レインマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『レインマン』とは、1988年にアメリカで公開された、自由奔放な弟と自閉症の兄の心の繋がりを描いたロード・ムービーである。高級車のディーラーの仕事をしているチャーリーの元に疎遠だった父親の訃報が届き、そこで初めて自分に兄がいるという事実を知る。事業が上手くいかず四苦八苦していたチャーリーは遺産目当てに故郷に戻るが、遺産の300万ドルが兄のレイモンドに相続されることを知り、施設にいたレイモンドを半ば強引に連れ去るのだった。

『レインマン』の概要

『レインマン』とは、1988年にアメリカで公開された、勝手気ままな弟と自閉症の兄の心の繋がりを描いたロード・ムービーである。
ロサンゼルスで高級車のディーラーの仕事をしているチャーリーは借金を抱え四苦八苦していた。そんな時、絶縁状態だった父親の訃報が届く。チャーリーは遺産目当てに故郷のシンシナティに戻るが、父親が自分に残したのは車とバラの木だけで、遺産300万ドルは他の人物に渡ることを知る。その人物とはチャーリーの兄であり、そこで初めて自分に兄がいたという事実を知ったのだった。レイモンドは重度の自閉症で施設にいたのだが、チャーリーはレイモンドを誘拐まがいに連れ去る。そして父親の管財人で施設にいるブルーナー医師に、遺産の半分を要求するのだった。飛行機と高速道路に拒絶反応を示すレイモンド。仕方なく一般道でロサンゼルスに戻ることになり、6日間の兄弟の旅が始まる。

自閉症の兄レイモンドとの意思疎通は想像以上に難しいものだった。日々のルーティンを守り、こだわりの強いレイモンドにチャーリーは事あるごとに苛立ちを見せる。しかし、自分勝手で自己中心的なチャーリーと、イレギュラーなことを嫌い受け入れないレイモンドは、相手の感情を無視するという点においては似通った部分があった。そしてなんだかんだとレイモンドの我儘に応えていく内に、チャーリーはレイモンドに対して家族としての愛情を覚えていく。

チャーリーが幼い頃、頭の中で作った空想の友達である「レインマン」は、実はレイモンドであり、チャーリーは覚えていないが、まだ小さかったチャーリーに怪我などさせないようにレイモンドなりに配慮していたという過去を知る。思いがけない兄との出来事に、チャーリーは徐々に兄弟としての情が湧くようになるのだった。

自閉症の兄レイモンドを『卒業』のダスティン・ホフマン、弟チャーリーを『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズが演じる。監督はバリー・レヴィンソンが担当している。
第61回アカデミー賞、第46回ゴールデングローブ賞、第39回ベルリン国際映画祭においてそれぞれ作品賞を受賞した。

『レインマン』のあらすじ・ストーリー

父親の訃報

高級車のディーラーの仕事をしているチャーリー。4台のランボルギーニを購入するがEPA(環境保護局)の検査が長引き、顧客からは納品を迫られ、20万ドル借りた金融会社からは返済をせっつかれている。従業員のレニーも対応に追われている中チャーリーは、従業員で恋人でもあるスザンナと週末旅行に出かけるのだった。
スザンナと車でパームスプリングスへ向かう途中、レニーから連絡が入る。「親父さんの弁護士のムーニー氏から電話があった。親父さんが亡くなったそうだ」というレニーからの報告に、父親とは絶縁状態のチャーリーは感情の揺らぎを見せず、「週末がパァだ」とだけ言った。チャーリーは車をUターンさせた。

葬儀に参列するチャーリー。親族とも疎遠なチャーリーは、参列者から少し離れた場所から葬儀の様子を見ている。
チャーリーは弁護士から受け取った鍵を持って父親の家に向かった。「あなたは1人っ子でお父さんが45歳くらいの時の子?遅く生まれた子だからかわいがったはずよ。冷たくされたなんて思い過ごしよ」とスザンナがチャーリーに話しかける。チャーリーは、昔のことを思い出したのか「子供の頃、何か怖いと雨男(レインマン)が歌を」とつぶやく。「レインマン?」とスザンナが尋ねると「子供が頭で作る友達さ」とチャーリーが言う。「今もいる?」と言うスザンナに「俺はもう大人だ」とチャーリーは言い捨てた。

