜかスニークが信頼に値する人物であるように思え、意見の食い違いからパオフゥと険悪な雰囲気になってしまう。

そうして事件を追いかけていく中で、克哉はついにスニークの正体を知る事になる。スニークの正体は、富樫署長だった。驚く克哉の前に港南警察署の管理官・島津(しまづ)が現れる。島津は克哉達に、新世塾の者として彼を始末しに来た事を告げる。さらにかつて克哉の父に冤罪を被せたのが、克哉の父の元相棒であった富樫署長だった事を明かす。富樫署長が新世塾に関わる情報を克哉に教えていたのは、富樫署長の一種の罪滅ぼしだったのである。
富樫署長は島津に「新世塾の存在も邪な野望も、既に信頼できる報道筋にリークした」と言い返す。だがそんな富樫署長を島津をあざ笑い、「(その報道による)『噂』の拡散こそが、新世塾の狙いだ」と明かし、彼に向かって銃を撃つ。

その後、克哉は仲間達と共に島津との戦闘を開始。なんとか勝利した克哉は、島津を公僕のまま死なせるわけにはいかないと、死にゆく島津の手に手錠をかけた。そうして過去の行いを後悔しながら息を引き取った富樫署長には、1人の警察として敬意を示す為に敬礼でもってその死を見送ったのだった。

明かされた異変の真相

達哉から明かされる、珠閒瑠市で起こる異変の真相。

富樫署長が亡くなった以降も、克哉は舞耶達と共にJOKER、そして新世塾を追いかけ続ける。するとそんな彼らの前に再び達哉が現れる。達哉が何かを知っている事に既に気づいていた克哉達は、彼を問い詰める事にする。達哉は克哉達に「全てを知った事件から手を引く」事を条件に、自分が知っている事を話すと告げる。克哉達は話を聞く為に出された条件を飲む事を決める。

そこで明かされたのは、達哉が犯した「罪」に関するものだった。実は達哉は、身体こそはこちら側の達哉であるが、意識はむこう側の達哉が乗っ取っている状態にあった。このような事になってしまった理由は、むこう側がリセットされた時、本来なら達哉の記憶もリセットされる筈だったのだが、仲間達と過ごした記憶を失う事を恐れた恐怖心により、むこう側の記憶を持ったまま達哉がこちら側にきてしまった事にあった。これによりむこう側のパラレルワールドとして生まれたこちら側とむこう側の境界線が曖昧になる事態が発生。こちら側がむこう側と混ざり始める可能性が生まれてしまう。さらにむこう側の世界がリセットされる原因となった存在・ニャルラトホテプは、こちら側の世界もむこう側と同じような道筋を辿らせようとしていた。この時点でのむこう側は珠閒瑠市以外の街や国が全て滅びてしまっていた。達哉はニャルラトホテプの策略を止める為、1人で彼に立ち向かおうとしていたのだ。

自分の知っている事を全て話し終えた達哉は、改めて克哉達にJOKERから手を引くように告げる。しかし克哉達は「子供の不始末の責任を取るのが大人の役目」と達哉に言葉を返し、手を引くつもりはない意思を彼に見せつける。最終的には達哉が折れる形になり、以降達哉は、克哉達と協力してニャルラトホテプの企みを止めようと奮闘する事を決めるのだった。

「心の闇」から生まれたシャドウとの対峙

克哉達の前に現れた、克哉の「心の闇」から生まれたシャドウ。

だが克哉達の奮闘も虚しく、ニャルラトホテプの策略により彼の手下に、かつてむこう側の重要人物であったギンコ/リサ・シルバーマン、ミッシェル/三科栄吉(みしな えいきち)、黒須淳(くろす じゅん)が捕らえられてしまう。彼等がむこう側の事を思い出してしまうと、世界の境界が更に歪む危険性があった。克哉達は彼らを助ける為、はニャルラトホテプが用意したゲームを行う事になる。その先で克哉達を待っていたのは、仲間達それぞれの「心の闇」から生まれたシャドウだった。

克哉のシャドウは、克哉達に実は克哉に「パティシエ」になりたいという夢があった事を明かす。しかし父の冤罪をきっかけにグレてしまった弟、そして父の為、父の冤罪を晴らしたいという思いから克哉は警察の道を選んでいた。シャドウは、克哉がその選択を悔いており、「父や弟さえいなければ」と思っている事をついてくる。さらに舞耶の事を想っている事も舞耶達に暴露する。だが、それもまた、弟の達哉が舞耶のことを想っている事を知ってしまった為に、克哉は身を引こうとしている状況だった。

弟に対して抱いている負の感情を突っ込まれ、動揺する克哉。しかしシャドウの言葉を克哉は受け入れ、達哉に向かって、シャドウの言葉は半分当たりで半分外れであるという事を告げながら、シャドウに向けて銃を撃つ。克哉に撃たれたシャドウはそのまま消える。克哉に夢を諦めさせてしまった事を知り、ショックを受ける達哉。そんな弟に克哉は「そんな顔をするな。お前は僕の弟なんだぞ」と励ます。

自分の中の「心の闇」と向き合う事ができた克哉は、その後、仲間達と協力して、ニャルラトホテプのゲームを乗り越えてなんとかギンコ、ミッシェル、淳の3人を救い出す。そうして全ての黒幕であるニャルラトホテプとの戦闘を行う。激戦の末、なんとかニャルラトホテプとの戦闘に勝利。世界の平和を守る事に成功するが、達哉が自分の罪を償う為にむこう側に帰ることを克哉達に告げてくる。
克哉達は達哉を止めようとするが、しかし達哉が居ては2つの世界の境界が曖昧になっていくのを止められない。達哉は克哉達の制止をやんわりと拒み、1人むこう側の世界へ去っていくのだった。

後日談

事件収束後、こちら側の達哉から刑事になりたいと思っている事を告げられた達哉(スーツ姿の男)。

事件を収束させた克哉達は、その後、それぞれの道を歩み始める。克哉は再び警察として働く日々に戻る。そんなある日、こちら側の達哉に戻った弟に海へ呼び出される。克哉はそこで達哉に「刑事になるのは難しい事か」という質問をされる。
むこう側の弟の影響かはわからないが、以前とは打って変わったこちら側の弟の心境に驚く克哉。しかし警察になりたいという達哉の意思を嬉しく思わない筈がなく、克哉は達哉に「警察のイロハを教えてやろう」と笑いかけたのだった。

周防克哉の関連人物・キャラクター

天野舞耶(あまの まや)/P2罰主人公

2枚ディスクで構成されている『ペルソナ2』において、両ディスク共にメインキャラクターとして登場するペルソナ使いの女性。克哉がメインキャラクターとして登場する『ペルソナ2 罰』では、主役を務めている。
珠閒瑠市にある「キスメット出版社」で発行されているティーンズ向け情報誌「クーレスト」の編集記者。非常に明るい性格の女性で、「レッツポジティブシンキング」を合言葉に、どんな事にも前向きに取り組んでいる。ただし家事だけはどう足掻いても上手くいかないらしく、珠閒瑠市探索中に彼女が住むアパートに訪問すると荒れ放題となっている部屋を見る事ができる。
克哉とは、仕事でJOKERに関する調査を行っていた際に出会い、共にJOKERを追う事になる。その後、共に過ごしていく内に克哉は舞耶に惹かれ始めるが、達哉(意識はむこう側の達哉)も舞耶に惹かれている事に気づいて身を引いてしまう。

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