ビューティフル・マインド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ビューティフル・マインド』とは、ノーベル経済学賞受賞の数学者ジョン・ナッシュの半生を描いたアメリカの映画。
数学界、経済界にとって画期的な理論「ナッシュ均衡」を発見、発表する天才数学者のジョンだが、人付き合いが苦手な中で仲の良い友人が出来たり秘密部隊から極秘任務を任されるという幻覚を見る統合失調症に苦心した。本作では統合失調症の世界観の例を示すとともに、最初は自身の幻覚を現実と思い込んでいたジョンが事実を受け止め、周囲の人たちと共にその事実と向き合っていく様が描かれている。2001年公開。

『ビューティフル・マインド』の概要

『ビューティフル・マインド』とは、ノーベル経済学賞を受賞した天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を元に制作された伝記映画である。映画で描かれているジョン・ナッシュの半生は史実と異なる部分や詳細に描かれていない部分があるため、ノンフィクション映画とは定義されていない。史実と違うということで批判はあるものの、監督の映画手法と俳優たちの熱演により精神疾患のある本人はどのような体感をしているのかを疑似体験できる作品だという批評家もいる。

主人公ジョン・ナッシュは数学に関して天才的な才能を持っていた。大学ではその才能から周りに溶け込めないという苦労があったもの、ルームメイトのチャールズと意気投合し友情を深めながら学生生活を送っていた。研究分野である「ゲーム理論」における「ナッシュ均衡」と呼ばれる考え方を発見、発表し一躍注目される中、大学卒業後ジョンは国家機密を扱う特殊機関から極秘任務であるソ連の通信暗号の解読任務のスカウトを受ける。暗号の解読に夢中になるジョンはその一方で所属大学の新入生向けに講義もしていた。そこで出会ったアリシアと恋に落ち結婚をするが、アリシアはジョンの奇妙な行動に気付く。それは、ジョンが政府の組織から極秘任務である暗号解読を任されていると思い込み、暗号を解こうとして部屋中を無意味な新聞や雑誌の切り抜きで埋め尽くしている様だった。アリシアはジョンに、今ジョンに任されているスパイ任務は存在しないものでジョンの幻覚だと告げるが、ジョンは受け入れられない。アリシアや精神科医の協力もあり、ジョンの学生時代のルームメイトのチャールズやその姪っ子、また暗号解読のことはすべてジョンの幻覚であることを自覚するに至ったジョンは、精神疾患と向き合い克服していく中で、最終的にノーベル経済学賞を受賞することとなる。

2001年12月21日アメリカで公開が始まってから、世界で約413億円の興行収入を記録する大ヒットとなった。映画界からは高い評価を受け、第74回アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚色賞、助演女優賞を受賞、第59回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞している。映画批評サイト「Rotten tomatoes」では、10点満点中7.2点で評価されており、シカゴサンタイムズ誌の映画評論家ロジャー・イーバートは4点満点中4点で、USAトゥデイ誌の映画評論家マイク・クラークは4点満点中3.5点で評価している。ロサンゼルスタイムズ誌のリサ・ナヴァレッテは、実際のアリシア・ナッシュがエルサルバドル出身であるが、白人女優が起用されていることで「ホワイトウォッシング(白人以外の役を白人が演じること)」のいい例だと言って批判した。ガーディアン誌のジョン・シュザーランドは『ビューティフルマインド』が史実と異なっている点があることでまっとうな伝記映画ではないとしながらも、「監督のハワードはジョンのパラノイドの世界に観衆を惹きつけるという前代未聞な手法を成功させた。観衆は映画館の席を立つときジョンの『ゲーム理論』こそ覚えてやしないが、統合失調症とはどんなものか、また我々はどのくらいそれがどんなものか知らないかを知るきっかけになっている。」とコメントしている。

