エドガー・ロニ・フィガロ（ファイナルファンタジーVI）の徹底解説・考察まとめ

魔大戦が終わったと同時に失われたはずの「魔導」の力を、生まれつき持っている不思議な少女。幻獣と人間のハーフであることから、魔導の力を武器とするガストラ帝国によって自我を止められ、兵士として操られていた。帝国兵として侵攻した炭坑都市ナルシェで氷漬けの幻獣と共鳴したことで気を失い、目覚めた時にはそれまでの記憶を失っていた。魔導の力を持つ自分が何者なのかと悩み、自身の力を恐れていた。更には自我を長い間止められていたために「愛する」という感情が理解できないでいることにも思い悩んでいた。そんな悩みや恐れを抱える中で仲間達と出会い、「反帝国組織リターナー」の一員として旅をしながら、やがて自身の出生の秘密や自分の持つ力について知っていく。自身の力の正体を悟ったティナは、自分の持つ力を平和のために使うことを決意する。
世界崩壊後は子供だけとなったモブリズの村で戦災孤児達に「ママ」と呼ばれ、子供達の親代わりとなっていた。子供達と接する中で戦う力を失っていたが、「大切な人達を守りたい」という感情が「愛する」ということであると悟る。そしてその想いこそが自分の戦う理由だと理解し、再び戦う力を取り戻す。魔法の神である三闘神の力を手にしたケフカとの最後の戦いを終え、三闘神の力が消えたことで世界から魔導の力と魔石が次々に消えていく中で、ティナも幻獣としての力を失う。魔導の力は失ったが、人間として大切な「愛」を悟っていたことから、平和を取り戻した世界で人間として生きられることになった。

ティナ・ブランフォード（ファイナルファンタジーVI）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ティナ・ブランフォードは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの1人であり、1000年前に失われたはずの「魔導」の力を生まれながらに持つ不思議な少女である。魔導の力によって世界支配を目論むガストラ帝国に操られていた。自我を抑えられていたために、自分が何者で、なぜ自分だけが魔導の力を持っているのかと苦悩するが、仲間達との出会いや自身の出生の秘密を通して、自分の力を帝国と戦うために使うことを決意する。

ロック・コール

トレジャーハンターとして世界を旅する冒険家の青年。エドガーとは古くからの友人であり、表向きはガストラ帝国と同盟を結んでいるフィガロと反帝国組織リターナーを繋ぐパイプ役を担っている。事故で記憶を失ったかつての恋人レイチェルを帝国に殺害されたという悲しい過去を持っており、恋人を守れなかったという後悔から女性を守るということに人一倍強いこだわりを見せる。
サウスフィガロに単身で潜入した際に、帝国を裏切ったという理由から処刑が決まっていた元将軍のセリスを救出したことを機に、レイチェルに似た雰囲気を持つセリスに想いを寄せるようになり、やがて互いに惹かれ合うようになる。しかし、心の奥底にはレイチェルへの後悔が残っており、リターナーの一員として旅をする中でも「命を蘇らせる伝説の秘宝」を探し続けていた。世界崩壊後もその意志は変わらず、1人で旅を続けていた。その後、ようやく見つけ出した伝説の秘宝「フェニックスの魔石」によって、わずかな時間だけレイチェルの魂を呼び戻すことに成功する。レイチェルの言葉でようやく前を向くことができるようになり、後悔を断ち切ることができた。

ロック・コール（ファイナルファンタジーVI）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ロック・コールとは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクター14人の中の1人であり、世界を旅しながら幻の財宝を探し続けるトレジャーハンターである。冒険家の傍ら「反帝国組織リターナー」の一員としても活動し、生まれながらに「魔導」の力を持つ少女ティナとの出会いにより、ロック自身も世界を守るという大きな運命を背負うことになる。

マッシュ・レネ・フィガロ

10年前に城を出てモンク僧として修行を積んでいたエドガーの双子の弟。明るく豪快な性格だが、根は繊細で心優しく、子供の頃は体が弱かった。兄を尊敬しており信頼しているが、エドガーの女好きな面に対しては呆れている様子を見せる。鍛えられた筋肉に加えて大柄な体格のために、初対面のティナには熊と見間違えられたり、リルムには「筋肉男」と言われている。先王の死の際に王位の話ばかりで父の死に対する悲しみが見えないフィガロに嫌気がさし、自由を求めて城を出た。エドガーが提案したコイントスに勝利したことで自由の身となったが、このコイントスに使われていたのは両表のコインであり、エドガーがマッシュの意志を汲んで自由になれるように図ったのだった。リターナー本部へ向かう途中だったエドガー達とコルツ山での再会以後は、エドガーに同行しリターナーの一員として帝国に立ち向かうことになる。世界崩壊後も諦めることはなく、仲間達を探して1人で旅をしていたり、ケフカの放った裁きの光が直撃した民家を支え、取り残された子供を守ろうとするなど前向きに過ごしていた。死んだと思われていた師匠ダンカンとの再会の際には涙ぐむ様子も見せた。

