コゼット
アニメ版での主人公。
ミュージカル版では、不遇な幼少時代が、殆ど描かれていない。
その為、全く感情移入が出来ない
ファンティーヌ
コゼットの母親。
オープニングでは、とても美しい姿で登場するが、最終的には、同一人物とは思えないほどの変貌ぶりを見せる。
アニメ版では、コゼットを預ける過程の表現に少々無理があったよーに感じたが…
ジャヴェール
この物語には欠かせない、ジャン・ヴァルジャンを追い続ける警部。
銭形とは、似ても似つかないクラ~い男。
エポニーヌ
幼少時のコゼットが預けられた家の長女。
キャンディキャンディのイライザのよーに、コゼットをイジメ続ける。
物語中盤以降、マリウスを慕いながら、徐々に優しい心を取り戻していく。心の寂しさをストレートに表現する為、とても感情移入しやすいキャラクターへとなっていく。
彼女のエピソードで涙した人も多いのでは?
テナルディエ
この物語の完全な悪役キャラ!
まー、小悪党っちゃー小悪党なんだが…
マリウスの親父さんとは、要するに、DIOとJoJoの親父同士の関係。
おかみ
なんと名前が出て来ない。
アニメ版では、見るからに悪そーな感じだが、そのとーり!
幼少のコゼットをイジメ続ける。
まるで、小公女セーラ。
ガヴローシュ
エポニーヌの弟。
幼少時のコゼットの、心の拠り所的な存在。
かなりスレたキャラクターで、心の逞しい男の子。
彼が画面に出てくると、何故か安心して見ていられる。
アニメ版では、最終的に、かなり救われたキャラクターの一人だ。
マリウス
物語後半の主要人物。
正義感の強い、要はこの物語の王子様的な立位置。
コゼットに恋するまでは、カッコ良く描かれるが、心を奪われてからは、ちょっとストーカーっぽい表現もある為、好感度が妙に上がってしまうキャラクターだ。
クールフェラック
マリウスの同級生で、革命組織ABCに引き入れた。
女で悩んでいるマリウスに、色々とアドバイスをする。
なかなか人間臭いキャラクター。
アンジョルラス
崇高な理想を掲げる、若き革命家。
革命組織ABC(アベセ)の実質的なリーダー。
とにかく、カッコイーの一言に尽きる。
当然、女の子にもモテモテだが、「恋人は国家フランス」と言う姿にも、全く嫌味がない。
ミュージカル版では、彼の魅力が全く描かれていないのが残念だ。
オープニングの違い
ミュージカル版は、ジャン・ヴァルジャンの悲惨な投獄時代から描くが、アニメ版はファンティーヌとコゼット二人の幸せな時間から、宿屋へ預けるまでの過程を細かく描いている。
コゼットとジャン・ヴァルジャンの出逢い
森の中での出逢いも含め、宿屋でのテナルディエとの交渉もアニメ版では上手く描かれている。ミュージカル版では、テナルディエの悪党っぷりが殆ど表現出来ていない。
修道院時代
これは、アニメ版オリジナルの要素が強いようだ。
不遇な幼少時代が長かったので、救われた時期を、少し描きたかったのかも…
テナルディエ一家の夜逃げ
ミュージカル版では、いきなりテナルディエ一家が、ジャン・ヴァルジャンの前に現れるが、経緯がわからないままとなっている。
アニメ版では、マリウスとテナルディエ一家の関係も、上手く描かれている。
ガヴローシュとの関係
幼少時を端折っているので、これは致し方ないところかもしれないが…
ABCメンバーと、パン泥棒のエピソード
これも、アニメ版オリジナル
革命組織ABCのメンバー達の、心温まるエピソード。
マリウスとコゼットのすれ違いに、ヤキモキしてしまう。
エポニーヌのエピソード
彼女は、この作品の闇の部分の主人公と言ってもいい人物だ。
ミュージカル版での扱われ方が、少々雑に感じてしまうが…
ジャン・ヴァルジャンの革命への参加
アニメ版では、愛する人を失う哀しみを二度と味あわせたくない…とストレートに、表現している。
ジャベールとの最終決戦
に至るまでの過程の描かれかた。
アニメ版では、プルーヴェールの犠牲に伴う報復から発生している。
ミュージカル版では、相当無理があるように感じるが…
マリウスの恩人探し
アニメ版では、探偵紛いのことをコゼットと行うが、ミュージカル版では、いきなりテナルディエの登場でバラされる。
モントルイユ・シュル・メールのその後
アニメ版では、コゼットがファンティーヌのことを知る為に、ガヴローシュと訪問し、ファンティーヌとコゼットの家…といわれる託児所の存在などが、描かれている。