『ビューティフル・マインド』のあらすじ・ストーリー

数学の天才、ジョンの学生時代

1947年、アメリカのプリンストン大学に奨学生として入学したジョン・ナッシュは、目に映るものを数学的に捉えてしまうほどの数学脳の持ち主である。人間の意思決定メカニズムの数式化を試みる「ゲーム理論」上での様々な状況を説明する数式を見つけることを目標にしていた。ジョンは人付き合いが苦手で授業にも出ずに研究に没頭し、同じように奨学生として入学したマーティン・ハンセンとはライバル関係となる。だがルームメイトのチャールズと意気投合し、またマーティンのグループとも付かず離れずの付き合いを保っていた。バーで酒を飲むことはあっても、女性を誘うことは得意ではなかったジョンはマーティンたちにからかわれていた。

冬を迎えたプリンストン大学では、教授たちによる学生の就職先推薦がはじまっていた。ジョンは担当教授に呼ばれ、今のジョンの授業出席状況や論文の進捗状況では、ジョンの希望するマサチューセッツ工科大学内にある国の研究機関であるウィーラー研究所には推薦できないとジョンに告げる。「ゲーム理論」において状況を支配する力学について理解はしているものの、論文を出すための独自の理論の完成には至っていなかったジョンは研究に尽力していることを教授に告げるが、教授はジョンに他の教授たちが集まるカフェテリアで、教授たちが一人の教授に尊敬の証としてペンを差し出している様子を見せ、「栄誉と賞賛、それに伴う報酬を得られるのは結果を残した者だけだ」と指導する。

結果が出ないことに苛立つジョンだったが、ある日バーで研究の続きをしていたジョンは、マーティンたちのグループにゆるく絡まれつつ、以前に声をかけたブロンドの女性とそのグループを見つける。ジョンはその女性を見ながら、ジョンが扱っている分野である「ゲーム理論」に関してひとつの仮説を思いつく。例えば、もし女性グループの誰かを獲得することが目的のゲームがあって、そのプレイヤーはどう行動するかという現象に関する理論である。経済学者のアダム・スミスはこの理論に関して「競合社会では、個人の勝利への行動が公の利益になる」としているが、ジョンは「競争社会で、個人の勝利への行動が他者と干渉した際、プレイヤー全員がそれ以上お互いに利益が出ず合理的と判断する選択をした場合、アダム・スミスの考えは間違ってくるのではないか」という仮説を思いつき、興奮した様子で勢いよくバーを飛び出る。冬から春にかけて机にかじりつき、とうとうジョンはゲーム理論における新しい解の考え方である「ナッシュ均衡」を発見、証明、発表し、希望していたウィーラー研究所への推薦を受けることとなった。

極秘任務とアリシアとの出会い

卒業から5年、MIT内にある国防研究機関であるウィーラー研究所に勤務しているジョンは、学生時代に推薦した同学部生のソルとベンダーと共にチームを組み、数学的研究や学部新入生への講義などの職務にあたっていた。1953年、米国国防総省ペンタゴンに分析家として召喚され、モスクワから受信したソ連の暗号解読を任される。膨大な数字から、ソ連のアメリカへの侵入ルートを割り出したジョンだったが、そういった呼び出しでの重要な仕事はこれまでの4年に2回しかなかった。もっと重要なことを任されるのではないかと期待していたため、そのような扱いに若干の苛立ちを覚えていたジョンは、チームメイトのソルとベンダーに促されて億劫そうに新人への数学の講義へ向かう。授業に重きを置かないジョンは、教科書を投げ捨て黒板に数式を書きはじめる。とても暑い夏の日だったが、外では歩行者用通路の工事をしており騒音が酷く、ジョンは部屋のドアを締めきっていた。それに耐えかねた一人の女性が窓を開け、外の工事作業員に授業中の間だけ工事を止めてもらうよう説得。騒音は鳴りやみ、教室の風通りをよくしたのは、アリシアという女性だった。

その日の帰り道、一人の男がジョンに声をかける。その男はジョンが国防総省で見かけた、スーツにハットをかぶった人物で、名前をウィリアム・パーチャーという。彼は物理学者で第二次世界大戦の核開発を担当したオッペンハイマー博士のプロジェクトに関わっていて、今回は「ジョンに国家機密のある任務を任せたい」と、ジョンを調査機関の入った施設へと案内する。その施設でパーチャーは、今回の任務について話しはじめる。ナチスが開発した小型核兵器をアメリカより早く入手したソ連軍の一派「新自由軍」が、その小型核兵器をアメリカで爆発させる計画があり、その組織の諜報員がすでにアメリカに潜入して仲間と暗号でやり取りをしているという。その暗号は新聞や雑誌に埋め込まれていて、パーチャーはジョンにその暗号を見つけ出し解読してほしいと依頼し、ジョンはそれを引き受ける。ジョンの腕には施設のゲート開閉用のパスワードが表示される機会が埋め込まれ、ジョンが解読した暗号は封書に入れて施設内のポストに投函される手筈となった。

