ペッシ（ジョジョの奇妙な冒険）の徹底解説・考察まとめ
ペッシとは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part5『黄金の風』に登場するスタンド使いで、敵キャラクターである。ギャング組織パッショーネの暗殺チームの一員で、仲間たちと組織を裏切った。兄貴分のプロシュートと共にボスの娘トリッシュを奪うべく、護衛のブチャラティたちと戦う。自分では気づいていないものの、鋭い勘を持っている。気弱で臆病なマンモーニ（ママっ子）だったが、瀕死の重傷を負いながらも能力を解除しないプロシュートの覚悟を感じ取り、弱さを捨てて強敵へと変貌した。
スタンド使いの亀。甲羅に鍵をはめ込むことで、人や物を収納できる空間を作り出すスタンド「ミスター・プレジデント」を持つ。
亀のスタンド使いなど誰も想像しない上、物陰を好み、あまりあちこち移動をしない生物である為隠れて移動するのに向いた存在といえる。しかし、ペッシに気づかれた。グレイトフル・デッドの能力は人間以外にも及ぶため、今したばかりのフンなどから比較的長寿で物陰に潜む小さな生物としてプロシュートに推理され発見された。
ペッシの名言・名セリフ／名シーン・名場面
「兄貴ィッ！プロシュート兄貴ィッ！やっぱり兄貴ィはスゲーやッ！」
ミスタに殺されそうになっていたペッシだが、老化能力に巻き込まれた乗客を装ったプロシュートがミスタに抱き着いたことで結果として救われる。プロシュートの作戦に対し、ペッシは「やっぱり兄貴ィはスゲーやッ！」と感心する。
「助けられた」と無邪気に喜ぶマンモーニ的な気質がよく分かるセリフである。
「わかったよ、プロシュート兄ィ！兄貴の覚悟が！"言葉"でなく"心"で理解できた！」
ブチャラティとの戦いに負け、プロシュートが列車から落下したと悟ったペッシは、絶望して泣き喚いた。しかし、再び客が老化したことから、プロシュートが瀕死の状態でもスタンドを解除していないことを知る。窓から見たプロシュートは今にも息を引き取りそうになり、それでもスタンドを解除せずにいた。
その様を見たペッシは、腕や足の1本や2本失おうとも、自分たちにはもうトリッシュを手に入れてボスを倒す道しか残されていないと悟る。「わかったよプロシュート兄ィ！！兄貴の覚悟が！"言葉"ではなく"心"で理解できた！」とロジックを超えて覚悟を感じ取ったペッシは、それまでの弱さを捨て去るのだった。
ペッシの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
「ペッシ」の名前の由来はイタリア語で「魚」
釣り竿型のスタンドになったのは、名前が元になっているのかもしれない。
ペッシの名前の由来は、イタリア語で「魚」あるいは「魚料理」を意味する「Pesci」から来ている。スタンド能力が釣り竿状なのは、魚が由来であるからかもしれない。
TVアニメ版で追加されたペッシのマンモーニぶり
「『連れがミルクを飲んでいるとカッコつかないんじゃないか』と考えろ」とたしなめられるペッシ（右）。
TVアニメ版では、暗殺チームのオリジナルエピソードが追加されている。ペッシはビジネスの場でコーヒーが飲めないことをプロシュートにたしなめられる、仲間による暗殺現場を見て腰が引ける、ソルベの死体を「見たくねえ！」と目を瞑るといった気弱な面が強調されていた。
ペッシに限らず、暗殺チームのキャラクターの深掘りがされているこのオリジナルシーンは人気が高い。
ペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」の名前はアメリカのロックバンド「ビーチ・ボーイズ」から
ペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」の名前は、アメリアのロックバンド「ビーチ・ボーイズ」から来ている。元のバンド名は「ペンデルトーンズ」となる予定だったが、デビューシングルの曲名が「サーフィン」であることから「ビーチ・ボーイズ」となった経緯がある。
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目次 - Contents
- ペッシのプロフィール・人物像
- ペッシの来歴・活躍
- 裏切りの暗殺チーム
- 護衛チームとの戦い
- 覚醒したペッシ
- ペッシのスタンド：ビーチ・ボーイ
- スタンドとは
- ステータス
- 能力：釣り針による攻撃
- 釣り針で罠を張る
- 人体に針を引っ掛けて釣り上げる
- 釣り針で心臓を引っ掛けて攻撃
- ペッシの関連人物・キャラクター
- ソルベ、ジェラート
- プロシュート
- ブローノ・ブチャラティ
- グイード・ミスタ
- ココ・ジャンボ
- ペッシの名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「兄貴ィッ！プロシュート兄貴ィッ！やっぱり兄貴ィはスゲーやッ！」
- 「わかったよ、プロシュート兄ィ！兄貴の覚悟が！"言葉"でなく"心"で理解できた！」
- ペッシの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 「ペッシ」の名前の由来はイタリア語で「魚」
- TVアニメ版で追加されたペッシのマンモーニぶり
- ペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」の名前はアメリカのロックバンド「ビーチ・ボーイズ」から