周防克哉(ペルソナ2)の徹底解説・考察まとめ

周防克哉(すおう かつや)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の2作目に登場するキャラクターである。周防達哉/P2罪主人公(すおう たつや)の兄。『ペルソナ2』の舞台、珠閒瑠市にある「港南警察署」の刑事課に所属している。『ペルソナ2 罰』にて怪人・JOKERが起こす殺人事件を追っていたところ、JOKER本人に遭遇。彼が使役していた悪魔との戦闘を通してペルソナ使いに覚醒する。なぜかJOKERに狙われている天野舞耶やペルソナ使いの仲間達と共にJOKERを追いかけていく。

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芹沢うらら(せりざわ うらら)

2枚ディスクで構成されている『ペルソナ2』において、克哉がメインキャラクターを務める『ペルソナ 罰』にてメインキャラクターとして登場するペルソナ使いの女性。1枚目の『ペルソナ2 罪』でもサブキャラクターとして登場している。本職はある下着メーカーの営業社員。舞耶の高校時代からの親友で、卒業後は一緒に暮らしている。
化粧や家事に長けており、強い結婚願望を持つ。しかし男運はないようで、いつもめんどうな男にひっかかったり、結婚詐欺にあったりしている。特殊な経歴や職歴を持つメンバーで構成されている仲間達の中で唯一の一般人枠である為、物語序盤では事件に巻き込まれる形でJOKERの行方を追う事になったうららのことを克哉が時折気遣っていることもあるが、物語が進むに連れ、仲間のペルソナ使いとして信頼をおくようになっている。

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パオフゥ/嵯峨薫(さが かおる)

2枚ディスクで構成されている『ペルソナ2』において、克哉がメインキャラクターを務める『ペルソナ 罰』にてメインキャラクターとして登場するペルソナ使いの男性。1枚目の『ペルソナ2 罪』でもサブキャラクターとして登場している。
掲示板サイトを運営し、珠閒瑠市内にあふれている噂を集めている謎多き人物。自称、台湾人。名前の「パオフゥ」は中国語で「復讐」を意味する言葉である。また掲示板サイト以外に、盗聴・ハッキングといった諜報技術にも優れている事から「盗聴バスター」としての仕事も請け負っている。
外務大臣・須藤竜蔵と因縁があるらしく、街の異変の原因に彼が関わっていると推測した事から、ほぼ無理やりに克哉達の仲間になる。

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デジャヴュの少年/周防達哉(すおう たつや)/P2罪主人公

2枚ディスクで構成されている『ペルソナ2』において、両ディスク共にメインキャラクターとして登場しているペルソナ使いの少年。1枚目のディスク『ペルソナ2 罪』では主役を務めた。克哉がメインキャラクターを務める『ペルソナ2 罰』ではキーキャラクターとして登場する。
珠閒瑠市にある学校「七姉妹学園」の3年生で年は18歳。克哉とは兄弟関係にある。むこう側の達哉はそれなりに人望のある「問題児」だったが、こちら側の達哉は「正真正銘の問題児」であるらしく、家族との仲もあまりよくない。克哉はそんな弟のことを心配している。
本来なら持っている筈のない『ペルソナ2 罪』の記憶を保持しており、JOKERが起こす事件を1人で解決しようと奮闘している。JOKERを追いかけている克哉達の前に度々現れては、「この件には関わるな」といった忠告をして去ってしまう。

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周防克哉の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ハイ、良い子のみんな、注目。お巡りさんが来たから、もう安心だ!」

物語前半、JOKERの正体を突き止めた克哉達。しかしJOKERが珠閒瑠市内にある「空の科学館」に火を放った事で、克哉達はJOKERを捕まえるよりも先に科学館内にいる者達を避難させる事にする。館内には学校行事で来館していた子供達がおり、克哉達は館内を駆けずり回って、彼らを探して安全な屋上へ誘導する。この克哉のセリフは、救助相手である子供たちを見つけた際に、克哉が子供達にむかって述べるセリフとなっている。
一見怖そうな見た目の外見とは裏腹な「ハイ、良い子のみんな、注目。お巡りさんが来たから、もう安心だ!」という優しい言葉遣いに驚かされると同時に、そんな周囲の反応に恥ずかしがる事もなく、このような喋り方をもって子供と接することができる立派な警察・大人である事がわかるセリフとなっている。

「いや…子供の不始末の責任を取るのが、大人の役目という話だ…」

むこう側の達哉から明かされた、衝撃の事実を知った克哉が口にしたセリフ。
物語後半、この世界で起こる異変の原因が自分(むこう側の達哉)にある事を克哉達に明かした、むこう側の達哉。達哉は自分が起こしてしまった事件に、克哉や舞耶達をこれ以上関わらせまいと、彼らが事件から手を引くように述べるが、克哉達はそれを断る為、ワザと茶化した口調で喋り始める。その最中に克哉が述べたセリフが、「いや…子供の不始末の責任を取るのが、大人の役目という話だ…」である。
克哉の持つ「大人」に対するイメージを感じるセリフ。達哉にとって、「子供の不始末」という、自分以外の誰かの不始末を追う事ができる人間こそが、真の意味で「大人」に値する人間なのだろう。

「達哉…教えてやる…こいつが言っていることは…半分当たりで半分外れだ!」

『ペルソナ2 罰』後半、自分の「心の闇」から生まれたシャドウと向き合った克哉が、シャドウに向けて口にしたセリフ。

ニャルラトホテプの策略によって、彼の部下に捕らえられてしまった『ペルソナ2 罪』で重要人物であった少年少女達を救う為、ニャルラトホテプが用意したゲームに挑む事になった克哉達。その先で待っていたのは、メンバーそれぞれの「心の闇」から生まれた「シャドウ」と呼ばれる存在だった。
克哉はシャドウに、かつて自分が弟の為になりたかった夢を捨てた事や、想い人である舞耶に達哉が想いを寄せている事を知って身を引こうとしている事などを暴露される。そうして、本当は弟の事を妬ましく思っている筈だと述べるシャドウに促されるまま、達哉へ銃を向けてしまう。達哉はこれも自分の罪の1つだと思ったのか、克哉からの銃撃を受け入れようと目をつむるが、そんな弟に向かって克哉が述べたセリフこそが、「達哉…教えてやる…こいつが言っていることは…半分当たりで半分外れだ!」というものだった。
「半分当たり」という言葉からもわかるように、克哉がシャドウの言うとおりに達哉の事を妬ましく思っている事も事実。しかし反面、達哉に対する愛がある事も本当で、だからこそ克哉は自分の夢を諦める事ができたし、想い人からも身を引こうと思い至る事ができた。
妬ましく思うこともあるが、全てひっくるめて家族として弟の事を大事に思っている。克哉の深い兄弟・家族愛が感じられるセリフだ。

周防克哉の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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