その日から暗号の発見と解読に取り組みはじめたジョンの研究室に、ジョンの授業を聴講していたアリシアが訪れる。ジョンは暗号解読に没頭するあまり講義の時間を忘れており、アリシアは講義をすっぽかしたジョンに対して厳しい姿勢だった。ジョンがやんわりとその叱責をかわすと、アリシアは「この間ジョンが黒板に書いた数式を解いた」と挑戦的な態度を取る。ジョンはアリシアの間違いを指摘しそれもかわすと、アリシアはジョンをディナーに誘う。
ジョンはアリシアを連れ知事の食事会に出席した。そこで二人は会場の外で星を眺めながら親交を深めていく。その後も引き続き暗号解読に明け暮れるジョンは同時にアリシアと過ごす時間も多くなり、二人の距離はどんどんと縮まっていく。学生時代に失敗していた論理的な女性の口説き方も、アリシアは受け入れていた。プロポーズという選択も心に秘めていたジョンだったが、なかなか確信が持てずに躊躇していた。その際、久々に友人チャールズとその姪っ子に会う。チャールズのジョンへの励ましもあってジョンはアリシアにプロポーズをし、二人は結婚を決める。

統合失調症の発覚と自認に至るまで

結婚後もジョンはソ連組織「新自由軍」の暗号解読を続けていた。封書の提出に行ったある日、ジョンとパーチャーは「新自由軍」と見られる人物に車で追いかけられ、カーチェイスと銃撃戦となる。事の深刻さを思い知り、さらにアリシアの妊娠も手伝って、ジョンはパーチャーに仕事を辞めたいと切り出すが、パーチャーは「ジョンが辞めるなら、私が請け負っている『新自由軍』からジョンを守るという仕事も辞めさせてもらう」と言い放ち、その後からジョンは周囲にいるかもしれない「新自由軍」の報復におびえるようになる。万が一のことを考えアリシアに妹のところへ行くように提案するが、なぜジョンがそのようなことを言うのか分からないアリシアは戸惑いを隠せない。

そんな折、ハーバード大学で開催された全国数学会議で講義をすることとなったジョンだったが、壇上で講義中に「新自由軍」と見られる人物たちが会場に入ってくるのを見たジョンは、講義を投げ出し会場から逃げた。ジョンを追ってきた男の内の一人が、「自分は精神科医のローゼンだ」と名乗るが、追いかけてくる人間はすべて敵だと思っているジョンはローゼン医師を殴って再び逃走する。しかし最終的に取り押さえられ、ローゼン医師から鎮静剤を注射され、意識を失う。

目を覚ますと、ジョンはマッカーサー精神病院にいた。ジョンはそこにチャールズが座っているのを見て、チャールズが「新自由軍」と関りがあり自分を売ったと怒り狂うが、そこにいたローゼン医師は「君は誰に話しかけているんだ?」とジョンに問う。ジョンは怒り狂ったまま病院のスタッフに病室へと連れられる。その後病院に訪れたアリシアは、ローゼン医師からジョンはパラノイド型の統合失調症であることを告げられる。ジョンは統合失調症のために、ローゼン医師をソ連の諜報員だと言ったり、実際は学生寮で一人暮らしをしていたのにチャールズと言うルームメイトがいると信じ込んだりと、妄想と現実の境目が分からなくなっていたのだった。その事実をすぐに受け入れられないアリシアは、ジョンが研究室で何をしていたのか確かめるために研究室へ向かう。その部屋はジョンが集めた新聞や雑誌の切り抜きで埋め尽くされていた。アリシアは、なぜそんな不可解な行動を見て何も言わなかったのかとチームメイトのソルとベンダーに詰め寄るが、ソルは「ジョンはいつもどこか少し変な人物だったから特別なこととは思わなかった」と弁明する。さらにソルは、ジョンが廃屋に出向き暗号の封書を壊れかけたポストに投函している様子を知っていてそれをアリシアに伝え、アリシアはその事実を確認することでジョンが妄想と現実の区別がつかなくなっていることを確信する。

