インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』とは2008年に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの4作目にあたる。
監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。前作より19年後を舞台に、映像技術の進歩による描写と壮年となったインディの変わらぬパワフルさが特徴。
謎の結晶体「クリスタル・スカル」に秘められた謎を巡り、インディは新たな敵「ソビエト連邦」と争奪戦を繰り広げる。

インディの勤める大学の学部長兼博物館長。ヘンリー同様本作で故人となっており大学で建てられた銅像での登場のみである。ジョーンズ親子とは長い付き合いであり、FBIとのカーチェイスを繰り広げた際、マットがブロディの銅像を壊した時にはマットに向けてインディは憤った表情を見せた。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の用語

エリア51

想像を超えた遺物がここに隠されている

アメリカ合衆国ネバダ州の砂漠に建てられた軍事施設。政府の機密書類や事件の真相などが隠される倉庫であり、『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』に登場したアーク(聖櫃)も格納されている。
本作序盤でソ連軍に拉致されたインディとマクヘイルが連れてこられた場所であり、「ロズウェル事件」で発見された未確認物体の捜索を強要された。

黄金都市アケトー

未開の地にも関わらず高度な文明を築いていた

本作における最終目的地であるアマゾンの失われた都市で、「黄金都市」、「エル・ドラド」とも呼ばれる。巨大な滝を3回下ることで辿り着くことが出来る秘境であり、今まで幾人の探検家が探し求め行方不明となった。クリスタル・スカルの宇宙人たちが遥か昔にこの地に降り立ち、原住民たちに建築から農業と高度な技術を教えたことで秘境と思えないほどの文明を築いている。

クリスタル・スカル

超絶的な力と共にあるメッセージが込められていた

本作におけるキーアイテム。全部で13体あり後頭部が異様に長い水晶で構築された頭蓋骨である。強力な磁気を帯びており、超自然的な能力を秘めていることから凝視しすぎると精神に多大な負荷をかけることがある。かつて黄金都市アケトーを発見した冒険家オレリャーナにより一つ持ち出されたが、帰路で仲間割れのトラブルによってオレリャーナは死亡。原住民によりナスカ近くの墓地にスカルと共に埋葬されたが、数百年後にオックスリーによって発見されアケトーに赴くも神殿の入り口を見つけられなかったことで断念。再度オレリャーナの墓に戻されることでアケトーへの帰還を待ち続けている。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

インディ「毎度同じ問題にぶちあたった。君の代わりはいないってことさ、ハニー」

長いすれ違いを経て生涯のパートナーとなった

ソ連軍に拘束されて予期せぬ再会を果たしたインディとマリオン。軍用車に運ばれてる際に口喧嘩を始め、止めに入ったソ連兵を倒し拘束を解いた時のインディのセリフが 「毎度同じ問題にぶちあたった。君の代わりはいないってことさ、ハニー」だ。かつて聖櫃(アーク)を巡る刺激的な冒険を共にし、恋仲として良い関係を築いたものの些細なことで破局。それぞれの人生を歩んでから長い時を経てのこの再会により、改めて二人の関係は特別だったと思わせる感慨深いセリフである。

インディ「ウーガ語の『黄金』は『宝物』とも訳せる。彼らの宝物は黄金ではなく、『知識』だったんだよ」

次元を超えた存在にインディたちは敬意を表するのだった

物語終盤におけるクリスタル・スカルを元に戻し、隠されていた宇宙船が起動して崩壊する神殿を脱出した際のインディのセリフが「ウーガ語の『黄金』は『宝物』とも訳せる。彼らの宝物は黄金ではなく、『知識』だったんだよ」だ。神殿内には黄金ではなく世界中の歴史的遺物が安置されており、次元の彼方に飛び去った彼らを見たインディが考古学者として奇妙な親近感を抱いたのが分かるセリフである。

エリア51での攻防戦

壮年を迎えても類稀なるパワフルさは健在

冒頭における倉庫内でのインディとソ連軍による攻防戦である。多勢に囲まれ絶体絶命の状況でありながら、衰えを感じさせないインディのパワフルなアクションが堪能できる最高のオープニングだ。

クリスタル・スカルを巡るジャングルでの争奪戦

地形を活かし連携したチームプレイはソ連軍を圧倒させる

捕えられたインディたちがソ連軍の軍用車に乗せられジャングルを進む場面。隙をみて拘束を解き、インディ、マット、マリオンそれぞれが連携し、ジャングルの地形を利用しながら重装備のソ連軍に立ち向かう見どころ満載の爽快なアクションシーンである。

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