クラウド・ストライフ（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

セフィロスとの決着

自分を取り戻したクラウドは迷惑をかけた仲間に謝罪し、メテオを止めるための手段を探し始める。やがて死の直前、エアリスがメテオと対をなす究極の魔法「ホーリー」を唱えていたことを知った。
クラウドは最終決戦に赴く前にティファと二人きりになり、寄り添って朝を迎える。そして戻ってきてくれた仲間と共にセフィロスに立ち向かい、セフィロスを討つことに成功した。
ところがセフィロスが発動したメテオがいよいよ星を滅ぼすべく猛威を振るい始める。ようやく動き出したホーリーだが力負けしてしまい、世界は破滅の危機に陥った。もうだめかと誰もが諦めかけたとき、星自身の意思で大量のライフストリームがあらゆるところから噴出してメテオを消し去り、星は平和を取り戻したのだった。

クラウド・ストライフの関連人物・キャラクター

セフィロス

神羅カンパニーソルジャーでクラスファースト。幼少期より神羅カンパニーに属しており、「英雄」「伝説のソルジャー」と謳われるほどの高い実力を持っている。後輩のソルジャーザックスやクラウドはセフィロスに憧れてソルジャーを志しているが、ティファはセフィロスの強さを認識してはいたものの「なんて冷たそうな人」という感情を持っていた。
外見は長身痩躯で腰まで届く銀髪をしており、瞳孔は猫の目のように細長い。黒いロングコートを素肌に羽織り、長い刀身が特徴の愛刀「正宗」を抜身のまま帯刀している。

子供のころから「自分はほかの人間とはどこか違う」という思いを抱えていたが、後輩のザックスとともに任務で訪れたニブルヘイムの魔晄炉で魔晄漬けにされた人間（モンスター）と「ジェノバ」と名付けられた生物を発見し、自身の出生に疑念を抱く。魔晄炉から戻った後はニブルヘイムに古くからある神羅屋敷の地下に籠りきりになって書物を読み漁っていたが、やがて「ジェノバ」と呼ばれる宇宙からやって来た生物から作り出された「古代種」だと認識して乱心する。村に火を放ったうえで住民を虐殺し、ジェノバを取り戻すために魔晄炉へと向かった。
魔晄炉では父親の仇を討つため追いかけてきたティファと、セフィロスを止めるために立ち向かってきたザックスを切り伏せる。セフィロスはジェノバの首を手に入れることに成功したが、ニブルヘイム出身の神羅の一般兵クラウドに不意打ちで身体を貫かれてジェノバの首と共にライフストリームに落下した。

この時セフィロスは死亡したと伝えられているが、強靭な精神力を持っていたセフィロスはライフストリームに溶けることはなく、精神を保ちながら「ジェノバの正体」「古代種／セトラ」「究極の黒魔法メテオ」などあらゆる知識を吸収した。
「メテオ」によって星を破壊するほどの傷を作り出し、傷を治そうと集まってくる精神エネルギー／ライフストリームを吸収して自らが神になろうと考えたセフィロスは、「ジェノバ細胞」を持つものを分身として操り復活を企てる。「メテオ」発動の鍵となる黒マテリアが封じられた「古代種の神殿」を訪れ、クラウドを操ることで黒マテリアを入手した。
黒マテリアがセフィロスの手に渡った後、「古代種／セトラ」の生き残りだったエアリスは「メテオ」を止める唯一の手段である「ホーリー」を発動させるため一人「忘らるる都／古代種の都」を訪れていたが、「ホーリー」発動を邪魔する為分身を操りエアリスを背後から突き刺して殺害した。

決着をつける為北の大空洞まで追いかけてきたクラウドを再び操ったセフィロスは黒マテリアを手に入れメテオを発動させたが、エアリスは死の間際ですでに「ホーリー」を唱えていたことが判明する。エアリスが遺した希望「ホーリー」を発動させるべくセフィロスを討ち取りに集ったクラウド達と戦うが、最後はクラウドの手によってとどめを刺され消滅した。しかしライフストリームに残った意志は潰えておらず、分身を使って再び復活を企てている。

セフィロス（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

セフィロスとは『ファイナルファンタジーVII』および『ファイナルファンタジーVIIリメイク』、『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』に登場するキャラクターであり、主人公クラウドの最大の敵である。幼少より神羅カンパニーのソルジャーとして活躍を重ねた「伝説のソルジャー」だったが、同時に人間離れした自身の強さに疑問を抱いていた。任務で訪れたニブルヘイムでの出来事をきっかけに自分が「ジェノバ」によって生み出された人間だと認識し、星を滅ぼし神になることを目論み暗躍するようになる。