アリシアから事実を告げられたジョンだったが、やはりすぐには事実を受け入れることができない。ジョンは腕に埋め込まれたはずのゲート開閉用の番号が表示される機械を探すが、それがどこにも埋め込まれていないことに気付く。その後、ジョンの治療がはじまった。週5回のインシュリン投与するショック療法を10週間続けていく手法だった。1年経つ頃にはジョンも退院し自宅で薬を飲むという療法に変更となり、見舞いに訪れたソルに冗談を言うほど回復の兆しを見せていた。

ある夜、アリシアは回復してきたジョンと交わりたいとベッドで誘うが、服用している薬のせいで性欲がなくなっているジョンはその誘いを拒否。苛立ちと悲しみで荒れ狂うアリシアに、ジョンはこっそりと薬を飲むのを辞めてしまう。すると途端にまた幻覚が見えはじめるジョン。再びパーチャーが現れ、「新自由軍」の計画を阻止する任務が続いていることを話す。これは幻覚だと口にするジョンではあったが、パーチャーの説得に再び幻覚と現実の区別が分からなくなっていく。

翌年、1956年のある日、生まれた赤ん坊を風呂に入れると言うジョンに預けて洗濯物を取り込んでいたアリシアは、家の近くの廃屋にジョンが以前自身の研究所でしていたような新聞と雑誌の切り抜きを所狭しと貼り付けているのを目撃し、ジョンに再び統合失調症の症状が出ていることを知る。赤ん坊に万一のことがあったらと全速力で家に戻るアリシアが見たのは、赤ん坊が大きなバスタブの中に放置されて今にも溺れてしまいそうになっている姿だった。ジョンは、「(妄想の)友人のチャールズが見ていてくれているから大丈夫だ」と言う。赤ん坊を危険にさらされ、ジョンが幻覚を見続けていることに憤慨と恐怖で一杯になったアリシアは、大雨の中家を飛び出していく。パーチャーとチャールズ、そしてチャールズの姪っ子に囲まれて家の中に一人取り残されたジョンは、ある事実に気付く。ジョンは慌てて家を飛び出し、去って行くアリシアの車を止めようとする。そして、幻覚の中のチャールズの姪っ子が年を重ねても全く成長していないことをアリシアに告げ、自身が統合失調症であることを自覚するに至ったのだった。

統合失調症と向き合い手にしたノーベル経済学賞

薬を飲むのをやめ、統合失調症の症状が悪化しているジョンにローゼン医師は、いつか症状がなくなる日が来るかもしれないが、その日まで自宅での療養だとさらに悪化する可能性が高いので、病院に戻って以前のようなインシュリンショック療法に加え新たな薬の服用をはじめるように勧める。だが、ジョンは「それ以外に解決法があるはずだ、自分はいつもその解決法を見出してきた」と入院を拒む。自宅で自分の方法で統合失調症と付き合っていきたいというのがジョンの意志だった。ローゼン医師の言う通り入院した方がいいのではないかと思っていたアリシアも、その意志を受け入れ、自宅で共に統合失調症と向き合っていくことを決意する。

2か月後、ジョンはアリシアの勧めでプリンストン大学の学部長となっていた同級生のマーティンと話し、コミュニティとの繋がりを保つ意味でもプリンストン大学に通えるようにしてほしいと願い出る。マーティンは快諾し、ジョンに研究用のスペースとして図書室の一角もあてがってくれた。こうしてプリンストン大学に戻ったジョンは、時折パーチャーやチャールズの幻覚と言い争いをして挫けそうになりながらも、マーティンの協力やアリシアのサポートのもと、幻覚を無視する努力を続けながら辛抱強く大学に通い続けた。

