ティッツァーノ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ティッツァーノとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。常に相棒のスクアーロと行動し、巧みなコンビネーションとスタンド能力の相性の良さでターゲットを追い詰める。
スタンド能力はターゲットの舌に取りつくことで嘘しか言えなくさせる「トーキング・ヘッド」。非常に小さく、自力で移動できないほど非力なスタンドだが、スクアーロのスタンド「クラッシュ」の破壊力と合わさることで凶悪な力を発揮する。
ティッツァーノの概要
ティッツァーノとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。常に相棒のスクアーロと行動し、巧みなコンビネーションとスタンド能力の相性の良さでターゲットを追い詰める。
スタンド能力はターゲットの舌に取りつくことで嘘しか言えなくさせる「トーキング・ヘッド」。非常に小さく、自力で移動できないほど非力なスタンドだが、スクアーロのスタンド「クラッシュ」の破壊力と合わさることで凶悪な力を発揮する。
ティッツァーノのプロフィール・人物像
CV:石野竜三(ゲーム『黄金の旋風』)、津田健次郎(TVアニメ版)
ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。長いストレートヘアと褐色の肌が特徴の男だ。相棒のスクアーロと2人一組のチームで行動する。冷静沈着で、状況分析が得意。熱くなりがちなスクアーロとは真逆の性格だ。
ティッツァーノのスタンド「トーキング・ヘッド」は破壊力を持たないスタンドだが、スクアーロの「クラッシュ」と同時に使用することで巧みにターゲットを追い詰めることができる。
ティッツァーノの来歴・活躍
トーキング・ヘッドとクラッシュ
ボスを裏切ってトリッシュを守ったブチャラティ一行は、ボスの正体を暴いて倒すために行動し始めた。ヴェネツィアのリストランテで食事をしていると、ナランチャのスープの皿の中に小さな鮫の模型のようなものが現れ、ナランチャは攻撃を受ける。ナランチャが見ると、鮫はグラスの中や川の中など、水のあるところならどこにでもワープし、大きさは水の量に合わせて自在に変えられるのだった。ナランチャは鮫のスタンドのことを仲間たちに知らせようとするが、なぜか思った通りのことを話せず、反対のことやデタラメなことばかり言ってしまう。
ナランチャの舌には、ティッツァーノのスタンド「トーキング・ヘッド」が取りついていた。鮫のスタンドはティッツァーノの相棒スクアーロの「クラッシュ」で、クラッシュが最初にナランチャを襲撃した際にナランチャの舌にトーキング・ヘッドを取りつかせたのだ。トーキング・ヘッドの能力によって、ナランチャは嘘しか言えなくなり、筆談やジェスチャーもめちゃくちゃになってしまった。ナランチャは仲間たちのすぐそばにいるにも関わらず、孤立無援の状態に陥ったのだ。
仲間たちはナランチャとの意思疎通はできないながらも、敵に襲撃されていることには気づき、追跡しようとする。しかしクラッシュを追跡して水に近づいてしまえばひとたまりもない。ナランチャは危険を知らせることができないまま、仲間たちの前で奇行を繰り返しながら遠ざけようと奮闘する。するとトーキング・ヘッドがナランチャの舌を操作して蛇口を空けたり、ナイフでナランチャの手を切り付けて出血させたりして、次々に水場を作り出していく。仲間たちの中でジョルノだけが、ナランチャが何らかのスタンド攻撃を受けて口のあたりに異常が起きていると気が付くが、水場から飛び出してきたクラッシュに喰いつかれ、引きずり込まれてしまった。
ナランチャはスタンド「エアロ・スミス」でクラッシュを撃ってジョルノを助けようとするが、水のあるところならどこにでもジャンプできるクラッシュを捕らえることができない。それだけでなく、神出鬼没のクラッシュに狙いが定まらず、ジョルノに弾を当ててしまう。クラッシュは下水へとジャンプし、ナランチャは「逃げられた!」と叫んだ。
ナランチャが自分たちを見失ったと判断したスクアーロは、クラッシュを下水から海へ移動させてジョルノの死体を捨てようと考える。しかしティッツァーノが、ナランチャの不自然な言動に気が付いた。トーキング・ヘッドに取りつかれたナランチャが「逃げられた」と叫んだということは、実際には「見つけた」「追いついた」という意味になる。ナランチャはスクアーロの油断を誘うため、わざと叫んだのだ。ナランチャがジョルノに攻撃を当ててしまったのは、ジョルノがわざと当たりに行ったからだった。ジョルノの傷口から立ち上る硝煙を、エアロ・スミスのレーダーで探知できるようにするためだ。ナランチャはクラッシュの位置を特定し、エアロ・スミスの機銃掃射を浴びせ、スクアーロは負傷する。だが、ティッツァーノが一瞬だけトーキング・ヘッドを解除してナランチャに仲間たちを呼ばせたことでガス爆発を引き起こし、エアロ・スミスのレーダーからクラッシュを隠してジョルノを連れ去った。
ティッツァーノとスクアーロはすぐにジョルノを殺そうとするが、ナランチャはひとりでティッツァーノとスクアーロを倒すためにレストランから走り出てくる。だがそこは町中で、スポーツを楽しむ人やどこかへ急ぐ人など、多くの一般市民が生活していた。エアロ・スミスのレーダーだけで自分たちを見つけることはできないと判断したティッツァーノは、スクアーロに上着を着せて負傷を隠し、ナランチャから離れてジョルノを始末しようとする。
そのとき、ナランチャが「見つけたぞ」と叫んだ。ティッツァーノはトーキング・ヘッドで「見つからない」が嘘にされた発言だと考えて動揺しなかったが、ナランチャは再び「見つけたぞ」と言う。ナランチャの手には、ナイフで切り取られた舌とトーキング・ヘッドがあった。ナランチャの口の中では、ジョルノが生命を与えたブローチが新しい舌になっていた。驚愕したティッツァーノに向かって、ナランチャは「見つけたぞ」とはっきり言う。ナランチャは、切り取られた舌とトーキング・ヘッドを見て呼吸を乱す人物を探していたのだ。
そこは広場のど真ん中で、クラッシュがナランチャに喰いつける距離に水はなかった。ナランチャは勝利を確信してエアロ・スミスの機銃掃射をふたりに浴びせるが、ティッツァーノがスクアーロの前に立ちふさがり、全ての攻撃を受けた。ティッツァーノは自分の血をナランチャに浴びせることでクラッシュのための水場を作ったのだ。ティッツァーノは自分たちの勝利を確信し、満足して死んでいった。
ティッツァーノのスタンド:トーキング・ヘッド
