【進撃の巨人】ペトラ「兵長、キスしてもいいですか?」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。ペトラ目線のリヴァペトSSです。過酷な調査兵団での日々の中、ペトラは上官であるリヴァイに惹かれていきます。捏造設定がありますのでご注意ください。
「ほら、リヴァイ兵士長がいるわ」
あの人が人類の希望なのよ、友人が私に教えてくれた。
あの人が人類最強と名高いリヴァイ兵士長、なんだ。
話には聞いていたが実物を見るのは初めてだ。
馬上のあの人が不意にこちらに顔を向けた。
隣りの馬の人と話しているようだ。
身振り手振り大きく話すその人に対して、呆れた様子で何か受け答えしている。
正面から見ると眉間に寄った皺が印象的で、冷徹な人なのかなと勝手に思った。
「やっぱり調査兵団はかっこいいね」
友人ふたりは顔を見合わせて言った。
そうだね、と返す。
彼女たちには馬に乗っているの人たちしか見えなかったのかもしれないが、少し高い位置から見た私たちには見えた。
馬に引かれた荷台に血だらけの負傷兵が横たわっていたのを。
リコの顔色が悪い。
そっとその背中を撫でる。
やっぱり壁外は怖い。
私は駐屯兵団に入ろう。
そう思った。
でも、その日何故か、調査兵団で立体機動を駆使し、森の中で勇猛果敢に巨人に挑む私の姿を夢に見た。
朝食の席でその夢の内容をリコに話す。
リコ「でもペトラは駐屯兵団にいくんだろ?」
ペトラ「…うん。そのつもり、なんだけど…ね」
リコは駐屯兵団に行くと前から言っていた。
彼女は特に座学が優秀だから指揮官に向いているんだろうな、と思う。
リコ「じゃあ、何を迷う?」
ペトラ「…….調査兵団に入って戦う夢を見て、なんだかすごくしっくりしたの…それだけなんだけど」
夢ねぇ、とリコはパンを小さく千切りながら呟く。
リコ「なんでそんな夢見たのかは知らないけど、気になるなら行ってみればいいと思う。ほら」
ペトラ「?」
リコの指差した先の掲示板に貼ってある紙を見る。
毎年調査兵団希望の兵はそう多くはないから人数集めに必死なのだろう。
卒団を数週間前に控えた次の休日に合わせて調査兵団の本部の見学会が開かれることになっていた。
ペトラ「………」
リコ「申し込みするなら明日まで、だって」
また次の休日。
私は調査兵団本部の前に居た。
貴重な休日に任意での参加だったので正直迷ったが、駆け込みで参加を決めた。
見学会は調査兵団本部内部の見学と食堂での現役の兵士との交流会が主な内容だ。
特段やる気を持って参加したわけではない私は熱心に質問をする同期たちについていけず、終始愛想笑いをするしかなかった。
ペトラ(うぅ、やっぱりちょっと私場違い?)
途中、私はひとりで御手洗いに行くために食堂を出た。
ペトラ(……調査兵団かあ)
用を済ませて戻る途中、考え事をしながら歩いていたら道を間違えて調査兵団本部の裏手に出てしまった。
裏庭兼野外練習場といった風情の場所だ。
片隅に大きな石碑があった。
石碑の前に人がいる。
その横顔には見覚えがあった。
リヴァイ兵士長だ。
食堂に戻る道を尋ねようとしたが、ある事に気づき足を止める。
が、足元の小枝を踏みつけて音をたててしまった。
ぱき。
その音にリヴァイ兵士長が振り向き、こちらにずかずかと近寄ってきた。
鋭い眼光に思わず怯む。
ペトラ(あれ……?)