1978年10月、いつものように図書室の一角でリーマン予想を解いていたジョンのもとに、一人の学生がやってくる。興味深そうにジョンの数式を眺めた学生は、ジョンの発表したナッシュ均衡について研究していて、ジョンの理論をガロア拡大の理論を使ってさらに発展させようとしていることを主張する。ジョンと学生は議論をはじめ、他の数人の学生も参加して図書室の一つのテーブルではまるでジョンが講義を行っているような風景だった。ジョンを迎えに来たアリシアはマーティンに図書室に連れていかれ、そこでジョンが学生たちと議論している様子を見て感極まる。学生たちとの交流の中で自信を取り戻しはじめたジョンは「学生向けに講義ができるかもしれない」とマーティンに話す。幻覚の人物たちはまだ見えているものの、確実に回復しているジョンが授業を持てるよう配慮するマーティンのおかげで、ジョンは教壇に立つようになる。

1994年、プリンストン大学の講義室の出入り口で講義を終えたジョンを待つ一人の男がいた。ジョンはその人物が幻覚でないか確かめるために学生の一人に「この人物が見えるか?」と尋ねる。学生にもその人物が見えており幻覚ではなかった。男の名はトマス・キングと言い、ジョンの名前がノーベル賞の候補に挙がっているという。トマスはジョンをカフェテリアへと誘いノーベル賞の件について話していると、周りにいたプリンストン大学の教授たちがペンを次々とジョンのテーブルに置いていく。それはジョンが学生時代に見た、栄誉と賞賛、それに伴う報酬を物語る「尊敬の証」としてのペンだった。

同年12月、スウェーデンのストックホルムで開かれたノーベル賞授賞式で、ジョンはステージに立っていた。スピーチの中でジョンは、これまでの経歴について振り返る。「数学の真理探究の旅は、肉体的にも非肉体的にも私の体験に多大な影響を及ぼしたが、その中で私の人生における最も大切な発見をした。それは、唯一愛という名の数式の中に見出した、アリシアと言う存在だった。」ジョンはそう語り、授賞式を後にした。

『ビューティフル・マインド』の登場人物・キャラクター

主人公と家族

ジョン・ナッシュ(演:ラッセル・クロウ)

日本語吹替:牛山茂

本作の主人公で、数学の天才。数学の分野の一つ「ゲーム理論」において、参加プレイヤーが同等にそれ以上の利得を獲得できない均衡がとれた状態である「ナッシュ均衡」を発見、数学的に証明したことでノーベル経済学賞を受賞する。目で見たものを数学的に理解、表現できる才能の持ち主だが、その風変わりな言動ゆえに人付き合いが苦手で、「僕は人が好きではないが人も僕を好きではないだろう」と言っている。しかしながら、一生を共に過ごすアリシアや、チームメイトのソルやベンダー、学生時代にはライバルだったがジョンの良き理解者になるマーティンといった人のつながりを確立しており、統合失調症を発症した後は彼らに支えられ病状を回復させていく。作品中盤あたりでは幻覚に「ナッシュ、お前は天才だ」と言われているように、自身が世界の最重要人物であるかのような誇大妄想に囚われている部分もあるが、統合失調症を自覚した後は辛抱強くその症状と向き合い克服し、ノーベル賞授賞式のスピーチでは「今ここにいるのはアリシアのおかげだ」と人との絆の中で自分が存在することを自覚するに至っている。

演じるのはニュージーランド出身の俳優であるラッセル・クロウ。本作の演技が評価され、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞、そしてゴールデングローブ賞で最優秀俳優賞を受賞している。80年代前半、ニュージーランドにて「Russ Le Roq」の名義で音楽活動からキャリアをスタートさせ、90年にはオーストラリア映画『アンボンで何が裁かれたか』で銀幕デビュー、同年『ザ・クロッシング』で主演を務めオーストラリア映画協会賞主演男優賞ノミネートにされる。オーストラリアの活動にてオーストラリア映画協会賞助演男優賞受賞を2回受賞、活動場所をアメリカに移してから1999年『インサイダー』2000年『グラディエーター』2001年『ビューティフル・マインド』と3年連続でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。内『グラディエーター』ではアカデミー主演男優賞を受賞。『シンデレラマン』『ロビン・フッド』『レ・ミゼラブル』『ソー:ラブ&サンダー』など数々の世界的映画で主要人物を演じたことで知られている。

