ファイナルファンタジーXIV(FF14)のクラス・ジョブまとめ

FF14のクラス・ジョブシステムは、特定の「クラス」をある程度習熟することで対応する「ジョブ」に至る道が拓け、さまざまなアクションが修得できるようになるというシステムである。
戦闘用のクラス・ジョブはそれぞれ「タンク」「ヒーラー」「DPS」の3つのロール(役割)に大分されており、クラス・ジョブごとにできることが異なる。

双剣(ナイフの二刀流)によって素早い攻撃を繰り出すことができるファイターで、ロールはDPSに分類される。
双剣士はFF14のサービス開始の後にジョブ「忍者」と共に追加されたクラス。そのためゲーム開始時の初期クラスとして選択することができず、双剣士になれるのはシナリオを少し進めてからになる。
ファイナルファンタジーシリーズでのシーフに該当するポジションのクラスであり、自身の姿を隠し、敵から感知されない状態になる「かくれる」、アクションを命中させてから敵を倒すと、より多くのアイテムを獲得できることがある「ぶんどる」など使用アクションにもその面影が見られる。

双剣士の源流はリムサ・ロミンサの海賊社会において、「無法者の法」を守る掟のために発足した掟の番人である。
リムサ・ロミンサの統治者であるメルウィブ提督による海賊行為禁止令が出されてからは、名を「双剣士ギルド」と改めつつも、裏社会の番人としての役割を失わず、リムサ・ロミンサの治安を影から支え続けている。
ギルドマスターは、掟の番人ということに誇りを持つ男、ジャックである。

双剣士を習熟することによって、ジョブ「忍者」になることができる。

弓術士

弓を用いた遠距離攻撃が得意なファイター。ロールはDPSに分類される。
ファイナルファンタジーシリーズでの「弓使い」に該当するクラス。
自身の後方に飛び退く「リペリングショット」で敵の攻撃範囲から逃れようとしてそのまま場外に落下し、戦闘不能になるという光景は「FF14あるある」としておなじみの光景となっている。

森林都市グリダニアの猟師たちの互助組織から派生した組織。猟師たちが自らの腕を競い合ったことで、やがて弓術を究めんとする者たちが弓術ギルドを設立した。
なお、森の守り手の長弓術と密猟者の短弓術という2つの源流が対立していたが、ギルドの設立によって和解。手を取り合ったことで技術が融合し、新たな弓術が編み出された。
ギルドマスターはルシアヌという女性。

弓術士を習熟することによって、ジョブ「吟遊詩人」になることができる。

呪術士

「アストラルファイア」「アンブラルブリザード」の2種類のモードを切り替えるソーサラー。ロールはDPSに分類される。
「アストラルファイア」はファイア、ファイラ、ファイガの消費MPが高い代わりに同魔法の威力が上がる状態、「アンブラルブリザード」はブリザド、ブリザラ、ブリザガの消費MPが下がり、なおかつMPが自動回復する状態である。
「アストラルファイア」モードでファイア系の魔法を打ち、MPがなくなったら「アンブラルブリザード」に切り替えてMPを回復し、また「アストラルファイア」で魔法を打つというのが基本の動きである。

古代の魔法都市を源流とする砂の都ウルダハでは、司祭たちによって魔法の知識が継承されてきた。葬送の儀式を発端とするこれらは呪術と呼ばれ、体系化していくことになる。
そして聖堂内に教育機関として呪術士ギルドが設立。知識の発展と継承を目指し、現代に続いていったのである。
ギルドマスターはその呪術士の中でも腕利きの6兄弟(そのうち、末弟を除く5人)が努めている。

呪術士を習熟することによって、ジョブ「黒魔道士」になることができる。

巴術士

巴術(はじゅつ)と呼ばれる秘術を用い、使い魔であるカーバンクルを操るソーサラー。ロールはDPSに分類される。
一般的なゲームにおけるいわゆるペット職であり、カーバンクルへの指示が重要なクラス。
本人の攻撃力はさほど高くはなく、DOT(damage over timeの略で、いわゆる毒のような継続ダメージ)を複数重ねがけし、カーバンクルのダメージと合わせてようやくその他のDPSロールたちと並ぶ。
カーバンクルはきちんと指示をしないと思わぬ行動をすることがあり、それがパーティプレイの妨げとなってしまうこともある。

巴術とは、南洋諸島で発達した算術を祖とする魔法体系のひとつ。あらゆる自然現象を算術的に解明する研究の過程で生み出された「魔紋」を用い、新たな魔法体系として独立した。
それがリムサ・ロミンサに渡り、知識人として受け入れられたのが巴術ギルドの始まりである。
ギルドマスターはク・リド・ティアと呼ばれる人物であるが、放浪癖がありギルドに常駐していないのでトゥビルゲイムという女性が代行を務める。

巴術士を習熟することによって、ジョブ「召喚士」「学者」になることができる。

ギャザラー

ギャザラーとは、ギャザリング(採取作業)ができるクラスの総称。園芸師、採掘師、漁師の3つが存在する。
素材はどこからでも採れるというわけではなく、フィールドにある採集ポイントから採取する。

