仮面ライダービルド(Build)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダービルド』とは、2017年に放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、北都・東都・西都の戦争などミリタリー要素が多く、シリアス要素が強い作品となっている。
東都先端物質学研究所
幻徳が泰山のコネによって務める研究施設で、惣一から紹介された戦兎の勤め先。パンドラボックスを保管し、研究している。職員の中には葛城巧の思想に共鳴し、ファウストの研究に加担する者も一部には存在する。
場所
東都
スカイウォールによって分断された三国の内の一つ。首相は氷室泰山、首相補佐官は氷室幻徳。通貨単位はドルク。東都政府は平和主義を掲げているが、政策を掲げず、専守防衛として特殊部隊を設けているのみだった。幻徳は軍備増強を訴えていたものの、泰山は軍事に頼らずに平和を保つ為、対話などによる平和的な路線をとっていた。
北都
スカイウォールによって分断された日本の三国の内の一つ。主に北海道、東北地方。首相は多治見喜子。通貨単位はホルク。政府は社会福祉の充実を目指し、農業政策と子育て支援の推進政策を掲げている。スカイウォールの惨劇の後、スカイウォールの影響により、、土壌や気候変化が起こした不作による農業の弱体化、経済の荒廃等により、社会全体が不安定であり、貧しい生活を強いられているようになってしまった為、他の地域への亡命者が後を絶たない。
逼迫している状況にも関わらず、北都の国家予算の大部分を軍事開発に注ぎ込み、独自にガーディアンやスマッシュを生み出す。東都にファウストの基地は、北都に移されている。東都の代表戦終了後、多治見は西都の全勢力を北都外に出していた為、その隙に西都に制圧され、西都の占領下となった。
西都
スカイウォールによって分断された日本の一部。通貨単位はルルク。政府は優れた若者の育成に注力しており、その技術力をもって経済の復興を目指す政策を掲げているが、その裏で軍備拡張によって北都に対抗している。治安は劣悪で、街中には至る所に監視カメラが設置されている。
西都政府は東都と北都の代表戦の最中に難波重工と手を組み、新たにローグやブロスを生み出し、東都や北都に侵攻した。東都との代表戦以後は御堂がブラッドスタークに殺され、難波がブラッドスタークの手によって御堂へと成り代わり、東都へ侵攻を開始した。
新世界
二つの特殊なパンドラパネルとエボルト自身のエネルギーによって発生させた時空の歪みに現れる特異点を利用して創ったスカイウォールやエボルトが存在しない新たな世界。葛城忍曰く「物理法則を超える現象」。
『仮面ライダービルド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
桐生戦兎/仮面ライダービルド「勝利の法則は決まった!」
出典: www.google.co.jp
仮面ライダービルド内にて、ビルドが勝利を確信した時に用いる台詞が「勝利の法則は決まった!」である。ビルド自身が逆境に陥った際には、天才的頭脳を用いてその場の状況の打開策を見つけ、状況を打破するのである。
桐生戦兎/仮面ライダービルド「凄いでしょ。最高でしょ。天才でしょ!」
出典: www.google.co.jp
戦兎がアイテムを開発した際に喜びを表現する台詞が、「凄いでしょ。最高でしょ。天才でしょ!」である。戦兎は物理学者であるため、仮面ライダーシリーズとしては珍しく自身でアイテムを開発している。戦闘での会得物や葛城巧の遺したデータからアイテムを設計したり、また自身で強化アイテムを開発したりした時にこの台詞を言っていた。
なおこのフレーズは葛城巧がジーニアスフルボトルを開発した際に全く同じ台詞を言っていた為、葛城巧から来ているものだと発覚した。
この台詞は開発の純粋な喜びを発する言葉でもあり、これの影響を受けて真似をする子供もいたという。
桐生戦兎の復活そしてジーニアスフォームへの変身
戦兎は小パンドラボックスを用いてエボルトを道連れにしようとしたものの、エボルトに取り込まれてしまう。クローズ・グリス・ローグとの戦闘でエボルはエボルトリガーに3人のライダーキックのエネルギーを受けさせ、そのエネルギーをトリガーとしてエボルトリガーを稼働させる。
その時に不要と判断されたからか、エボルトから戦兎は解放される。しかし、桐生戦兎としての記憶はなくなっており、元の身体の持ち主である葛城巧の記憶が復活していた。
葛城巧は敵わないエボルトの完全体に立ち向かう為、戦兎が開発していた小パンドラボックスからジーニアスフルボトルを開発。マッドローグと対峙する際に起動しようとするも何故か使えない。そこで龍我から「気持ちが足んねえんだよ!」と言われ、更にはマッドローグにより重症を負わされた幻徳からの「もう一度信じてくれ」という言葉が鍵となり、巧は頭の中で戦兎に、「君は信じられるのか? 仲間を…」「…なら見せてくれ。君がつくる“未来”を」と、戦兎に後の事を託す。そして戦兎が数々の記憶と共に復活し、ジーニアスフルボトルを起動させる。そして、仮面ライダービルドジーニアスフォームとなるのだった。