「経費と税金を差し引いた300万ドルを超える全財産はこの書類にある受取人の信託預金となる」とムーニー弁護士が父親の遺言状を読み上げる。黙って聞いていたチャーリーは顔色を変え「誰です?」と動揺する。ムーニー弁護士は「それは言えない。金の管理は管財人だ」と言った。「どういう事です?」と、納得のいかない様子のチャーリー。「それ以上は言えない」と切り上げるムーニー弁護士。「もう1度読んで。信じられない」とチャーリーは言い、落胆と怒りでないまぜになっていた。

初めて知らされる兄の存在

翌日チャーリーはスザンナと一緒に信託銀行へ向かった。父親の管財人はブルーナーという人物だと知り、チャーリーはその人物を訪ねる。チャーリーが向かった先はウォールブルックという病院で、ブルーナーはそこで医師として勤務していた。ブルーナー医師と話すチャーリー。「なぜそれほど秘密にするんです?」と、チャーリーはブルーナー医師に聞く。「父上への恩義で引き受けた役目だ」とブルーナー医師は話す。

車で待っていたスザンナは、勝手に運転席に乗り込んできた男と話していた。「これは私の恋人の車よ」と注意するスザンナに「父さんが運転させてくれた」と答えた。スザンナと男の会話はまるで成り立っていなかった。そこへチャーリーがやってきて「出ろよ」とチャーリーは男に強く言った。車から降りた男は「シートは茶色の皮だったのにこんなヘンな赤」と呟く。チャーリーは男の言葉を聞いて思い出し「この車を知ってる?」と男に聞く。「知ってる。父さんが運転させてくれた」と答える。外に出てきたブルーナー医師にチャーリーが「あいつは誰です?」と聞くとブルーナー医師は「君のお兄さんだ」と言った。呆気にとられたチャーリーは「俺に兄貴が?」と驚きを見せる。

ブルーナー医師と再び話すチャーリー。ブルーナー医師は「彼は自閉症だ」と答えた。ピンと来ないチャーリーは「なぜ誰も俺に兄貴がいる事を秘密に?」と激昂する。するとブルーナー医師が「知っていたら世話したか?」と鋭い質問を投げかける。チャーリーはそれまでの勢いをなくし「さあね」とバツが悪そうに呟いた。

チャーリーとスザンナはチャーリーの兄の部屋にいた。チャーリーの兄は”テレビ裁判”を見終えてからずっと独り言を繰り返していた。「何を喋っている?」とチャーリーが聞く。「アボット・コステロのギャグだ。不安になった時の口癖だ」とチャーリーの兄の世話をしている、病院の職員であるバーンという男が答えた。「台詞の記憶を?」とチャーリーが聞くと「記憶力はすごい」とバーンが言った。チャーリーは、本棚から1冊本を抜き取ると、開いた本の表紙の裏に「レイモンドへ 父より」と書いてあるのを見つけた。チャーリーの兄の名前だった。

レイモンドを連れ出すチャーリー

チャーリーはスザンナに、車を門の所まで移動して待っていてほしいと伝え、チャーリーとレイモンドは病院の敷地内を散歩した。門で待つスザンナの元へ向かうチャーリーとレイモンド。バーンは病院の2階から、病院と反対方向へ歩いて行く2人を怪訝そうに眺めていた。チャーリーとスザンナはレイモンドを乗せて車を走らせる。レイモンドは後部座席に乗っていたが、不安からか挙動不審な様子だった。

