侍戦隊シンケンジャー（Samurai Sentai Shinkenger）のネタバレ解説・考察まとめ
『侍戦隊シンケンジャー』とは、東映が製作したスーパー戦隊シリーズ第33作品目の特撮ドラマ。戦隊シリーズ初となる侍をモチーフにしており、変身方法や戦闘スタイルがチャンバラであること、「レッドは殿で、それ以外は家臣」といったメンバーの上下関係など、和を取り入れた作風になっている。主演は今作が俳優デビューとなった松坂桃李や、ドラマで活躍する高梨臨などが出演している。
初期メンバーの五人が左腰に帯びている万能刀。
シンケンゴールドの装備品
スシチェンジャー
源太が独自で研究し、開発した折り畳み式携帯電話型の変身ツール。寿司のシャリを模している。ショドウフォンと同様に、通話などに使用可能な携帯モード、ディスクを装着させて変形させたスシモードの2形態。電子モヂカラは、電子メールを打つ要領で発動させている。「光」ボタンを押して変形した寿司ディスクを、寿司を握るように装填し、「一貫献上（いっかんけんじょう）」の掛け声とともに前後に動かして、「光」のモヂカラを見に纏うことで変身が完了する。
サカナマル
シンケンゴールド専用の必殺刀。秋刀魚をモチーフにした鞘・柄、反りがなく少し短めの刀身を持つ。
ダイゴヨウ
寿司恐怖症で一時的に変身できなくなった源太が、自分の代わりに戦う存在として、ゴールド寿司の提灯に「侍」の電子モヂカラを与えて作った提灯型のサポートアイテム。岡っ引をイメージして作られており、自らが光って敵の術を無効化する提灯モード、両腕を分割させてスティック型の打撃武器十手モードに変形する。「大」のモヂカラを込められると、巨人化する。
折神
折紙がモチーフとなっている、シンケンジャーが所有する最新式の動物型式神。家臣の四家が各一体ずつ、志葉家が残る折神を所有していたのだが、300年以上続く長い戦いの中で、行方不明、譲渡を繰り返しており、初期メンバーが継承したがそのときには一体しか残っていなかった。どのように誕生したのか明らかになっていないが、源太が折神を「文字プログラムようなもの」と解釈していることから、数多い文字の組み合わせを具現化させて作られていると思われる。ほとんどの折神は人間の言葉を話すことができない。人前で発言はしていないが、各々明確な意思を持っている。
『侍戦隊シンケンジャー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
志葉丈瑠「今のうちに言っておく。お前たちと一緒に戦えて良かった。感謝している」
丈瑠の成長が感じられた名セリフであった
血祭りドウコクとの最終決戦で、5人の仲間に対して丈瑠が言ったセリフが「今のうちに言っておく。お前たちと一緒に戦えて良かった。感謝している」である。物語序盤では、高圧的な態度を取り、仲間たちとの間に溝を感じさせていた丈瑠。しかし数々の戦いを共にしてきたことで、5人との間には絆や信頼関係が形成されていった。強大な力を持ち、何度も負けた相手に再度立ち向かおうとする時に発したことで、仲間の心を一つにまとめたこのセリフ。丈瑠の成長を感じさせる一言であった。
『侍戦隊シンケンジャー』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
本作品のコンセプトは「真面目に馬鹿なことをやろうとする」
プロデューサーの宇都宮孝明が意図した作品コンセプトは、「真面目に馬鹿なことをやろうとする」であった。それを踏まえ、レッドの性格設定がされている。戦隊もののリーダーと言えば、「頭より体が先に動く元気な青年」がステレオタイプだが、本来は二番手の性格である「冷静沈着で、クールな青年」をレッドの性格に設定。世界観に合わせて名乗りも動きを抑えたものになっており、今までの戦隊ものとは一風違った作品になっている。ちなみに、冷静沈着なリーダータイプのレッドは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3作品ぶりとなる。
キャラクターソング
『侍戦隊シンケンジャー』にはキャラクターソングが存在する。それぞれのキャラクターの特徴を表した曲になっており、役を演じた俳優たちも歌を担当している。
シンケンレッドのキャラクターソングは、「シンケンレッド一筆奏上」で、作詞を藤林聖子、作曲・編曲を高木洋が担当。歌はヤング・フレッシュ、志葉丈瑠役の松坂桃李。シンケンブルーのキャラクターソングは「青浪（あおなみ）世直し」、シンケンピンクは「ナデシコ真剣花吹雪」、シンケングリーンはのキャラクターソングは、「シンケンデイズNever give up 道中」、シンケンイエローの曲は「はんなりめっちゃ武士道ガール」、シンケンドールドは「ゴールド人情一本締め」というタイトル。
『侍戦隊シンケンジャー』の主題歌・挿入歌
OP（オープニングテーマ）：サイキックラバー「侍戦隊シンケンジャー」
作詞・藤林聖子／作曲・YOFFY／編曲・Project.R（大石憲一郎・サイキックラバー）
第一幕では劇中のシークエンスに組み込まれており、正式なオープニング映像は第二幕から使用されている。
ED（エンディングテーマ）：高取ヒデアキ「四六時夢中シンケンジャー」
作詞：藤林聖子／作曲：高取ヒデアキ／編曲：籠島裕昌
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目次 - Contents
- 『侍戦隊シンケンジャー』の概要
- 『侍戦隊シンケンジャー』のあらすじ・キャスト
- 殿と家臣の出会い
- 仲間との絆の誕生とドウコクの復活
- 最終決戦
- 『侍戦隊シンケンジャー』の登場人物・キャラクター
- 侍戦隊シンケンジャー
- 志葉丈瑠（しばたける／演：松坂桃李）
- 池波流ノ介（いけなみりゅうのすけ／演：相葉弘樹）
- 白石茉子（しらいしまこ／演：高梨臨）
- 谷千明（たにちあき／演：鈴木勝吾）
- 花織ことは（はなおりことは／演：森田涼花）
- 梅盛源太（うめもりげんた／演：相馬圭祐）
- 志葉家従事者
- 日下部彦馬（くさかべひこま／演：伊吹吾郎）
- 黒子
- 外道衆
- 血祭ドウコク（ちまつりどうこく）
- 薄皮太夫（うすかわだゆう）
- 骨のシタリ
- 腑破十蔵（ふわじゅうぞう）
- 筋殻アクマロ（すじがらアクマロ）
- アヤカシ
- ナナシ連中（ななしれんぢゅう）
- 『侍戦隊シンケンジャー』の用語
- モヂカラ
- 隙間センサー
- 秘伝ディスク
- 装備品
- ショドウフォン
- シンケンマル
- シンケンゴールドの装備品
- スシチェンジャー
- サカナマル
- ダイゴヨウ
- 折神
- 『侍戦隊シンケンジャー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 志葉丈瑠「今のうちに言っておく。お前たちと一緒に戦えて良かった。感謝している」
- 『侍戦隊シンケンジャー』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 本作品のコンセプトは「真面目に馬鹿なことをやろうとする」
- キャラクターソング
- 『侍戦隊シンケンジャー』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニングテーマ）：サイキックラバー「侍戦隊シンケンジャー」
- ED（エンディングテーマ）：高取ヒデアキ「四六時夢中シンケンジャー」