アリシア・ナッシュ(演:ジェニファー・コネリー)

日本語吹替:勝生真沙子

ジョン・ナッシュの妻。ジョン・ナッシュのMIT所属時代の生徒で、授業中外の工事作業員に「騒音で困っているから工事を中断してほしい」と願い出るコミュニケーション力と気丈さを持つ。ジョンが授業で黒板に書き残した数式を解いたと言ってジョンの研究室に入ってくる頭脳の持ち主(その解は正答ではなかったが)。夜空を見て図形を描いたり論理を使った告白をしたりするジョンの特殊な恋愛の表現方法も受け入れることができる寛容さもあり、統合失調症のジョンを見捨てることなく献身的に支えた。

演じるのはアメリカ、ニューヨーク州出身の女優であるジェニファー・コネリー。オーディションでこの役を勝ち取り、アカデミー主演女優賞を受賞。本作アリシア役では他にもゴールデングローブ賞 助演女優賞・英国アカデミー賞 助演女優賞 ・第7回放送映画批評家協会賞 助演女優賞・アメリカ映画協会賞年間最優秀女優賞している。
1984年『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で主要人物の子ども時代役を演じ話題となる。80年代後半から90年代にかけて数年間モデルの仕事を持ちながら、『フェノミナ』ではじめて主要人物を演じ、その後『ラビリンス/魔王の迷宮』『ロケッティア』『ダークシティ』などの出演を経て、本作アカデミー賞受賞で世界的に知られるようになった。本作で共演したポール・ベタニーと結婚し、一時期映画界から離れることがあったが2005年から復帰。2009年『そんな彼なら捨てちゃえば?』、2012年『ハッピーエンドが書けるまで』、2022年『トップガン マーヴェリック』などに出演。

ジョンの妄想の住人

ウィリアム・パーチャー(演:エド・ハリス)

日本語吹替:有本欽隆

ジョン・ナッシュの妄想の中に登場する人物。アメリカ国防総省で極秘任務を扱っており、ソ連スパイのアメリカでの活動を阻止するため暗躍しているとジョンに告げる。ジョンの類まれなる暗号解読能力で、新聞や雑誌に隠されたソ連の暗号を読み解いてほしいと依頼。黒いハットに黒いスーツを身につけている。ジョンが自分の思い通りに動かないと厳しい態度で責め立てる。ジョンの辛抱強い闘病の結果、ジョンの意識の中から消えることはないもののジョンを苦しめることはない状態となる。

演じるのはエド・ハリス。アメリカ、ニュージャージー州出身の俳優。1995年の『アポロ13』、1998年『トゥルーマン・ショー』、2000年『ポロック 2人だけのアトリエ』、2002年『めぐりあう時間たち』にて、アカデミー賞にノミネートされる実力を持つ。内『トゥルーマン・ショー』では最優秀俳優を受賞。1976年に舞台役者としてキャリアをはじめ、1970年代後半からテレビドラマで活躍、2012年放映のテレビドラマ『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』でゴールデングローブ賞テレビシリーズ部門最優秀助演男優賞、2016年から放映された『ウエストワールド』ではエミー賞ドラマシリーズ部門傑出主演男優賞を受賞。1970年代後半から映画にも出演しはじめ1980年の『ボーダーライン』で主要キャラクターを演じ、1984年『ライトスタッフ』で宇宙飛行士のジョン・グレンを演じたことで広く知られるようになる。また、監督としても活躍し『ポロック 2人だけのアトリエ』では総監督・プロデューサー・主演の3役をこなしている。

チャールズ・ハーマン(演:ポール・ベタニー)

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アオラレ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『アオラレ』(Unhinged)とは2020年にアメリカで公開されたサイコスリラー映画。あおり運転をされた母子が巻き込まれる恐怖が描かれている作品。監督はデリック・ボルテ。オスカー俳優ラッセル・クロウがあおり運転をする男トムを演じる。狂気の男にあおられるのは『移動都市/モータル・エンジン』のカレン・ピストリアが演じる母レイチェル。日本でも社会問題にもなり、時折ニュースにもなるあおり運転が引き起こす事件が想像を上回る恐怖として描かれた作品。