ホテルに到着した3人。「スウィートルームだぞ」とチャーリーが言う。「僕の部屋じゃない」と落ち着きのないレイモンドに「今夜だけよ」とスザンナが優しく声をかける。「病院へ帰る」と言って部屋を出ようとするレイモンドを止めながら「ブルーナー先生が僕らと行けと言ったんだよ」とチャーリーは嘘を付く。門で待っていたため経緯を知らないスザンナは「本当に?」と不安そうだった。スザンナは「本当に医者が許可したの?信じられないわ」と言うが、チャーリーは「心配するな」とだけ答えるのだった。

バスルームにいるスザンナの所へ行くチャーリー。スザンナはレイモンドに対するチャーリーの態度に腹を立てていた。「何も感じないの?」とスザンナは怒りを露わにする。「スザンナは分かってない」とチャーリーはこぼした。スザンナが「分かるわけないでしょ?私に何も話してくれずウソばっかり」と言うと、「俺がウソを?」とチャーリーが感情的になる。「先生が許可したなんてウソよ。なぜお兄さんを連れ出したの?」と詰め寄るスザンナ。「親父が頭に来たからだ」とチャーリーは当然のように言う。スザンナは勢いよくバスルームを出る。「もうたくさんよ。出て行くわ」と言い着替えを始めるスザンナ。「出て行く?俺には君が必要なのに?」とチャーリーが言うと「必要?笑わせないで」とスザンナは吐き捨て、部屋を出ていった。

レイモンドの才能

翌朝レストランで朝食を摂るチャーリーとレイモンド。レストランでブルーナー医師に電話をかけるチャーリー。通話の最中、楊枝を求めてレストランをうろつくレイモンドを見てチャーリーは「彼に楊枝を」とウェイトレスに頼んだ。
ウェイトレスはレイモンドに楊枝を渡そうとしたが手が滑り、床にこぼしてしまう。床にばら撒かれた楊枝を見てレイモンドは「全部で246本落ちてる」と言った。半信半疑のチャーリーが「それは何本入り?」と楊枝を箱からこぼしたウェイトレスに聞くと「250本よ。でも4本箱に…」とウェイトレスが呟いた。あまりの正確さにチャーリーは絶句していた。

その後、飛行場へ向かう。しかしその途中でレイモンドは拒絶反応を引き起こす。「飛行機は安全な乗り物だよ」とチャーリーが言うが「嫌だ。1987年に30件の事故が起こった」とレイモンドは言い、頭を叩きながら大声を出しパニック状態になってしまった。慌てふためくチャーリーはレイモンドの手を押さえ「分かった。飛行機はやめるよ」と言った。チャーリーは腹を立て「頭に来るぜ。車でロスへ帰るわけだ。3時間の所が3日かかる」と言い飛行場を後にした。結局、その日はモーテルに泊まる事になった。

翌朝雨は上がり、出発するチャーリーとレイモンド。車を走らせているとレイモンドが「パンツがない」と突拍子もない事を言い出す。「俺のを貸したろ?」と言うチャーリーに「ポケットに入ってる。窮屈だ。Kマートで買う」と言う。中々納得しないレイモンドに向かってチャーリーは「気が狂う!パンツはどこで買おうと同じだろ?パンツはパンツだ!何が自閉症だ。俺は騙されないぞ!本当は通じてるんだ!」と叫ぶ。レイモンドは「Kマートのトランクスを」と呟く。「精神科の医者を探す。こっちまでヘンになる」と独り言のように言いながら車に乗り込んだ。チャーリーは自閉症というものが全く分かっていなかったのだった。

ある病院を訪ねたチャーリーとレイモンド。チャーリーはレイモンドの障害をいまいち理解出来ずにいるためレイモンドの言動を芝居だと思ってしまい、医師に助言を求めた。「脳に障害があって決して芝居ではない」と医師は言った。「レイ。2,130の平方根は幾つかね?」と医師が尋ねると、「46.15192304」と考える様子もなくレイモンドは答える。感心するチャーリー。「キャンディーの値段は?」と医師がレイモンドに聞くと「100ドルくらい」とレイモンドは答えた。レイモンドは4桁の掛け算は出来ても物の価値などは分からず、金銭感覚もまるでないのだ。チャーリーはじっとレイモンドを見つめる。レイモンドの障害を自分なりに解釈し、理解しようと努め始めているようだった。