向かい合ってみると思ったよりリヴァイ兵士長は小柄な人だった。
私と数センチしか変わらないように思える。
失礼なことを考えていたのがばれたのか不機嫌そうなリヴァイ兵士長から声をかけられた。
リヴァイ「おい、何をしている」
ペトラ「えっと、申し訳ありません。見学会に参加したのですが迷ってしまいまして…」
リヴァイ兵士長は舌打ちをしながら訓練兵は迷子札でもつけておけ、と悪態をついた。
私は少しむっとする。
リヴァイ「…お前、調査兵団に入るのか?」
ペトラ「えっ?あの、その……」
調査兵団兵士長を前に本当は駐屯兵団に入ろうと思っています、などと言えるわけがない。
思わず口ごもる。
リヴァイ「生半可な気持ちで入るのならやめろ」
ペトラ「………」
そう言ってリヴァイ兵士長が立ち去ってしまい、ひとり残された。
さっきリヴァイ兵士長が触れていた石碑が気になり、近寄ってみる。
石碑の側面にびっしりと名前が彫られている。
これは…?
疑問に思うが、道を聞くのを忘れてしまったことを思い出す。
慌ててあの人を追いかけなければと振り向くと私のすぐ後ろに人がいた。
ペトラ「ひっ!」
ぶつかりそうになり思わず声をあげる。
そんな私に構わず、その人は話しかけてきた。
エルヴィン「訓練兵がこんな所でどうしたんだい?」
ペトラ「エルヴィン団長!?し、失礼致しました」
慌てて敬礼をすると、エルヴィン団長は、本来は休日なんだろうそんなに畏まらなくてもいいよと笑った。
ところで、と団長は話を続ける。
エルヴィン「リヴァイは何をしていたと思う?」
ペトラ「…わかりません」
エルヴィン「彼はこの石碑に戦死者の名前を彫っていたんだ。そんなに上手くはないけれど、彼は必ず自分で彫る。それがリヴァイの背負い方なんだろうね」
よく見ると右上に彫られた名前は彫られ方が歪で、左下に行けばいくほど彫られ方が綺麗になっていた。
何百と連ねられたその名前はもうすぐ石碑の四面を覆ってしまいそうだ。
ペトラ「これを、全部…」
エルヴィン「そう、全部だ。それだけの命を背負って調査兵団は人類の勝利のために戦うんだ」
君にその覚悟があるかい、と問われ押し黙る。
そんな私にエルヴィン団長は食堂に戻る道を示してくれた。
食堂へと戻りながらさきほど見た光景について考える。
あの時、気のせいでなければ私にはリヴァイ兵士長の目尻に光るものが見えた。
人類最強とまで呼ばれる人が戦死した仲間のために石碑を彫り、涙する。
そんな人間味のある人だとは思わなかった。
その次の休みに私は独りで街に出ていた。
卒団の前にお父さんに手紙を送ろうと思ったが、便箋を切らしてしまったので買いにきたのだ。
雑貨屋でお目当ての便箋を買い、ついでに宿舎も最後に綺麗にしておこうと掃除用具の売り場へ行くと、そこに私服のリヴァイ兵士長がいた。
数種類ある御手洗いのカッポン(正式名称は知らない)を見比べて真剣に吟味している。
人類最強がカッポン。シュールだ。
視線に気づいたのかリヴァイ兵士長が訝しげにこちらを見ている。
リヴァイ「お前は………あの時の迷子訓練兵か」
ペトラ「え!」
覚えられていたとは思わなかった。
不名誉な呼び名だ。
リヴァイ「………お前あの時、見たか?」
何をとは言わなかったが兵士長が何を言いたいのかはわかった。
なので、黙って小さく頷く。
兵士長はチッ、と舌を鳴らすと吟味していたカッポンを置いて私の腕を掴み店を出た。
リヴァイ「忘れろ。茶でも奢ってやる。それで、手打ちにしろ」
そんなことしていただかなくても他言は致しません、と言ったが無理矢理近くの甘味屋へ連れていかれた。
ペトラ「………」
リヴァイ「………」
人類最強とお茶を飲む。
驚くほど話がまったく弾まない。
葬式のような空気に耐えられず、私は必死に話題を探す。
ペトラ「あの、リヴァイ兵士長は何故調査兵団に…」
リヴァイ「…エルヴィンに誘われた」