採集ポイントを調べるとゲージが表示され、このゲージが0になるまで採取することができる。ゲージは採取行動をすることで減少する。
戦闘のためのクラスではないので、HPや防御力は非常に低い。また「獲得力」「識質力」「GP」というステータスが存在する。
「獲得力」とは採集ポイントを調べ素材を獲得できる確率に関わるステータスで、このステータスが低いと「何も採れなかった」と表示されアイテムを得ることができない。
「識質力」とは採取物の質に関わるステータスであり、アイテムの「HQ(ハイクオリティ)」の取得に関係する。HQアイテムとは高品質なアイテムのことであり、NQ(ノーマルクオリティ)に比べステータスが高かったり売値が高いなどのメリットがある。
識質力が高いとHQアイテムが採取できやすくなり、ギャザラーが採取したHQアイテムは後述のクラフタークラスにとって非常に重要である。
「GP」とはギャザラーポイントの略で、採取に関係するスキルのコストである。戦闘クラス(ソーサラー)がMPを消費して魔法を発動するように、ギャザラーはGPを消費して採取アクションを発動させる。

園芸師

園芸師はハチェット(手斧)とサイス(鎌)を用いて木や低木などから木材や草花を採取するクラスである。
採取したものはクラフター「木工師」「裁縫師」「調理師」「錬金術師」が用いる。

園芸師ギルドの設立は古く、森林都市グリダニアの建国以前にはすでに原型となる組織があった。
森の精霊の怒りを買うことなく森で採取を行うには、精霊との対話者である道士の仲介が不可欠であった。その教えを受けるために始まった集会がやがて園芸師ギルドとして発展した。
現在でも、道士たちの指導に基づき、森の精霊の不興を買わぬよう慎重に伐採や採集活動が行われている。
園芸師ギルドのギルドマスターはフフチャという女性。

採掘師

採掘師はピック(ピッケル)とモール(鎚)を用いて岩石や鉱脈などから鉱石や原石、砂を採取するクラスである。
採取したものはクラフター「鍛冶師」「甲冑師」「彫金師」が用いる。

鉱脈が豊かなザナラーン地方では古くから採掘を生業とする者たちが活躍してきた。
しかし、当時の採掘師の立場は非常に弱く、過酷な労働に対して賃金はわずかというという待遇の悪さであった。悪徳な鉱山主に対抗するため団結した彼らが立ち上げたのが採掘師ギルドである。
以来、採掘ギルドでは採掘師たちの労働環境改善と技術の伝承のため汗を流している。
苦難の中で戦った先人たちの意思を受け継いだアダルベルタという女性がギルドマスターを努めている。

漁師

漁師は釣り竿と多種多様な釣り餌を用いて魚を採取するクラスである。
採取したものはクラフター「調理師」「錬金術師」が用いる。

海に囲まれ、豊かな海洋資源に恵まれたリムサ・ロミンサでは古くから漁業が発展してきた。そして漁が大規模化するにつれて、互助組織が作られるようになった。
その互助組織を源流に設立されたのが漁師ギルドである。漁師ギルドでは共同で漁を行うだけではなく、漁船や湾岸設備の管理、漁獲物の価格調整や漁獲量の調整なども行っている。
リムサ・ロミンサの都市民へ向けた活動も多いが、都市民外への指導も行っている。これは世界各地の魚類を知り、地域独特の漁法を知るためでもある。

クラフター

クラフターはクラフト(製作)ができるクラスのことである。武器や防具の生産や修理、調理などを行うクラスが分類される。

クラフターはアクションを用いて「工数」ゲージを満たすことで制作物が完成する。
しかし工数ゲージが満ちるより前に、制作物のレシピごとに設定された耐久値が0になると製作失敗となり素材を失ってしまう。
「作業精度」「加工精度」「CP」のステータスが存在する。
「作業精度」はアクション「作業」で工数ゲージがどれほど蓄積されるかに関わっている。
「加工精度」は制作完了時に制作物がHQアイテムになるかの確率に関わっている。これが高いとHQアイテムが完成しやすい。
「CP」はクラフターポイントの略で、制作に関わるアクションのコストである。戦闘クラス(ソーサラー)がMPを消費して魔法を発動するように、クラフターはCPを消費して制作アクションを発動させる。

木工師

木工師とは(園芸師が採取した)木材を用いて制作をするクラスのことである。
制作物には弓や槍、または机や棚といった家具などがある。

森林都市グリダニアでの木工師という職業の成立は、建国前後にまで遡る。森の精霊の許しによって建国が許可されたという歴史を持つグリダニアでは、木の伐採もまた精霊の許可が必要であった。
その精霊に許され、森林資源の伐採をすることができるようになった人々はその素材を活かして道具を作り、都を築き、武器を作り森を守ってきたわけである。
時代が下り、木工業がより効率的に、かつ大規模化していくに従い、木工師ギルドという寄り合い組織に発展していく。
そんな歴史を持つ木工師ギルドのマスターはベアティヌという人物。「木を愛する」をモットーにする彼はその深い知識から「先生」と呼び親しまれている。

鍛冶師

鍛冶師とは(採掘師が採取した)鉱石を用いて制作をするクラスのことである。
制作物には剣や双剣、その他クラフターが使用する道具などがある。

海賊の町リムサ・ロミンサにおいて、船と武具の需要は絶えることはない。そのため製鉄業が発展し、その技術の保護を目的にギルドが設立された。
当初は鍛冶の技術を受け継ぐと同時に、その秘伝が他に漏洩しないよう見張る役割も帯びていたが、近年、国際協調の流れが生まれたことで人材確保のため冒険者も受け入れている。
プレイヤーもまたその恩恵にあずかることになり、ギルドマスターのブリサエルより鍛冶師の技術を学ぶことができる。

甲冑師

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