レインマンの正体

その夜、レイモンドがバスルームで歯磨きをしている時「病院での計算、なぜ分かった?」とチャーリーが聞くと、レイモンドは「見える」と答え、笑った。「何がおかしいんだ?」と聞くチャーリーに「おかしなレインマン」とレイモンドが呟き、レイモンドが幼い頃のチャーリーと若い頃のレイモンドが写っている写真を渡した。「誰が撮った?」と聞くチャーリーに「父さん」とレイモンドが答える。「あの歌を歌ってくれた?」とチャーリーが聞くと、レイモンドは「そうだ」と言って歌い始める。チャーリーが子供の頃、よく歌を歌ってくれていたという「レインマン」。チャーリーは空想の人物だと思っていたが、その正体はレイモンドだったのだ。「チャーリーにケガさせるなチャーリーにケガさせるな」とレイモンドは言った。チャーリーは、まだ小さかった自分にケガをさせてしまいそうになったため、レイモンドが病院へ行ったという事実をこの時初めて知るのだった。

翌日、チャーリーは、レイモンドの才能で金儲けが出来るかもしれないと企み、トランプを使って確かめる。チャーリーが適当にトランプを並べて行き、手元に残ったカードが何かを聞くと、レイモンドはすべて言い当てたのだ。興奮したチャーリーはそのままカジノへ向かうのだった。
チャーリーは腕時計を売り、レイモンドにスーツを買いヘアサロンでセットしてもらう。スーツに着替えた2人はカジノに到着し、チャーリーは「レインマン。いっちょやろうぜ」と調子のいい事を言った。
チャーリーはカードゲームでレイモンドの能力を上手く使い、勝ち続ける。ギャラリーも集まり大盛りあがりだった。結果、8万6千ドル勝つのだった。その後、部屋に向かうチャーリーとレイモンド。「スーツ姿を初めて見たけどとてもよく似合うぜ」とチャーリーはレイモンドを褒める。「Kマートの服を」とレイモンドが言うと、チャーリーは「そんないい服が気に入らないのか?秘密を教えよう。Kマートは最低だ」と言って部屋の鍵を開けた。

チャーリーが電話で懇願したことで、その夜、スザンナと合流することができた。翌日、ホテルを出た3人。チャーリーは少しだけレイモンドに運転をさせた。しばらくしてチャーリーに運転を代わり、スザンナを自宅まで送り届けた。その後、チャーリーとレイモンドはチャーリーの自宅に到着する。

ブルーナー医師と電話をするチャーリー。「ロスへ着いた。医者の面接は明日だ。その前に話をしたい」とブルーナー医師は言う。レイモンドの親権などについて審問会が開かれるのだった。その夜、チャーリーはブルーナー医師と落ち合う。「明日の面接は第三者の医者であるマーストン博士がレイの診断を行う」とブルーナー医師から伝えられる。

心が通じ合う2人

翌朝、チャーリーの家でレイモンドがトースターを使おうとするが上手く使えずボヤを起こしてしまう。火災報知器の音でパニックになるレイモンドをチャーリーが必死に落ち着かせる。
ホットケーキを食べにレストランへ出かけるチャーリーとレイモンド。「先にメープルシロップをテーブルに」と言うレイモンドにチャーリーはシロップを持って、「レイ。ジャジャーン」と効果音を付けて言った。レイモンドは「チャーリーがふざけた」と言って笑っていた。その様子を見てチャーリーも楽しそうに笑った。