深くは聞くなというオーラを放たれる。
私は慌てて話題を変えた。
ペトラ「…あの、カッポンは買わなくて良かったのでしょうか?」
リヴァイ「カッポン?………スッポンだろ?あれは帰りに買うからいい」
あ、あれスッポンって名前なんだ。
それ以上話題が続かず再びお互い無言になる。
緊張で全然甘味の味がわからない。
次に沈黙を破ったのはリヴァイ兵士長だった。
リヴァイ「お前、調査兵団に入るのか?」
以前と同じ質問をされた。
ペトラ「…いいえ…わかりません」
今度は正直に答える。
ペトラ「私、ずっと駐屯兵団に入ろうと思ってました。…でも、最近迷っています」
さすがに夢の話はしなかったが、ずっと駐屯兵団を目指してきたけれど卒業を間近に控えた今になってどうしてか調査兵団へと入るべきなのではないだろうかという気持ちになっていることとそれに自分でも戸惑っているということを大まかに語った。
リヴァイ「…そうか」
自分でも拙いと思う考えを兵士長はしっかり聞いてくれた。
ペトラ「………巨人は怖くありませんか?」
人類最強を前に私は馬鹿な質問をしたと思う。
リヴァイ「馬鹿言え、巨人なんか怖くねえよ。……仲間が死ぬことの方が、ずっと怖え」
視線を落として兵士長が言う。
そして再び視線を私に向け、ひとつ質問をしてきた。
リヴァイ「死ぬのが怖ぇから迷ってんのか?」
ペトラ「………」
図星をつかれた気がして私は口ごもる。
目を逸らしたかったがリヴァイ兵士長のまっすぐな視線がそれすらも許さない。
リヴァイ「お前は勘違いをしているようだが、死ぬために調査兵団に入るやつなんかいない。生きるために戦うんだ」
リヴァイ「もしお前が調査兵団にはいるなら、覚えておけ。………俺はお前を死なせない」
そう言って、ずず、と音を立ててリヴァイ兵士長がお茶を飲み干す。
そして伝票を手に取ると早々に立ち去ってしまった。
残された私はお礼も言えず、茫然とその背中を視線で追うことしかできなかった。
死なせない、と言い放ったあの人の眼。
一瞬で奪われた。
心臓が早鐘を打つ。
俺が、お前を、死なせない。
その時、私は決めた。
所属兵団を選ぶ日が来た。
エルヴィン団長の演説が始まる。
この演説が終われば私は選ばなくてはいけない。
震える拳を握る。
がたがたと震える拳を心臓の位置に持っていくだけで一苦労だ。
決めた、と言いつつこの後に及んでまだ私は迷っている。
駐屯兵団か、調査兵団か。
巨人のエサにはなりたくない。
死にたく、ない。
おとうさん……。
エルヴィン団長の後ろにあの人が立っているのが見える。
きっと気のせいだと思うけれど、団長ごしに視線が合ったような気がした。
途端に震えが止まる。
丁度、演説が終わった。
訓練兵がどんどん列から抜けていく。
リコ「ペトラ」
列を抜けるリコがすれ違いざまに私の肩を叩く。
リコ「ペトラ、後悔のないように生きるといい」
ペトラ「リコ…」
リコが私を見て口角を上げる。
リコ「ペトラなら、きっとやれるだろう」
そしてそれきり振り返らず、リコは立ち去った。
後悔のないようにーーー
私の足は動かない。
一度ぎゅっと、目を閉じる。
お父さん、ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
きっと幸せな結婚をするはずだった未来の私、ごめんなさい。
目を開ける。
再び、じっとあの人を見据えて力一杯敬礼をした。
調査兵団に、あの人に、私の心臓を捧げます。
*
私は掃除を少し早く抜けて夕食の準備に取り掛かっていた。
物資の荷ほどきがまだなので、簡単にスープを作る。
ことこと、くつくつ。
ラル家自慢のレシピでつくる。
いい匂いだ。
室内の掃除がひと段落したら、食堂に集まってみんなで夕食をとることになっている。
もうそろそらみんな集まってくるだろう。
これからここで兵長たちと暮らす。
兵長のお役にたてるように頑張らないと!
