THE BATMAN-ザ・バットマン-(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(原題:The Batman)とは、2022年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。全世界の興行収入は830億円を突破した。幼い頃、両親を殺害されたブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は、バットマンとしてゴッサム・シティの凶悪犯と戦い続ける孤独な青年だ。ある日、街の権力者を標的にした連続殺人事件が発生する。現場には、犯人からの謎めいたメッセージが残されていた。ウェイン家の秘密がブルースを狂気に駆り立てる、サスペンス・アクションである。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の概要

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(原題:The Batman)とは、2022年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。原作はアーティストのボブ・ケインと作家のビル・フィンガーが共同創作した、DCコミックスの『バットマン』。

本作はマット・リーブス監督によるザ・バットマン3部作の1作目であり、2本の続編とスピンオフ数本の制作が予定されている。次作『THE BATMAN-ザ・バットマン-2』は、2023年11月23日より撮影を開始するとして、製作総指揮を手掛けるマイケル・ウスランが自らのインスタグラムで公表した。アメリカでの公開は2026年10月の予定だ。
音楽担当は、アニメ映画『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー作曲賞を受賞した経験をもつマイケル・ジアッチーノである。日本での興行収入は11億9千万円を超え、全世界の興行収入は830億円を突破した。

本編はブルース・ウェイン扮するバットマン(ロバート・パティンソン)の生まれ故郷、ゴッサムシティが舞台である。幼少期に両親を殺害されたブルースは、2年前からバットマンスーツを着て、夜になると街にはびこる犯罪者たちを力でねじ伏せてきた。ある日、街の権力者をターゲットにした連続殺人事件が発生する。ブルースは、ゴッサム市警のジェームズ・ゴードン警部補(ジェフェリー・ライト)の協力を得て真相解明にのりだす。しかし史上最狂の知能犯リドラーは、それを嘲笑するかのように現場になぞなぞを残し、バットマン達を混乱させていく。やがて権力者の陰謀やブルースの両親の死の真相が暴かれてゆく。リドラーに翻弄されるブルースの良心は、次第に狂気に駆り立てられていった。

キャッチコピーは「マスクに隠された嘘を暴け」。シリーズ史上最大スケールのアクションと謎解きゲームで都合の悪い真実を暴き出す、サスペンスアクション作品である。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のあらすじ・ストーリー

殺人現場に残されたバットマンへの謎のメッセージ

30歳の青年ブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は、幼い頃に両親を目の前で殺害された過去を持つ。ブルースは両親を殺害した犯人に復讐する為、2年前からバットマンとして悪と戦っていた。ある日、彼の活動拠点であり、生まれ故郷でもあるゴッサムシティで市長(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)が殺害される。現場には、「NO MORE LIES(もう嘘はたくさん)」という文字と、バットマン宛のなぞなぞが書かれたメッセージカードが残されていた。しかも、「リドラー」という、犯人のものと思われる名前も記されている。

市長殺害の衝撃が冷めやらぬ中、今度はゴッサム市警のピート・サベージ本部長(アレックス・ファーンズ)が殺害される。現場には市長殺害時と同じく、バットマン宛のなぞなぞが残されていた。
バットマンと、彼の協力者であるジェームズ・ゴードン警部補(ジェフリー・ライト)は謎解きに挑む。そしてナイトクラブ「アイスバーグ・ラウンジ」にヒントがある事に気づき、そこへ赴く。「アイスバーグ・ラウンジ」は「ペンギン」ことオズワルド・コブルポット(コリン・ファレル)が経営するナイトクラブだった。ペンギンはゴッサム・シティを陰で牛耳るマフィアのボス、カーマイン・ファルコーネ(ジョン・タトゥーロ)の手下である。
バットマンは、「アイスバーグ・ラウンジ」で働くセリーナ・カイル(ゾーイ・クラヴィッツ)に興味を惹かれ、彼女を尾行する。するとセリーナはキャットウーマンに変身し、亡くなった市長の家に侵入。その目的は、行方不明となっている彼女のルームメイト、アニカ・コスロフ(ハナ・ハルジック)の手がかりを探す事だった。バットマンはそこでセリーナと接触し、アニカの捜索に協力すると申し出る。交換条件として、クラブにいたギル・コルソン検事(ピーター・サースガード)から情報を聞き出すようセリーナに求めた。セリーナはバットマンの交渉に応じ、市長やピート・サベージ本部長が密かにファルコーネとコンタクトを取っていた事実を突き止める。