スタンドとは
「スタンド」とは、その人を守ってくれる守護霊のようなものである。スタンドはひとりの人間につき一能力。スタンドを自由自在に意志で操れる人間を「スタンド使い」と呼ぶ。
スタンドを傷つけられると、スタンド使いも傷つく。またスタンドはスタンドでしか倒せない。スタンドという名称は「そばに立つ(スタンド・バイ・ミー)」という意味から来ている。
スタンドは基本的に普通の人間には見る事ができず、スタンド使いから離れれば離れるほどスタンドのパワーは弱くなる(『ジョジョの奇妙な冒険』15巻124ページより抜粋)。
能力:ターゲットの舌に取りついて嘘しか言えなくさせる
手のひらに収まる程度の小さなスタンドで、ターゲットの舌に取りつくことで能力を発揮する。スタンドらしいパワーは皆無だが、トーキング・ヘッドが舌に取りついた人物は嘘しか話せなくなる。話す言葉だけでなく筆談も能力の対象となるため、ターゲットは仲間とコミュニケーションを取ることが非常に困難になる。
話す嘘はターゲットが言おうとしていることの真逆の内容や、全くのでたらめなど様々だ。
また、ターゲットの舌を操作して蛇口をひねったり、ナイフを掴んで軽い傷を負わせたりもできる。
あくまでコミュニケーションを阻害するだけで、ターゲットの意思を操れるわけではないため、察しのいい者には異変を感づかれることもある。作中ではナランチャがスタンド攻撃を受けていることをジョルノが察知する場面がある。
ティッツァーノの関連人物・キャラクター
スクアーロ
ティッツァーノと同じく「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。組織を裏切ったブチャラティたちを抹殺するため、ティッツァーノと共にスタンド攻撃をしかける。
スタンド能力は水から水へと自由に移動し、ターゲットを食い殺す鮫の姿をした「クラッシュ」。ティッツァーノの「トーキング・ヘッド」をターゲットの舌に取りつかせる役割も持っている。ティッツァーノとの息のあったコンビネーションとスタンドの相性のよさで、ターゲットを巧みに追い詰める。
スクアーロ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
スクアーロとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』の登場人物で、ギャング組織「パッショーネ」のボスの親衛隊のひとり。常に相棒のティッツァーノと行動し、巧みなコンビネーションとスタンド能力の相性の良さでターゲットを追い詰める。
スタンド能力は鮫の姿をしたスタンド「クラッシュ」。液体のあるところであればどこにでも出現することができ、映画『ジョーズ』のようにターゲットを食い殺す。川などの広い場所であればリアルな鮫に近い大きさになり、グラスの中のような狭いところでは人形のように小さくなる。
ティッツァーノの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「これなら…ナランチャのところまで…ジャンプできる『水』ができたろう…スクアーロ ほんのちょっぴり…予定どおりではなかったが… 『勝利』にはかわりがない オレたちの『勝ち』には… な」
近くに水のない広場でナランチャに追い詰められてしまったティッツァーノとスクアーロ。ナランチャの周囲に水がなければスクアーロの「クラッシュ」で攻撃することができない。ナランチャの「エアロ・スミス」の機銃掃射がふたりに襲い掛かるが、ティッツァーノがスクアーロの前に立ちふさがって全ての攻撃を受けた。ティッツァーノの全身に穴が空き、派手に血を噴き上げて倒れ込む。ティッツァーノは動揺するスクアーロに、「これなら…ナランチャのところまで…ジャンプできる『水』ができたろう…スクアーロ ほんのちょっぴり…予定どおりではなかったが… 『勝利』にはかわりがない オレたちの『勝ち』には… な」と言い残して満足げに事切れた。ナランチャがティッツァーノの血を浴びたことで、クラッシュがナランチャの首に喰いつくことができるようになる。
相棒が命をかけて繋いだチャンスを手に、スクアーロはボスのためではなくティッツァーノのためにナランチャへと挑む。
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『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ
連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。
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ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ
場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。 ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。
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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。
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目次 - Contents
- ティッツァーノの概要
- ティッツァーノのプロフィール・人物像
- ティッツァーノの来歴・活躍
- トーキング・ヘッドとクラッシュ
- ティッツァーノのスタンド:トーキング・ヘッド
- スタンドとは
- 能力:ターゲットの舌に取りついて嘘しか言えなくさせる
- ティッツァーノの関連人物・キャラクター
- スクアーロ
- ティッツァーノの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「これなら…ナランチャのところまで…ジャンプできる『水』ができたろう…スクアーロ ほんのちょっぴり…予定どおりではなかったが… 『勝利』にはかわりがない オレたちの『勝ち』には… な」
- ティッツァーノの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- スタンド名の由来はアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」
- ゲイカップルとして描かれたアニメ版