チャーリーとレイモンドは審問会へ向かった。「レイモンドはそっち。君はそっちへ」と、マーストン医師はチャーリーとレイモンドの席を指差した。マーストン医師は「旅は楽しかったか?」とレイモンドに聞くと「運転できる」と言った。今度はチャーリーに「感情を爆発させた事は?」とマーストン医師が言う。「それは2、3度ありました」とチャーリーは口ごもる。「彼は君の兄だが、君とは兄弟の関係を維持できない」と、ブルーナー医師が口を挟んだ。「でも1日24時間一緒にいれば違うんですよ」とチャーリーは反論する。そして「最初は兄と言っても名目だけの兄でした。でも…2人の心が通じたんです」と話す。「素晴らしいが、問題は彼にとって最善の身の振り方を決める事だ」とマーストン医師は言いレイモンドに質問をする「君はチャーリーと一緒にいたいか?」と改めて尋ねるマーストン医師に、レイモンドは「ああ」と答えた。マーストン医師は「もう1つ聞くよ。病院へ帰りたい?」と別の質問をレイモンドに投げかける。するとレイモンドはこの問いにも「ああ」と答えた。もう一度、聞くと「病院へ帰ってチャーリーと暮らす」とレイモンドは答えた。「それは別々だ」と次第に熱がこもるマーストン医師。レイモンドは「病院へ帰ってチャーリーと暮らす」と繰り返すのだった。
「分かったもういい。これ以上兄貴を辱める事はない」とチャーリーが止めに入る。「レイ。今の話は終わりだ」とチャーリーは穏やかに話しかけた。

シンシナティの病院へ帰る事になったレイモンド。外で待ってたブルーナー医師がスーツのままのレイモンドに「Kマートの服の方がラクじゃないか?」と聞くが、「Kマートは最低」とレイモンドは答える。以前チャーリーが吹き込んだ言葉だった。
発車の合図を聞いて「乗れよ」とレイモンドを促すチャーリーは「なあレイ。保護者はブルーナー先生だが面会は自由に出来る。2週間後に会いに行く」とレイモンドに話す。レイモンドは汽車の中に入って行った。チャーリーは「レイ!」と大声で呼び戻す。乗車口に戻って来たレイモンドに「また会おう」とチャーリーが言った。「3分で”テレビ裁判”だ」と言うレイモンドに、チャーリーは「間に合うよ」と微笑む。チャーリーは後ろ髪を引かれながらその場を離れ、去って行く汽車を見つめていた。

『レインマン』の登場人物・キャラクター

レイモンド・バビット(演:ダスティン・ホフマン)

チャーリーの兄。重度の自閉症である。コミュニケーション能力はないが、計算能力や暗記能力が非常に高い。しかし金銭感覚などはまるでない。飛行機を極端に怖がり、これまでに起こった飛行機事故をすべて記憶している。儀式的行動を好み、決まったパターンから外れると不安定な状態になる。弟のチャーリーがまだ幼かった頃に怪我をさせてしまいそうになり、施設に入れられる事になった。審問会では「チャーリーと一緒に病院で暮らしたい」と言い、チャーリーの事を「親友」と呼ぶようになる。

チャーリー・バビット(演:トム・クルーズ)

高級車のディーラーの仕事をしている。絶縁状態だった父親の訃報を知り、遺産目当てで故郷に戻が、自分に当てられたのは車とバラの木のみで、遺産の300万ドルはすべて別の人間に渡ることを知る。その人物が兄のレイモンドであり、この時初めて自分に兄がいたという事実を知らされる。レイモンドを病院から連れ出し、遺産の半分を父親の管財人に要求する。
しかしレイモンドと一緒に過ごす中で、レイモンドが施設に入る事になった理由はまだ小さかった自分に怪我をさせないためだと知り、空想の友達だと思っていた「レインマン」が実はレイモンドだという事を知る。次第にレイモンドに対して家族としての情が湧くようになる。

スザンナ(演:ヴァレリア・ゴリノ)

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