マッシュ・レネ・フィガロ（ファイナルファンタジーVI）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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マッシュ・レネ・フィガロとは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの1人で、格闘家として修行を重ねたモンク僧である。フィガロ国王エドガーの双子の弟であり、10年前に自由を求めて城を出た後は、師匠ダンカンの元で必殺技の鍛錬に励んでいた。師匠を手に掛けた兄弟子バルガスを追っていた際に、兄エドガーと再会したことがきっかけで「反帝国組織リターナー」の一員に加わり、エドガーや仲間達と共にガストラ帝国に立ち向かうことになる。

バナン

反帝国組織リターナーの指導者。金色の長髪に長い髭をたくわえており、厳格な雰囲気の神官。その雰囲気通りの威厳を持ち、時に厳しい物言いをする。リターナー本部からナルシェへ逃れる際のレテ川で一時的にパーティーに加わり、オリジナルコマンドである「いのる」には、仲間全員を回復する効果がある。ティナ自身が恐れていた魔導の力を武力とみなさず、「希望」であると本人に告げ、魔大戦を止めるために幻獣とティナを対話させようと考えていた。帝国の侵略に備えてナルシェの長老達を説得したり、封魔壁から幻獣が飛び出した後にはジュンと共にベクタを訪れていたが、帝国での会食後はジュンと共に消息不明となっている。

エドガー・ロニ・フィガロの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「男はこれだから好きになれない。聞く耳持たないって感じだな……」

ガストラ帝国によるリターナー本部への侵攻が始まったことから、エドガーはティナと共に、リターナーの指導者であるバナンを連れてレテ川からナルシェへ逃れた。同志であるジュンの家へ向かおうとするが、ナルシェのガード達はティナを見るなり、3人が町の中に入ることを拒んだ。ガード達は帝国兵として侵攻してきたティナの顔を覚えており、エドガーは自分がフィガロの国王であることを明かして説得を試みるが、信じてもらえず力業で押し出されてしまう。話を聞こうとせず一方的にことを終わらせようとしたガード達に突き飛ばされたエドガーは「男はこれだから好きになれない。聞く耳持たないって感じだな……」とこぼす。力づくで追い出そうとするガード達を避難しながらも物言いが穏やかなのは、礼儀を重んじる一国の王ならではと言える。

「帝国は悪だ。だが、そこにいた者すべてが悪ではない」

リターナー本部で帝国の侵攻の情報を受けて、3つに分かれていた仲間達がナルシェに集合した場面でのエドガーの言葉。ロックはサウスフィガロで処刑寸前だった帝国の元将軍セリスを連れており、レテ川ではぐれたマッシュはドマ国の戦士カイエンと、獣ヶ原で出会った少年ガウと共にナルシェへ戻ってきた。ケフカが流した毒によってドマ国では多くの犠牲者が出ており、妻子と国王を亡くしたカイエンは人一倍ガストラ帝国に対して憎しみを抱えていた。セリスを見たカイエンは激昂し、セリスに刀を向けようとしたためロックが慌てて止めに入る。その様子を見ていたティナも自分が帝国の元兵士であったことを打ち明け、エドガーは「帝国は悪だ。だが、そこにいた者すべてが悪ではない」と言い、ティナとセリスをかばった。
ティナのように自分の意志を奪われていたり、セリスのように帝国のやり方に疑問を持っている者もいることを踏まえ、「帝国＝悪」として、帝国側に属する個人までを一括りにしてはいけないと判断しており、本当に悪いのは私利私欲のために悪事に手を染める帝国の行いであることを訴えている。一国を治め、国民のことを考えている王であるエドガーだからこそ説得力を発揮する言葉といえる。

「女性がいるのに口説かない。そんな失礼な事ができると思うかね？れいぎだよ。れ・い・ぎ」

ガストラ帝国での会食後、帝国の裏切りに気付いた一行がサマサの村へ逃れてきた時にエドガーが発した言葉。帝国を監視している最中、帝国の裏切り情報を耳にしたのはエドガーなのだが、その情報はお茶を運んできた女性を口説いた際に得たものだという。「お茶を運んで来てくれたレディにごあいさつしたらていねいに教えてくれたよ。」と話すエドガーに対し、マッシュは「便利な特技だな」と呆れた顔を見せる。そんなマッシュに対し「女性がいるのに口説かない。そんな失礼な事ができると思うかね？ れいぎだよ。 れ・い・ぎ。」と、エドガーはいつもの調子で返すのだった。サマサでもケフカの侵攻により、幻獣達やレオ将軍の命が奪われ、悲しみと緊迫感が続いていた。そんな雰囲気の中、エドガー本人が語るいつもと変わらない女性好きの面は、少しだけ緊張感を和らげている。