このシーンが示すのは、今まで見せてき仮面ライダーの変身のエフェクトである、スクラッシュドライバーの変身エフェクトの容器の中にゲル状の液体に浸す、「人体に害悪そうな危険な液体」の様な感じや、ハザードフォームの「鉄のプレス」等、兵器としての仮面ライダーとしての印象が強かった。ジーニアスフォームの変身は、「ドラえもんがいる未来の科学」を思わせるような、未来の工場的なエフェクトであり、子供にとってイメージが抱きやすい、未来の科学に希望を持たせるようなエフェクトであった。また、ジーニアスフォームの力も今までの単純に力としてのライダーシステムではなく、人を救う力を持っている為、正に戦兎が作中にて謳っている、「ラブ&ピース」を実現しようとするにあたって相応しいフォームだった。
東都・北都のライダー代表戦
東都・北都の戦争を終わらせるために開かれたライダー代表戦で、戦兎との決着をつけた試合。
ハザードトリガーの力を使いこなせていない戦兎はフルボトルによるコンボで何とかグリスを倒そうとするが、自力の強さで耐えきったグリスは徐々にビルドを追い詰めていく。
その強さの背景にはやはり北都三羽ガラスへの思いがあった。「熱情!激情!無常!」「灼熱!発光!照射!」とヒートアップするグリス。禁断のハザードトリガーを使用した戦兎は、グリスを徐々に追い詰め、最後はお互いのライダーキックのぶつかり合いに敗れてしまう。
ハザードフォームとなったビルドにも引けを取らず、最後まで熱戦を繰り広げた名シーンである。
万丈 龍我/仮面ライダークローズ「俺は仮面ライダーだ。たとえ人じゃなくても、あんたと同じ力を持っていても、俺とあんたは違う。あんたがこの世界を壊すっていうのなら俺はこの力を、愛と平和のために使う。それが俺の信じた仮面ライダーだ!」
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『仮面ライダーBLACK RX』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1988年から1989年まで放映された。放映時期が昭和と平成に跨っており、初の平成テレビ放映『仮面ライダーシリーズ』であるが昭和ライダーに分類されている。武器や銃を用いて戦う戦闘スタイル、別のライダー形態への変身など多くの新機軸が盛り込まれて人気と高評価を得た。前作『仮面ライダーBLACK』で暗黒結社ゴルゴムを滅ぼした主人公の南光太郎が、仮面ライダーBLACK RXに転生して新たなる敵クライシス帝国と戦う物語である。
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仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー剣(ブレイド)』とは、「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる東映制作の特撮テレビドラマ作品。本作の仮面ライダーのモチーフはトランプであり、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4人のライダーが活躍する。トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードでを用いて戦う。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。
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仮面ライダーBLACK(ブラック)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダースーパー1』終了から6年振りのテレビシリーズのコンセプトは「原点回帰」。 「仮面ライダー0号」と位置付け、主要スタッフの大幅な刷新を行い、これまでとは全く違ったスタイルの仮面ライダー像を得た。漆黒のボディの自由の戦士は、30年を経た今もなお、我々を魅了する。 人間文明破壊をたくらむ暗黒結社ゴルゴムに対し、南光太郎が仮面ライダーBLACKへと変身し、その身と青春をかけ戦う。
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仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーディケイド』は『平成仮面ライダーシリーズ』10作目の作品にして異色作と呼ばれる。門矢士/仮面ライダーディケイドは「世界の破壊者」と作中で呼ばれ、数々の並行世界を駆け抜けていく。その先にあるのは救済なのか、破滅なのか。それまでの平成ライダー世界を再構成(リ・イマジネーション)する作風は賛否両論を浴びつつも、多くの派生作品でも重要な役割を果たす、欠くことのできない存在である。
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目次 - Contents
- 『仮面ライダービルド』の概要
- 『仮面ライダービルド』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 東都編
- 戦争編
- 対北都戦
- 対西都戦
- エボルト編
- 復活編
- 忍編
- 最終章 決戦編
- 『仮面ライダービルド』の登場人物・キャラクター
- 仮面ライダーの変身者
