TENET テネット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『TENET テネット』とはイギリスで公開されたスパイ映画で、時間を逆行する物語。文字通り逆再生で時間が進んでいく。リアルに作り上げていくべく、スタッフや俳優に伝える能力も過去に時系列トリックを駆使した作品を作ってきたノーラン監督ならではの作品。
主人公はCIAの名もなき男。ウクライナのオペラハウスで発生したテロ事件に突入する。任務を終えた後そこで"TENET"というワードを耳にする。テネットというのは謎の組織の名前で主人公は組織の目的を知るために女性科学者のところへ向かうことになる。
マヒア(演:ヒメーシュ・パテル)
名もなき男やニールたちと共にミッションを進めていく仲間。オスロ空港で主人公の仲間として登場する。オスロ空港ではジャンボジェットを衝突させるなど、飛行機が彼の専門である。映画終盤ではキャットにスタルスク12の内容を共有するなど脇役ながらも大きな仕事をこなしていく。
演じるヒメーシュ・パテルはイギリスの俳優。幼少期にケンブリッジの演劇学校に入学し、映画のクラスに入った。学校ではピアノのレッスンを受け、プライベートでは100ポンドのエレキギターを買い13歳の頃、演奏法を身につけた。16歳の時にパテルは演劇学校の斡旋によりソープオペラのイーストエンダースのオーディションを受け、タムワル・マズード役に抜擢された。2019年には、ダニー・ボイル監督がザ・ビートルズをモチーフに撮った『イエスタデイ』で映画初出演。持ち前のギターの腕前で劇中、ビートルズの楽曲の生演奏を行った。
バーバラ (演:クレマンス・ポエジー)
物語の序盤で逆行する弾の研究をする女性科学者。主人公に逆行する武器の解説をしてくれる人物。
演じるクレマンス・ポエジーはパリ郊外のライ=レ=ローズ出身。父親は俳優、舞台監督。母親はフランス語教師。妹のマエルも同じく女優をしている。『ハリーポッターと炎のゴブレット』(2005)でフラー・デラクール役で出演し一躍有名になる。ほかの出演作は、『127時間』(2015)や『あしたは最高の始まり』(2016)がある。テレビドラマでは『ゴシップガール』に出演していた。
アイヴス (演:アーロン・テイラー・ジョンソン)
物語のクライマックスであるスタルスク12でアルゴリズムの軌道を阻止するために主人公やニールと協力する仲間として登場する。任務では主人公と同じ赤チームのリーダー。スタルスク12では主人公と共に窮地に立たされるも無事脱出する。最後にニールと共に別れを告げる。
演じるアーロン・テイラー=ジョンソン10歳のころから子役として出演を始める。『幻影師アイゼンハイム』(2006)では、エドワード・ノートン演じる主人公の少年時代を演じ注目を集めた。2016年に出演した『ノクターナル・アニマルズ』でゴールデングローブ賞、助演男優賞を受賞した。『キックアス』シリーズでブレイクし近年では『GOZILLA』(2014)やマーベル映画の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)に出演している。キングスマンシリーズの最新作、『キングスマン:ファースト・エージェント』の公開を2021年2月26日に控えている。
マイケル・クロスビー(演:マイケル・ケイン)
イギリス情報部に精通しており名もなき男にセイターの情報を与える人物として登場。登場シーンは少ないのだが、ノーラン監督の『バットマン』シリーズではおなじみの人物。
1933年生まれ60年以上のキャリアを持つイギリスの名優だ。非常に多くの作品に出演しており、特にノーラン監督の映画では見たことない人は少ないだろう。『バットマン ビギンズ』(2004)以降には全て出演しており、自称「ノーラン監督のお守り」と言っている。(ダンケルクにはノークレジットで声のみの出演となっている)
フェイ(演:マーティン・ドノヴァン)
名もなき男をTENETに勧誘し、第三次世界大戦を防ぐミッションを与える人物。
アメリカのテレビドラマ『CSI:科学捜査班』、『LOW&ORDER』などに出演。映画では『アントマン』(2015)やアーノルド・シュワルツェネッガーが主演の『サボタージュ』(2014)にも出演している。
ボルコフ(演:ユーリー・コロコリニコフ)
セイターの誠実な部下。
ロシアの舞台と映画俳優。テレビシリーズの『ゲームオブスローンズ』ではゼン族の族長スターを演じている。その他にも『トランスポーター:イグニション』(2015)『ハンターキラー潜航せよ』(2018)に出演している。
マックス(演:ローリー・シェファード)
キャットとセイターの息子。
サンジェイ・シン(演:デンジル・スミス)
ムンバイの武器商人。逆行する弾丸を扱っている。
クラウス(演:ジャック・カットモア=スコット)
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目次 - Contents
- 『TENET テネット』の概要
- 『TENET テネット』のあらすじ・ストーリー
- 『TENET テネット』の登場人物・キャラクター
- 名もなき男(演:ジョン・デイヴィッド・ワシントン)
- ニール(演:ロバート・パティンソン)
- キャサリン・“キャット”・バートン(演:エリザベス・デビッキ)
- アンドレイ・セイター(演:ケネス・ブラナー)
- プリヤ(演:ディンプル・カパディア)
- マヒア(演:ヒメーシュ・パテル)
- バーバラ (演:クレマンス・ポエジー)
- アイヴス (演:アーロン・テイラー・ジョンソン)
- マイケル・クロスビー(演:マイケル・ケイン)
- フェイ(演:マーティン・ドノヴァン)
- ボルコフ(演:ユーリー・コロコリニコフ)
- マックス(演:ローリー・シェファード)
- サンジェイ・シン(演:デンジル・スミス)
- クラウス(演:ジャック・カットモア=スコット)
- 『TENET テネット』の用語
- 回転ドア
- エントロピー
- 赤チームと青チームの存在
- プルトニウム
- アルゴリズム
- エントロピーの減少
- 親殺しのパラドックス
- 『TENET テネット』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「We live in a twilight world(黄昏に生きる)」 「and there are no friends at dusk(宵に友なし)」
- 「自分にとってはこれが美しい友情の終わり」
- 『TENET テネット』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画のタイトルは1枚の回文からできている
- ワーナーブラザーズのロゴが映画の始まりと終わりで色が変わる
- 赤いアイテムは時間の順行を表す
- 映画の題名は9.11テロ事件とリンクしている
- 『TENET テネット』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Travis Scott『The Plan』
- 主題歌:Travis Scott『The Plan』(逆再生ver.)