エアリス・ゲインズブール

神秘的なグリーンの瞳を持った花売りをしている女性。壱番魔晄炉爆破作戦後にアジトへ向けて逃亡していたクラウドと出会う。短い会話を交わしただけですぐ別れたが、後日五番街スラムの教会で花の世話をしていた所を天井を突き破って落ちてきたクラウドと再会した。

星と語り、人々を約束の地へ導くという伝説を持つ「古代種／セトラ」の唯一の生き残りだったエアリスは、神羅カンパニーの特殊部隊「タークス」から逃れるためクラウドに「デート一回」でボディーガードを依頼した。
七番街へ行きたいというクラウドを案内する途中、クラウドの幼馴染であるティファが「ウォールマーケット」へ向かっているのを目撃しクラウドに同行する。潜入した「ドン・コルネオの館」でティファと合流した後コルネオから「七番街の支柱を爆破してプレートを落下させ、七番街を壊滅させる」という話を聞き、七番街へと向かった。ティファから「セブンスヘブンに居るマリンという女の子を保護してほしい」と依頼されたエアリスはマリンと共に五番街の自宅へ避難するが、マリンの命と引き換えにタークスに捕まり神羅ビルに幽閉された。
神羅ビルでは宝条博士の実験の為、希少種であるレッドⅩⅢ（レッドサーティーン）に襲われかけるが、救助に来たクラウド達によって助け出される。脱出目前で再度全員捕縛されるが、突如襲撃してきたセフィロスの起こした混乱に乗じてミッドガルを脱出した。

その後はセフィロスを止めたいというクラウドに賛同して世界を巡っていたが、セフィロスが「究極の破壊魔法メテオ」を利用して星を壊そうとしている事を知る。「メテオ」の発動を止める唯一の手段は「古代種／セトラ」の生き残りである自分が「究極の白魔法ホーリー」を発動させることだと悟ったエアリスは、一人仲間から離れて「忘らるる都／古代種の都」へと赴く。祈りを捧げ「ホーリー」を発動させることに成功したが、その直後突然現れたセフィロスに腹部を貫かれて死亡した。

エアリスが唱えた「ホーリー」はクラウド達がセフィロスを倒したため衝突寸前で動き出したものの、「メテオ」の勢いに押されて敗れ掛ける。しかし星の意志によって噴出した大量のライフストリームの後押しによって無事「メテオ」は消滅し星を救うことができた。その後もライフストリームの中でクラウドを見守っているような描写があり、度々クラウドの意識の中に現れている。

エアリス・ゲインズブール（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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エアリス・ゲインズブールとはスクウェア・エニックスのゲーム『ファイナルファンタジーVII』及び『ファイナルファンタジーVIIリメイク』、『ファイナルファンタジーVIIクライシスコア』に登場するキャラクター。星の声を聞き、人々を「約束の地」と呼ばれる場所へ導くという伝説が伝わる「古代種／セトラ」のただ一人の生き残りである。世界を牛耳る大企業「神羅カンパニー」に誕生後から長い間利用されてきたが、元ソルジャーを名乗るクラウドと出会ったことにより神羅から解放され、世界を救うための戦いに身を投じていく。

ティファ・ロックハート

ニブルヘイム出身の女性格闘家であり、クラウドの幼馴染である。七番街のバー「セブンスヘブン」を切り盛りしている看板娘で、外見はタンクトップにミニスカートと露出度の高い服装をしている。
世界を牛耳る神羅カンパニーを憎み、星を救う活動をしている組織「アバランチ」に所属している。ミッドガルの駅でクラウドと偶然再会し、なんでも屋を営んでいるというクラウドをアバランチに紹介して「壱番魔晄炉爆破作戦」を依頼した。魔晄炉爆破後「仕事は終わりだ」と言い報酬を受け取って去って行こうとしたクラウドを引き留めたことがきっかけで、その後神羅カンパニーが企てる「七番街壊滅計画」やセフィロスの陰謀に巻き込まれていく。

幼いころ「ソルジャーになりたい」と言い村を出ようとしていた幼馴染のクラウドと「私がピンチの時には、クラウド助けに来てね」と約束を交わしており、ソルジャーになって再会したクラウドに対して仄かな好意をのぞかせている。同時に時折りクラウドが見せる言動に対して違和感も感じていたが、なかなかはっきり意思を言い出せない性格の為その違和感をクラウドに伝えることはなかった。しかし自身のはっきりしない態度が引き金となってクラウドの自我を崩壊させ、結果世界崩壊への引き金を引いてしまう。

