ペッシ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ペッシとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いで、敵キャラクターである。ギャング組織パッショーネの暗殺チームの一員で、仲間たちと組織を裏切った。兄貴分のプロシュートと共にボスの娘トリッシュを奪うべく、護衛のブチャラティたちと戦う。自分では気づいていないものの、鋭い勘を持っている。気弱で臆病なマンモーニ(ママっ子)だったが、瀕死の重傷を負いながらも能力を解除しないプロシュートの覚悟を感じ取り、弱さを捨てて強敵へと変貌した。

釣り針をどこかに仕掛けることで、罠を張ることもできる。作中では、ザ・グレイトフル・デッドの能力(体温の高い者を老化させる)に気付かれた場合に備え、エアコンのスイッチに針を仕掛けていた。ペッシの読み通り、ブチャラティの部下であるミスタがエアコンを操作し、車内の温度を下げようとした。途端ミスタの体に針が侵入した。糸の切断はできず、糸への攻撃は攻撃をした者に跳ね返る為、ペッシが氷を破壊されるという不測の事態にビビッてスタンドを解除しなければ、ミスタが仕留められていた可能性が高い。

人体に針を引っ掛けて釣り上げる

列車から落下しかけたプロシュート(右)に針を引っ掛け、釣り上げて救出しようとする。

人体に針を引っ掛けることで、相手を釣り上げることもできる。作中においては、時速150キロで走る列車から落下したプロシュートを救う為に使用された。その後ブチャラティの体に針を潜り込ませたペッシは、ブチャラティの体を列車から落とそうともしている。

釣り針で心臓を引っ掛けて攻撃

ペッシはブチャラティの心臓に針を刺し、抉り込むことで殺害を目論んだ。

ビーチ・ボーイの針は体内を潜行し、心臓に引っ掛けることで致命的なダメージを与えることも可能である。糸への攻撃ができないことをセックス・ピストルズのNo.6に聞いていたブチャラティは、自身の能力であるジッパーで自らの体をバラバラにして糸を回避しようとした。ところが、ペッシは持ち前の勘と的確な判断力で正確にブチャラティの胴体へと針を侵入させた。
列車の内外で、ペッシは2度ブチャラティの心臓を抉るチャンスを得、2度目は心臓に針を掛けることに成功した。しかし、1度目はブチャラティの能力で回避され、2度目はペッシ自身が死に際に「ゲス野郎の心」に落ちたこともあり、倒しきれず反撃された。
ペッシの敗北は相手との能力の相性、彼自身の経験不足や未熟さが招いた結果であり、ビーチ・ボーイ自体の能力は恐ろしいものとしてファンに語り継がれている。

ペッシの関連人物・キャラクター

ソルベ、ジェラート

ソルベ(右)、ジェラート(左)。

暗殺チームのメンバー。仲が良く、仲間からは「デキてんじゃあないか?」と思われていた。ボスからの報酬が少ないことに不満を持ち、ボスの過去を調べた為、ソルベは生きたまま輪切りにされ、ホルマリン漬けにされた上額に入れられてオブジェのようにされてアジトに送られる、ジェラートは輪切りにされているソルベを見て恐怖心から猿轡を飲み込んでしまい、死亡する。
TVアニメのオリジナルエピソードではお揃いのペディキュアをしていたらしく、ペッシは輪切りにされたソルベのつま先の色を見て「ジェラートとおそろのペディキュアの色だ」と指摘。額に入れられたのがオブジェではないことが判明するきっかけとなった。
尚、このシーンでペッシはソルベの遺体を「もう見たくねえ」と目を閉じている。

プロシュート

CV:鈴木達央(TVアニメ版)、寺島拓篤(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル)、うすいたかやす(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風)

暗殺チームのメンバーで、ペッシの教育係のような存在。ペッシからは「兄貴」と呼ばれている。広範囲の人間を老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」を持つ。駅でペッシ共々ブチャラティを見かけ、彼が何かを拾って列車に入って姿を消したことから「ブチャラティは列車に乗った」と断言。ペッシと共に列車に乗り、ブチャラティたちを探し始める。
不測の事態にビビってスタンドを解除したペッシを叱り、彼の「心の弱さ」を指摘した。運転室に戻り、初めにペッシが感じた「(運転士以外の)生物の気配」について尋ね、ブチャラティたちが隠れているスタンド使いの亀に行き着いた。
天井からの奇襲を掛けてきたブチャラティとの一騎打ちを繰り広げて車外に放り出され、時速150キロの速度で落下する。それでも息がある限りスタンド能力を解除せず、その執念と覚悟によりペッシの覚醒を促した。

renote.net

ブローノ・ブチャラティ

CV:中村悠一(TVアニメ版)、石上静香(TVアニメ版幼少期)、杉山紀彰(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』 / ウルトラジャンプCM)、櫻井孝宏(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』)

20歳。組織の幹部ポルポの下で働いていたが、彼の死後その遺産を手に入れて組織に献上し、幹部となった。ボスの娘トリッシュの護衛を任される。あらゆる場所にジッパーを取り付けるスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」を持つ。
スタンド使いの亀ココ・ジャンボの能力で生じた空間に部下たちと共に乗り込み、安全に移動しようとしていた。ところが、列車に乗り込むところを見られていた上、ペッシが亀に気付く事態が発生。プロシュートと戦闘になる。激戦の末プロシュートを撃破するが、これが元でペッシが精神上の弱さという弱点を克服する。
ペッシの持ち前の勘の鋭さ、冷静な判断力により自身の体をバラバラにせざるを得ない事態に追い込まれる。「10年も修羅場を潜り抜けてきたような目」をするようになったペッシにダイヤモンドのような意思を感じ、敵ながら敬意を抱く。
しかし、ペッシが亀もろともブチャラティの部下を腹いせで殺そうとしたことで「ゲスに落ちた」と言い、ペッシにラッシュを食らわせ殺害した。

renote.net

グイード・ミスタ

CV:鳥海浩輔(TVアニメ版)、赤羽根健治(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』、ウルトラジャンプCM)、伊藤健太郎(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』)

ブチャラティの部下の一人。基本的に陽気な性格だが、数字の4を「縁起が悪い」と忌避する繊細な一面もある。拳銃の弾丸一発につき一人が取りつき、弾道を操作する小型のスタンド「セックス・ピストルズ」を持つ(弾丸1つにつき1人で合計6人いる)。
老化させるスタンド使いを探す中、エアコンのスイッチを入れて車内の空気を下げようとしたが、スイッチに仕掛けられた釣り針に引っかかってしまう。糸への攻撃が効かず、ピストルズの力では針を止めることができなかったが、食堂車にいたペッシの氷入りグラスを破壊。ペッシの右手小指を吹き飛ばすが、プロシュートにより逆転された。
プロシュートに直に触れられたことで急速に老化させられた上、頭部に3発の弾丸を受けるが、セックス・ピストルズの1人No.5の活躍で一命をとりとめる。その後No.6も復活し、氷とプロシュートのスタンドに関する情報でブチャラティをアシストした。プロシュートの死により回復する。

renote.net

ココ・ジャンボ

えどまち
えどまち
@edono78

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連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。 ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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