*
休暇の前日、いろいろあってずっと出来ていなかったエレンの歓迎会とリヴァイ班結成記念も兼ねてちょっとした飲み会を開くことになった。
主に私とエルドで企画をし、兵長には開催まで内緒にしていたので、怒られるかと思ったけれど話を聞いて
ぜひ参加したい!
と駆けつけたハンジ分隊長が手土産に持ってきてくれたお酒がなかなか良いものだったらしく兵長も機嫌が良さそうだ。
オルオ「兵長!お疲れ様です!どうぞどうぞいっちゃって下さい」
兵長にお酌をしに行こうと思ったらオルオに先を越された。
悔しい。
兵長はやくグラス空けてくれないかな、とちらちら見ていたら兵長と目が合う。
兵長は無言でグラス煽り、空いたグラスをこちらに差し出す素振りを見せた。
オルオ「ペトラ、こっちにこい!オルオ様に酒をつげー!」
ペトラ「は?…あ、兵長お疲れ様です」
オルオを無視して兵長の元へ急ぎ、空いたグラスにお酒をつぐ。
兵長が、ん、と小さく呟いたのをありがとうの意と受け取る。
微笑むと兵長がお返しに私にもお酒をついでくれた。
ペトラ「あっ、そのくらいで。兵長ありがとうございます!」
ついでもらったお酒を大事にちびちび飲んでいるとオルオに馬鹿にされた。
むっとして残っていたお酒を飲み干す。
するとオルオも負けじと飲み干した。
ペトラ「………」
オルオ「………」
視線がばちばちと火花を散らす。
どちらともなく手近にあった酒瓶を手にした。
*
ハンジ「エレンお酒飲んだことある~?」
エレン「いえ、ないです。…ピクシス司令から少し頂いた以外は」
ハンジ「そっかあ!エレンは良い子だね~。でも今夜は無礼講!飲んじゃえ飲んじゃえ」
エルド「ハンジ分隊長!そんな無理矢理」
グンタ「ははは、エレンも災難だな」
エレンがハンジ分隊長の餌食になっている。
あちらはあちらで盛り上がっているらしい。
兵長は手酌をしながら、飲み比べをする私とオルオを呆れたように見ている。
何杯目で勝敗が決したのだったか。
オルオがテーブルに伏せ、私は勝利の拳を掲げた。
…
……
………
そこで、私の記憶は途切れている。
*
ペトラ「…へいちょ、キスしてもいいですか?」
*
カーテンの隙間から朝日が線になって射す。
あ、今日の朝食当番わたしだっけ?
寝ぼけながら目を覚ました私の視界にいちばん最初に映ったのは、
兵長の寝顔だった。
え?
ペトラ「ぎゃああぁあ!!!」
思わずかわいらしくない叫び声をあげながら兵長を突き飛ばしてしまった。
ベッドから押し出されて兵長が視界から消えていく。
どさり、という音と共に兵長の呻き声が聞こえた。
いったい私の身に何が?!
胸の前で手を交差してベッドの端に逃げる。
リヴァイ「おい、まるで俺が夜這いでもかけたみたいな悲鳴をあげるんじゃねえ」
兵長は眉間に一際深い皺を寄せながら起き上がり、頭を押さえた。
リヴァイ「あと、あまり大きな声を出すな。…二日酔いに響く」
ペトラ「あっ、あっ、あのあのあの、昨晩いったいなにが…」
兵長が一瞬きょとんとした顔をしたがそのあと覚えてないのか、と私を睨んだ。
あの後兵長が話してくれたことをまとめると、昨晩私の身に起こった出来事はこのようなこと、らしい。
酔いつぶれた私を兵長が運んでくれた、らしい。
兵長がベッドに私を寝かせてくれたが、私が兵長の服を掴んだまま放さなかった、らしい。
そして仕方なく兵長もここで寝た、らしい。
らしい、らしい、とうるさく語尾につけたのは話をきいてもまったく記憶にないからだ。
私ってこんなに酒癖悪かったかな、そんなに弱くなかったと思っていたのだけれど。
思わず頭を抱える。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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