恐怖のテロで教会は大パニック

殺害された市長の追悼式に参列したブルース

そんな中、ゴッサムシティ中心部の教会で、殺害された市長の追悼式が行われる。しかしそこへ、首に爆弾を仕掛けられたコルソン検事が送り込まれてきた。検事の手にはスマートフォンがくくりつけられており、バットマンはかかってきたテレビ電話でリドラーと初めて接触した。リドラーはバットマンとの対話をネットで配信し、コルソン検事に向かって「なぞなぞに3問正解しろ」と言い出す。バットマンは震えるコルソン検事をフォローし、コルソン検事もなぞなぞに正解していく。だがしかし、「ゴッサム・シティの麻薬王だったサルバトーレ・マローニが薬物取引で逮捕された時、情報を警察に提供したネズミは誰か」と問われると、コルソン検事は口を閉ざす。そして爆弾は容赦なく爆発したのだった。

バットマンは、ネズミはペンギンの事ではないかと考え、ペンギンを追跡する。そして薬物を密造している工場に辿り着いた。そこへセリーナが現れ、ペンギンの金を盗もうとする。だが2人は偶然、アニカの遺体を発見したのだった。激しい攻防戦の末、ペンギンを追い詰めたバットマンとセリーナであったが、ペンギンはネズミではないと判明。ペンギンへの尋問により、バットマンはリドラーのなぞなぞのヒントに気付く。彼は、亡き父トーマス・ウェインが巨額を投じて再開発計画を立てていたゴッサム孤児院に、連続殺人事件の原点が隠されていると推察した。

ブルースの父・トーマスは死ぬ直前に市長選に出馬していた。それはゴッサムシティの再開発計画を掲げての立候補で、劣悪だった孤児院の環境を改善する予定だったのだ。父が殺害されたのは、その再開発計画にヒントがあると気づいたバットマンは、急いで廃墟となったゴッサム孤児院を訪れる。そしてそこで、リドラーの次の標的が自分自身、つまりブルース・ウェインである事を知ったのだ。

バットマンはブルースの姿に戻り、急遽帰宅する。だが先にリドラーから爆弾入りの小包が届いており、それを開けた執事のアルフレッド(アンディ・サーキス)が重傷を負ってしまった。そんな中、リドラーは顔を隠したままインターネットを通じてブルースに接触し、父・トーマスの最大の秘密を告げる。それは、ブルースの両親の死の真相に関わる事であった。ブルースの母・マーサ(ステラ・ストッカー)の両親は心中しており、マーサ自身も長らく精神を病んでいた。あるジャーナリストに、それをネタにゆすられたトーマスは、ファルコーネに依頼してジャーナリストを暗殺したというのだ。
激しく動揺するブルースであったが、病院で意識を取り戻したアルフレッドに改めて真相を尋ねる。するとアルフレッドは、「トーマスは殺人依頼はしていない。ジャーナリストからの恐喝の件で悩んでいたのは事実。そこで警察に相談しに行こうとしたウェイン夫妻を、ファルコーネが口封じのために殺害したのでは」と持論を述べた。

リドラーの真の標的はブルース・ウェイン

バットマンとして再び立ち上がった彼に、セリーナが合流し衝撃的な事実を告げる。なんと彼女は、ファルコーネの娘であった。しかしセリーナは、一度も愛情を掛けてくれたことがない父を恨んでいる。セリーナは、ルームメイトのアニカが、ファルコーネがネズミであることを知った為に殺害された事も突き止めていた。

そのファルコーネと裏で繋がっていた政治家や警察は、マローニが逮捕された事により出世した。またトーマスの死後、ゴッサムシティの権力者たちが再開発基金を着服し、孤児院のリニューアル計画を潰していた事も判明する。
バットマンたちはファルコーネ逮捕の為、ゴードン警部補らの協力を得る。しかし身柄を確保した直後にファルコーネは狙撃され、死亡。実行犯はリドラーであった。現行犯逮捕されたリドラーの正体は、法廷会計士のエドワード・ナッシュトン(ポール・ダノ)という男だ。だがリドラーには精神鑑定が必要と判断され、アーカム精神病院に入院させられた。そこで彼は、バットマンと初体面し、自分の身上を語りだす。