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白鯨との闘い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

白鯨との闘い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『白鯨との闘い』とは、ロン・ハワードによる2015年のアメリカ合衆国のアクション映画。 小説家のハーマン・メルヴィルは捕鯨船・エセックス号の真実を探るため、船員に取材を申し込む。 かつてエセックス号は巨大な白鯨に襲われたことで沈没。そのため船員たちはボートで大海原を漂流する事態になる。主要キャストにクリス・ヘムズワース、キリアン・マーフィー、トム・ホランドらが出演。海の上でサバイバル生活を余儀なくされた男たちの様子が描かれており、海の脅威と巨大な白鯨の迫力が見所の作品。

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誤訳が多い?字幕翻訳家・戸田奈津子に対する怒りの数々をまとめてみた

誤訳が多い?字幕翻訳家・戸田奈津子に対する怒りの数々をまとめてみた

日本を代表する翻訳家として知られる戸田奈津子。これまで数々の映画の字幕翻訳を手がけ、私たちもそれを当たり前のように視聴してきました。ところが、実際には彼女の翻訳が間違いだらけだとして問題になっているようで、様々な議論が交わされています。この記事では、そんな戸田奈津子の誤訳に寄せられた声についてまとめました。叩くのは簡単だけど、語学って本当に難しいんです。文句ばかり言うんだったら、いっそのことご自分で訳されてはいかがでしょうか。あぁもちろん、細かなニュアンスも完璧に、誰からも批判されないヤツをね!

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【レ・ミゼラブル】ヘレナ・ボナム=カーターの七変化まとめ!ジョニー・デップに負けてない!【ハリー・ポッターシリーズ】

【レ・ミゼラブル】ヘレナ・ボナム=カーターの七変化まとめ!ジョニー・デップに負けてない!【ハリー・ポッターシリーズ】

ヘレナ・ボナム=カーターといえば、『レ・ミゼラブル』のテナルディエ夫人役や『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役が有名ですよね。なんとなく想像される通り、どこかぶっ飛んでいる役が多いのが彼女の特徴です。他にどんなのを演じているか、この記事でまとめました。ジョニー・デップも良い意味で変な役が多いけど、ヘレナだってそれに負けてないですよ!

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【MCU】ハルクの原作に登場するヴィランまとめ【マーベル・コミックス】

【MCU】ハルクの原作に登場するヴィランまとめ【マーベル・コミックス】

ヒーロー集団アベンジャーズ随一の怪力を誇るのが、「緑の巨人」と呼ばれる男ハルク。彼の規格外の強さは『アベンジャーズ』シリーズや『ハルク』、『インクレディブル・ハルク』で目にすることができます。ここではアボミネーションやリーダーといった、ハルクの原作に登場するヴィランをまとめました。

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CMにサッカーの試合に使われまくる名曲「民衆の歌」の動画まとめ

CMにサッカーの試合に使われまくる名曲「民衆の歌」の動画まとめ

「民衆の歌」はヴィクトル・ユーゴー原作のミュージカル『レ・ミゼラブル』の劇中歌として作られた曲で、ミュージカル映画でもエンディングテーマとして使われ、世界中に感動をもたらした。「民衆の歌」は『レ・ミゼラブル』に留まらず、テレビCMやフィギュアスケートの曲、サッカーの試合など様々な場所で使われている。

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『インデペンデンス・デイ』の都市伝説・トリビアまとめ!他作品へのオマージュシーンも解説!【ID4】

『インデペンデンス・デイ』の都市伝説・トリビアまとめ!他作品へのオマージュシーンも解説!【ID4】

映画『インデペンデンス・デイ』の都市伝説・トリビアなどを集めました。宇宙船やエイリアンのデザインのまとめや、「ロズウェル事件」だけでなく、様々なSF・パニック作品へのオマージュが見られる点などを紹介。知れば映画がより面白くなる情報を、どんどん紹介していきます。

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