- 桐生戦兎(きりゅう せんと)/仮面ライダービルド(演:犬飼貴丈)
- 万丈龍我(ばんじょう りゅうが)/仮面ライダークローズ(演:赤楚衛ニ)
- 猿渡一海(さわたり かずみ)/仮面ライダーグリス(演:武田航平)
- 氷室幻徳(ひむろ げんとく)/ナイトローグ/仮面ライダーローグ(演:水上剣星)
- 石動惣一(いするぎ そういち)/ブラッドスターク/エボルト/仮面ライダーエボル(演:前川泰之)
- エボルト
- 内海成彰(うつみ なりあき)/ナイトローグ/仮面ライダーマッドローグ(演:越智友紀)
- 葛城忍(かつらぎ しのぶ)/仮面ライダービルド(演:小久保丈二)
- 仮面ライダーの周囲の人物
- 石動美空(いするぎ みそら)/みーたん/ベルナージュ(演:高田夏帆)
- 滝川紗羽(たきがわ さわ/演:滝裕可里)
- 小倉香澄(おぐら かすみ/演:伊藤梨沙子)
- 赤羽(あかば)/キャッスルハードスマッシュ/キャッスルハザードスマッシュ(演:栄信)
- 青羽(あおば)/スタッグハードスマッシュ/スタッグハザードスマッシュ(演:芹澤興人)
- 黄羽(きば)/オウルハードスマッシュ/オウルハザードスマッシュ(演:吉村卓也)
- 難波重三郎(なんば じゅうざぶろう/演:浜田晃)
- 葛城巧(かつらぎ たくみ/演:木山簾彬)
- 政府首相
- 氷室泰山(ひむろ たいざん/演:山田明郷)
- 御堂正邦(みどう まさくに/演:冨家規政)
- 多治見喜子(たじみ よしこ/演:魏涼子)
- 鷲尾兄弟
- 鷲尾風(わしお ふう)/リモコンブロス/ヘルブロス(演:足立理)
- 鷲尾雷(わしお らい)/エンジンブロス(演:奈須田雄大)
- その他の登場人物
- 鍋島正弘(なべしま まさひろ/演:市オオミヤ)
- 佐藤太郎(さとう たろう/演:犬飼貴丈)
- 岸田立弥(きしだ たつや/演:ピンボケたろう)
- 万丈優里(ばんじょう ゆり/演:羽里早紀子)
- 志水恭一(しみず きょういち/演:山崎将平)
- 仮面ライダー
- 仮面ライダービルド
- 仮面ライダービルド ラビットタンクスパークリングフォーム
- 仮面ライダービルド ハザードフォーム
- 仮面ライダービルド ラビットラビットフォーム/タンクタンクフォーム
- 仮面ライダービルド ジーニアスフォーム
- 仮面ライダークローズ
- 仮面ライダークローズチャージ
- 仮面ライダークローズマグマ
- 仮面ライダーグレートクローズ
- 仮面ライダーグリス
- 仮面ライダーグリスブリザード
- 仮面ライダーローグ
- 仮面ライダーエボル
- 仮面ライダーエボル コブラフォーム(フェーズ1)
- 仮面ライダーエボル ドラゴンフォーム(フェーズ2)
- 仮面ライダーエボル ラビットフォーム(フェーズ3)
- 仮面ライダーエボル ブラックホールフォーム(フェーズ4:完全体)
- 仮面ライダーマッドローグ
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- スマッシュハザード
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- ハザードスマッシュ
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- 『仮面ライダービルド』の用語
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- 組織
- ファウスト
- 難波重工
- 店舗・施設名
- nascita
- バーバー桐生
- 東都先端物質学研究所
- 場所
- 東都
- 北都
- 西都
- 新世界
- 『仮面ライダービルド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 桐生戦兎/仮面ライダービルド「勝利の法則は決まった!」
- 桐生戦兎/仮面ライダービルド「凄いでしょ。最高でしょ。天才でしょ!」
- 桐生戦兎の復活そしてジーニアスフォームへの変身
- 東都・北都のライダー代表戦
- 万丈 龍我/仮面ライダークローズ「俺は仮面ライダーだ。たとえ人じゃなくても、あんたと同じ力を持っていても、俺とあんたは違う。あんたがこの世界を壊すっていうのなら俺はこの力を、愛と平和のために使う。それが俺の信じた仮面ライダーだ!」
- 『仮面ライダービルド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 仮面ライダー出演経験がある役者
- 仮面ライダービルド俳優のTwitter
- 映画のエピソード
- Twitterで「万丈だ」が流行
- 『仮面ライダービルド』の主題歌・挿入歌
- OP:PANDORA feat.Beverly「Be the One」
- 挿入歌:ats-、清水武仁&渡辺徹 feat.AXL21 「Ready GO!」
- 挿入歌:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 「交響曲第9番」
- 挿入歌:J-CROWN & TaKu from 1 FINGER「Burning My Soul」
- 挿入歌:仮面ライダーGIRLS「BuiId up」
- 挿入歌:RIDER CHIPS「Law Of The Victory」