M:i:III（ミッション：インポッシブル3）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

IMFの女性エージェント。
ルーサー、デクランと共にイーサンチームに参加。
とても美しく主に容姿を活かした色仕掛けを担当する反面、タフで強い女性であり、言葉よりも行動の人でもある。
抜群の身体能力を持ち、最新の兵器にも精通している。

デクラン・ゴームリー（演：ジョナサン・リース＝マイヤーズ）

IMF新世代の若きエージェント。
ルーサー、ゼーンと共にイーサンチームに参加。
少しばかりエキセントリックで、イーサン好みの危険な臭いを持つ。
ある時は、イタリアの配達人、おかしなアメリカ人観光客、そして、ヴァチカンの警備員など、カメレオン的な活躍をし、ヘリや飛行機まであらゆる乗り物を自在に操縦するクールなエキスパートである。

セオドア・ブラッセル局長（演：ローレンス・フィッシュバーン）

IMF本部の情報局長で、イーサン率いるチームを統括する上官でもある。
上官であるが故、部下が勝手な作戦を実行したり報告を怠ると、当然ながら厳しい態度を取る。
部下であるマスグレイブに嫌われていて、彼の策略によってイーサンに敵と内通しているという疑惑を持たれてしまう。

リンジー・ファリス（演：ケリー・ラッセル）

イーサンの教え子であるIMFの女性エージェント、
イーサンにとってはジュリアと同じで穢れを知らない純真な人物だったが、 デイヴィアンを追う任務中で彼に捕らえられてしまい、イーサン達に救出されるも デイヴィアンによる残酷な仕込みによって命を落とすことになる。

ベンジー・ダン（演：サイモン・ペグ）

IMF情報局の一員で、本作でのイーサンチームのサポートをする。
コンピューターを使って世界中の情報を瞬時に把握する天才エンジニアであり、黒焦げのハードディスクから情報を抜き出すなど確かな腕前を見せる。

イーサン・ハントのアクション名シーン・名場面

橋の割れ目4.5メートルの大ジャンプ

デイヴィアンを護送中、海にかかる長い鉄橋の上で突如ファントム機からのミサイル攻撃を受けるイーサンチーム。イーサンは護送車の元へ走り、運転手にデイヴィアンを出すよう指示するが、ファントム機が執拗にイーサンを狙う。ルーサーは車のトランクに組み立て式のマシンガンが入ったケースがあると指示され、取りに行こうとするが、橋の上には爆破による大きな割れ目があり、そこを飛び越えなければならなかった。

監督のJ.J.エイブラムスは、この鉄橋の上での襲撃シーンを、戦場で従軍カメラマンが死に物狂いで撮影したような映像にしたかったという。
トム・クルーズは実際には4.5メートルの割れ目を飛び越え、何とか反対側に飛び移り、かろうじて指先で端にしがみつき、飛び移った拍子に反対側に強く打ちつけられたという。彼は「こうした動きは勢いが大事なため、強い力を必要とし、重心を効率よく移動させることで直立した姿勢から動くより、遥か遠くへ移動できる」と言い、このスタントに備えるため、何カ月も毎日トレーニングを欠かさなかったという。

爆風で吹っ飛ばされて車に激突

海にかかる長い鉄橋の上での襲撃シーンの中、護送するはずのデイヴィアンが敵に連れ戻される。何とか食い止めたいイーサンは車のトランクから組み立て式のマシンガンが入ったケースを持ち出すが、敵のファントム機からミサイルで狙われ、走って逃げる最中に後方の車に着弾、爆風で吹っ飛ばされ浮き上がったイーサンは、横に止まっている車に激しく打ちつけられる。

このシーンは、トム・クルーズがスタントマンを拒否して、本人が演じている。装置をコントロールして、爆発と同時にワイヤーを引っ張り、車の側面に体当たりさせるというアクションを、彼は自分から3テイクもやり直したという。最後には車のドアがへこむほどの激しさだったそうである。

高層ビルを飛び移る究極のバンジー・ジャンプ

上海の高層ビル56階にある研究室に保管されている”ラビットフット”を奪うため、イーサンはそのビルの左隣にある高いビルから振り子の原理で飛び移り研究室へ侵入してブツを確保し、屋上からパラシュートで脱出するという計画を強行する。

本作におけるドラマティックなスタントは、24mのビルからの大バンジー・ジャンプだったというトム・クルーズ。彼が、実際にはジャンプしてから15mほど落下するというこのスタントをやることは、単にジャンプして落ちるだけでなく、彼がイーサン役として落下する演技を見せる必要があったからで、必須条件だったという。
アクション監督はこのスタントについて「単に目を閉じてバンジー・ジャンプをする勇気があればいいというものではなく、これは役者がやったスタントとして、見たことがないほどすばらしく、勇気あるスタントの一つです」と語っている。