自分を見失い傷ついたクラウドを救いたいという一心でクラウドに寄り添い続け、クラウドが本当の自分を取り戻す際大きな支えとなった。最終決戦前夜には自分の気持ちに素直になり「思いを伝手られるのは、言葉だけじゃないよ」とクラウドに伝えている。セフィロスを倒した後はクラウドと共に生活するようになった。

ティファ・ロックハート（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ティファ・ロックハートとは『ファイナルファンタジーVII』および『ファイナルファンタジーVIIリメイク』に登場するキャラクターで、主人公クラウドの幼馴染である。セフィロスが引き起こした故郷ニブルヘイムでの事件をきっかけに神羅に関係するすべてに憎しみを抱くようになり、星の命を救う活動組織「アバランチ」に加入した。世界に名を轟かす格闘家ザンガンに師事し、女性格闘家としてモンスター相手に臆することなく拳を振るっている。

ザックス・フェア

神羅カンパニーのソルジャーで、『ファイナルファンタジーVII』の物語中ではすでに故人である。クラウドの親友であり、エアリスの初恋の相手だった。
魔晄を浴びたソルジャーのあかしである青みがかった瞳をしており、性格は明るく人懐っこい。友人も多く、エアリスによると「女の子が大好きな奴だった」とのことである。ツンツンとした黒髪をしており、背中には巨大なバスターソードを背負っていた。『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』では主役を務めており、ザックスの人柄やクラウドの過去、バスターソードが受け継がれる経緯などが詳細に描かれている。

任務としてセフィロスがニブルヘイムに訪れた際、実際はクラウドではなくザックスがソルジャーとして同行していた。クラウドはソルジャーに憧れて村を飛び出したものの一般兵にしかなれなかったため気まずく、故郷のニブルヘイムではずっと神羅兵のマスクをかぶって行動していた。
セフィロスと共にニブルヘイムの魔晄炉を訪れた際、「ジェノバ」と書かれた謎の生物と魔晄漬けにされた人間（モンスター）を発見する。己の出生に疑問を持ち続けていたセフィロスはニブルヘイムの村にある神羅屋敷に籠って書物を読み漁り、自身が「ジェノバ」によって作り出された「古代種」であると認識すると乱心して村へ火を放った。
ザックスは偶然村に滞在していた格闘家のザンガンと共に住民の救助を試みるが火の回りは早く、セフィロスを追いかけるためニブルヘイムの魔晄炉へ向かう。ザックスは「ジェノバ」を手に入れようとしているセフィロスに挑みかかるが、返り討ちにされて重傷を負ってしまう。そこへ神羅兵のマスクをかぶったクラウドが駆け付け、ザックスのバスターソードを使ってセフィロスに不意打ちを喰らわせ魔晄炉の中に落とすことに成功した。

ザックスとクラウドは調査の為村を訪れた宝条博士によって神羅屋敷の地下に捕らえられ、ジェノバ細胞を埋め込まれたうえで五年間魔晄漬けにされる。もともとソルジャーで魔晄に耐性の有ったザックスは自力で目覚めるが、精神的に弱かったクラウドは重度の魔晄中毒に陥り自我を失っていた。それでもザックスはクラウドに対して「友達だろ」と言い、屋敷に遭ったソルジャーの服をクラウドに着せて村から脱出した。
ミッドガルへ向かう道中ヒッチハイクしたトラックで「俺たちはなんでも屋をやるんだ」と目標を語るが、ミッドガルを目前にして大量の神羅兵に囲まれ銃殺される。死の間際ザックスはクラウドに、自分が使っていたバスターソードを託した。

クラウド・ストライフの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「興味ないね」

クールな性格のクラウドを象徴するような「興味ないね」というセリフは、ストーリーの最序盤から使われている。自己紹介をしようとするビッグスに対し「あんたたちの名前なんて興味ないね。どうせこの仕事が終わったらお別れだ」と取り付く島もなかった。クラウドが「興味ないね」と吐き捨てる相手は名前が付いているメインキャラクターだけではなく、スラム街で普通に生活をしている住民たちにまで「興味ないね」という選択肢が用意されていることもある。
何事にも無関心で金さえ手に入ればいいという性格に思われるが、七番街の支柱での攻防戦の際倒れているアバランチのメンバーに対して名前で呼びかけており、ウェッジから「俺の名前、覚えててくれたっすね」と言われている。

「クックックッ 黒マテリア」