ゴッサム孤児院で育ったリドラーは、トーマスが掲げる再開発基金に期待を寄せていた。だがトーマスの死後、権力者によって見捨てられた劣悪な孤児院の中で、リドラーは孤独な少年時代を過ごす。成長したリドラーは法廷会計士となり、街の不正を知った。そしてバットマンに憧れ、復讐心からこの事件を計画したのだというのだ。
リドラーとの会話から、バットマンは彼の部屋を捜索し、ゴッサム・シティの7カ所に爆弾が仕掛けられていることを知る。リドラーはあくまでもバットマンを「自分の共犯者」と考えており、バットマンと手を組んでゴッサム・シティを破壊し、再生させる事を望んでいた。

爆弾は新市長の演説会場にも仕掛けられていた。バットマンやゴッサム市警の警備も虚しくそれは大爆発。ゴッサム・シティを囲む港の防波堤が破壊され、洪水が発生した。さらにリドラーが集めた仲間達が武装し、市民に銃を向ける。バットマンはリドラー一味を倒し、セリーナやゴードン警部補らとともに、洪水に巻き込まれた人々を救出していった。そしてリドラーによるテロ計画は鎮圧されたのだった。

リドラーは自らの計画が失敗した事を知り、独房で絶望する。しかしそんな彼に同房者の男が「元気を出せ」と励まし、友達になろうと声をかける。そして男は狂気じみた笑い声を立てた。

ゴッサム・シティにつかの間の平穏が訪れ、セリーナはゴッサム・シティを離れることに決めた。バットマンは復讐をやめることを決意し、これからは真の意味でゴッサム・シティを守ろうと心に誓う。2人は各々のバイクにまたがり、それぞれが向かう先へと疾走していくのだった。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の登場人物・キャラクター

主要人物

ブルース・ウェイン(バットマン)/演:ロバート・パティンソン

日本語吹替:櫻井孝宏
主人公。表向きの顔は億万長者の子息であり、裏の顔は夜な夜なゴッサムシティの犯罪者と戦うバットマンだ。幼い頃に両親を殺人事件で亡くした経験を持つ。その恐怖と復讐心から、コウモリの衣装を身にまとい、犯罪者と戦うようになった。
本作のブルースは30歳で、バットマンとして活動を始めて2年目という設定。決して実戦経験は豊富ではない。また、クリスチャン・ベイル主演の前シリーズのように、慈善活動やウェイン産業の経営など表立った活動はしていない。昼間は殆ど自宅に籠りきりの、文字通りコウモリのような生活スタイルを送っている。

セリーナ・カイル(キャットウーマン)/演:ゾーイ・クラヴィッツ

日本語吹替:ファイルーズあい
今作のヒロインである。行方不明の友人を捜索中にバットマンと出会う。ナイトクラブの店員であり、泥棒だ。ファルコーネとの因縁があり深く恨んでいる様子。一緒に暮らしていたアニカ・コスロフの失踪をきっかけに、事件に関わるようになった。セリーナとアニカの関係性については、作品内でくわしく表現はされていない。
ゾーイ・クラヴィッツは、2017年のアニメーション映画『レゴバットマン ザ・ムービー』においても、キャットウーマン役の声優として出演した。

エドワード・ナッシュトン(リドラー)/演:ポール・ダノ

日本語吹替:石田彰
今作のヴィランである。犯行現場に「?」マークを残す、史上最狂の知能犯だ。ゴッサムシティの権力者をターゲットに連続殺人事件を引き起こす。政府の闇とブルースの秘密を暴こうと画策し、ゴッサムシティを混乱に陥れた。

ジェームズ・ゴードン/演:ジェフリー・ライト

日本語吹替:辻親八
ゴッサムシティの警部補である。強い正義感を持つ刑事であり、バットマンにとっては理解者でもある。バットマンに協力し、警察との仲介役を担いながら事件の捜査にあたっている。

mayo107
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@mayo107

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